マイホームを建てるとき、細部までこだわりたいけど天井って工夫できるの?と感じていませんか。
個性的な天井を作りたいけど、具体的にどうすればいいかわからないという方に、今回は梁を見せたデザイン性の高い天井を紹介します。
梁を見せるおしゃれな天井で、お部屋の雰囲気をがらっと変えてみましょう。他にはない素敵な空間になりますよ。
天井に梁をつける方法
そもそも梁とは、建物全体に使われていて、建物を支えるためにとても大切な役割を果たしている建築部材です。
そのなかでも種類があり、天井を支える建築部材もあります。本来は見えないものなのですが、その天井を支える梁をあえて、デザイン性を考えて見せたものを化粧梁、または見せ梁というのです。
化粧梁の取り付け方は、大きく2種類にわけられます。
1つめは、建築部材として役割を果たしている梁をあえて見せる方法です。そしてもう1つは、建物を支えてはいない梁を装飾としてつける方法があります。
では、梁を見せることによってどのようなメリットがあるのでしょうか。
天井の梁を見せるメリット
天井の梁は本来見えないものですが、あえて梁を見せるのはメリットがあるからです。天井の梁を見せることには、以下のような3つのメリットがあります。
- インパクト大のデザイン
- 開放感のある空間に
- 色の変化が楽しめる
梁を見せることによって、お部屋の雰囲気をがらっと変えることができるという魅力があります。
では、これらの3つのメリットをそれぞれ詳しく見ていきましょう。ぜひ、マイホームへの採用を検討してみてくださいね。
インパクト大のデザイン
天井の梁を見せるメリットは、インパクト大のデザインに仕上がることです。梁が見えていることでお部屋のアクセントとなり、デザイン性がアップします。
また、一般的な住宅の梁は木でできていることが多いため、さまざまな雰囲気のお部屋に合わせることができるのです。
木の色そのままだとなんだかイメージに合わない、という場合には、梁を塗料で塗ったりクロスを貼ったりすることもできます。ダークトーンにすれば落ち着いた雰囲気になり、白などの明るい色にすればナチュラルで圧迫感がなく、空間をより広く見せることができるのです。
開放感のある空間に
建築部材として役割を果たしている梁をそのまま見せる場合には、吹き抜けにしたり折り上げ天井にしたりする必要があります。
吹き抜けや折り上げ天井を採用することでそもそもの天井の高さが高くなるため、開放感のある空間になることも天井の梁を見せるメリットであるといえるでしょう。
広々としたスペースを確保することができるので、リビングなどに採用することでゆったりとリラックスして過ごすことができますよ。
色の変化が楽しめる
天井の梁を見せることで、色の変化が楽しめることもメリットの1つとして挙げられます。
というのも先程お伝えしたように、梁は木でできているものがほとんどです。
そのため、塗料を塗ったりクロスを貼ったりしないのであれば、木の色の変化が楽しめます。なぜなら、木は日焼けや乾燥によって少しずつ色が変化するからです。
初めは木の色が明るかったとしても、住んでいる年数が経つにつれて色が濃くなってくる樹種が多くあります。そのため、梁の色の移ろいも楽しみたい、という方にはおすすめです。
天井の梁を見せるデメリット
天井の梁を見せることでさまざまなメリットがあることを紹介しましたが、実はデメリットも存在します。天井の梁を見せるデメリットは主に、以下の3つです。
- 掃除が大変
- 照明が限られる
- 防音性が低い
天井の梁を見せることでデザイン性が高く開放感のあるお部屋を作ることができますが、デメリットを知らずに採用すると後悔することになるかもしれません。
そこで、天井の梁を見せることにはどのようなデメリットがあるのかもあらかじめ知っておきましょう。
デメリットを知ったうえでそれでもいいと思えるのであれば、ぜひマイホームに取り入れてくださいね。
掃除が大変
まず挙げられる天井の梁を見せることによるデメリットは、掃除が大変だということです。梁の上にはほこりが溜まりますが、高い位置にあるためなかなか手が届きません。
そのため、採用する前にどうやって掃除をするのか考えておきましょう。
たとえば、吹き抜けに近い場所に梁があるのであれば、吹き抜けから手を伸ばして掃除することができます。また、柄の長いモップと脚立を使えば下からでも届くかもしれません。
そこまで掃除が大変なのは嫌だ、と思ったあなたは、折り上げ天井で梁を見せる方法がおすすめです。そうすれば、天井と梁の上部がくっついているため、ほこりがたまる心配はありません。
照明が限られる
メリットでもお伝えしたとおり、天井の梁を見せると天井の高さが高くなります。そのため、使える照明が限られてくるのです。
たとえば、ダウンライトやシーリングライトだけを使うと、十分な光量が確保できないかもしれません。
また、梁を見せるために天井が斜めになることもあるのですが、斜めの天井に設置できる照明も限りがあります。
そのため、天井から吊るすタイプのペンダントライトを採用したり、天井ではなく壁にブラケットライトをつけたりして対策しなければなりません。
また、梁自体に照明をつけることもできるため、天井のみならず照明についてもこだわりが必要になります。
防音性が低い
天井の梁を見せるために吹き抜けにした場合、防音性が低くなります。
1階部分の天井がなくなるため、1階の生活音がダイレクトに2階へ伝わってしまうのです。そのため、2階に寝室があって子どもたちが先に寝ているけど1階で家事などをして音が出てしまう場合や、家族が夜勤などで生活リズムが異なるケースでは、生活音が気になるかもしれません。
折り上げ天井を採用すれば吹き抜けよりは防音性が高くなります。
しかし、天井を上げている部分は天井の厚みが薄くなるため、通常よりは防音性が低いといえるでしょう。
天井の梁は後付けできる?
マイホームをすでに建ててしまったけどやっぱり天井の梁を見せるようにリフォームしたいと思った場合、後から梁を見せることはできるのでしょうか。
実は、飾りの梁であれば後から設置することが可能です。
建築部材としての梁を見せようとすると簡単には工事できませんが、装飾として梁をつけるのであれば後付けできます。
さらに、飾りとして梁をつける場合には、建築部材としての梁を見せる場合にはないメリットもあるのです。
梁を後付けするメリット
梁を飾りとして後付けすることには、2つのメリットがあります。
- 中が空洞で軽い
- デザインを自由に決められる
まず装飾に使われる梁は中が空洞で軽いことがメリットとして挙げられます。建築部材の梁は建物を支える必要があるため、丈夫でしっかりとしたものになるのです。
また飾りの梁は、どこに設置するのかデザインを自由に決められることもメリットとなります。建築部材の梁だと位置を自由に変えることができません。そのため、思い通りのデザインを実現できるのは、飾りの梁のいいところです。
天井の梁を見せて素敵な部屋に
天井の梁を見せることで、さまざまなメリットがあることがわかりました。
確かに天井の梁を見せることによるデメリットもありますが、防音性が低いこと以外はデザインを決める段階で回避できるのではないでしょうか。
一生に一度の買い物であるマイホームですから、天井や照明などの細部までこだわりたいですよね。
ぜひ天井の梁を見せるデザインを取り入れて、インパクト大で開放感のある空間を演出してみてはいかがでしょうか。
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