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失敗しない!リノベーションマンションの選び方|リノベタイプ別に徹底解説

2022.07.25
2022.12.16
リノベーションのビフォアアフター

綺麗なマンションに住みたいけれど新築マンションは予算的に厳しい、という場合、リノベーションマンションを選択肢として考えている人は多いですよね。

この記事ではリノベーションマンションの特徴や選び方を、リノベタイプ別に詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

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リノベーションマンションとは

リノベーション中の部屋

リノベーションとは、住まいの内装や間取りを変更したり、機能性やデザイン性を高めるために改良を行ったりすることをいいます。

ここではリノベーションマンションの種類や新築マンションとの違いについて紹介します。

リノベーションマンションは2種類ある

ひと口にリノベーションマンションといっても、リノベーションしたマンションに住むためには2種類の方法があります。

1つ目は、リノベーション済みのマンションを購入する方法です。リノベーション工事が済んでいる、きれいな状態の中古マンションを購入することを指します。

2つ目は、中古マンションを購入してからリノベーションを行う方法です。購入時点では前の入居者が退去した状態で、購入後に自身でリノベーション工事を依頼することを指します。

 

新築マンションとの違い

新築マンションと比べると、リノベーションマンションは購入費用を抑えられることが大きなメリットとなります。

中古マンションは築年数が増えるごとに購入価格も下がっていくため、リノベーション済みマンションの場合でも新築マンションに比べて価格が低いことが多いです。

逆にデメリットとしては、リノベーションマンションは外観や共有部分は古い状態であることが多い点です。

新築マンションを購入する場合は外観から各設備、共有部分まで全てが新しく、きれいな状態です。しかしリノベーションマンションの場合、入居者は自身の居住スペース以外はリフォームすることができないため、全体での修繕工事が行われていない限り、外観や共有部分は古い状態のままになります。

 

リノベーション済みマンションのメリット

リノベーション前後のキッチン

リノベーション済みマンションの主なメリットは次の3つです。

 

  • 実際の物件を見学して決めることができる
  • ローンをまとめることができる
  • すぐに住むことができる

 

それぞれ解説していきます。

実際の物件を見学して決めることができる

リノベーション済みマンションは売りに出される時点でリノベーション工事が済んでいるため、実際の物件を見学することが可能です

間取りや設備の使い勝手、内装のデザインなど、自分の目で確認することで、より気に入った物件を選ぶことが可能になります。また、入居後に「思っていたのと違った」というギャップも生まれにくくなります。

 

ローンをまとめることができる

中古マンションを購入してからリノベーションをする場合は、購入のための住宅ローンに加えて、別途リフォームローンを借りなければならないケースがあります。リフォームローンは住宅ローンに比べて金利が高めで返済期間も短めの場合が多いです。

しかしリノベーション済みマンションであれば、マンション購入のための住宅ローン1つで済みます

 

すぐに住むことができる

中古マンションをリノベーションする場合、リノベーションの打ち合わせや工事に数ヶ月かかるため、購入を決めてから住むまでに時間がかかります。

リノベーション済みマンションであれば工事が済んでいる状態なので、購入後すぐに住み始めることが可能です

 

リノベーション済みマンションのデメリット

リノベーション工事中のマンションの一室

リノベーション済みマンションの主なデメリットは次の3つです。

 

  • リノベーションする前の状態が把握できない
  • 性能や設備が不十分な場合もある
  • 希望のエリアに物件があるとは限らない

 

それぞれ解説していきます。

リノベーションする前の状態が把握できない

リノベーションが済んだ状態では、工事前の状態や工事内容などは実際に確認することができません配管など工事後の見た目ではわからない箇所の劣化状況は、きちんとした工事が行われていないと不安ですよね。

心配な場合は専門家による建物状況調査や住宅診断を行うインスペクションを利用したり、リノベーション住宅推進協議会が定めた適合リノベーション住宅を選んだりすることも可能です。

 

性能や設備が不十分な場合もある

築年数が経っている古いマンションの中には、壁材や床材の防音性能が不十分な場合や、断熱性能が低い場合などがあります

他の部屋のドアの開閉音や足音などが響いたり、冬は外気温に影響されて底冷えしたりすることがあるので注意が必要です。

 

希望のエリアに物件があるとは限らない

リノベーション済みマンションは増加傾向にありますが、物件数の状況は流動的です希望のエリアに理想的な間取りや好みの設備のある物件がすぐに見つかるとは限りません。

希望のエリアに理想的な物件があるとは限らないことを念頭においた上で、優先順位を決めて情報収集をしていくことが大切です。

 

