雨戸の汚れやサビが目立つようになってきた、雨戸がない窓にも新しく設置したい、などと思っても、雨戸リフォームのことがよくわからないという人は多いですよね。
この記事では雨戸リフォームの必要性や種類、費用相場や注意点などを詳しく解説します。雨戸リフォームを検討する際にぜひ参考にしてみてください。
雨戸のリフォームはなぜ必要?
雨戸は雨や風から建物を守るために丈夫に作られていますが、経年劣化により塗装が剥がれてきたりサビが発生したりし、いずれは寿命を迎えます。
古くなり劣化した雨戸をそのままにしておくと、雨戸本来の役割を果たせなくなってしまいます。さらに台風やゲリラ豪雨などで破損したり、劣化した部分からこじ開けられて空き巣に侵入されたりする可能性もあり危険です。
雨戸の性能を維持するためには定期的なメンテナンスを行い、適切なタイミングで新しいものと交換することが大切です。
雨戸リフォームの種類
雨戸リフォームには次の3つの種類があります。
- 塗り替えリフォーム
- 交換リフォーム
- 後付けリフォーム
それぞれ詳しく解説していきます。
塗り替えリフォームとは
塗り替えリフォームとは、古くなった雨戸に塗料を塗り直す方法を指します。築年数が古い住宅に多い木製の雨戸も近年主流になっている金属製の雨戸も、何年も風雨にさらされていると防水性能が低下していってしまいます。
交換リフォームに比べて手軽にできるので、費用を抑えてメンテナンスをしたい場合におすすめです。
交換リフォームとは
交換リフォームとは、古くなった雨戸を新しい雨戸に交換する方法を指します。古いタイプの雨戸を新しい製品にすることで防犯性や遮音性など性能の向上が期待できます。
塗り替えリフォームに比べると費用は高くなりますが、機能性や利便性を高めたい場合におすすめです。
後付けリフォームとは
後付けリフォームとは、もともと雨戸がついていない窓に新設する方法を指します。最近の雨戸は収納スペースが少なくて済むものや軽量化されたものなどさまざまなタイプがあるため、比較的簡単に設置することができます。
雨戸を後付けすることには防犯対策や遮音効果、遮熱効果など多くのメリットがあるため、雨戸がない場合におすすめのリフォームです。
雨戸の種類とそれぞれの特徴は?
雨戸を交換や後付けしたい場合、設置場所や目的に応じて適したタイプのものを選ぶことが大切です。ここでは次の3種類の雨戸について特徴を紹介します。
- 引き戸タイプ
- 折れ戸タイプ
- シャッタータイプ
それぞれ詳しく解説していきます。
引き戸タイプとは
引き戸タイプとは昔ながらの雨戸のタイプで、扉を横にスライトして開閉するものです。扉が大きくて重い場合が多く、開閉も大変なため近年では減少傾向にあります。
単板タイプは作りが一番シンプルで閉めると真っ暗になりますが、最も安価なため費用を抑えたい人にはおすすめです。採光や通気ができるものを選びたい場合は、ブラインドのような形のルーバータイプがおすすめです。
折れ戸タイプとは
折れ戸タイプとは扉が外側に向けて両開きするタイプのものです。収納スペースが必要なく、軽い力で開閉できるのが特徴です。デザイン性も高く、洋風な住宅にもよく取り入れられています。
引き戸タイプと同じように、折れ戸タイプにも単板タイプとルーバータイプがあります。
シャッタータイプとは
シャッタータイプとは、蛇腹式で窓の上部に巻き込む形で収納できるタイプのものです。開閉しやすく防犯性も高いため、近年では特に人気があります。
手動で開閉するタイプと、窓を閉めたまま室内からリモコンで操作できる電動タイプがあります。
雨戸のリフォーム費用相場は?
