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中古マンションをリフォームするメリット・デメリットって何?費用や成功のコツを解説!

2022.08.22
2022.12.16
セルフリノベーションをする夫婦

「中古マンションをリフォームして住むのは、暮らしやすいの?」と考える方も多いのではないでしょうか。中古マンションのリフォームは、新築より安く、理想の住まいを追及できます。

この記事では、メリット・デメリットや費用、リフォームを成功するポイントを解説します。

中古マンションのリフォームで迷っている方は、ぜひお読みください。

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中古マンションをリフォームするメリット

楽しみながら引っ越し作業をする家族

中古マンションをリフォームするメリットは、3つあります。

 

  • 新築より安く手に入る
  • 自分の理想の間取りにできる
  • 物件の選択肢が増える

 

順番に解説していきます。

新築より安く手に入る

2021年首都圏の新築マンションの平均価格は、6,290万円です。2013年のオリンピック開催が決まってから、価格が上がり続けています。2020年の新型コロナウイルスの流行に伴って、家で過ごす時間が増え、価格の上昇は止まっていません。

一方、2021年首都圏の中古マンションの平均価格は、3,554万円です。新築マンションと同じく、2020年に比べて7%ほど価格は高くなっていますが、新築マンションの平均価格に比べて6割ほどの価格のため、購入しやすいでしょう。

 

自分の理想の間取りにできる

マンションの構造によって、壁を取り壊して、理想の間取りにできます。たとえば、テレワークの導入に合わせた書斎や、家族と快適に過ごせる広いリビングを作ることが可能です。

また、ライフスタイルの変化に合わせた間取りに変えられます。たとえば子供の成長に合わせて、広いリビングに仕切りを作って、子供部屋を確保できるようにする間取りに注目が集まっています。

 

物件の選択肢が増える

2021年には、首都圏の中古マンションの成約数は39,812件となり、過去最高を更新しています。マンションの価格が上がり続けており、中古マンションの二ーズが増えたことも影響の一因です。

それに対して新築マンションは、33,636件発売されています。中古と新築の占める割合が半数ずつになっています。

新築マンションに絞ることだけでなく、中古マンションを選択肢に入れることで物件の選択肢が増え、理想の住まいが見つかりやすくなります。

参照:株式会社不動産経済研究所 全国 新築分譲マンション市場動向 2021年

   公共財団法人東日本不動産流通機構 首都圏不動産流通市場の動向(2021年)

  

中古マンションをリフォームするデメリット

書類で頭を抱えているカップル

中古マンションをリフォームするデメリットは、3つあります。

 

  • 「共用部分」はリフォームできない
  • 住み始めるまでに時間がかかる
  • 希望通りに工事できない可能性がある

 

順番に説明していきます。

住み始めるまでに時間がかかる

中古マンションをリフォームする場合は、工事が完了するまで入居できません物件を購入してから工事の完了までに3ヶ月〜半年程度かかるため、仮住まいが必要になります。

工事期間中の仮住まいに賃貸を選ぶ場合は、マンションの費用とは別に家賃が発生してしまいます。

 

希望通りに工事できない可能性がある

柱と梁の代わりに壁と床だけで建物を支える「壁式構造」の物件では、間取りの変更が難しい可能性があります。また、洗面台やトイレなどの水周りは、配管の関係で移動できる範囲が狭い傾向です。

中古マンションをリフォームを検討している場合は、壁式構造かどうか階数を確認しましょう。6階以上の場合は、建築基準法などにより、壁式構造ではない物件が多いためです。水回りの変更を考えている場合は、内見や不動産会社との話し合いのときに相談しておきましょう。

 

「共用部分」はリフォームできない

マンションをリフォームする場合は、階段や廊下などの共用部分はリフォームができませんマンションの外壁やエレベーターだけでなく、玄関ドアや窓も共用部分に含まれます。

リフォームを検討している場合は、どこまでが共用部分か確認しておきましょう。

 

リフォームの具体例と費用相場

電卓で計算する人

2019年の調査では、マンションのリフォーム相場は約262万円でした。しかしフルリフォームすると、1,000万円以上かかるケースも少なくありません。マンションの築年数や購入する世代によって、予算の平均値は大きく変わります。

ここでは、部屋ごとの費用相場と具体例を紹介します。

参照:一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会 住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査第11回調査報告書

