マンションを検討している際、オプションという言葉を目にすることがあるかと思います。
マンションのオプションにはさまざまな種類がありますが、以下のようなメリット・デメリットがでてくる可能性もあるでしょう。
▼この記事のポイント
<マンションのオプション購入メリット>
・工事の手配などの手間がかからない
・統一感がある部屋になる
・家具とのサイズ感がぴったり
・住宅ローンにオプション費用を追加できる
<マンションのオプション購入デメリット>
・製品が古い場合がある
・後日買う方が安い場合がある
・品数が少ないので選択肢が少ない
今回の記事では、マンションのオプションについてメリット・デメリットなどもあわせてご紹介していきます。
マンションのオプションとは?
マンションのオプションとは、標準のマンション仕様にプラスアルファでつける設備や機能、工事のことです。
標準の仕様に設備や機能などを追加するため、その分追加料金もかかってくる場合があります。
マンションのオプションの種類は食洗機や食器棚などキッチン周りで使えるものから、エコカラットやコンセントの増設などの部屋を快適にするオプションまでさまざまです。
オプションはどこで確認できる?
オプションは、モデルルームに見学に行った際などに確認することができます。
モデルルームでは、オプションが選択できるところに記載がある場合やオプションリストが準備されている場合などもあるでしょう。
モデルルームは魅力的な家具や家電などが設置されている場合もありますが、オプションがたくさん使われている場合もあるため、注意が必要です。
どれがオプションなのかわかりづらい場合は、モデルルームのスタッフさんなどに確認するとよいでしょう。
キッチン周りのオプション
キッチン周りのオプションは、以下のようなものが挙げられます。
・食洗機
・食器棚
・IHクッキングヒーター
・キッチン天板変更
以下でそれぞれのオプションについて、ご紹介していきましょう。
食洗機について
食洗機は、食器を洗う手間がはぶけ、家事の軽減に役立つ大変便利な家電です。食洗機のオプション金額は大体10万円~20万円かかるものもあります。
ビルトインタイプの食洗機をオプションに追加することで、外付けの食洗器よりもキッチンスペースもすっきりしやすく、洗浄中の騒音も軽減するでしょう。
食器洗いは毎日する家事でもありますので、あると便利なキッチン周りのオプションです。
食器棚について
食器棚のオプションタイプはおおまかに2種類あり、造り付け型タイプと据え置き型タイプです。食器棚のオプション金額は大体10万円~30万円位かかってくるものもあるでしょう。
造り付け型タイプの場合は、キッチンのサイズにあわせてオーダーメイドで食器棚を作ることができ、据え置き型タイプの食器棚は、移動しやすいなどのメリットもあります。
IHクッキングヒーターについて
マンションの標準仕様がガスコンロで、IHクッキングヒーターに変更したいという場合は、オプションを付けることで、IHクッキングヒーターに変更できる可能性もあるでしょう。IHクッキングヒーターのオプション費用は大体30万円~40万円かかるものがあります。
IHクッキングヒーターはお手入れも簡単ですので、毎日料理の際に利用するという方にとっては、便利なキッチン用品です。
キッチン天板変更について
毎日キッチンを使用しているという人のなかには、キッチン天板の素材にこだわりたいという人もいるでしょう。キッチン天板に変更するオプション費用は大体20万円~30万円かかるものもあります。
キッチン天板の素材は、大理石や人工大理石・ステンレス・木材・タイルなどさまざまです。
自分の好みのキッチンにするために、オプションでキッチン天板を変更するのもよいでしょう。
リビングのオプション
リビングのオプションは、以下のようなものが挙げられるでしょう。
・カーテン
・ダウンライト
・LED用調光スイッチ
以下では、それぞれのリビングのオプションについて詳しく解説していきます。
カーテンについて
カーテンをオプションで購入することができる場合もあるでしょう。カーテンのオプション費用は20万円以上になることもあります。
ただ、マンションのオプションで買うとカーテン価格が高めな場合もあるため、リーズナブルなカーテンを購入したい人は、あとから購入した方がよい場合もあるため、注意が必要です。
後からカーテンを購入するのが面倒くさいという人は、オプションで購入することで後からカーテンを購入する手間が省けメリットに感じることもあるでしょう。
ダウンライトについて
ダウンライトにすることで、部屋の照明がすっきりし、さまざまなインテリアにもあいやすいです。ダウンライトのオプション費用は数にもよりますが4つで大体7万円ぐらいになることもあります。
ダウンライトのなかには、人感センサー内蔵のダウンライトもあります。照明にこだわりたいという人は、ダウンライトのオプションも検討してみるとよいでしょう。
LED用調光スイッチについて
LED用調光スイッチとは、LEDの照明を調光できるスイッチです。
LED用調光スイッチのオプション費用はスイッチの数にもよりますが、4つで15万円ほどかかることもあります。
リビングのスイッチも毎日利用するものですので、簡単にライトを調光できるLED用調光スイッチは生活のなかで便利なアイテムでしょう。
廊下のオプション
廊下にもオプションでつけられるものがあります。
廊下のオプションは、以下のようなものが挙げられるでしょう。
・手すり
・人感知センター
以下では、それぞれの廊下のオプションについて詳しく解説していきます。
手すりについて
廊下に手すりを付けておくことで、高齢の方や介護が必要な方が住む際などに活躍する場合もあるでしょう。手すりのオプション費用は大体5万円くらいかかることもあります。
また、玄関の近くに手すりを付けることで、手すりにつかまりながら靴の着脱をすることができ、大変便利です。
人感知センサーについて
人感知センサーをつけることによって、廊下を人が通るたびにセンサーが反応し、ライトがついてくれるため、わざわざ毎回ライトを手動でつけなくてもよいのがラクです。人感知センサーのオプション費用は、5万円くらいかかることもあります。
人感知センサーは廊下だけではなく、玄関などにつけるのとさらに便利でしょう。
部屋を快適にするオプション
部屋を快適にするオプションは、以下のようなものが挙げられるでしょう。
・エコカラット
・コーティング
・コンセントの増設
以下では、それぞれの部屋を快適にするオプションについて詳しくご紹介していきます。
エコカラットについて
エコカラットとは、部屋の湿度調節をしてくれる壁材のことです。また脱臭機能にもすぐれており、デザインもおしゃれな壁材になります。エコカラットのオプション費用は、10万円以上するものもあるでしょう。
壁材にもこだわりたいという方には、エコカラットをオプションに追加するのもおすすめです。
コーティングについて
コーティングには、フローリングにするものや水周りにするものなどがあり、コーティングをすることで汚れやカビなどがつきにくくなる・掃除がしやすくなるなどメリットも多いです。コーティングのオプション費用は、水周りですと大体10万円以上かかってくるものもあるでしょう。
お掃除を少しでもラクにしたいという方は、コーティングのオプションもおすすめになります。
コンセントの増設について
コンセントをさすところが少ないと、電化製品などを利用する際にコンセントがうまっていて困るという事態にもなりかねないです。コンセントの増設のオプション費用は、5万円くらいかかってくるものもあります。
コンセントをたくさん使うというお家では、コンセントの増設をオプションで検討するのもよいでしょう。
マンションのオプションを購入するメリットとは?
