マンション住まいでキッチンをリフォームしたいと思っても、何ができるのか、費用や工期はどのくらいなのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
この記事では、マンションでのキッチンリフォームについて詳しくお伝えしていきます。キッチンリフォームに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
マンションで可能なキッチンリフォームとは?
マンションの場合は、管理規約や構造上の制約があり、自由にキッチンリフォームをすることができない場合があります。
システムキッチンを新しいものに交換するなど大がかりな内装工事が不要なものは可能ですが、キッチンの場所を大きく移動したり、床材を変更する場合は制約を受けてしまう場合も大いにあり得ます。
マンションでのキッチンリフォームを検討する際は、事前にマンションの構造や管理規約を確認しておきましょう。
キッチンの主なレイアウトとは?
キッチンのレイアウトは大きく分けて「壁付けキッチン」と「対面式キッチン」の2つに分けられます。こちらではそれぞれの特徴をお伝えしていきます。
壁付けキッチン
壁付けキッチンとは、その名の通り正面が壁側を向いているキッチンのことです。壁に付いている分、無駄なスペースがうまれないので、部屋を広々と使いたい場合におすすめのレイアウトです。
対面式キッチン
対面式キッチンとは、正面がリビングやダイニングを向いているキッチンのことです。リビングやダイニングにいる家族に目を向けながら料理ができるので、キッチンでの作業中も子どもの様子を確認したい、家族とコミュニケーションをとりたいという人におすすめのレイアウトです。
キッチンの種類は?
一口にキッチンといってもその種類はさまざまです。こちらでは、代表的な4つのキッチンの種類をご紹介していきます。
I型
シンク、コンロ、調理台などが1列に配置されたキッチンのことをI型キッチンといいます。最も一般的なキッチンであり、多くの家に導入されています。
狭いスペースでも設置しやすいこと、すべてが一直線に並んでいるので作業動線が良いことがメリットです。
L型
キッチンカウンターがL字型に配置されたキッチンのことをL型キッチンといいます。
コンロとシンクが直角に配置されているため作業動線が短く、効率よく作業できること、広く作業スペースがとれることがメリットです。
ペニンシュラ型
キッチンカウンターの片側だけが壁に接している形のキッチンのことをペニンシュラキッチンといいます。
リビング全体をを見渡せる対面キッチンのため、開放感がありおしゃれであること、片側が壁付けのため、レイアウトがしやすいことがメリットです。
アイランド型
キッチンカウンターの四方すべてが壁に接しておらず、独立したタイプのキッチンのことをアイランドキッチンといいます。
完全に独立している対面キッチンのため、リビングとの一体感があること、「キッチンが主役」のおしゃれな空間を作れることがメリットです。
キッチンリフォームの費用相場は?
キッチンをリフォームするにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
こちらでは、レイアウトの変更とキッチンの種類の変更についての費用相場をお伝えしていきます。
レイアウトの変更
キッチンのレイアウト変更で一番多いパターンは、壁付けキッチンから対面キッチンへ変えるというものです。
壁付けキッチンからペニンシュラキッチンに変更する場合は、本体価格と施工費用を合わせて60~200万円ほど、壁付けキッチンからアイランドキッチンに変更する場合の費用相場は、本体価格と施工費用を合わせて150~300万円ほどが費用相場となります。
反対に、対面キッチンから壁付けキッチンに変更する場合は、50〜150万円ほどが相場となります。
いずれも、グレードの高いキッチンの場合や大容量の収納を設置する場合は、さらに費用がかかる場合があります。
キッチンの種類の変更
キッチンの種類には、シンプル、スタンダード、ハイグレードの3つのグレードがあります。こちらでは、I型、L型、対面型それぞれの相場費用をご紹介していきます。
シンプル | スタンダード | ハイグレード | |
I型 | 50~80万円 | 60~90万円 | 70~120万円 |
L型 | 60~90万円 | 70~120万円 | 80~130万円 |
対面型 | 70~100万円 | 80~130万円 | 90~160万円 |
いずれも対面型が最も費用が高くなります。大容量の収納などを、さらにグレードの高いものを付けると上記の表よりも高額になる場合もあります。
キッチンリフォームの工期は?
キッチンリフォームの工期は施工内容によって変わります。
キッチンの入れ替えなど、内装工事が発生しないものは2~6日、キッチンの入れ替えにプラスして床材や壁紙も変更するという場合は約1週間、レイアウト変更を伴うリフォームの場合は2週間から1か月ほどが目安となります。
リフォームの期間はキッチンが使えなくなるので、その間の食事をどうするのかあらかじめ考えておきましょう。
キッチンリフォームの注意点をチェック
マンションでのキッチンリフォームには、マンションならではの注意点があります。こちらでは、代表的なものを3つお伝えしていきます。
①マンションの管理規約を確認する
マンションの管理規約には、リフォームに関する条件が記載されています。
内容はそれぞれのマンションによって異なりますが、階下への防音のため床材の素材が限られていたり、電気の容量やガス給湯器のサイズに制限があったりと、リフォームの内容に関するものも多いので、必ず管理規約を確認してから計画を立てましょう。
また、リフォームをする際に管理組合の承認が必要な場合もあるので、リフォームの計画前に確認しておきましょう。
②梁や給排水やダクト、電気配線の位置を確認する
部屋のつくりにより、リフォームの制約を受けてしまうこともあります。
例えば、梁がキッチンの上部にある場合はレンジフードや吊り戸など、高さのあるものの設置に制限がかかってしまいます。
また、キッチンのレイアウト変更を考えている場合は給排水設備やダクト、電気配線の位置も重要になります。位置によっては移動が不可能な場合もあるので、まずはそれらを確認してからレイアウトの計画を立てるとよいでしょう。
③IHに変える場合は電力を確認する
マンションの場合は、マンション全体の電気供給量が決まっているため、一戸あたりの電気容量が決まっています。IHに変えると電気容量を増やさなければいけませんが、マンションによっては部屋ごとに電気容量を上げることができないということもあり得ます。
まずは、部屋の電力を上げられるのか確認してから、IHへの変更を検討をしましょう。
リフォームで理想のキッチンを叶えよう
マンションでのキッチンリフォームは、マンションの管理規約や構造上の制約により、戸建てに比べると自由度が低い場合があります。
しかし、もちろん全てが制限されているわけではないので、理想のキッチンを諦める必要はありません。制約の内容はマンションによって異なるので、事前に管理規約などを確認してから、具体的にリフォーム計画を立てていきましょう。
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