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マンションをおしゃれにリフォームしたい!費用相場や注意点を紹介

2022.05.13
2023.02.08

「マンションを買いたいけどなかなかおしゃれな物件が見つからない…」そんなときは、中古のマンションを自分好みにリフォームするのもおすすめです。

今回は、マンションでリフォームできる箇所やそれぞれの相場、リフォームのポイントや注意点を解説します。

マンションのリフォームを考えている方はぜひ参考にしてください。

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マンションでリフォームでできる場所と費用相場

家の間取りと計算機

マンションでは、リフォームできる場所とできない場所があります。リフォームできるのは専有部分だけで、共用部分のリフォームは個人でできませんので覚えておきましょう。

次のようなところは、共用部分にあたるのでリフォームはできません。

  1. 玄関ドアの交換(内側の塗装は可能)
  2. 窓のサッシ(従来のサッシは残して内側に二重サッシとして取り付けるのは可能)
  3. 玄関前のポーチや新聞受け
  4. ベランダ
  5. 建物構造に影響する柱や間仕切り

専有部分については自由にリフォームすることができますが、床材の遮音性の規定など、細かい部分はマンションによって違いがあります。

リフォームの詳細についてはマンションの管理規約に規定があるので、実施前に確認しましょう。

それでは、リフォームが可能な場所について、費用はどれくらいを考えておけばよいのか、相場をみていきましょう。

キッチン

キッチンのリフォームは、システムキッチンのビルトインコンロの取り替えといった部分的なものから、キッチンの位置を変更する大がかりなものまであります。

リフォーム費用は150〜300万円が中心価格帯になります。

費用はシステムキッチンの大きさやグレードによって変わってきますが、キッチンユニットの取り替えだけであれば、50万円~150万円程度で可能です。

キッチンの位置を変更する場合は、配管の異動や延長を伴うため費用が高くなります。

壁付キッチンをアイランド型やペニンシュラ型に変える、I型をL型に変えるなどのリフォームになれば、仕切り壁をずらしたり、床材、壁紙の張替えなどの内装工事も伴うので、さらに費用が必要になるでしょう。

お風呂

マンションのお風呂は、壁、床、天井、浴槽といったパーツがセットになっているユニットバスが一般的なので、リフォームの際はユニットごと交換するのが主流になります。

リフォーム費用の中心価格帯は150万円~200万円といったところでしょう。

浴室乾燥機やミストサウナなどのオプションをつける場合は、その分の費用がのってきます。

トイレ

トイレのリフォームは、シャワートイレ一体型便器への交換と、壁紙、床材の張替えを同時に行うケースが多くなっています。

中心価格帯は20万円~40万円です。こちらもキッチンやお風呂と同じように、設備のグレードによって価格が左右されます。

和式便器から洋式便器に変更する場合は、床の段差をなくしたり配管の調整をするなどの工事が入るので、さらに費用がかかってきます。

洗面台

洗面台は、洗面ボウル、下部の収納、鏡などがセットになったユニット型になっているのが一般的です。

リフォームでは、洗面ユニットの交換と床、壁紙の張替えを同時に行うケースが多いでしょう。

中心価格は30~50万円程です。洗面ユニットの交換だけであれば、一般的なグレードのものなら20万円くらいでできますが、見えない部分の床や壁にカビが生えているケースも多く、床、壁の張替えも実施するケースが多いようです。

和室

和室のリフォームは、畳をフローリングに張り替え、合わせて壁紙を張り替えるケースが多いです。

6畳程度の部屋の場合、費用は10~25万円程度が主流で、選ぶフローリング材のグレードによって違ってきます。

畳をフローリングに張り替える際に気を付けなければならないのが、床材の遮音性です。

マンションでは、基本的に管理規約で床材の遮音性能について定められているので、施工前に確認をしましょう。遮音性能の高い床材は一般的に価格も高くなります。

押入れをクローゼットに作り変えたり、襖などの建具を洋室向けのものに変えれば、その分の費用もかかります。

和室一部屋をまるまる洋室にリフォームした場合は、50~100万円程の費用がかかるケースが多くなっています。

 

フルでリフォームするといくらかかる?

内装を取り払った部屋

ここまで、キッチン、浴室、トイレ、洗面台といった個別のリフォームについて説明してきましたが、マンション全体をリフォームした場合はどうでしょうか。

キッチンの交換、浴室ユニット・洗面台の交換、床材・壁紙の張替えを70㎡程度のマンションで実施した場合、650万円〜が費用の目安になります。

加えて、部屋の間仕切りをなくして1部屋にしたり、キッチンの位置を動かしたりといった間取りの変更を伴う場合は、1,000円以上かかるケースが多いでしょう。

間取り別(1LDK、2LDK、3LDK)で費用は異なる?

フルリフォームにかかる費用は、マンションの広さによっても変わってきます。

1㎡あたりおおよそ10~15万円が平均的な費用ですので、70㎡の3LDKなら700~1050万円、60㎡の2LDKなら600~900万円くらいが目安になります。

1LDKでは30㎡程度の物件もありますが、平米数が小さい部屋の場合は、先ほどの1平米あたりの目安より高くなります。

キッチン、お風呂、トイレといった設備の費用は部屋の広さにかかわらずかかるものだからです。

スケルトンリフォームとは?

スケルトンリフォームとは、建物の構造に関わる部分だけを残してほかを全て解体し、一旦フラットな空間にしてから内部を作り直すリフォームのことです。

間取りを大幅に変更したり設備の位置を動かしたりできるのがスケルトンリフォームのメリットですが、費用も70㎡のマンションで1,000万円以上が相場と、高めの価格になります。

また、工期が長くかかり、物件に住みながらのリフォームができないため、リフォーム中の仮住まいにかかる費用も発生します。

 

リノベーションとの違いは?

