家を建てたり、購入する際に大切なのは、”どれだけ家事が楽にできる間取りになっているか”ではないでしょうか?最近では、SNSで家事動線を考えた間取りを紹介している方も多いですよね。
そこで今回は、家事動線を考えた間取りを決める際のポイントやメリットを紹介します!物件選びの参考にしてみてください。
間取りを決めるときのポイント
家事動線が考えられた間取りを選ぶときのポイントを3つ紹介します。
- 1か所1つの家事が完結できるか
- 無駄に動く必要がないか
- 収納スペースは充分か
この3つのポイントを押さえておけば、住み始めて家事のしにくさを感じることが減るはずです。
1つの家事が1ヶ所で完結するように
洗濯や掃除、ご飯作りや洗い物など上げ出したらキリがないほど1日でする家事はたくさんあります。これらを効率よく終わらせていくためにも、1ヶ所で完結させたいですよね。
1ヶ所で完結させるためには、その場所で作業ができる広さを確保することも大切です。他にもコンセントの位置や数、電気スイッチの場所も考えておきましょう。なるべく動かずに済ませることで、家事を早く終わらせることができます。
動きに無駄が生まれないか
家事をしていると、家の中を動き回ったり何度もしゃがんだりと無駄な動きが増えてしまいませんか?無駄な動きが多いとそれだけで疲れてしまい、思っていたよりも時間がかかり全て終わらせられなくなります。
無駄な動きをなくすために、いつもの家事の流れを考えながら間取り図に家事の流れを書き込んでみましょう。そうすることで、近くにあってほしい部屋や空間がわかるので理想の間取りを見つけることができます。
収納スペースは充分確保されているか
洗面所とキッチンなど同じ掃除道具を使う場合は、それぞれに1つずつおくようにしましょう。必要なものを必要な場所に片付けておくことで、取りに行く時間が省ける上に思いついた時にすぐ使うことができます。
そのため、家事のハードルが下がりちょっとした掃除などを習慣づけることができおすすめです。毎日使うようなものは、出しっぱなしにしておくのもいいでしょう。見えているのが嫌な方は、扉の裏やテレビの裏など見えないけれどすぐに取り出せる場所、なおかつ使う場所の近くに片付けるようにすれば、 すぐ使えるけど生活感をなくせます。
家事動線がいい間取りのメリットは?
家事動線がいい間取りのメリットはたくさんあります。その中でも特に大きなメリットを3つ紹介します。
- 時間の短縮
- 疲れない
- 協力してできる
これらのメリットを考えると、家事動線は必ず考えた間取りにしたくなるはずです。
家事にかかる時間を短縮できる
掃除・洗濯・料理など代表的な家事の時間は1日平均1時間半です。他にも、名もなき家事をしているとこれ以上の時間がかかりますよね。他にもしたいことはあるのに、家事をしているだけで気づけば1日が終わっていることもありませんか?
