高級感溢れるブランドマンションのテレビCMを見て、「住みたい!」と思う方も多いのではないでしょうか?しかしブランドマンションは、何が一般のマンションと違うのか気になりますよね。
そこでこの記事ではブランドマンションとは何か・住むメリットやデメリット・おすすめのマンションブランドを10選ご紹介します!
ブランドマンションとは
ブランドマンションは、大手不動産会社が販売する高品質のマンションで、内装や外装・設備・植栽などに多額の費用をかけています。ブランドマンションはコンセプトを明確に打ち出し、ほかのマンションとの差別化を図っているのが特徴といえるでしょう。
主なコンセプトには、タワーマンションを展開するもの・高級感を追求するもの・低層で展開するものなどがあり、広告をかけ積極的に販売活動をしています。
ブランドマンションのメリット
それではブランドマンションを購入するメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。
資産価値が高い
ブランドマンションは好立地にあり、建物の品質は良くサービスや設備も整っているため高い資産価値があります。そのため売却する場合には、一般のマンションと比べて高い価格で売却できる可能性があります。
管理が行き届いているため、築年数を経ても、資産価値が大きく落ち込むことが少ないのは大きなメリットといえるでしょう。
流動性が高い
ブランドマンションは、立地条件もよく知名度もあり管理も行き届いているので、高い流動性があります。一般的に不動産は流動性が低く、売却するにはある程度の時間を要します。しかしブランドマンションは、建物や設備が多少古くなっても、売却しやすいと言えます。
共有設備が充実している
ブランドマンションは、室内の設備だけでなく共有設備も充実しています。たとえば宅配便の取次やクリーニングの授受・セキュリティ管理などのコンシェルジュサービスなどが設けられているケース。故障が起きた時にすぐ対応してくれるカスタマーセンターを備えているケース。ゲストルームやラウンジ・キッズルーム・ジム・プールなどコミュニティスペースが充実しているものもあります。
ブランドマンションのデメリット
ブランドマンションはよい面だけでなく、デメリットもあることを考えておきましょう。
購入価格が高い
ブランドマンションは、一般的なマンションと比べると購入価格は高くなります。立地条件が良いブランドマンションは、1億円以上になることも珍しくありません。外装や設備・共有スペース・サービスなども充実しているため、やむを得ないともいえるでしょう。
災害時には不便な場合もある
タワーマンションの場合、地震などの災害が発生すると、エレベーターは停まり利用できなくなることもあります。また出勤や登校時には、エレベーターが込み合うこともあるでしょう。景観上の問題から、洗濯物を外で干すことを禁止しているマンションもあり、不便を感じることもあるかもしれません。
共有設備の費用が高い
ゲストルームやキッズルーム・ラウンジなどの設備があるブランドマンションは、共益費や管理費は高くなる傾向にあります。共有設備は、住んでいる人たちで維持費を公平に負担しなければなりません。従って設備を利用しない人も、負担しなければならないということを覚えておきましょう。
おすすめのブランドマンション【10選】
人気のあるブランドマンションを10選ご紹介しましょう。
ザ・パークハウスシリーズ
【会社概要】
運営会社 |
三菱地所レジデンス株式会社 |
資本金 |
150億円 |
設立 |
1957年6月1日 |
販売エリア |
首都圏・札幌・仙台・東海・関西・広島・岡山・九州 |
URL |
https://www.mec-r.com/ |
【特徴】
- 快適に心地よく暮らせる「ザ・パークハウス」、最高水準のグレードを目指す「ザ・パークハウス グラン」、コンパクトマンションシリーズの「「ザ・パークハウス アーバンス」」などを展開
- コンセプトは「一生ものに住む」で長期的なサービスやメンテナンスが充実
- 都心部の選び抜かれた立地にあり、最高水準のグレードを誇るマンション
- 品質、環境、オリジナリティ、安全、コミュニティの5つの独自の指標を掲げている
- 新しいエコ設備を低コストで導入し、環境と経済両面に配慮している
パークシリーズ
【会社概要】
運営会社 |
三井不動産レジデンシャル株式会社 |
資本金 |
400億円 |
設立 |
2005年12月26日 |
販売エリア |
東京都 |
URL |
https://www.31sumai.com/brand/parkcourt.html |
【特徴】
- 一等地に佇む高級マンションは「パークマンション」・大規模なマンションは「パークシティ」・高層マンションは「パークタワー」など多彩なブランドを展開
- 経年優化をコンセプトとし、時間が経っても洗練された暮らしが可能
- 緑化に取り組み、共有スペースに英国庭園を設置しているマンションもある
- プールやジム、パーティルームなどの施設を併設しているマンションもある
- 入居者を第一に考えた機能性の高い設計と高い品質が魅力
シティシリーズ
【会社概要】
運営会社 |
住友不動産株式会社 |
資本金 |
1228億5百万円 |
設立 |
1949年12月1日 |
販売エリア |
首都圏・関西・愛知県・北海道・東北 |
URL |
https://www.sumitomo-rd-mansion.jp/ |
【特徴】
- 大規模マンションは「シティテラス」・高層マンションは「シティタワー」・スタンダードマンションを「シティハウス」と分けて展開
- コンセプトは「シーンとなるシンボル」で、街のシンボルとなることを目指している
