リノベーションはよく聞くけど、なぜ流行しているのか分からない方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、リノベーションに人気が集まっている理由とトレンドのリノベーション例をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
リノベーションが人気なのはなぜ?
リノベーションがトレンドになっている理由は主に4点あります。
- 自分好みの内装・間取りを自由に手に入れられるから
- 家づくりのハードルが低下
- サステナビリティ
- 国が中古住宅の購入補助制度作成
順番に説明していきます。
自分好みの内装・間取りを自由に取り入れられるから
リノベーションは、自分好みの内装を取り入れ、理想の住まいを追及できます。古い住宅は庭などの空間にゆとりがあるため、人気がある開放的なリビングを作ることが可能です。日当たりが良い物件も多く、明るい印象の部屋が作れます。
また中古物件の構造上、リノベーションできる範囲が決まっているため、頭をひねって考えていく過程を楽しむことができます。例えば構造上取り払えない壁が多くあると、広々としたワンルームを作成できません。その場合に別の部屋の壁を取り払うことや、大きな窓を設置して開放的な空間を作るなどアイディアで理想に近づけていく楽しさがあります。
家づくりのハードルが下がっているから
インターネットや雑誌等でリノベーションに関する情報が手に入りやすくなり、家づくりのハードルが低下しました。例えば、リノベーションに特化したInstagramのアカウントやYouTubeチャンネルなどが例に挙げられます。
リノベーション専門の会社も増加しています。以前は建築会社が多数を占めていましたが、無印良品やユナイテッドアローズなどの小売店の参入や、楽天グループなどの参入で複数の選択肢から選べるようになりました。物件探しからリノベーション工事まで全て行う会社が登場しており、家づくりのハードルがより低下しています。
サステナビリティの意識が高まっているから
国連でSDGsが採択され、サステナビリティの意識が高まったことも影響しています。
高度経済成長期には、新築至上主義が提唱されていました。建てては壊すスクラップ&ビルドの住宅が建て続けられ、工事で発生する産業廃棄物が増える要因でした。その結果、環境問題が叫ばれ、現在では自然素材を使った住宅が人気を集めています。
環境配慮の意識が根付いているヨーロッパでは、建物を修理しながら長く住み続ける文化があります。世界的にサステナビリティが唱えられており、ヨーロッパのような次世代に渡って住み続ける考え方が広がっています。
国からの補助金が出るから
国土交通省が「中古住宅・リフォームトータルプラン」を2012年に発表しました。2020年までに中古・リフォーム市場を12兆円まで倍増させる政策のことです。
- 中古住宅流通市場の環境整備
- リフォーム市場の環境整備
- 既存住宅ストックの質の向上の促進
- 中古住宅流通・リフォーム市場の担い手の強化
- 住環境・街並みの整備
この施策の結果、リノベーション業者の増加や、リフォームローンや補助金の拡充が行われました。2022年7月現在、中古住宅の購入やリノベーションに使用できる補助金は下記の通りです。
名称 | 条件 | 補助上限金額 |
こども未来住宅支援事業 |
(1)住宅をリフォームする所有者等 (2)所有者等が施行者に工事請負契約をして実施すること (3)以下のいずれかの工事を行うこと 1)開口部の断熱工事 |
30~60万円 |
長期優良住宅化リフォーム推進事業 |
(1)長期優良住宅の認定基準まで向上させる工事 (2)(1)以外の性能向上工事 バリアフリー改修工事 |
100~150万円 |
その他に、市区町村によっては住宅購入に関する補助金を出しています。市区町村のHPなどで事前に確認しましょう。
リノベーションのトレンド
特に昨今の情勢に伴い、衛生面や在宅勤務を意識した間取りがトレンドになっています。また開放感がある空間を確保したプランニングが注目を集めています。トレンドとして人気が集まっているプランは以下の6点です。
- 玄関近くに洗面所を設置
- 書斎・ワークスペース
- 広いリビング
- リビングと繋がるバルコニー
- フルフラットキッチン
- 機能的なウォークスルークローゼット
順番に説明していきます。
玄関近くに洗面所を設置
玄関近くに洗面所を設置し、すぐ手を洗えるスペースを確保する間取りに注目が集まっています。なぜならコロナの影響で、帰宅してから何も触らずに手を洗いたい需要が増加しているためです。また帰宅後にすぐお風呂に入る家庭も増えており、バスルームも合わせて玄関の近くに設置する間取りがトレンドです。
書斎・ワークスペースを設ける
テレワークの普及から、書斎やワークスペースも設けるプランが人気を集めています。コロナ収束後も在宅勤務を継続する意向の企業も多く、定番の間取りとして定着することが予想されます。
本棚に囲まれた完全な個室より、家族の雰囲気を感じられるリビングを仕切ったワークスペースが人気です。zoomなどのオンライン会議の有無によっても、必要なスタイルが異なります。自分の仕事スタイルに合わせた空間を造りましょう。
リビングを広げる
リビングを充実させ、家族が集まって快適に過ごせる空間を作ることもトレンドです。部屋を分けると圧迫感があることや、キッチンで家事をしながら子どもを見守りたいニーズがあるためです。
子どもの成長によって、リビングの一角に仕切りを作って個室を確保できるように考えることが大切です。ライフスタイルの変化を考えて長期的な視点を持ち、リノベーションすることで住まいの満足度に繋がるでしょう。
リビングとバルコニーを繋げる
バルコニーやテラスを、リビングと繋げる間取りも人気になっています。なぜならアウトドア需要の増加から、自宅でも気分を味わいたいニーズがあるためです。開放感がある空間にゲストを招き、ホームパーティーができるようになっています。
また、バルコニー部分が建物の内側に組み込まれているインナーバルコニーにすると、天候の影響が受けにくいメリットがあります。ただし、室内の日当たりや洗濯物が乾きにくくなるデメリットもあるため、よく検討しましょう。
開放的なフルフラットキッチン
造作壁がなく、開放感のあるフルフラットキッチンに注目が集まっています。家族と会話しながら、子どもを見ながら家事ができます。生活感のないすっきりとしたデザインが人気です。
フラットな分収納が少なくなるので、注意が必要です。キッチンだけの収納が難しい場合は、パントリーも検討しましょう。キッチンとの仕切りがないため、調理の匂いが広がりやすい傾向があります。レンジフードは、高性能なタイプを選ぶことをおすすめします。
機能的なウォークスルークローゼット
通路と兼用できるウォークスルークローゼットがトレンドとして上がっています。生活スタイルと家事動線を考慮して設置すると、無駄な動きが解消できます。例えば、帰宅後の着替えや干した洗濯物の収納などで、効率的に動くことが可能です。
2ヶ所の出入り口も設けるため採光性や通気性がよく、衣類も湿気から守ることができます。見せる収納として、高いインテリア性もメリットのひとつです。ただし、通路を兼ねているためウォークインクローゼットに比べて同じ面積でも、収納スペースが少なくなるデメリットがあります。
トレンドを意識して、理想の住まいを手に入れよう!
リノベーションが流行している理由は、自分好みの理想の住まいを追及できることや、サステナビリティの意識が高まったためです。また、補助金の制度が充実したことも原因のひとつに挙げられます。
リノベーションのトレンドはコロナの影響により、玄関近くの洗面所やワークスペースの設置が例として挙げられます。開放的な空間が人気で、家族との交流できる充実したリビングに注目が集まっています。トレンドを取り入れながら、自分の理想の住まいを追求しましょう。
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