もともと雨戸がない家の場合、後付けをすることができるのか疑問に思いますよね。
この記事では雨戸の特徴や後付けをするメリット・デメリット、費用相場や注意点などを詳しく紹介します。雨戸の後付けを検討している人はぜひ参考にしてみてください。
雨戸とは?
一般的に雨戸とは、窓ガラスの外側に取り付けられた戸板のことを指します。古来の日本家屋は窓ガラスがなく障子を使用していたため、雨や風から家を守るために雨戸が使われていました。
現在でも雨戸を取り付けている住宅は多く、雨や風から家を守ることに加えて防犯対策や防音効果などさまざまな理由で活用されています。雨戸の種類も昔ながらの一枚板のタイプからシャッタータイプまで多様化しています。
雨戸は後付けできる?
一般的な住宅であればほとんどの場合、雨戸を後付けすることは可能です。窓の周りに雨戸を収納するスペースが必要ですが、周りが狭い場合でも省スペースで収納できるタイプのものを選べば問題ありません。
雨戸にもさまざまなタイプがあるため、取り付けたい場所や目的に応じて適したタイプを選びましょう。
雨戸を後付けするメリットとは?
もともと雨戸がない窓に後付けをするメリットは主に以下の5つです。
- 災害対策
- 防犯対策
- 断熱効果
- 防音効果
- 防火対策
それぞれ詳しく解説していきます。
災害対策になる
台風やゲリラ豪雨などの際に、雨戸を閉めておくことで窓ガラスを守ることができます。台風やゲリラ豪雨の場合は風雨そのものが窓ガラスにダメージを与えるだけではなく、小石や木の枝、他人の家の屋根瓦や看板などが窓ガラスにぶつかる可能性があります。
窓ガラスが割れてしまうとガラスの破片や風雨が部屋の中に吹き込み、さらに危険です。雨戸を閉めておくことで、さまざまな飛来物から建物を守ることにつながります。
防犯対策になる
雨戸を閉めておくことで、空き巣などの犯罪から家を守ることができます。家に侵入する手口はさまざまですが、窓ガラスを割って侵入されるケースは非常に多いです。
近年の雨戸は施錠ができるものや金属製のものが多く簡単にはこじ開けることができないため、窓ガラスと雨戸を二重で閉めて置くことで、窓からの侵入を防ぐ効果が期待できます。
断熱効果になる
雨戸は日差しを完全に遮ることができ遮熱効果も期待できるため、季節を問わず室温を一定に保つのに効果的です。
夏は暑い日差しを遮ることで室温の上昇を抑え、エアコンで冷やした空気を逃げにくくしてくれます。逆に冬は外からの冷気の侵入を防いで室内の暖かい空気を逃がしにくくしてくれます。
ある程度の光が欲しいという方は、ブラインドのように最高を調整できるタイプがおすすめです! >>プロフィールはこちら
防音効果になる
家のすぐ近くに幹線道路や線路などがある場合でも、雨戸を閉めておくことで外からの騒音を抑える効果が期待できます。さらに室内の音が外に漏れることも防いでくれます。
一般的なシャッターでもある程度の防音効果は期待できますが、より高い性能を求める場合は防音性能の高いタイプのシャッターを選ぶと効果的です。
防火対策になる
雨戸は防火扉としての役割も担ってくれます。金属製のためガラスよりも熱に強く、雨戸を閉めておくことで近隣の火災の炎から家の中を守る効果が期待できます。
逆に家の中で起きた火災が燃え広がるのを防ぐ効果もあるため、いざというときのためにあると安心です。
雨戸を後付けするデメリットとは?
