高層マンションの中層階、もしくは低層階にあたる6階。高層階や1、2階についてのメリットやデメリットは知っているけれども、6階前後の階層についてはよく分からないという人も多いのではないでしょうか?
この記事では、マンション6階の住み心地について詳しくお伝えしていきます。ぜひ階層選びの参考にしてみてください。
マンションの6階は地上から約18mの高さ
マンションの6階の高さは、地上から約18メートルとなります。マンションの6階は、10階ほどの高層マンションでは中層階、30階以上のタワーマンションでは低層階に位置します。
一般的にマンション6階は、高層階ほどの高さはないものの、低層階としても低すぎず、バランスのいい階層だといわれています。
マンション6階の特徴は?
マンションの6階の特徴は、高すぎず低すぎない、ちょうどいい高さにあります。
日当たりや眺望も期待でき、プライバシー性も保たれる高さでありながら、いざというときは階段も使えるというバランスの良さこそが、マンション6階の特徴です。
マンション6階のメリット
マンション6階の代表的なメリットは以下の4点です。
- 低層階に比べ日当たりや眺望が期待できる
- 低層階に比べ防犯面のリスクが低い
- 高層階に比べ価格が低いことが多い
- 虫が出る確率が低い
それぞれ詳しくみていきましょう。
低層階に比べ日当たりや眺望が期待できる
マンションの6階は、高層マンションの中では中層または低層に位置づけられますが、地上から約18メートルある6階は、戸建て住宅や低層の建物よりも高い位置にあるため、他の建物に日当たりや眺望を遮られるということはあまりありません。
周辺の建物によるところも大きいですが、低層階に比べ日当たりも眺望も期待でき、快適に暮らしやすいということは、マンションの6階のメリットといえます。
低層階に比べ防犯面のリスクが低い
マンションの6階は、低層階に比べ窓やベランダから侵入されるリスクが低くなります。また、外から部屋の中を覗かれる心配もなく、空き巣に狙われる危険も少ないので、防犯面では安心感があります。
ただし、防犯に関しては「何階以上だから絶対に大丈夫」ということはありません。外出時や夜間の戸締まりは気を抜かないようにしましょう。
高層階に比べ価格が低いことが多い
高層マンションは、基本的に上階に行けば行くほど物件価格は高くなり、地域やマンションによりますが、低層階と高層階では坪単価が1.5倍から2倍ほどの差があるといわれています。そのため、高層階に比べると6階は価格が低く設定されていることがほとんどです。
6階ほどの高さがあれば外の騒音に悩まされることも少なく、日当たりや眺望も期待できます。また、防犯面や虫が入り込む心配も少ないため、高層階にこだわりがない人にとっては、価格が抑えられることは大きなメリットといえるでしょう。
虫が出る確率が低い
6階の高さであれば、虫が部屋に入り込む確率が低くなります。
ゴキブリは5階以上まで自力で入ることはほぼなく、蚊も飛んで家に入り込むのは3階くらいまでといわれています。人が出入りする際に服などにくっついて入ることはあり得ますが、自力で虫が部屋に入り込む確率は非常に低いので、虫が苦手な人にとってはメリットといえるでしょう。
マンション6階のデメリット
マンション6階の代表的なデメリットは以下の3点です。
- 周辺の建物によっては眺望が悪くなる
- 生活音が気になる場合がある
- 地震の影響を受けやすい(揺れやすい)
それぞれ詳しくみていきましょう。
①周辺の建物によっては眺望が悪くなる
マンションの6階は一般的には十分な高さがあり、ある程度の眺望が期待できますが、周辺に高層の建物が密集している場合は、他の建物に遮られ、眺めが良くないという場合もあります。
また、現在は良かったとしても、商業地域である場合は今後周囲に高い建物が建設され、眺望も日当たりも悪くなるということも考えられます。
購入を希望しているマンションが商業地域に建っている場合は、近くに空き地がないことや、周辺の建築計画を確認しておくと良いでしょう。なお、建築計画の概要は、市区町村の窓口で閲覧することができます。
②生活音が気になる場合がある
マンションの6階は、1階や2階と比べると外からの騒音に悩まされることは少ないですが、外からの音が聞こえない分、両隣や上階の生活音について気になってしまう場合もあります。
マンションで生活する以上、どの階に住んでいたとしても生活音が聞こえてくることは起こり得ることですが、静かな環境にこだわりたいのであれば、内見時に壁を叩いて音の響き方を確認したり、上階の人がいるタイミングで訪れ、どの程度足音などが聞こえるかを実際に聞いてみるなど、あらかじめ生活音の大きさをチェックしてみることをおすすめします。
③地震の影響を受けやすい(揺れやすい)
マンションで地震が発生した場合は、一般的に低層階よりも高層階の方が揺れ幅が大きくなるといわれています。しかし、6階は高層階ではないから揺れないというわけではありません。6階の高さでも、1階や2階や戸建ての住宅と比べると揺れは大きくなります。
6階に住むのであれば、地震が起こったときの揺れに備えて、家具を固定しておくなど対策をとりましょう。
マンションの6階はこんな人におすすめ
高すぎず低すぎないマンションの6階は、ある程度の眺望や日当たり、プライバシー性は必要だけれども、価格も重視したいという人におすすめです。また、階段が使える高さでもあるので、もしものときも安心です。
高層階にこだわりがなく、防犯面や騒音が気になるので1階や2階は避けたいという人には、6階はちょうどいい階層といえるでしょう。
マンションの6階で快適に暮らそう
マンションの6階は、高層階ほどの開けた眺望は期待できませんが、日当たりも良く、防犯面でも安心感を得られる非常にバランスの良い階層です。もちろん、高層階、低層階にもそれぞれメリットはありますが、もしも、大きなこだわりがない場合は、価格帯も抑えられ、高層階・低層階のいいところを兼ね備えている6階は魅力的な階層です。マンションの階層にお悩みの方は、ぜひ6階前後の階層も選択肢に入れてみてください。
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