玄関が東に配置されている「東玄関」は、玄関の方角の中でも人気があります。その理由は、家を出る午前中の時間帯に、朝日を浴びて、スッキリした気持ちで外出できるメリットがあるからです。
そこでこの記事では、東玄関のメリットとデメリット、そして他の方角の特徴も紹介します。東玄関を検討中の方や、玄関の向きを悩んでいる方は必見です!
玄関とは?
玄関とは、住宅の出入り口を指します。
住宅を選んだり建てたりする際は、玄関の方角もしっかり考えなくてはいけません。その理由は、玄関の向きによって異なるメリットとデメリットがあるからです。
例えば、玄関に日当たりを求める人と、玄関に日当たりは必要ないと考える人とでは、おすすめできる玄関の方角も異なります。また、LDKやバルコニーなどをどの方角に配置したいかで、玄関の方角を決める方法もあるでしょう。
東玄関のメリットとは?
玄関の方角を間違えてしまうと、玄関だけでなく、他の部屋にも影響が出てくる可能性があります。そのため、玄関の方角決めは慎重におこなわなくてはなりません。そこでここでは、東玄関のメリットを2つ紹介します。
①南側にバルコニーやリビングを作れる
東玄関にすることで、バルコニーやリビングを南側に配置しやすくなることがメリットです。日のあたる時間が長い南側にバルコニーを設置することで、洗濯物が乾きやすくなります。
また、日が入りやすい南側にリビングを配置できることも、東玄関のメリットだと言えるでしょう。
②午前中の日当たりがいい
太陽は東からのぼるので、東玄関は午前中の日当たりがいいです。玄関を出たときに、太陽の光が届かない薄暗い玄関であれば、なんだか気分も落ちてしまいますよね。東玄関は、通勤や通学をする時間の日当たりがいいので、スッキリした気持ちで家を出ることができるでしょう。
東玄関のデメリットとは?
東玄関は、朝玄関を出たときに、朝日を浴びられることや、リビングやバルコニーを南側にできることがメリットですが、デメリットもあるのでしょうか?東玄関のデメリットを2つ紹介します。
①朝の日差しが眩しい
先に述べたように、東玄関は午前中の日当たりがいいです。しかし、逆に考えると、日差しが眩しいとデメリットに感じる場合もあります。「朝の日差しは必要ない」と感じるなら、北向きの玄関や、夕方に西日があたる西向きの玄関を検討するのも1つの手です。
間取り上、東玄関しか選択肢がない場合は、玄関ポーチと呼ばれる玄関の屋根を設置するなどの対策が必要だと言えます。
②リビングや寝室で朝日を浴びることができない
太陽の光が最も早く到達するのは、東側です。そのため、東玄関にしてしまうと、他の方角に配置されているリビングや寝室などで、朝日を浴びることができないデメリットがあります。
人によっては、「朝日で目覚めたい」「朝日を浴びながら朝食を食べたい」という人もいるはずです。朝、リビングや寝室で朝日を浴びたいのか、家を出たときに玄関で朝日を浴びたいのかを考えて決めるのがおすすめです。
他の方角の玄関と比較すると?
東玄関は、人によっては朝日が眩しいと感じる人もいるでしょう。人それぞれ玄関に求める条件は異なるため、玄関で朝日を浴びることが重要ではない場合、他の方角を検討するのもおすすめです。
ここでは、他方角の玄関の特徴を紹介します。それぞれに異なった特徴があるので、ライフスタイルに適したお好みの方角を選んでください。
- 西玄関:夕方の時間帯に日差しがあたる
- 南玄関:常に明るく、暖かい玄関になる。
- 北玄関:最も日の当たりにくい方角。夏場は涼しい。
西玄関の特徴
日光のあたる時間が長い南側にリビングやバルコニーを配置したいなら、東玄関と同じく西玄関もおすすめです。朝に日差しがあたる東玄関とは異なり、西玄関の場合には、夕方の時間帯に日差しが当たります。
とはいえ、西日の日差しは非常に強いため、玄関が劣化しやすいデメリットも。そのため、劣化に強い素材の玄関にしたり、屋根部分を大きくしたりする工夫が必要です。
南玄関の特徴
南は、太陽の光が最も長い時間あたる方角です。そのため、他の方角の玄関に比べると、玄関に日差しが当たっている時間が最も長いと言えます。明るく、暖かい玄関を求める人におすすめです。
日が当たりやすいメリットはあるものの、夏の時期は「暑すぎる」と感じることもあります。玄関に直射日光が常にあたるので、ドアノブが掴めないくらい熱くなったり、ドアの劣化が加速したりするデメリットも。
また、南側に玄関を作ることにより、リビングやバルコニーの日当たりが期待できないこともあります。
北玄関の特徴
北は、日の当たりにくい方角です。北玄関にすることで、夏場は涼しく感じられるメリットがあります。
また、日当たりの悪い北側に玄関を配置することにより、日当たりの良い他の方角にリビングなどを配置できるのが魅力です。とはいえ、玄関が常に暗く、寒いイメージになるデメリットはあるでしょう。
また、冬の時期は北から風が吹くことが多いため、風が強いと玄関が開けにくいこともあります。
東玄関の実際の間取り図をご紹介
玄関の方角ごとに、さまざまな特徴があります。住宅を購入する前に、「どんな玄関にしたいか?」をしっかり考え、方角別の特徴を頭に入れるのがポイントです。
次に、東玄関の実際の間取りを紹介します。実際の間取りを見ることで、具体的な生活イメージが浮かぶはずです。
西側にバルコニーがある間取り
東側に玄関、西側にバルコニーを配置した間取りです。西日がバルコニーに差し込み、気持ちの良い夕方を迎えることができるでしょう。
西側と南側から太陽の光がLDKに入ってくるので、昼から夕方にかけて明るく、暖かいリビングになります。寝室は西向きなので、朝日が入って来にくいため、朝日が原因で起きてしまうことはありません。
西側にバルコニー、寝室は東向きの間取り
こちらの間取りも西側にバルコニーを配置しています。LDKが北側にあり、日差しは感じにくいものの、その分西日がバルコニーから差し込むので、さほど気にならないでしょう。
また、2つある寝室は東側に窓があるので、朝日とともに目覚められそうです。朝日を浴びて起床したい人は、こちらの間取りが参考になりますよ。
ライフスタイルに合った方角を
東玄関は、玄関を出たときに朝日を浴びられて、スッキリした気持ちで外出できるメリットがあります。とはいえ、玄関の日差しがさほど重要ではない人にとっては他の部屋の方角から決めることをおすすめします。
玄関の方角を決める際は、メリットだけでなく、デメリットも理解するようにしましょう。また、近隣の家からプライバシーを守れるか、なども考慮しなくてはなりません。もし希望する玄関の方角にならなかった場合には、日差しを避ける屋根を設置したり、日差しに強いドアを選んだりするなどデメリットをカバーする対策で工夫しましょう。ご自身にとって、最適な玄関の向きを選んでみてくださいね。
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