家の買い替えを検討した際に、売却と購入はどちらを先に行うのがよいのか疑問に感じたことはないでしょうか?
実は、住宅ローンを完済していることや金銭面での余裕によって状況が異なります。
本記事では、家の買い替えについて紹介します。これから買い替えを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
家の買い替えでおすすめな時期
家を買い替える際には、売却しやすかったり、購入しやすいなど適している時期があります。家の買い替えでおすすめな時期は、以下の2点です。
- 春と秋のシーズン
- 築年数は浅めの10年以内
以下に、1つずつ紹介していきます。
春と秋のシーズン
家の買い替えをする時期としては、春と秋のシーズンがおすすめです。春と秋のシーズンは年間の中でも不動産の売買が最も活発になります。具体的な時期としては、2月〜4月、9月〜11月です。
この時期には、子供の進学をはじめ仕事での転勤等があり住居を探す人が増えます。そのため、家の買い替えを検討している方は、春と秋のシーズンに住宅の購入や売却を行うのが適しています。
築年数が浅めの10年以内である
春と秋のシーズンに加えて、住宅の築年数が10年以内の物件も家の買い替えではおすすめです。中でも不動産の売却においては、住宅の築年数はとても重要です。
築年数が10年以内の物件は、外装や内装をはじめ比較的室内が綺麗な状態です。さらに同じ物件を新築で購入するよりも築年が経過している方が安く購入できるメリットもあります。そのため、住宅の売却もしやすくなっています。
家の買い替えは売却と購入どちらを先に行うのか?
家の買い替えをする際には、自宅を先に売却したり、購入を先にしたりとそれぞれの家庭状況によって異なります。
先に購入することがよい点としては、
- すでに住宅ローンを完済している
- 所持している貯金で残りの住宅ローンの支払いが清算できる
- 金銭面で余裕があり、じっくりと新居を見つける時間がある
- 所有している家が売却しやすい物件である
以上の点に該当する場合には、先に購入することがおすすめです。比較的、金銭面と時間に余裕のある方が先に購入をしているケースが多いです。
その一方先に売却をすることがよい点としては、
- 住宅ローンが残っている
- 売却した代金を購入費用として充てる
- 住宅ローンの残りを売却代金で返済し、購入の際に新たに住宅ローンを組みたい方
以上の点に該当する場合には、先に売却をしてから購入することがおすすめです。金銭面に余裕がないことや、購入資金の調達が難しい方は、先に家を売却しているケースが一般的です。
売却を先に行う「売り先行型」の場合
家の買い替えでは、多額の費用がかかるため各家庭の金銭面に合った方法で行うことが大切です。そこで、売却を先に行う「売り先行型」のメリットデメリットを紹介していきます。
売り先行型のメリット
売り先行型のメリットは、
- 売却した物件の費用を新居に充てることができる
- あらかじめ売却される金額を知ることができる
以上の2点です。
売却を先に行う売り先行型のメリットとしては、売却した物件の費用を新たに購入する住宅に充てることができます。さらに、売却する金額が先に知れるので購入したい物件の大まかな費用を決める参考にもなります。
売り先行型のデメリット
売り先行型のデメリットとしては、
- 売却する物件の購入者が決まらないと新居が決まらない
- 売却されても引き渡しまでに新居を見つけないと仮住まいが必要になる
以上の2点に注意が必要です。
その一方で、売り先行型のデメリットとしては、売却する物件の購入者が見つかるまで新しい住まいを決めることができません。また、売却しても引き渡しまでに新居が見つからない場合には、賃貸などの仮住まいの物件を探す必要もでてきます。
購入を先に行う「買い先行型」の場合
家の買い替えでは、先に新しい住まいを購入してから今の住居を売却する方法もあります。そこで、購入を先に行う「買い先行型」のメリットデメリットを紹介していきます。
買い先行型メリット
買い先行型のメリットとしては、
- 新居を探す時間が十分にある
- 賃貸などの仮住まいの必要がない
- 内覧の対応をする必要がない
以上の3点です。
家の買い替えで、購入を先に行う買い先行型のメリットとしては、売却が先のときとは異なり新居を探すのに十分な時間があることです。そして、住む場所が決まればそのまま引っ越しをすることができるので、賃貸などの仮住まいを探さなくて済みます。
また、新居に引っ越し後に今の住居を売却することで、居住している間に物件の内覧に対応する必要もありません。
買い先行型デメリット
買い先行型のデメリットとしては、
- 新居購入後に売却した物件の価格が安く資金計画が変わってしまう
- 2重ローンの可能性がある
- 売却期間が伸びることで相場よりも早く売却してしまう
以上の3点に注意が必要です。
買い先行型のデメリットとしては、新居の購入後に売却した物件の価格が想定よりも安かった場合による資金計画のずれが生じてしまうことや、なかなか購入者が決まらず2重ローンが発生してしまうことです。
さらに、売却期間が伸びることで物件を売り急いでしまい平均相場よりも安く売却してしまうケースもあります。
家の買い替えにかかる主な費用
家の買い替えでは、新居の購入をはじめ売却時においてもさまざまな手続き等で費用がかかります。家の買い替えにかかる主な費用は、以下の2点です。
- 家の売却時
- 家の購入時
以下に、1つずつ紹介していきます。
売却時にかかる費用
家の売却時には、売却する物件価格の約4%程の費用がかかるとされています。不動産会社を利用して売却するケースがほとんどのため、仲介手数料をはじめ印紙税など細かな費用の支払いもあります。
それに加えて、売却する物件にまだ住宅ローンが残っている場合には、そのローンを完済する手続きと費用がかかります。
以下、売却の際にかかる費用のまとめです。
売却時にかかる費用 | およその金額 |
仲介手数料(不動産会社利用の場合) | (売却する価格×3%)+60,000万円+消費税 |
印紙税 | 約1,000円程度〜約60,000円前後 |
抵当権抹消費用(住宅ローンがある場合) | 約5,000円程度〜約20,000万円前後 |
ローン完済手数料(住宅ローンがある場合) | 約5,000円程度〜約50,000万円前後 |
以上が、家の売却時にかかる費用なのであらかじめ把握しておくことが大切です。
購入時にかかる費用
購入時に必要な費用としては、まず新しく購入する物件の価格です。そして、その価格の約5〜6%程として仲介手数料をはじめ印紙税や登記費用、不動産取得税などがかかります。
また、住宅ローンの契約をすることでさまざまな手続きがありさらに費用がかかります。
購入時にかかる主な費用 | およその金額 |
家の購入金 | 約2,000万円〜約4,000万円前後 |
仲介手数料 | (売却額×3%)+60,000円+消費税 |
印紙税 | 約1,000円〜約60,000円前後 |
登記費用 | 約200,000円前後 |
不動産取得税 | 固定資産税評価額×4% |
抵当権設定費用(住宅ローンがある場合) | 約30,000円〜約100,000円前後 |
住宅ローンの手数料 | 借り入れ金額×◯%(契約する金利による) |
以上が、家の購入時にかかる費用なのであらかじめ把握しておくことが大切です。
家の買い替えで後悔しないようにしよう!
今回は、家の買い替えについてメリットデメリットを含めて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。家を買い替える際には、先に売却をしてから新居購入の資金として充てるのか、先に購入してから売却するのか現状の経済面を元に検討することが望ましいです。
また、売却する際には春や秋など不動産が活発になる時期に行い、平均相場で自宅を売却し急いで相場よりも安くしないことが、家の住み替えでは大切です。そして、後悔のない納得した新居で新たな生活をはじめましょう!
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