マンションを購入しようとしている人の中には、買うのが遅いかもしれないと悩んでいる人もいるかもしれません。
この記事では、マンションを購入する平均年齢をはじめ世代別のメリットとデメリットなどを紹介していきます。
購入する年齢や年収によって知っておくべきことが違うため、ぜひ参考にしてマンション購入に役立ててみてください。
マンションを購入した人の平均年齢
マンションを購入した人の年齢は人それぞれですが、平均的にどのくらいの年齢で購入しているのかを知ることで、ひとつの目安になるかもしれません。
ここでは、新築マンションと中古マンションを購入した人それぞれの平均年齢を紹介します。その世帯によってライフスタイルがあるため、家を購入しようと思っている人は参考になるでしょう。
新築マンションは43.5歳
まずは新築マンションです。国土交通省「令和2年度 住宅動向調査報告書」によれば、新築マンションを購入した人の平均年齢は43.5歳という結果が出ています。
世帯主の年齢の割合としては、30歳代が約35%、40歳代が約30%となっているほか、はじめて新築マンションを購入した平均年齢は39.3歳。2回目以上の購入となると、57.7歳となっています。
以上のことから、はじめて新築マンションを購入する年齢は30代後半が目安となるでしょう。
中古マンションは47.1歳
次に中古マンションです。中古マンションを購入した世帯主の平均年齢は47.1歳となっています。
また、はじめて中古マンションを購入した平均年齢は45.0歳。2回目以上は53.3歳となっており、新築マンションを購入した平均年齢よりも、高いということがわかります。
中古マンションを購入する世帯は、リノベーションをして住もうとするファミリー層に人気です。購入した人の平均年齢が新築マンションよりも高くなっている背景でもあります。
マンションを購入した人の平均年収
次にマンションを購入した人の平均年収です。
新築マンションを購入した世帯の平均年収は879万円です。また、中古マンションでは687万円でした。新築マンションを購入した世帯は中古マンションを購入した世帯より、平均年収が高いことがわかります。
加えて、はじめてマンションを購入する一次取得者は864万円。買い替えなどの二次取得は946万円です。
マンションを購入するときは、自己資金と住宅ローンを組み合わせ、計画的な契約を結びたいものです。年収を考慮せずに購入してしまえば、月々の返済で生活が苦しくなることも考えられますので注意しましょう。
住宅ローンの平均借入額
住宅ローンの平均借入額はどうでしょうか。自己資金によっては、どれくらいの目安で購入に踏み切れば良いかわからないこともあります。
まずは新築マンションを購入したときの世帯平均借入金額や自己資金額です。
自己資金 | 1,589万円 |
借入金 | 3,050万円 |
合計 | 4,639万円 |
以上から、新築マンションを購入した世帯は平均借入額として3,000万円ほどのローンを組んでいます。
一方、中古マンションを購入した場合はどうでしょうか。
自己資金 | 976万円 |
借入金 | 1,286万円 |
合計 | 2,263万円 |
中古マンションの場合は借入額が約1,300万円となっており、新築マンションより低い額です。
もちろん合計金額自体が安くなっていますが、新築よりも借入額が半分以下になっているのがわかります。上記のデータでは新築と中古では平均自己資金、借入額ともに違いがあり、合計の購入費用が約半分です。そのため、借入額も半分以下と控えめな数字になっています。
年齢別にマンション購入のメリットとデメリットを解説
ここでは年齢別にマンション購入の際のメリット、デメリットを順番に解説していきます。
前述のとおり、新築マンションを購入した人の平均年齢は43.5歳でした。しかしながら、このくらいの歳で購入することが必ずしも正解とはかぎりません。
それぞれのメリットとデメリットを見極めて、自分にとって良いタイミングで購入を検討する目安としてください。20代から30代、40代から50代、60代以上にわけて紹介していきます。
20代から30代のマンション購入のメリットとデメリット
まずは20代から30代のマンション購入についてです。
