マンションの内装にこだわりたい！おしゃれな部屋選びやリノベーションについて

マンションの内装は多様なので、どんなものがよいか迷いますよね。

この記事では、おしゃれな内装の特徴や、場所・カラー別の事例を紹介します。また、新築マンションのオプションを利用する場合や、中古マンションをリノベーションする場合についても合わせて解説しています。

ぜひ記事を読んで、内装を決める際の参考にしてください。

おしゃれな内装の特徴とは？

「内装がおしゃれな部屋の画像」

おしゃれと感じる内装には、以下の共通点があります。

・テイストが統一されている

・配色バランスが考えられている

マンションの内装も、ファッションと同じように、テイストの違うものを組み合わせると、ちぐはぐな印象になります。ナチュラル系・フレンチ系・北欧系など、テーマとなるテイストを選び、統一感のある空間に仕上げることが大切です。

また、配色バランスは「ベースカラー70%・アソートカラー25%・アクセントカラー5%」が黄金比といわれています。室内でベースカラーとなるのは、面積の広い壁や床、天井です。まずはこのベースカラーを決め、他の色をバランスよく組み合わせましょう。

高級マンションのような内装はどうすればできる？

「高級感のあるリビングの画像」

高級マンションのような内装にしたい場合は、まず床の材質にこだわるとよいでしょう。床は室内でかなりの面積を占めます。そのため大理石調の床材や、無垢材のように高級感のある床材が使われていると、ラグジュアリーな空間に仕上がるのです。

また、キッチン・バスルーム・トイレなど水回りの内装も重要です。水回りのテイストを統一し、設備にこだわりましょう。

たとえば対面キッチンなら、リビングに馴染むデザインを選びます。そうするとキッチンがリビングに溶け込み、生活感を軽減させられるのです。

場所別におしゃれな内装事例

「バスルームと寝室の画像」

ここでは場所別に、おしゃれな内装事例を写真つきで紹介します。紹介するのは、こちらの3か所です。

・リビング・ダイニング

・バスルーム

・玄関

3つとも生活のメインになる場所なので、納得のいく内装に仕上げたいですよね。写真とともに、各事例の主な特徴について解説しますので、ぜひお役立てください。

リビング・ダイニングの内装

リビングの画像

こちらのリビング・ダイニングは、清潔感があるホワイト系と、温かみがある木目調を基調とした内装です。

ドアのやや赤みがかった木目と合わせて、ダイニングテーブルやリビングボード、ローテーブルなども明るい色味の木目調で統一。全体的にぬくもりを感じる、柔らかい印象に仕上がっています。

大きな窓が壁一面に広がり、開放感も抜群。ソファ上に設けられた小窓もおしゃれです。視線が上に抜けるため、空間を広く感じさせる効果もあります。

バスルームの内装

バスルームの画像

こちらのバスルームは、全体的にホワイト系が基調になっているなか、前面の壁だけブラウンの木目調を採用。アクセントウォールがパッと目を惹く、おしゃれな浴室に仕上がっています。

アクセントウォールがあると、空間にメリハリが生まれます。ホワイト系だけで統一したバスルームも素敵ですが、違うカラーを効果的に使うと、よりハイセンスな印象を与えられるのです。

アクセントウォールの横幅に合わせて、鏡が設置されているところもポイント。便利なのはもちろん、浴室が広く見えます。

玄関の内装

玄関の画像

こちらは、ホワイト系を基調とした玄関です。清潔感があり、ほっと安心できるような雰囲気でまとめられています。

真っ白なシューズクローゼットは、大容量で機能性抜群。収納力がある分、大きくなってしまいますが、明るいカラーを選んでるので圧迫感はありません。シューズクローゼットの上に、好きな雑貨をディスプレイできるのもおしゃれです。