工具とハテナのオブジェ

最近「リノベーション」という言葉をよく耳にするようになりましたが、リフォームとは違うのでしょうか。

言葉の違いについて明確に規定されているものはないのですが、一般的には次のような意味合いで使われます。

リフォームとは

古くなった箇所や不具合の出た設備の交換がメインです。リフォームによって新築の状態に近づけると考えればよいでしょう。

リノベーションとは

リフォームより一歩進んで付加価値をつけたものです。

間取りを大きく変更したり、なかった設備を設置する、断熱性を高めるなど、より快適に暮らしやすく作り変えるイメージです。

スケルトンリフォームとは

スケルトンリフォームは「リフォーム」といってはいるものの、リノベーションの段階と考えてよいでしょう。

スケルトンリフォームを実施した物件は「リノベーション済み」とされる場合がほとんどです。

 

リフォーム事例を紹介

ここでは、3つのリフォーム事例をリフォーム前後の写真を見ながら解説していきます。

部屋が綺麗になったというだけではなく、家事効率がアップし、暮らしやすくなっていることがポイントです。

①和室を明るいイメージの洋室に

和室のリフォーム前後

古さの出てきた和室を全体的にリフォームし、白を基調とした明るい和室に作り変えた事例です。

畳をフローリングに交換し、押入れはクローゼットに作り変えました。引き戸も襖から洋室に合う建具に変えています。収納力がアップし、掃除も楽になりました。

②古いキッチンをアイランドキッチン中心の統一感のあるスペースに

キッチンのリフォーム前後

壁付けだったキッチンをアイランドキッチンにしてLDKの中心に備えました。

床材、壁紙もキッチンのデザインに合わせたものに張替えたことで、統一感のある空間に仕上げています。

家事動線がスムーズになり、家族とのコミュニケーションもとりやすくなりました。

③ブロックキッチンをシステムキッチンに変えて家事効率アップ

ブロックキッチンからシステムキッチンへリフォーム

キッチンユニットを交換したリフォームです。ブロックキッチンからシステムキッチンに取り替えました。

ユニット自体の大きさは変わっていないものの、ガスコンロをIHに変えて食洗機を設置したことで、家事効率の大幅アップが期待できます。

 

リフォームのおすすめポイント

家とひらめき電球

ひとくちにリフォームといっても、数万円でできる小規模なものから、部屋全体を一新するフルリフォームまでさまざまです。

ここでは、上手にリフォームをするためのちょっとしたポイントを紹介しましょう。

①水まわりのユニット交換時は床や壁も一緒に

キッチン、トイレ、洗面台といったユニットを交換するときには、床材や壁紙の張替えも同時に行うのがおすすめです。

水まわりの床や壁はユニットをどかしてみると見えない部分が痛んでいることも。また、ユニットを設置する前に床材や壁紙を貼ると仕上がりが綺麗で長持ちします。

②気軽にイメージを変えたいなら壁紙の張り替えがおすすめ

おおがかりなリフォームは費用もかかりますし準備も大変ですが、壁紙を張り替えるだけなら数万円~の予算で実施できます。

日程も早ければ1日あれば完成しますので、時間や予算があまりないけれど部屋のイメージを変えたいという人は、まずは壁紙のリフォームからとりかかってみてはどうでしょうか。

③リフォーム会社を上手に利用する

リフォーム会社にもそれぞれ特徴があります。自分の目的や感性に合った業者を上手に活用するのもリフォームのポイントです。

間取りやデザインから相談にのってほしいなら設計事務所系のリフォーム会社が向いています。予算を安く済ませたいなら、地元の工務店がよいでしょう。

そのほかにも、住宅設備・建材メーカー系のリフォーム会社、リフォーム・リノベーションを専門に扱っている会社などがあります。

それぞれに強みがありますので、自分に合うところを探して上手に活用しましょう。

 

リフォームする際の注意点

説明を聞いている夫婦

リフォームは毎日暮らす家にかかわる大切なことです。費用も決して安くないので、失敗したくないですよね。

リフォームに取り掛かる前にどんなことに注意したら良いのかを確認しておきましょう。

①リフォームの目的をはっきりする

リフォームを計画するときには、まず何が目的でリフォームするのかをはっきりさせておきましょう。そして、「ここだけは外せない」「余裕があればここもやりたい」、というように優先順位をつけておきます

②将来を見据えて長期的なスケジュールを考える

家は何年、何十年と長く住む場所です。今の家にどれくらい住む予定なのかを考えて、10年目はここ、20年目はここ、というように、長い目で見たスケジュールを組んでおくとスムーズで、資金計画も立てやすくなります。

③仮住まいが必要かを確認する

キッチン、トイレなどの部分的なリフォームの場合は、住みながらリフォームすることが可能ですが、フルリフォームとなると、工事の間は別の場所に仮住まいを見つけなくてはなりません。

そうなれば仮住まいにかかる費用も用意しなくてはいけないので、仮住まいが必要かどうかは早めに確認しておきましょう。

 

リフォームで自分好みのマンションへ

マンションでリフォームできるのは専有部分で、玄関ドア(外側)、窓のサッシなどの共用部分は個人でリフォームすることができません。実施可能範囲は、マンションの管理規約を確認しましょう。

リフォーム費用は選ぶ設備や材料のグレードによって違ってきますが、フルリフォームの場合、1㎡あたりおおよそ10~15万円が目安になります。

費用や時間がない場合は、壁紙の張り替えだけでも部屋のイメージを変えることができます。

リフォーム会社はそれぞれに強みがありますので、自分の目的や感性に合った業者を選んで、上手にリフォームを進めていきましょう。

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