マンションのオプションを購入するメリットは、以下のようなものが挙げられるでしょう。
・工事の手配などの手間がかからない
・統一感がある部屋になる
・家具とのサイズ感がぴったり
・住宅ローンにオプション費用を追加できる
以下で、それぞれについて解説していきます。
①工事の手配などの手間がかからない
マンションのオプションを購入すると、工事の手配などの手間がかからないということがメリットになる人もいるでしょう。
自分であとからキッチン天板の変更や、手すりをつけるなどしようとすると、工事の手配のために会社を検索して打ち合わせをしてと、結構負担が大きくなってしまう可能性もあります。
マンションのオプションを購入することで、そのような手間もかかりにくいです。
②統一感がある部屋になる
マンションのオプションを購入すると、統一感がある部屋になるということがメリットになる人もいるでしょう。
自分で後から家具や設備を用意しようと思うと、バラバラの統一感がない部屋になってしまう可能性もあります。
モデルルームのような統一感がある部屋に住みたいという場合は、モデルルームを見学しに行った際に、オプションについても確認しておくとよいです。
③家具とのサイズ感がぴったり
マンションのオプションを購入すると、家具とのサイズ感がぴったりにしやすいというのがメリットになる人もいるでしょう。
家具をオプションで追加する際は、オーダーメイドで部屋のサイズにあった家具をつけてくれる可能性もあります。
このようなオプションで家具をつければ、自分であとから家具を買って、部屋においたらサイズが合わないというような事態にはなりにくいです。
④住宅ローンにオプション費用を追加できる
マンションのオプションを購入すると、住宅ローンにオプション費用を追加できるということがメリットになる人もいるでしょう。
マンションのオプション費用は高額となる可能性もあるため、月々の住宅ローンに費用を追加することで、初期費用の負担を軽減することが可能です。
オプションをつけたいけれど初期費用をなるべくおさえたいという人には、これがメリットになるでしょう。
マンションのオプションを購入するデメリットとは?
マンションのオプションを購入するデメリットは、以下のようなものが挙げられるでしょう。
・製品が古い場合がある
・後日買う方が安い場合がある
・品数が少ないので選択肢が少ない
以下で、それぞれのデメリットについて、詳しく解説していきます。
①製品が古い場合がある
マンションのオプションを購入すると、製品が古い場合があることがデメリットになる人もいるでしょう。
古いというのは、型落ち品である可能性があるという意味です。オプションを注文するときには新モデルだとしても、入居するころには旧モデルになっているという可能性もあるでしょう。
しかし、旧モデルでも構わないという人にとっては、あまりデメリットにはならない可能性もあります。
②後日買う方が安い場合がある
マンションのオプションを購入すると、後日買うほうが安い場合があるということもデメリットになる人もいるでしょう。
マンションのオプションは高額なものもあるため、後日違うところで購入した方が安いという場合もあります。
なるべくオプション費用をおさえたいという人は、オプション費用が適正か確認し、ほかのお店とも比べて検討してみるとよいでしょう。
③品数が少ないので選択肢が少ない
マンションのオプションを購入する際は、品数が少ないので選択肢が少ないということがデメリットになる人もいるでしょう。
マンションのオプションにはさまざまな種類がありますが、品数自体は少ないという場合もあります。
こだわりがあまりないオプションに関しては、これがデメリットにならない可能性もありますが、例えば食器棚をこだわりたいけれどオプションにあまりよいのがないという場合は、オプション以外での購入を検討してもよいでしょう。
本当に必要なオプションは何か考えよう!
マンションのオプションには、カーテンの追加やコンセントの増設など、さまざまな種類があります。
モデルルームの見学会に行くとオプションがたくさん展示されていることもあるため、気になるオプションがあるか確認しに行くとよいでしょう。
マンションのオプションを検討する際は、ぜひ今回の記事のマンションのオプションを購入するメリット・デメリットも参考になさってみてはいかがでしょうか。
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