- バルコニーや外壁面に多くのガラスを使用することで、開放的な眺望を得ている
- 都会的でスタイリッシュな雰囲気のマンション
ライオンズマンションシリーズ
【会社概要】
運営会社 |
株式会社大京 |
資本金 |
411億71百万円 |
設立 |
1964年12月11日 |
販売エリア |
全国 |
URL |
https://lions-mansion.jp/lions/ |
【特徴】
- 低層からタワーマンションまで幅広く展開しているブランドマンション
- ライオンズマンションは、50年以上の歴史を持つ老舗
- 専有部内の住設機器に自社商品を採用、生活しやすい
- 穴吹工務店を吸収し合併して、大規模修繕工事における提案力に秀でている
- 資産価値を維持できるデザインで、何度もグッドデザイン賞を受賞している
ブランズシリーズ
【会社概要】
運営会社 |
東急不動産 |
資本金 |
575億51百万円 |
設立 |
1953年12月17日 |
販売エリア |
首都圏・関西・札幌 |
URL |
https://sumai.tokyu-land.co.jp/concept/#1 |
【特徴】
- 「環境先進を、住まいから」というブランドスローガンを掲げ、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス=省エネに考慮された住宅)が標準仕様
- 高品質で環境と人にやさしい暮らしの「環境先進マンション」を目指している
- 電鉄グループにより入居後のサービスやグループ各社の優待なども期待できる
プラウドシリーズ
【会社概要】
運営会社 |
野村不動産株式会社 |
資本金 |
20億円 |
設立 |
1957年4月15日 |
販売エリア |
首都圏・関西・中部・北関東・福島・名古屋・仙台・広島 |
URL |
https://www.proud-web.jp/proud/useful/ |
【特徴】
- 「世界一の時間」をコンセプトに優れた立地条件・デザイン性・先進的な住みやすさを追求している
- 仕入れから販売まで一貫して行い、品質管理、点検、アフターサービスも充実
- グッドデザイン賞を20年連続で受賞している
- 住設機器は自社が開発し、ラグジュアリー感を楽しめる
- 大規模修繕の周期を伸ばすことで、コスト負担を低減する取り組みも行われている
ローレルコートシリーズ
【会社概要】
運営会社 |
近鉄不動産株式会社 |
資本金 |
1億円 |
設立 |
1968年4月1日 |
販売エリア |
関西・首都圏・東海 |
URL |
https://www.kintetsu-re.co.jp/business/residence/mansion/ |
【特徴】
- 「美しい時を刻む」をコンセプトに展開している
- グッドデザイン賞を幾度も受賞し、高品質を誇る
- 工事は設計会社および建築会社・不動産会社のトリプルの管理体制で行われる
- 可動収納や置き畳により子供の成長に合わせて間取りを変更できる
ブリリアシリーズ
【会社概要】
運営会社 |
東京建物株式会社 |
資本金 |
924億円 |
設立 |
1896年10月1日 |
販売エリア |
東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・群馬県・甲信越・北陸・関西・九州 |
URL |
https://brillia.com/brillia |
【特徴】
- 「ブリリアシティ」・「ブリリアタワー」・「ブリリアイスト」などのブランドで、大規模マンションやタワーマンションを展開している
- 「洗練」と「安心」をコンセプトとしている
- 経年劣化への配慮や地域に配慮し、何度もグッドデザイン賞を受賞している
- マンションの工事中に建築現場見学会を開き、隅々までチェックできる
- セキュリティ面でも徹底した管理を行い、安心安全を考えた設計となっている
ジオシリーズ
【会社概要】
運営会社 |
阪急阪神不動産株式会社 |
資本金 |
124億26百万円 |
設立 |
1947年2月17日 |
販売エリア |
関西・首都圏・東海・北陸・四国 |
URL |
https://geo.8984.jp/ |
【特徴】
- 長い歴史で培ったノウハウを生かし、製造から販売、管理を一貫体制で行っている
- 細部まで美しいデザインにこだわり、美しい住環境を実現している
- 個々のライフスタイルに対応し、自由に設備が選べる
- アフターサービスも充実し、相談窓口にいつでも気軽に相談できる
グランドメゾンシリーズ
【会社概要】
運営会社 |
積水ハウス株式会社 |
資本金 |
1865億54百万円 |
設立 |
1960年8月1日 |
販売エリア |
首都圏・中部・関西・福岡 |
URL |
https://www.sekisuihouse.co.jp/gm/ |
【特徴】
- 水や緑を取り入れ、自然と調和した落ち着いた暮らしを実現している
- 環境・街並・快適・安心・信頼という5つのデザイン標準を設け、リアリティあるマンションを実現
- 森林保護のため内装は、木材でなく軽量鉄骨を使用している
- 断熱効果の高いペアガラスやエネルギー消費少なくする給湯器などにより、二酸化炭素の排出削減に寄与
- 共有部は、段差解消のためのスロープなどバリアフリー設計になっている
ブランドマンションのメリット・デメリットを把握しよう
ブランドマンションは、好立地にあり設備も充実しているため、快適な暮らしを送ることができるでしょう。しかし購入価格は一般のマンションより高いため、手の出ない人も多いかもしれません。また維持管理費も高いため、利用しない設備があるかどうかチェックすることも必要です。
ブランドマンションを購入する際には、メリット・デメリットをきちんと把握して購入しましょう。