ニーズが多様化している今、リノベーションを検討する方も多いのではないでしょうか。リノベーションのポイントは、プランニングです。プランをしっかりと練ることで、理想の住まいが手に入れられます。
この記事では、プランニングの流れと部屋ごとのポイントをお伝えします。
リノベーションを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
リノベーションのプランニングとは
リノベーションにおけるプランニングとは、物件の間取りや広さ、設備を決定することです。例えば、2LDKや3LDKなどの部屋数の決定、家電や家具の配置を考えていきます。実際のプランニングには、専門家であるプランナーと一緒に検討します。
プランには、間口の大きさやコンセントの位置、ドアノブの色など考えるべきことはたくさんあります。プランを決めないと着工が遅くなってしまうため、プランニングを始めてからのスピードも重要です。
そのため、プランを決める前に、予算と理想の住まいの条件に優先順位を付けておきましょう。
リノベーションのプランニングの流れ
実際にプランナーとプランニングの相談をするまでには、あらかじめ理想の住まいを考える必要があります。実際にプランニングするまでの流れは以下の通りです。
- 条件を整理する
- 予算を設定する
- 条件の中から優先順位を付ける
- プランナーと打ち合わせをする
- ファーストプランを理想のプランに近づけていく
順番に説明していきます。
1.条件を整理する
自分の理想の住まいのために、求める条件を考えていきましょう。今住んでいる住宅の改善点や理想の設備などのアイディアを出していきます。例えば、収納が少ない、洗濯機とランドリースペースが離れていて使いにくいなど具体的に考えていきます。その中から譲れない点を整理しましょう。
・どこを改良したいのか
どんな家にしたいか、思いつくままにアイディアを出していきましょう。広いリビングにしたい、ワークスペースを確保したい、大きな窓を設置したいなど具体的な希望を挙げていきます。
この段階では、技術面と予算面で可能かどうかは考えなくとも問題ありません。
理想の暮らしをするために、今の住まいで困っていることを洗い出していきましょう。
・譲れないこだわり
書き出した条件の中から、自分と家族のそれぞれの譲れないこだわりを話し合いましょう。予算の制限もあるため、何を必ず実現したいか検討します。お互いのこだわりがどのくらい実現しているか、意見が食い違っているところがないか確認します。あらかじめ譲れないこだわりを書き出しておくと、プランナーとの相談に便利です。
2.予算を設定する
自己資金から出せる金額と住宅ローンを借りる金額を組み合わせて、具体的な予算を考えましょう。新しく住宅を購入して、リノベーションするときは、合計で予算をいくらまで出せるのか検討しなければなりません。
住宅ローンは年収の5倍が返済できる金額と言われています。住宅ローンの審査は、職種や学資ローンなどによって総合的に判断されます。主にポイントとなる年収から、目安の金額を計算しましたので、参考にしてください。
年収 | 借入可能額(概算) |
400万円 | 3,031万円 |
500万円 | 3,789万円 |
600万円 | 4,547万円 |
700万円 | 5,305万円 |
上記の金額は、フラット35のシミュレーションを使用して算出しています。融資金利3%、返済期間35年、元利均等、他の借入金なしの条件で計算しています。
この金額はあくまでも概算の金額です。実際の審査では学資ローンの借り入れや物件の条件などさまざまな条件によって変わりますので、注意してください。
3.条件の中から優先順位を付ける
予算が決定したら、譲れない条件の中から優先順位を付けていきます。条件のおおよその予算と可能かどうかわかる範囲を調べます。
条件の中には予算に収まらなかったり、建物の構造上難しいものも出てくるかもしれません。こだわりを実現するか、予算に収めるか、代替案に変えられるか検討しましょう。
4.プランナーと打ち合わせをする
満足のいくリノベーションをするために、複数社に予算と希望を伝えて、プランニングの相談をしましょう。リノベーション会社を選ぶときは、施工実績を確認することをお勧めします。担当者との相性や費用、デザインなどをふまえて、依頼する会社を決定しましょう。
プランニングの際は、プランナーからライフスタイルや趣味、インドア派かアウトドア派かなどあらゆる質問をされます。依頼主を理解することで、要望以上に寄り添った住まいの提案をしてくれます。例えば、映画鑑賞が趣味の方はプロジェクターを使用して直接映画を投影できる広い壁の提案や、音響設備を入れる空間の提案してもらえる可能性があります。
そのため、予算や条件などをストレートに伝えましょう。
5.ファーストプランを理想のプランに近づけていく
ファーストプランが出来上がったら、細かい設備の決定や修正をします。例えば、材質やドアノブ、水回りの設備、インターフォンなどを決定します。
イメージがわかない場合は、相談するとプランナーに床材などの実物を見せてもらったり、プロの視点からの提案をしてもらえることがあります。
また、具体的なプランが思い浮かばない方は、用意されているプランやモデルルームに行って考えていきましょう。
部屋ごとのプランニングポイント
部屋ごとにプランニングのポイントが異なります。統一感を出すために、あらかじめ家全体のデザインや色合いを検討しておきましょう。
ライフスタイルの変化によって、必要な部屋数や設備も変わるため、事前に話し合う必要があります。
リビングダイニングのプランニングポイント
広々としたリビングは、リノベーション済物件でも多く見られます。例えば、独立キッチンの壁を取り払って開放感のあるLDKにする物件や、個室を狭くして広いリビング空間にする物件があります。
ただし、構造上取り払えない壁もあるため、事前によく相談しましょう。
大きな窓を設置して、開放感のある空間をつくる例もあります。太陽光が指す分明るくなりますが、熱の出入りも激しくなってしまいます。遮熱複層ガラスや二重窓などの対策も考えておきましょう。
キッチンのプランニングポイント
造り付けの収納を増やすプランもあります。家族の人数によって調理器具や食器の量は異なります。必要なスペースを事前に検討して、余裕のある収納場所を確保しましょう。
キッチンは、使う人の身長によって高さを検討しましょう。高さが合わないと、使いにくく腰痛の原因となることもあります。設備によっては高さが何種類か用意されているため、慎重にあったものを選びましょう。
使う人数や頻度によって、必要な広さも異なります。夫婦二人で料理したり、趣味が調理の場合は広いスペースが必要です。
バスルームのプランニングポイント
入浴する人の身長によっても、浴槽の大きさは変わります。深い浴槽は、小さな子どもがいる場合には適しません。また転倒したり、入浴するときに恐怖感を抱く恐れがあります。入浴が好きな方には、リラックスできるよう広い浴槽を選びましょう。
トイレとバスルームの壁を取り払って、ホテルライクなワンルームタイプが人気になっています。ワンルーム仕様のトイレは、介護のときにも便利です。
しっかりとプランニングをして、理想の住まいを手に入れよう!
ここまでリノベーションのプランニングについてお伝えしてきました。
プランナーに相談する前に予算や理想の住まいの条件を検討して、優先順位を付けておくとスムーズに話が進みます。
また部屋ごとにプランニングのポイントも異なり、家族構成や生活スタイルも考えながらプランを作成するのがお勧めです。
理想の住まいを手に入れるために、今後のライフスタイルの変化も考えながら、プランニングしましょう。
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