雨戸にはメリットも多いですが、デメリットを理解した上で導入することが大切です。ここでは雨戸を後付けするデメリットを2つ紹介します。
- 開閉時の音が気になる場合がある
- コストがかかる
それぞれ詳しく解説していきます。
開閉時の音が気になる場合がある
雨戸を開閉する際に、特にシャッタータイプのものは駐車場や店舗のシャッターと同じように「ガラガラ」と大きな音が響いてしまうことがあります。雨戸のタイプによっても差はありますが、開閉する時間によっては近隣住民に迷惑がかかるため注意が必要です。
なるべく音が響かないようにしたい方は、静音性の高いタイプを選びましょう。 >>プロフィールはこちら
コストがかかる
当然のことですが、雨戸を取り付けるためには費用がかかります。雨戸のタイプによって費用にも差があり、電動タイプなど高性能の製品になるほど価格も上がります。
防犯対策や防火対策などを考えて全ての窓に雨戸を取り付けたいと思っても、コストや開閉の手間の面などを考えると現実的には難しい場合が多いです。設置場所に応じて雨戸のタイプを変えたり、必要性の高いところのみに絞って設置したりと、目的や予算をふまえて総合的に判断することが大切です。
【タイプ別】雨戸の後付けの費用相場
実際に雨戸の後付けを検討する際、費用相場が気になりますよね。ここでは次の4つのタイプの費用相場を紹介します。
- 引き戸タイプ
- 折れ戸タイプ
- シャッタータイプ(手動)
- シャッタータイプ(電動)
窓のサイズや性能によって同じタイプの雨戸でも価格に差があるため、あくまでも目安として参考にしてみてください。
引き戸タイプの費用相場
引き戸タイプの費用相場は、1枚につき2〜5万円程度です。
他のタイプと比べても構造が1番シンプルで、最も安価になります。費用を抑えたい場合や頻繁に開閉しない場所に設置したい場合におすすめです。
折れ戸タイプの費用相場
折れ戸タイプの費用相場は、1枚につき4〜8万円程度です。
開けたときに折りたたむことができるため省スペースで、引き戸タイプよりも軽い力で開閉することができます。洋風な外観の家にも取り入れやすいデザインが特徴です。
シャッタータイプ(手動)の費用相場
手動のシャッタータイプの費用相場は、1枚につき8〜15万円程度です。
電動のものと比べると価格が安く、故障のリスクも低いため修理費用も抑えることができます。シャッタータイプにしたいけどコストを抑えたい場合におすすめです。
シャッタータイプ(電動)の費用相場
電動のシャッタータイプの費用相場は、1枚につき10〜30万円程度です。
他のタイプと比べると価格が高いですが、防犯対策や利便性などさまざまな面で優れているため、開閉頻度の高い場所や防犯上心配な場所などには特におすすめです。
雨戸を後付けする際の注意点
ここでは雨戸の後付けを検討する際に注意すべき点を3つ紹介します。
- 雨戸を後付けできないケースもある
- 2階以上の場合は足場を組む必要がある
- 信頼できる業者に依頼する
それぞれ詳しく解説していきます。
雨戸を後付けできないケースもある
ほとんどの場合で雨戸を後付けすることは可能ですが、マンションの場合や、戸建てでも窓の形状によっては後付けが難しいケースもあります。
マンションの場合は居室内は専有部分のため自由にリフォームができる場合が多いですが、窓の外側は共有部分となるため、雨戸を自由に設置することは難しい場合が多いです。
戸建てでも窓の周りに十分なスペースがない場合や、特殊な形の出窓やサイズの大きすぎる窓などの場合、後付けが難しいケースもあります。まずは後付けが可能かどうか、業者に相談してみましょう。
2階以上の場合は足場を組む必要がある
雨戸を2階以上に取り付けたい場合は足場を組まないと設置工事ができないため、足場代が別途必要になります。足場代の相場は、一般的な30坪程度の住宅で15〜20万円程度です。
信頼できる業者に依頼する
防犯対策や防火対策、防音効果や遮熱効果など雨戸にはさまざまな機能があるため、経験豊富で信頼できる業者に依頼することで希望にあった雨戸を提案してもらえます。
後になって追加費用を請求されたり手抜き工事をされたりしないよう、見積書の内訳に費用の詳細が明記されており、質問にも真摯に答えてくれる業者を選ぶようにしましょう。
条件に合った雨戸を後付けして快適に暮らそう
この記事では雨戸を後付けするメリット・デメリットや費用相場、注意点などを紹介しました。
雨戸は風雨から建物を守る以外にもさまざまな役割をもっており、タイプや性能も多様化しています。目的や予算に合ったタイプの雨戸を選び、安心で快適な暮らしを手に入れてくださいね。
不動産に関するお悩みを解決!
中古マンション・リノベーションを得意とする「wednesday」。物件の購入や売却、リノベーションのサービスを提供しています。
不動産の売買は人生において、とても大きなイベントです。だからこそ、「よくわからない」を無くして、安心して理想の暮らしを手に入れていただくためにセミナーや個別相談を実施しています。
不動産のプロであるwednesdayのコンシェルジュにお気軽にご相談ください。
不動産のプロが中古マンションの購入の流れや物件の探し方、資金計画までをわかりやすく解説。
「中古マンションを購入してリノベーションしたい」「リノベーション済の中古マンションを購入したい」方や、「住宅ローンやお金のことがよくわからない」方におすすめのセミナーです。
参加費無料で、参加方法はオンライン・来社どちらでも可能!個別相談参加でAmazonギフト券をプレゼント!
中古マンションの選び方のポイントや、あなたにぴったりの暮らしを叶える物件選び・探しまでサポートしますので、まずはご参加ください♪
▶物件購入のノウハウが100%手に入るセミナーの申し込みはこちらから
物件探しで具体的なお悩み・相談内容がある方は個別相談にお申し込みください。
▶今ならAmazonギフト券が貰える◎超お得な個別相談の参加申し込みはこちらから!
■LINEで気軽に相談
WednesdayのLINEアカウントを友だち追加していただくと、コンシェルジュにLINEのメッセージ上でいつでも気軽にご相談いただけます。