キッチンのリフォーム相場

中古マンションのリフォームでは、システムキッチンの入れ替えに人気が集まっています。

注意点として排水管の移動が必要な場合、移動可能な範囲が狭い可能性があります。キッチンのリフォームの際には、どのようなリフォームができるか、事前に業者へ相談しましょう。

主なキッチンのリフォーム相場は、以下の通りです。

リフォーム内容 費用
システムキッチンの導入 40万~100万円
対面式キッチンの導入 180万~250万円
レンジフードを設置 10万~15万円

 

リビング・ダイニングのリフォーム相場

マンションの場合は、フローリングの遮音等級に制限がかかっている物件もあります。「遮音等級L-45以上」と設定されているマンションが多いといわれています。

フローリングを張り替える場合は、遮音等級を満たしているかチェックしましょう。

主なリビング・ダイニングのリフォーム相場は、以下の通りです。

リフォーム内容 費用
和室から洋室に変更 50万~100万円
フローリングの張り替え 5万~15万円
壁紙の張り替え 40万~50万円
室内のドアを設置 3万~6万円

 

バスルーム・トイレのリフォーム相場

ユニットバスへのリフォームに、人気が集まっています。中古マンションの場合は、ユニットバスが一般的な1.2m×1.6mの1216サイズなどを使っていないケースも少なくありません。特注の浴槽になって費用がかさむ場合もあるため、注意しましょう。

築40年以上のマンションは、水漏れなどの心配があるため、配管更新をおすすめします。

主なバスルーム・トイレのリフォーム相場は、以下の通りです。

リフォーム内容 費用
ユニットバスへ変更 80万~150万円
洗面台を設置 20万~40万円
新しく給湯機を設置 20万~30万円
新しくトイレを設置 15万~40万円


あくまでも費用は目安になります。設備のランクや物件によって、大きく費用は変わりますのでご注意ください。


中古マンションのリフォームを成功させるポイント

楽しみながらリフォームを調べているカップル

中古マンションのリフォームを成功させるポイントは、3つあります。

 

  • リフォーム内容の優先順位を決める
  • 予算にゆとりを持つ
  • ホームインスペクションを依頼する

 

順番に説明していきます。

リフォーム内容の優先順位を決める

リフォーム内容の優先順位を決め、予算内で収めるようにしましょう。理想を追及しすぎると予算をオーバーし、工期が長期化する恐れがあります。

こだわりと予算のバランスを考え、工事開始前に代替策もある程度考えておきましょう。

 

予算にゆとりを持つ

マンションの購入やリフォームは、高額な費用が発生するため、ローンを借りることが一般的です。特に住宅ローンは、金利が3%前後と低いため返済しやすいでしょう。

しかし、マンションの担保価値が低い場合や、リフォーム費用が高額な場合に、住宅ローンにリフォーム費用を入れられない可能性があります。リフォームローンを借りて調達することもできますが、住宅ローンに比べると金利が高くなるため注意が必要です。ライフプランに合わせて返済額を設定して、子供の進学などに無理がない返済シミュレーションを考えましょう。

参照:住宅金融支援機構 民間金融機関の住宅ローン金利推移(変動金利等)

 

ホームインスペクションを依頼する

ホームインスペクションとは、住宅診断士や住宅検査員が住宅を調査し、改修時期やおおよその費用をアドバイスすることです。インスペクションを実施することで、売買後に水道管の劣化や雨漏りなどのトラブルを減らせます専門家が、耐震性能以外の設備や外壁などの状態を確認するため、安心してマンションをリフォームできます。

ホームインスペクションにかかる期間は、依頼してから1ヶ月程度です。約70㎡のマンションの相場は、約50,000〜70,000円です。

ホームインスペクションを行う場合は、リフォーム前に依頼する必要があります。ホームインスペクションを考えている場合は、専門業者の調査や必要書類などの準備をしておきましょう。

 

中古マンションをリフォームして、理想の住まいを手に入れよう!

中古マンションのリフォームのメリットは、新築より費用がかからず、理想の間取りを追及できることです。

一方で、共用部分はリフォームができず、構造によっては希望通りの間取りにできないデメリットがあります。

予算にゆとりを持つことや、ホームインスペクションを依頼することでリフォームのトラブルが少なくできます。中古マンションをリフォームするポイントを押さえて、理想の住まいを手に入れましょう。

 

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