マイホームは、人生でもっとも高額な買い物。「購入するなら後悔がないようにしたい」と考えるのは当然ですよね。
この記事では、マイホームを購入した人が後悔しやすい点や、後悔しないための対策などを紹介します。ぜひマイホームを検討する際の参考にしてください。
マイホーム購入で後悔したこと【8選】
ここでは「マイホームを購入した人が後悔したこと」を8つ紹介します。
- 場所・立地がよくなかった
- 人間関係でのトラブル
- ハウスメーカー選びに失敗した
- マイホームの維持費が予想以上にかかった
- 図面と実際の部屋のイメージが異なった
- より良い物件が他に見つかった
- 住宅ローンの返済が厳しくなった
- 購入後にライフスタイルが変化してしまった
マイホーム購入後に後悔してしまう人は、意外と多いようです。同じ理由で後悔しないためにはどんなことに気をつけたらよいか、併せて解説していきます。
後悔ポイント①:場所・立地がよくなかった
予算を考慮しながら立地を決定したものの、住みはじめてから後悔するケースは多いようです。
- 予想外に日当たりが悪かった
- 水害の多いエリアで物件を購入してしまった
- 静かな場所だと思っていたが意外にもうるさかった
このような後悔をしないよう、検討しているエリアの環境を下調べしましょう。日当たりや騒音は、時間をずらして何回か見学すると、おおよその様子がわかります。また、災害が起こりやすいか、ハザードマップで確認するのもおすすめです。
後悔ポイント②:人間関係でのトラブル
マイホームを購入すると、手軽に引っ越せなくなるので、人間関係に悩まされるのは辛いですよね。
- 隣人と反りが合わなかった
- 近所にトラブルメーカーがいる
- 自治会の活動が面倒な地域だった
代表的なトラブルに対処するため、エリアを決める前の段階で、できる限り情報を集めましょう。自治会や市のWebページで、地域活動の様子をチェックしたり、何度か近所を歩き回って雰囲気を確認したりするのがおすすめです。
後悔ポイント③:ハウスメーカー選びに失敗した
ハウスメーカー選びに失敗すると、思わぬ気苦労が増えてしまいます。
- 価格は安かったが、対応が悪いメーカーだった
- 家を購入してからのアフターフォローが不親切だった
- メーカー側のミスで、設置する予定の大型家具が入らなかった
相性の良いハウスメーカーを見つけることで、上記のような後悔を防げます。ハウスメーカーを選ぶときは、複数のメーカーに相談し、安心して取引できる会社を見つけましょう。
後悔ポイント④:マイホームの維持費が予想以上にかかった
マイホームは、賃貸住宅よりも維持費がかかってしまうものです。
- 固定資産税や都市計画税などの税金が高額だった
- 長年住んでいて設備が傷み、交換が必要になった
- 分譲マンションの修繕積立金が高額で、家計の負担になった
上記のほか、火災保険や地震保険に加入する費用もかかります。賃貸よりも維持費の負担が増えるので、資金計画は慎重に組みましょう。修繕や設備の交換に備え、毎月10,000円ずつでも積み立てできると安心です。
後悔ポイント⑤:図面と実際の部屋のイメージが異なった
新築物件を購入する場合、建物が完成するまでは、図面でチェックするしかありません。実際に出来上がった建物へ入ったとき、イメージと違って落胆することもあるでしょう。
- 内装の色合いがイメージと違った
- 家具を配置したら、予想外に狭く感じた
- 住みはじめてみると、意外にも家事動線が悪かった
図面で確認したときは問題ないと感じても、入居してみると印象が変わるケースは多いようです。少しでも実際の仕上がり通りにイメージできるよう、3Dシミュレーションなどを活用するとよいでしょう。
後悔ポイント⑥:より良い物件が他に見つかった
マイホームを購入したあとに、より良い物件が見つかってしまうケースもあります。
- 衝動的に購入したら、他に良い物件が見つかってしまった
- 営業担当に「他にも検討者がいる」と言われ焦って購入したが、後からより自分たちに合った物件を見つけてしまった
上記のように場の勢いで購入すると、後悔する恐れがあります。
マイホームを検討するときは、冷静に比較検討するよう心掛けましょう。価格や立地、設備などを納得できるまで確認し、本当に自分たちのライフスタイルに合っているのか、考えて選ぶことが大切です。
後悔ポイント⑦:住宅ローンの返済が厳しくなった
一般的に住宅ローンは、30年程度の長期で返済します。ローンを組んだばかりの頃は問題なくても、月日が経って事情が変わり、返済が厳しくなってしまう世帯は少なくありません。