自分のために使える時間を十分に確保するためにも、家事動線を考えた間取りにして、家事にかかる時間を短縮しましょう。
無駄に動かないので疲れない
1ヶ所で家事が完結するようにすれば、家の中を歩き回ったり立ちっぱなしの時間が長くなることもないので、その分疲れにくくなります。
また、各箇所に必要な道具を設置しておくことで、取りに行くという動力が必要なく無駄な動きをなくせるのです。
片付けやすい収納方法をしていることで、部屋の散らかり防止にもなり掃除のハードルを下げることもできます。
家族が協力してできる
掃除道具や調理器具、食材などをメインで使用している人はどこに何があるかを把握していても、それ以外の家族は把握できていないことが多いです。その場合、メインの人以外が家事をしようと思ったときに、いちいち場所を聞かなくてはならず、お互いにめんどくさく感じてしまいます。
しかし、誰にでもわかりやすい収納方法にしておくと、他の家族も聞かなくてもできるため、積極的に家事を行うようになるでしょう。
家事の流れ「5つの動線」を意識して間取りを決めよう
家事動線を考える上で大切な5つのことを紹介します。
- 洗濯導線
- 回遊導線
- 買い物導線
- ゴミ出し導線
- 掃除導線
これら5つの導線を考えておくと、驚くほど楽に家事を終わらせることができるので、ぜひ参考にしてください。自分の動き方や、家事の順番を考えながら決めていくと決めやすいです。
①洗濯動線
家事の中でも特に時間がかかるのが洗濯です。洗濯機から干す場所の距離や畳む場所に片付ける場所など1つの場所で終わらせるのが難しいですよね。
洗濯を楽にするために最近多いのは「ランドリールーム」です。洗濯機を設置し、干すスペースをそこに確保します。
洗濯機はお風呂の近くに置くことが多いと思うので、お風呂と洗面所の間に設けるのがおすすめです。独立した空間を作るのが難しい場合は、洗面所を少し広げ、物干し竿を設置できるようにすることもできます。干す場所の近くに作業台を設置し、そこで畳んでアイロンもできるようコンセントも設置しておくと便利です。片付ける場所も洗面所やファミリークローゼットが近くになるよう設置しておけば、少しの移動で完結できます。
外に干すのが好きな方は、洗面所からすぐ外に出れるよう、勝手口をつけたり干した後すぐ他の家事ができるよう、干す場所をリビングやキッチンの近くにするのもおすすめです。
②回遊動線
回遊導線とは、家の中をぐるぐる回ることができるということです。各部屋への行き来がしやすくなるうえに、家の中で近道ができます。
例えば、洗濯物を外に干す場合にキッチンに勝手口があるけど、直接キッチンには行けずリビングを通らなくてはならないとなると、無駄に感じませんか?
しかし、回遊動線を考えた間取りだと直接キッチンに入ることができるため大回りをする必要がないです。このように、家の中で遠回りする必要がなくなるだけで、家事にかかる時間を短くすることができます。
他にも、回遊導線の家は開放感があるため家を広く感じられるのも嬉しいポイントです。
③買い物動線
買ってきたものを片付けるのは意外と大変ですよね。
パントリーを設置し、保存食やストック類は全て同じ場所に片付けられるようにすれば、帰ってからの動きが少なくなります。同じパントリーの中でも、使う場所から近いところに置くようにするだけでも、時短に繋がりますよ。
また、買い物に必要なものは玄関や買い物用のカバンと一緒に置いておくことで、忘れ物を防げるのでおすすめです。
④ゴミ出し動線
家中のゴミを集めて出しに行くのは毎日じゃなくても大変です。ゴミ箱を減らし、集める場所を少なくすることも大切ですが、ゴミ箱を置く場所を考えることも大切です。部屋の奥ではなく入り口の近くに置くようにすれば部屋に入っていかずに集められます。
また、集めたゴミを一時的に置いておくための場所として、勝手口に小さい土間をつけるのもおすすめです。この場合、勝手口がゴミ捨て場に近くなるようにすればそのまま捨てに行くことができます。
⑤掃除動線
一番家の中を動き回る家事が掃除です。家中を掃除しようと思うとかなりの労力が必要になります。なので、少しでも楽をするために掃除機用のコンセントの位置や水道の位置を考えておきましょう。
また、掃除道具を片付ける場所も使う場所の近くに確保できるようにしておくと、気づいた時にすぐ使えて便利です。出し入れがしやすいように収納すると、出しっぱなしも防げます。
家事動線を考えた間取りでスムーズに家事を終わらせよう!
家事動線を考えた間取りのメリットや決めるときのポイントについて紹介してみました。しっかりと考えられた間取りにすることで得られるメリットは、紹介したもの以外にもたくさんあります。
また、家事動線以外にも考えておくと便利な生活導線はいくつかあるので、余裕があればそちらも合わせて間取りを決めるようにしてくださいね。
間取りをしっかりと考えておくことで、住んでからの満足感が違ってきますよ。
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