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持ち家と賃貸はどちらが良い?魅力を比較検討!

2022.08.08
2022.12.29
マンションの外観

賃貸と持ち家はどちらが良いのか迷う人も多いのではないでしょうか?「夢のマイホーム」に憧れて持ち家を所有する人も多いですが、向き不向きがあり、状況によっては賃貸の方が魅力的なケースもあります。賃貸と持ち家ではどのような違いがあるのか、比較を紹介します。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

cta-image-1  

賃貸と持ち家はどのくらいの比率?

ヨーロッパ風の集合住宅

賃貸と持ち家に関しては総務省が「住宅・土地統計調査」を行って割合が発表されています。

【持ち家と賃貸の比率】

  持ち家 賃貸
1978年 60.4% 39.6%
1993年 59.8% 40.2%
2018年 61.2% 38.8%

引用元:住宅・土地統計調査

上記の比較表をご覧いただいてもお分かりいただけるように、持ち家の人が約6割となっており、40年近く経ってもほぼ変動していません。もちろん賃貸と比較して持ち家の方が多いから持ち家が良いというわけではありませんが、マイホームの購入を検討している人は参考にしてみましょう。

 

持ち家・賃貸のメリット・デメリット比較一覧

比較をする女性

次は、実際に持ち家と賃貸ではどのくらいメリット・デメリットが異なるのかについて解説をしていきます。

下記は簡単なメリット・デメリットの比較表になりますので、どちらが良いのか迷っている人はチェックしてみてください。

持ち家 賃貸
メリット デメリット メリット デメリット
  • 自分好みの物件に住める
  • リフォームや建て替えが自由
  • 資産になる
  • 返済後は負担が少ない
  • 災害時に困りやすい
  • 気軽に引越しはしづらくなる
  • 収入の変化に弱い
  • 人数に応じて住み替えが行いやすい
  • 修繕や改修などの負担がない
  • 転勤やライフスタイルの変化にも対応しやすい
  • 立地に左右されやすい
  • 生涯続けて家賃等を支払う必要がある
  • リフォームや建て替えができない

 

持ち家のメリット

洋風の戸建て

持ち家を所有している人のメリットとしては下記の4つがあげられます。

 

  • 自分好みの物件に住める
  • リフォームや建て替えが自由
  • 資産になる
  • 返済後は負担が少ない

 

それぞれのメリットについて詳しく解説をしていきますので、持ち家の所有を検討している人は参考にしてみてください。

自分好みの物件に住める

持ち家は「分譲マンションの購入」や「マイホームの購入」があげられますが、どちらも自分好みの物件に住めるという点があげられます。自分好みの物件に住めると気分が上がりやすい上に、ライフスタイルに合わせた日常を過ごしやすいです。

さらに、将来のライフプランを見据えた上で物件選びを行っておくと、家族構成の変化や体調が変化した場合にも対応しやすくなります。

 

リフォームや建て替えが自由

賃貸物件だと、リフォームや建て替えが難しいですが、持ち家を所有している場合はリフォームや建て替えが自由にできます。家族構成が変わったら、どうしても部屋の間取りを広くする必要がありますが、リフォームを行って住みやすい状況に変更可能です。

他にも、DIYが好きな人は持ち家だと自由にできやすいため、リフォームや建て替えを視野に入れている人におすすめします。

 

資産になる

分譲マンションやマイホームを購入するのは資産となり、社会的信頼も獲得できます。万が一の場合は所有している持ち家を売却し、お金に変えることができるほか、持ち家を担保にして新しいことに挑戦することも可能です。

「資産を所有している」というステータスを持つこともできるため、周りからの評価もあがりやすい傾向があります。資産を所有していることは多くの場面で役立つケースがあるので、余裕がある場合はおすすめです。

 

返済後は負担が少ない

持ち家を所有する際に、住宅ローンの支払いを行っていきますが、完済した後は税金の支払いや諸経費の支払いを行っていくだけになるため、負担が大きく減ります。賃貸物件だとどうしても家賃を支払い続ける必要があるので、老後の退職後や急な離職後に苦労するケースが少なくありません。

将来的にどのくらい年金をもらえるのかわからず、不安を抱いている人も多いですが、老後の負担や将来の負担を減らしたいと考えている人は持ち家の所有をおすすめします。


持ち家のデメリット

家の模型

持ち家を持つデメリットとしては下記の3つがあげられます。

 