- 突然の事故や病気で働けなくなった
- 転職して給料が減ってしまった
- 子どもの学費が予想外に高くなってしまった
金銭的な不安があると、せっかくのマイホームもストレスに感じてしまいます。不測の事態に備えられるよう、住宅ローンは無理のない金額で組みましょう。
後悔ポイント⑧:購入後にライフスタイルが変化してしまった
予定外にライフスタイルが変化してしまい、「こんな状況になるならマイホームを購入しなければよかった」と後悔する場合もあります。
- 家族が転勤になってしまった
- 離婚などにより家族構成が変わってしまった
人生は短いようで長いものです。しっかりライフプランを立てたつもりでも、予想が外れてしまう場面は多いでしょう。
持ち家を手放す事態となったとき、スムーズに売却できるよう工夫するのも一つの手です。あらかじめ人気のあるエリアや、利便性の高いエリアを選んでおくと、いざという時に売却しやすくなります。
マイホームを購入するメリットとは?
ここからは「マイホームを購入するメリット」について5つ紹介していきます。
- 資産になる
- 住宅ローン控除を受けられる
- ローンを完済すれば住居費がほとんどかからない
- DIYなどで自分好みの部屋を作れる
- 社会的信用が得られる
マイホームを買って後悔する人もいる一方、買って良かったと満足できる人もいます。前向きな気持ちでマイホームを検討できるよう、メリットもチェックしておきましょう。
メリット1:資産になる
マイホームは資産性があります。ローンを完済できれば、家賃を支払い続けなくてよいため、老後も安心できるでしょう。
賃貸住宅では長い間家賃を支払っても、資産形成にはつながりません。資産とはならないにもかかわらず、建物の老朽化によって、修繕費の負担が増えていく場合もあるでしょう。
対して戸建てのマイホームなら、建物と土地がどちらも資産になります。建物が老朽化したら取り壊し、駐車場経営に活用することも可能です。また分譲マンションも、ローンを完済すれば、管理費や修繕費のみの支払いで長く住み続けられます。
メリット2:住宅ローン控除を受けられる
住宅ローン控除とは、住宅ローンを組んだ人の所得税を、10年間にわたり減税する制度です。住宅ローンを組んだあとに、確定申告や年末調整をすると適用されます。つまり、住宅ローンを組んで持ち家を購入したほうが、税金の面で優遇されるということです。
加えて、現在は市場の金利がとても低くなっています。住宅ローン控除を使うと、年末ローン残高の0.7%程度が所得税から控除されるので、以前に比べて金利負担は軽くなっているといえるでしょう。
メリット3:ローンを完済すれば住居費がほとんどかからない
住宅ローンを組むと、支払いのプレッシャーから、不安になってしまう人もいるでしょう。
しかし持ち家なら、ローンを完済すれば、その後は維持費のみで住まいを確保できます。
賃貸住宅の場合は、家賃をずっと払い続けなければいけません。そのため、老後の生活を考えると、持ち家のほうが安心できるといえます。
定年退職後に、働いていた頃と同じ家賃を払い続けるのは難しいものです。持ち家を購入しておくと、将来的には老後の強みになるでしょう。
メリット4:DIYなどで自分好みの部屋を作れる
基本的に賃貸住宅は、住人が手を加えられません。しかし自分たちで購入したマイホームなら、ライフスタイルに合わせて好みの部屋を作れます。自由度が高いマイホームは、生活リズムや家族構成が変化しても、柔軟に対応できるケースが多いといえるでしょう。
ちょっとした内装の変更から、間取りを変える大掛かりな工事まで、何をどうするか住人が自由に決められます。既存の空間をDIYするだけでなく、業者にリフォームを依頼するのもよいでしょう。
メリット5:社会的信用が得られる
現代も昔も、マイホームをステータスだと認識する人はたくさんいます。持ち家があると「資産を持っている人」として扱われるケースが多いため、社会的信用を得やすくなるといえるでしょう。
たとえば家を持っていることで、車のローンが通りやすくなったり、クレジットカードの審査が通りやすくなったりするケースがあります。マイホームのステータス性と資産性が、企業や金融機関から、未だに根強く支持されているからです。
マイホームを購入すると、維持費がかかるなど大変な面もあります。しかしその分、「収入が安定している」などの社会的信用を得やすくなるのです。
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マイホーム購入するときに後悔しないためには?