ここでは雨戸のリフォームを行う際の費用相場を、次の3種類について紹介します。
- 塗り替えリフォーム
- 交換リフォーム
- 後付けリフォーム
それぞれ詳しく解説していきます。
塗り替えリフォームの費用相場
塗り替えリフォームの費用相場は、雨戸1枚につき2,000〜5,000円程度です。雨戸のサイズや使用する塗料によって価格が前後します。
交換リフォームの費用相場
交換リフォームの場合は、どのタイプの雨戸を選ぶかで費用が大きく異なります。
次の表は雨戸のタイプ別に1枚あたりの費用相場をまとめたものです。雨戸のサイズや性能に応じて値段が前後するため、あくまでも目安として参考にしてみてください。
引き戸タイプ | 2万~6万円程度 |
折れ戸タイプ | 4万~8万円程度 |
シャッタータイプ(手動) | 8万~15万円程度 |
シャッタータイプ(電動) | 10万~30万円程度 |
後付けリフォーム
後付けリフォームの場合は、基本的には上記の交換リフォームと費用相場は同程度になります。ただし後付けの場合は既存の雨戸を撤去する作業がないため、交換リフォームよりも若干価格が低くなる場合もあります。
雨戸リフォームのおすすめのタイミング
雨戸リフォームは、屋根・外壁塗装と一緒のタイミングで依頼するのがおすすめです。屋根・外壁塗装を行う際には必ず足場を組むため、同じタイミングで雨戸のリフォームを行うことで足場代が1回分で済みます。
足場代の費用相場は一般的な30坪程度の住宅で15〜20万円程度です。2階の窓の雨戸リフォームの場合も足場は必須なので、同時に行えばその分費用がお得になります。
雨戸リフォームの注意点
ここでは実際に雨戸リフォームを行う際の注意点を2つ紹介します。
- 場所によって雨戸の種類を使い分ける
- 信頼できる業者に依頼する
それぞれ詳しく解説します。
場所によって雨戸の種類を使い分ける
雨戸にはメリットが多いため、できることなら全ての窓に設置したい、便利だから全て電動タイプにしたい、と思うかもしれませんが、現実的には難しい場合が多いです。
雨戸の交換や後付けにはコストがかかるのはもちろん、設置後も開閉の手間がかかるため、設置場所に応じて雨戸の種類を使い分けたり、必要性の高い場所に絞って設置したりすることが大切です。
よく開閉するリビングの窓は電動タイプにする、頻繁に開閉しない場所は引き戸タイプにする、というように使い分けることで、利便性を残しながら費用を抑えることができます。
信頼できる業者に依頼する
雨戸にはさまざまな種類があり、リフォームする場所や目的に応じて適する製品や工事内容も異なります。経験豊富で信頼できる業者に依頼することで、希望にあった製品や工事内容を提案してもらえます。
中には粗悪な業者も存在するため、後になってトラブルにならないよう、見積書の内訳に費用の詳細が明記されていて質問にも丁寧に答えてくれるような業者を選ぶようにしましょう。
雨戸をリフォームして快適に暮らそう
この記事では雨戸リフォームの必要性や種類、費用相場や注意点などを詳しく紹介しました。
雨戸にも寿命があり、経年劣化により性能も低下していくため、適切なタイミングで塗り替えリフォームや交換リフォームを行ったり、必要に応じて後付けリフォームを取り入れたりすることが大切です。
雨戸リフォームを適切に行い、安全で快適な暮らしを手に入れてくださいね。
【失敗したくない方必見】中古マンション購入を検討中の方におすすめのセミナーがあります!
不動産のプロが中古マンションの購入の流れや物件の探し方、資金計画までをわかりやすく解説。
「中古マンションを購入してリノベーションしたい」「リノベーション済の中古マンションを購入したい」方や、「住宅ローンやお金のことがよくわからない」方におすすめのセミナーです。
参加費無料で、参加方法はオンライン・来社どちらでも可能!個別相談参加でAmazonギフト券をプレゼント!
中古マンションの選び方のポイントや、あなたにぴったりの暮らしを叶える物件選び・探しまでサポートしますので、まずはご参加ください♪
▶物件購入のノウハウが100%手に入るセミナーの申し込みはこちらから
物件探しで具体的なお悩み・相談内容がある方は個別相談にお申し込みください。
▶今ならAmazonギフト券が貰える◎超お得な個別相談の参加申し込みはこちらから!