  • 災害時に困りやすい
  • 気軽に引越しはしづらくなる
  • 収入の変化に弱い

 

それぞれのデメリットについて解説をしていきますので、持ち家のメリットと合わせてチェックしましょう。

災害時に困りやすい

持ち家の場合はどうしても災害を受けた際に、困ってしまいやすい傾向があります。どの保険を付けているかによりますが、保険がかかっていない災害にあってしまうと、状態を戻す際に莫大な費用が必要です。

災害が起きていないときでもメンテナンス費用として修繕費や経費の積み立てを行う必要がありますが、災害が起きやすい地域はさらに積み立てが必要という点を念頭に置いておきましょう。

 

気軽に引越しはしづらくなる

仕事や家の事情によって、転勤や引越しが多くなる人も少なくありません。せっかく持ち家を所有したとしても、急な事情で転勤や引越しが必要になった場合、新しい場所に物件を借りる必要があるため、なんのために持ち家を所有したのかわからなくなりやすいです。

持ち家を誰かに貸して収益を生み出すということも可能ですが、いつ帰れるか分からない状況だと見通しが付きづらくて大変です。一か所にとどまるのが苦手な人や、転勤・引越しが多い人は持ち家を所有するのは不向きになります。

 

収入の変化に弱い

持ち家を所有している場合、住宅ローンを組んで毎月支払いを行っていきますが、収入が安定していない場合はデメリットが出やすいです。家族を持っている場合は、配偶者と合わせた収入で住宅ローンを組んでいるケースが多く、配偶者が急に仕事ができない状態になったり、仕事を急にやることになった場合に支払いが難しくなります。

収入が不安定な人はやや不向きな傾向があるため、持ち家を所有する際には検討しておきましょう。

 

賃貸のメリット

下から見上げた高層マンション

持ち家を所有することは多くのメリットがありますが、賃貸だからこそのメリットもあります。

 

  • 人数に応じて住み替えが行いやすい
  • 修繕や改修などの負担がない
  • 転勤やライフスタイルの変化にも対応しやすい

 

賃貸に住むからこそのメリットについて解説をしていきますので、持ち家との違いについて知りたい人は参考にしてみてください。

 

人数に応じて住み替えが行いやすい

持ち家を所有していたとしても、家族構成が変わった場合、対応しにくい場合が多いです。一方、賃貸物件の場合は人数に応じて住みやすい点は賃貸に住む最大のメリットといっても過言ではありません。

ただし賃貸物件は住み替えが行いやすいですが、引越しを行う際に多額の費用が発生するため、将来に合わせて積み立てを行っておくのがおすすめです。

 

修繕や改修などの負担がない

賃貸に住んでいる場合は外壁や屋根の修繕や改修の負担がありません。持ち家だった場合は長く住み続けるために、定期的なメンテナンスを行う必要がありますが、賃貸物件の場合は、家賃の支払いと合わせて少額払うだけで済みます。

高額の費用を払う必要がないという点からも負担が少なく、他の費用も支払う必要がないため、貯蓄することが可能です。

 

転勤やライフスタイルの変化にも対応しやすい

転勤が多い場合は賃貸物件に住んでいると負担が少ないですが、ライフスタイルに合わせて住みやすいという点も魅力としてあげられます。家族の人数が増え、ライフスタイルの変化が必要だったとしても、引越しを行って状況に合わせた物件に住めます。

結婚や出産・転勤やパートナーの変化といったさまざまな状況に合わせて住む場所や間取りを変えられるという点が賃貸物件の強みです。

 

賃貸のデメリット

レンガを基調とした低層マンション

賃貸に住む点は多くのメリットがありますが、賃貸物件に住むのもデメリットもあります。

 

  • 立地に左右されやすい
  • 生涯続けて家賃等を支払う必要がある
  • リフォームや建て替えができない

 

それぞれのデメリットについて詳しく解説をしていきますので、メリットと合わせて確認してみてください。

立地に左右されやすい

賃貸物件に限った話ではないですが、持ち家の場合以上に賃貸物件は立地に左右されやすいです。人気の物件はどうしても埋まってしまいやすく、駅やスーパー・ドラッグストアなどから距離が遠くなってしまうケースも少なくありません