ここでは「マイホームを購入するときに後悔しないためのポイント」を4つ解説します。
- 住宅ローンは無理のない範囲で組む
- 譲れない条件を決めておく
- 実際に物件に足を運んで周辺環境を確認する
- 複数の不動産会社に相談をする
マイホーム購入後に後悔しがちな部分を、きちんと対策しておきましょう。
ポイント1:住宅ローンは無理のない範囲で組む
世帯収入や預貯金を考慮し、無理のない範囲で住宅ローンを組みましょう。資金計画を立てるときは、家族だけで悩まずに、金融機関などの専門スタッフへ相談するのがおすすめです。
住宅ローンのプランは、金融機関によって異なります。窓口で相談すると、その世帯に最適なプランを教えてくれるので、しっかり比較検討して、自分たちに合ったものを選びましょう。
金融機関によっては、返済のシミュレーションをしてくれるケースもあります。シミュレーションをもとに、具体的な資金計画を立てれば、無理のない金額で住宅ローンを組めるでしょう。
ポイント2:譲れない条件を決めておく
マイホームを検討するときは、譲れない条件を決めておきましょう。
まず予算・間取り・立地・設備面などの希望条件を洗い出したうえで、優先順位をつけていきます。優先順位の高い条件を、妥協しなくて済むように計画すると、納得のいくマイホームが手に入れられるでしょう。
優先順位を考えておけば「譲れない部分にはお金をかけて、妥協できる部分はコストダウンする」というメリハリをつけられます。結果的に、余計な費用をかけなくて済むでしょう。
ポイント3:実際に物件に足を運んで周辺環境を確認する
マイホームとして検討したい物件や土地が見つかったら、実際に足を運んでみましょう。物件の内部や、周辺環境を自分の目で確認すると、Web上の写真だけではわからない情報が得られます。
- 駅やスーパー、ドラッグストアは近いか
- 周囲の住宅はどんな雰囲気か
- 日当たりはよいか
- 近隣の街灯は多いか
実際に住んでいるつもりで、上記のような項目を確認してみましょう。できれば日中と夜間など、時間帯をずらしてチェックするのがおすすめです。
ポイント4:複数の不動産会社に相談をする
マイホームを購入するときは、必ず複数の不動産会社に相談しましょう。不動産会社との相性が悪いと、スムーズに取引できないほか、理想通りのマイホームを手に入れられない可能性もあります。
「1社にしか相談しなかったために、希望エリアの価格相場がわからないまま物件を契約してしまい、不当に高い住宅を購入することになった」という失敗例もあるほどです。不動産会社やハウスメーカーを選ぶ際は、必ず複数社へ相談し、信頼できる業者を選びましょう。
賃貸or売却するのも一つの手!
マイホームを買ったあとに後悔したら、賃貸住宅として貸し出すか、売却するのも一つの手です。
利便性が高くて立地条件の良い物件や、人気エリアの物件などは、一度住んだあとでも十分売却できます。また、購入した家を人に貸し出せば、家賃収入を得られる可能性もあるでしょう。
もちろん賃貸として貸し出すことにも、売却して手放すことにも、税金がかかるなどのデメリットはあります。しかし、後悔したまま時間が過ぎるより、前向きな選択肢の一つとして、検討する価値はあるでしょう。
事前準備で後悔しないマイホームライフを
マイホーム購入で後悔する理由には、「住んでから周辺環境が良くないとわかった」「ローンや税金などの費用負担が大変だった」などが挙げられます。マイホームを検討するときは、焦らず冷静に物件や土地を選び、資金計画をしっかり立てておくことが大切です。
- 希望条件に優先順位をつけ、譲れない部分にコストをかける
- 住宅ローンは無理のない範囲で組む
- 実際に足を運んで、物件や周辺環境をチェックする
- 複数の不動産会社に相談して、相性の良い業者に決める
このように対処することで、納得のいくマイホームを購入できるでしょう。
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