また、リビングへ続くフローリングも柔らかい色で、優しい印象をプラス。家に帰ってくるのが楽しみになるような玄関です。

おしゃれにしたい！カラーセレクトは何色がおすすめ？

「グリーンのインテリアの画像」

ここからは、内装を選ぶときに欠かせない、カラーリングについての事例を4つ紹介します。4つともベーシックで、取り入れやすいカラーです。

・清潔感のあるホワイト系

・シックなブラック系

・ぬくもり感じるナチュラル系

・大人なグレージュ系

メインのカラーリングが違うだけでも、全体の雰囲気はガラッと変わります。以下の事例でイメージをつかんでみてください。

清潔感のあるホワイト系

ホワイト系の部屋

ホワイト系は、他のどんなカラーとも相性が良いのでおすすめです。ナチュラル系・北欧系・カントリー系・フレンチ系など、いろいろなスタイルに合わせやすく、万能な色といえるでしょう。

どんなカラーを選んだらよいかわからないときは、ホワイト系にしておくと、後から取り入れたい色が出てきた場合にも便利です。

また、ホワイト系で統一すると、部屋全体が明るく、清潔感のある印象になります。部屋が明るく見えると、広く感じられるので、開放感のある住まいを演出できるでしょう。

シックなブラック系

シックな部屋の画像

内装をブラック系で統一すると、高級感があり、シックな印象になります。暗めの色にした部分は目立つため、メリハリの効いた空間に仕上がるでしょう。

ブラックは、無骨でかっこいいデザインを基調とするインダストリアル（工業的）テイストと相性が良いです。また、シックな木目調に明るいホワイト系を合わせれば、ビンテージ感の漂うカフェ風なテイストにもなります。

ブラック系は、全体的に柔らかい印象よりも、少し辛口でアクセントの効いた雰囲気が好きな方におすすめです。

ぬくもり感じるナチュラル系

ナチュラルな部屋の画像

ナチュラル系の内装は、ぬくもりが感じられ、優しい印象になります。ナチュラル系は、流行に左右されない定番スタイルなので、飽きがこないのもおすすめなポイントです。

こちらの事例では、床材と右側の壁面に使われている木目の質感を、少し変えています。ナチュラルなテイストに統一しながら、遊び心を感じられるおしゃれな内装です。

ナチュラル系は、観葉植物の緑色が映えるところもメリット。リラックス感があり、癒される住まいをつくれます。

大人なグレージュ系

グレージュの部屋の画像

メインカラーにグレージュ系を使うと、大人っぽく落ち着いた空間になります。なかでも、グレージュとホワイトを基調にしたモダンスタイルは、内装に高級感を出したい方におすすめです。

グレージュは、ブラックよりも少し明るいので、部屋がシックになりすぎるのを防ぎたい方にも使いやすいでしょう。空間にメリハリを出しつつ、適度に柔らかさも感じられる、絶妙なカラーといえます。

グレージュ系の内装に、ブラックや暗めなブラウンの家具を合わせれば、スタイリッシュな印象に。明るめなブラウンや木目調の家具を合わせれば、ナチュラルなモダンスタイルにも仕上がります。

新築マンションのオプションで内装にこだわる場合

「新築マンションの画像」

新築マンションの「オプション」とは、元から施されていた内装を、購入者が自分たちの好みやライフスタイルに合わせてアップグレードすることです。ここでは、新築マンションのオプションで内装にこだわる場合について解説します。

・費用相場は？

・いつまでに注文可能？

オプションで内装にこだわりたい場合、大切なのはこちらの2点です。「高額な費用をかけたのに失敗してしまった」ということがないよう、事前にチェックしておきましょう。

費用相場は？

オプションは一般的に、家電量販店やリフォーム業者などへ施工依頼するよりも、割高になるケースがほとんどです。また、基本的に値引き交渉もできないため、注意しておきましょう。

以下は、代表的なオプションのおおまかな費用相場です。設備のグレードなどによっても金額は大きく変わるので、あくまでも参考値として見てください。

施工内容	おおまかな費用
食器棚の設置	30～50万円程度
アクセントクロスを張る	5m2以内で5～10万円程度
トイレの収納棚を設置	3～5万円程度
ダウンライトをつける	1個あたり3～5万円程度
ドアを引き戸へ変更（片引き）	5～10万円程度