さらに周辺の施設が充実していると、住宅ローンを組んだ時以上の家賃を毎月支払う必要があるため、立地に左右されやすいという点は把握しておきましょう。

 

生涯続けて家賃等を支払う必要がある

持ち家の場合は住宅ローンの完済が終われば諸経費や税金の支払いだけになるため、負担が少ないです。一方賃貸物件の場合は、自分の資産ではないため、家賃を生涯払い続けていく必要があります

中でも定年後や急に職を失った際にも、家賃の支払いが必要になるため、収入がなかった場合は苦労しやすいです。賃貸物件に住む場合は万が一の事態に備えて貯蓄を行っていくようにしましょう。

 

リフォームや建て替えができない

賃貸物件の場合は持ち家とは異なってリフォームや建て替えが基本出来ません。近年はDIYが可能な賃貸物件も登場していますが、DIY可能物件は人気が高い上に、物件数が少ないです。

そのためDIYが行いたい人や、間取りを変更したいと考えている人には賃貸物件はやや不向きになります。どうしても引越しが必要になるため、リフォームや建て替えが必要かもしれないと考えている人は持ち家の所有を視野に入れましょう。

 

賃貸・持ち家の生涯コスト比較一覧

新築物件が並ぶ住宅街

賃貸と持ち家によってかかる費用の内容が異なります。家賃が10万円で50年どちらも住み続けたという点を想定した生涯コストは下記のようになります。

持ち家 賃貸
  • 頭金 400万円
  • 諸費用 4,000万円×0.07%=280万円
    →400万円+280万円=680万円

  • 毎月の支払い 約10万円
  • 住宅ローン控除 3,600万円×0.14%=366万円

    ⇒初期費用680万円+(10万円×50年)+積み立てや諸経費 約750万=6,180万円

家賃が10万円・50年住んだ場合

  • 敷金・礼金・仲介手数料の3カ月+家賃1ヶ月分=40万円
  • 毎年の家賃12万円=120万円
  • 契約更新料24カ月分=240万円

    ⇒40万円+(120万円×50年)+240万円=6,280万円

どちらも大きな差はないですが、持ち家の場合は住宅ローンが完済した場合に、税金の支払いや諸経費の支払いだけで過ごせるため、負担は少ないです。

 

賃貸・持ち家別の向いている人を比較

アパートのエントランス

賃貸物件と持ち家の場合は向いている人が異なります。それぞれどのような違いがあるのか下記が比較一覧となっていますので、参考にしてみてください。

持ち家が向いている人 賃貸が向いている人
  • 転勤や出張が少ない人
  • 老後の負担を減らしたい人
  • 資産を持ちたい人
  • 転勤や出張が多い人
  • 一か所に住みとどまりたくない人
  • 急な家族構成の変更に対応しやすい

 

持ち家が向いている人

持ち家の場合は主に下記の3つが向いている人としてあげられます。

 

  • 転勤や出張が少ない人
  • 老後の負担を減らしたい人
  • 資産を持ちたい人

 

持ち家の場合はメリットでも触れていますが、資産を獲得できる上に、住宅ローン完済後を払った後は負担が大幅に減ります。

他にもリフォームや建て替えが行いやすいため、将来の状況に合わせて住みやすい家を持ちたいと考えている人にはおすすめです。

 

賃貸が向いている人

賃貸物件が向いている人は下記の人が該当します。

 

  • 転勤や出張が多い人
  • 一か所に住みとどまりたくない人
  • 急な家族構成の変更に対応しやすい

 

賃貸物件は転勤や出張が多い人は賃貸物件に住むのがおすすめです。他にも、一か所にとどまるのではなく、色々なところに住んでみたいと考えている人は賃貸物件に住むのに向いています。

さらに、家族構成が変更しやすい場合や、パートナーと一緒になって将来どうなるか分からないという場合は賃貸に一時的に住んで、落ち着いてから持ち家を検討するのもおすすめです。

 

比較をしながら自分にあった物件を検討しよう

持ち家や賃貸の魅力を紹介していきましたが、それぞれメリットとデメリットが異なるため、どちらの魅力も把握しておくのがおすすめです。比較をしながら自分に合った物件を見つけて充実した日々を過ごすようにしましょう。

 

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