中古マンションをリノベーションするメリット

カラーサンプルと図面を見ている男性の手

中古マンションの主なメリットは次の3つです。

 

  • 費用を抑えてこだわりの住まいを手に入れることができる
  • 自分好みの間取りや設備に変更することが可能
  • 希望のエリアを選ぶことができる

 

それぞれ解説していきます。

費用を抑えてこだわりの住まいを手に入れることができる

首都圏における新築マンションの1戸あたりの平均価格は6,360万円(2021年度)であるのに対して、中古マンションは3,897万円(2021年10月時点)と、2,000万円以上の差があります。

70㎡のマンションのリノベーション費用の平均は700~1,050万円が目安とされているため、中古マンションの購入費用とリノベーション費用を合わせても、新築マンションを購入するよりも費用を抑えることができます

 

自分好みの間取りや設備に変更することが可能

中古マンションをリノベーションする場合、壁紙や床などの表層はもちろん、キッチンや浴室などの設備やコンセントの位置、間取りなどを自由に変更することができます。

新築マンションやリノベーション済みマンションは、家事動線が良くない、家具を配置しにくいなどの不満があったとしても、ある程度の妥協が必要です。

中古マンションをリノベーションをすることで、ライフスタイルや好みに合った、自分にとって理想的な住まいをつくることが可能になります。

 

希望のエリアを選ぶことができる

駅の近くやアクセスの良いエリアなどはすでに住宅や商業施設が建てられており、新築マンションを建てられる余地があまりない場合が多いです。立地を重視したい場合は、新築よりも中古の方が選択肢は多くなります

また、希望のエリアで好みに合うリノベーション済みマンションを探すよりも、条件に合った中古マンションを購入後にリノベーションする方が選択肢が広がります。

 

中古マンションをリノベーションするデメリット

リノベーション中の部屋

中古マンションの主なデメリットは次の2つです。

 

  • 住むまでに時間や手間がかかる
  • 希望する工事ができないケースがある

 

それぞれ解説していきます。

住むまでに時間や手間がかかる

リノベーション済みマンションの場合はすでに完成しているため購入後すぐに住むことが可能ですが、中古マンションをリノベーションする場合は住むまでに数ヶ月を要します。

一般的なリノベーション工事でも3〜4ヶ月程度間取りを大きく変更するようなフルリノベーションの場合は半年程度の期間が必要になります。リノベーション工事の打ち合わせや手続きなどを含め、日程に余裕をもって検討することが大切です。

 

希望する工事ができないケースがある

間取りを変更したい場合、物件の構造によっては希望通りに工事ができないこともあります。マンションの構造には、柱と梁で建物を支える「ラーメン構造」と、壁で建物を支える構造の「壁式構造」があります。

壁式構造は構造耐力の関係で壊してはいけない壁があり、希望通りの間取りに変更することができないこともあるため注意が必要です。

 

リノベーションマンションを選ぶときの注意点

チェックマークが書かれたブロック

リノベーションマンションを選ぶときに気をつけるべきポイントは次の3つです。

 

  • 共用部分の状態を確認する
  • 耐震性を確認する
  • 修繕積立金や大規模修繕改修工事の予定を確認する

 

それぞれ解説していきます。

共用部分の状態を確認する

中古マンションをリノベーションする場合、自分が購入した居住空間しか工事をすることはできません。外観やエントランス、エレベーターなどについては変更することができないため、購入前に状態をよく確認しておくことが大切です。

 

耐震性を確認する

新耐震基準が導入された1981年以前に建てられたマンションの場合、新耐震基準が適用されたマンションに比べて震度6以上の地震で倒壊するリスクが高いといえます。

1981年以前の物件でも「耐震基準適合証明」を受けていれば、新耐震並みの耐震強度が認められているため安心です。

 

修繕積立金や大規模修繕改修工事の予定を確認する

安心して快適に過ごすため、そして資産価値を維持するためには、定期的に適切なメンテナンスを行うことが重要です。

修繕積立金の残高が十分であるか、計画的に大規模修繕を行っているかという点を確認しておくことが大切です。

 

ライフスタイルに合った理想の住まいを手に入れよう

この記事では、リノベーションマンションの特徴や選び方について詳しく解説しました。

リノベーション済みマンションの場合と中古マンションをリノベーションする場合、それぞれのメリット・デメリットを正しく理解した上で、自分に合った物件を探してみてください。

リノベーションマンションは新築マンションを購入するよりも低予算で自分好みの住まいを手に入れることができます。ぜひライフスタイルや自分の好みに合った住まいを手に入れるための参考にしてみてくださいね。

 

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