オプションを検討するときは、優先順位をつけて考えることが大切です。

まず、やりたい工事の内容を家族で話し合い、業者に見積もりを出してもらいます。その後、具体的な金額を見ながら、優先的に施工したいものを洗い出していくのです。そうすれば、限られた予算のなかでも、納得のいく内装にできるでしょう。

いつまでに注文可能？

オプションは、マンションの建設と同時に施工するものと、マンションが完成したあとに施工するものに分けられます。このうち、建設と同時に施工するオプションの注文期限は、早いので要注意です。注文期限の早いマンションだと、販売開始から半年程度で締め切られるケースもあります。

また、下の階にある部屋のほうが、オプションの注文期限が早くなります。これはマンションが、下の階から順に建設されるためです。オプションを検討している場合は、販売開始から早めに契約したほうがよいと心掛けましょう。

中古マンションの内装をリフォームする場合

「リフォームしている室内の画像」

近年では中古マンションを購入し、内装をリフォームする方も増えています。ここでは、中古マンションの内装をリフォームする場合について解説します。

・リフォーム可能な範囲は？

・費用相場は？場所別に

・期間はどのくらいかかる？

中古マンションのリフォームにあたり、重要な点はこちらの3つです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

リフォーム可能な範囲は？

中古マンションのリフォーム可能な範囲は、専有部分のみに限られます。共有部分にあたる場所をリフォームすると、管理規約違反として罰せられてしまう可能性があるので、注意しましょう。

専有部分とは、玄関ドアの内側から、窓の内側までの居住空間を指す言葉です。バルコニーやベランダ、玄関ドア自体などは、専有部分に含まれていません。

しかし物件によっては、床や壁の材質、遮音性のグレードなどを、管理規約で定めているケースもあります。「専有部分であれば、すべて自由にリフォームできる」という訳でもないので、事前に管理会社へ相談しましょう。

費用相場は？場所別に

中古マンションのリフォームをするにあたって、どのくらい費用がかかるのか、場所別に紹介します。

こちらも新築マンションのオプション同様、設備のグレードや、施工業者によって価格は上下します。あくまでも参考値として見てください。

施工内容	おおまかな費用
システムキッチンの取り替え	100～200万円程度
キッチン・トイレ・浴槽の取り替え	300～400万円程度
リビングと個室の仕切りをなくして、2部屋を1部屋へ変更（2LDK→1LDKへ変更するリフォーム）	500～800万円程度

リフォームをするときは、複数業者に問い合わせし、見積もりを出してもらうのがおすすめです。

同じ施工内容でも、業者によって費用に差があります。相見積もりをとることで、不当に高額な費用を請求されるリスクを避けられるでしょう。

見積もりをとるときは、予算と内容の希望を業者へ伝えられるとスムーズです。

期間はどのくらいかかる？

中古マンションのリフォームにかかる期間は、施工内容の複雑さにより異なります。

たとえば、同じ水回りのリフォームでも、単純にトイレやキッチンを取り替えるだけなら、3～7日ほどで完了するケースは多いでしょう。しかし、配管工事をともなう設備の取り替えや、内装変更も合わせて行う工事の場合、長くて1か月ほどかかることもあるのです。

また、物件の管理者からリフォームする許可をとるための、許可申請期間も必要です。物件にもよりますが、工事開始の3週間ほど前には、許可を取っておく必要があるので、注意しましょう。

こだわりの内装で理想のマンションライフを

おしゃれな内装の部屋には「テイストを統一する」「配色バランスを考える」という共通点があります。このポイントを押さえておくと、ハイセンスな空間を実現できるでしょう。

明るく柔らかい印象にしたいなら、ホワイト系や、木目を基調としたナチュラル系の内装がおすすめ。また、シックで大人っぽい印象にしたい場合は、ブラック系やグレージュ系などの内装がおすすめです。

新築マンションのオプションを利用するときは、費用が割高になりやすく、注文期限が早いことに注意しましょう。また、中古マンションをリフォームする場合は、工事できる範囲を管理会社へ確認し、複数社へ見積依頼することが重要です。

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