メリットとしては、住宅ローンを早期返済しやすいことや、長期プランのローンを組みやすいことがあげられます。
住宅ローンは35年ローンがほとんど。20代から30代でローンを組めば、返済期間を計算しても、一般的な定年退職後、老後の生活が本格的に始まる前に完済できる見通しが立ちます。
一方、デメリットは一般的にまだ年収が低いことが多いとされる年代のため、頭金が十分に用意できないことが予想されるでしょう。そのため、住宅ローンを借りたときの借入額が多くなってしまう可能性があります。
また、家族構成が変化しやすい時期でもあるため、生活環境をはじめ立地などの適した条件が変わることも想定しておきたいところです。
40代から50代のマンション購入のメリットとデメリット
次に40代から50代のマンション購入についてです。
メリットとしては、住宅ローン審査に通りやすいこと、下の世代にくらべ自己資金をより多く用意できる可能性が高いという点があげられます。
住宅ローンの借入額や自己資金額といった金銭面での計画的なコントロールがしやすいことは、ライフプランなどにも柔軟に対応させやすいといえるでしょう。
一方、デメリットは子供がいる家庭の教育費との兼ね合いと、長期住宅ローンを組みづらい点があげられます。
40代から50代といえば子供の学費がかかる時期とも言え、ライフプランを慎重に進めないと学費の支払いと住宅ローンの返済が重なってしまうでしょう。
また、50代で住宅ローンを組もうとすれば、長期住宅ローンを組めないこともあります。多くの金融機関がローン完済時の年齢を80歳までとしていることから、40代後半でローンを組もうとすると、35年ローンを組むのが難しくなることもあるでしょう。
返済が老後の生活にまで影響する可能性があるため、慎重に検討をしたいところです。
60代以上のマンション購入のメリットとデメリット
最後は60代以上のマンション購入についてです。
メリットとしては、購入資金が下の世代にくらべて多い傾向があること、自分たちだけの生活のしやすさに重きを置いた購入ができるといった点があげられます。
60代は一般的に20代から50代の世代よりも、自己資金を多く確保している傾向があります。準備できる自己資金が多ければ、借りる金額を少なくできるでしょう。
また、子供がいる家庭ならすでに独立して家から出ている可能性が高いため、老後の生活などのライフスタイルに合ったマンションの選び方ができるでしょう。
一方、デメリットは住宅ローンを活用しにくいことです。
住宅ローンは多くの場合、借入時が65歳から69歳まで、完済時が75歳から80歳までが目安となっています。
つまり、住宅ローンを申し込もうと思っても60代後半までなどの上限があるため、ローンが組みにくいといったことも考えられるのです。
また、健康面で審査が通らないケースもあるかもしれません。
マイホーム購入は何歳がベスト?
それぞれの年代のメリットとデメリットを紹介してきました。それではいつ購入するのがベストといえるのでしょうか。
結論からいえば、ご自身のライフプランに合わせて、しっかりとした資金計画のもとに購入するようするのが一番だといえるでしょう。
若い世代なら自己資金が十分ではないことも考えられますし、シニアになってからだと住宅ローンを借りることが難しくなります。
一般的に購入する割合の多い、30代後半から40代前半のような年齢ならバランスが良いとは思いますが、転職や転勤、家族の環境などのご自身の身の回りの状況が変わることもあるでしょう。
そのようなことから考えると、資金をできるだけ貯めてフレキシブルな対応ができるように準備しておくことが大切ではないでしょうか。
マンション購入はライフスタイルや老後も見据えて慎重に
マンションは30代後半から40代前半くらいの人が、一番購入の検討する年齢といえるでしょう。
しかしながら、実際にはご自身のライフスタイルやライフプラン、年代ごとにあるメリットやデメリットを考慮して慎重に決めるべきです。
年収や老後の生活など、自分自身にしかわからない今後を見据えた購入を目指していきましょう。
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