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回遊動線のある間取りは暮らしやすい?メリットやデメリットを解説!

2022.08.09
2022.08.09

移動時間の短縮や家事の負担を軽減するために、回遊動線のある間取りを検討している方も多いのではないでしょうか?

本記事では、回遊動線のある間取りのメリットとデメリットをまとめました。回遊動線のある間取りを取り入れる際のポイントもまとめているので、参考にしてください。

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回遊動線のある間取りとは?

木目調のリビングダイニング

古い民家は、廊下を作らない間取りが多く、部屋と部屋がふすまで区切られています。ふすまを開けることで、手軽に隣の部屋から隣の部屋へと、動き回ることが可能です。

このように、家の中に行き止まりがなく、人がぐるっと回ることができる動線を、回遊動線といいます。家の中をスムーズに移動できるため、生活で不便を感じにくくなるでしょう。最近では、家事を楽にするために回遊動線のある間取りを取り入れる方が増えています。

 

回遊動線のある間取りのメリット

大きな窓のあるリビング

回遊動線のある間取りは、家事負担の軽減や渋滞が起こりにくいなど、さまざまなメリットがあります。ここでは、回遊動線のある間取りのメリットを紹介していきます。

メリット①移動時間を短縮できる

回遊動線のある間取りは、どの部屋からもアクセスできるので、移動時間の短縮が可能です。例えば、玄関から直接キッチンに移動できるような間取りであれば、買い物から帰ってきたときに、食料品をすぐにキッチンまで楽に運べます。

移動時間を短縮することで、移動のストレスがなくなるため、効率的で快適な生活を送れるでしょう。

 

メリット②人の渋滞が起こりにくい

朝の慌ただしい時間帯、トイレや洗面所前の廊下などで、人の渋滞が起こりやすいものです。また、暮らし始めてしばらく経つと、家具も増えるため、さらに通りにくくなるでしょう。

渋滞がおこりやすい場所に複数からアクセスできるようにしておくことで、人の渋滞が起こりにくくなります

 

メリット③奥行のある間取りになる

回遊動線のある間取りは、ぐるぐると家の中を回るようにして移動できます。室内に行き止まりがあると、閉鎖的な空間が生まれて、閉塞感を感じてしまう方も少なくありません。

回遊動線のある間取りは、室内に行き止まりがないため、家全体がオープンな空間になり、奥行きがあるように感じられるでしょう。

また、家中をぐるぐると回れるため、子どもも室内遊びが楽しめます。行き止まりがないため、ぶつかることなく子どもが安全に遊べるという点もメリットになるでしょう。

 

メリット④家事の負担を軽減

回遊動線のある間取りは、家事の効率アップに効果的です。最近は、家事の負担軽減のひとつとして、洗濯動線を重視する方が増えています。

洗面脱衣所とキッチンを隣接させて、回遊動線を作り出すことで家事負担の軽減が可能です。キッチンで調理を待っている間に洗濯をするといった作業もスムーズにこなせるでしょう。回遊動線のある間取りは、少しの空き時間も有効的に活用したい方におすすめです。

 

回遊動線のある間取りのデメリット

家の基礎

さまざまなメリットがある回遊動線のある間取りですが、デメリットについても確認しておかなければなりません。

あらかじめデメリットを確認しておくことで、デメリットをカバーできる可能性もあります。

デメリット①耐震性の減少

回遊動線のある間取りは、壁のない部分が多くなり、他の間取りに比べると構造的に弱くなる可能性があります

もちろん、住宅は耐震基準をクリアして建てられていますが、耐震性に余裕も持たせにくくなるため、注意が必要です。目的なしに回遊動線のある間取りを取り入れると、地震に弱い構造になることもあるため、本当にその動線が必要なのかを考えましょう。

 

デメリット②レイアウトが限定される

スムーズ移動できるというメリットがある回遊動線のある間取りは、出入口に家具を設置することはできません。出入口が多ければ多いほど、家具を配置できるスペースが少なくなり、レイアウトが限定されてしまいます

回遊動線のある間取りを取り入れたにもかかわらず、家具やインテリアを希望通りに配置できなければ本末転倒です。家具のレイアウトも考えた上で、回遊動線のある間取りを検討しましょう。

 

デメリット③収納スペースが減る

回遊動線のある間取りでは、収納スペースとして使用していた場所を通り道として利用します。そのため、収納スペースが少なくなり、食器棚や家具を置くスペースも減少するため注意が必要です

回遊動線のある間取りは廊下に収納スペースを設けることも可能ですが、廊下に収納スペースを設けるとスムーズな移動が困難になり、部屋が狭くなる可能性があります。

 

デメリット④プライバシーの確保が難しい

1つの部屋にさまざまなルートでアクセスできるため、プライバシーの確保が難しくなります。洗面脱衣所とキッチンを隣接させた場合、入浴時に人の出入りが気になる方も少なくありません。

プライバシーを確保できる、くつろげる空間にするためにも、出入口に鍵付きの扉を付ける等の工夫が必要です。

 

回遊動線のある間取りを取り入れる際のポイント

窓から光が入るリビング

回遊動線のある間取りを取り入れるかどうかは、生活リズムや家族構成によって異なります。

ここでは、回遊動線のある間取りを取り入れる際のポイントを解説していきます。

ポイント①家の広さ

床面積に余裕がない住宅で、回遊動線のある間取りを取り入れてしまうと、窮屈で暮らしにくい住宅になってしまう可能性があります。

両方が壁に囲まれた廊下で、大人1人が通るためには最低600mm以上必要です。荷物を持って通るためには、900mm以上の幅を確保しなければなりません。回遊動線を無理やり取り入れて、住みづらくなってしまえば本末転倒です。回遊動線のある間取りを取り入れた場合の、廊下や部屋の大きさをイメージしておきましょう。

 

ポイント②収納スペースの確認

回遊動線のある間取りを取り入れる場合、十分な収納スペースが確保されているか確認しなければなりません。現在住んでいる家の収納スペースと、回遊動線のある間取りの収納スペースを比べて、十分なスペースが確保されているか確認しておきましょう。快適に暮らすためには、回遊動線よりも収納スペースを優先することが大切です。

 

ポイント③暮らし方

家事の負担を軽減したい、プライベートを大切にしたいなど、人によって希望の暮らし方は異なります。料理をしながら洗濯や他の家事をしたい、帰宅後にすぐに手を洗えるようにしたいなど、具体的な理由や希望の暮らし方がある場合は、回遊動線のある間取りを取り入れても良いでしょう。

構造が弱くなる、収納が減るといったデメリットよりも、ショートカットできるという便利さを優先したいと考えている方は、暮らしやすい回遊動線が作れます。

 

回遊動線のある間取りは暮らしやすさを叶えてくれる

回遊動線のある間取りのメリットやデメリットについて、詳しく紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

回遊動線のある間取りは、家事の負担を軽減できるといったメリットがありますが、プライバシーの確保が難しくなります。また、坪数が増えて建築費用が上がるケースも少なくありません。

回遊動線のある間取りを取り入れる場合は、本当に自分に回遊動線が必要かどうか考える必要があります。回遊動線のある間取りを取り入れて、暮らしやすい生活を手に入れましょう。

 

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