2018年頃から住宅トレンドとして話題になっているリビ充。リビ充は家族がひとつになる新しいライフスタイルといえます。リビ充とはなにか、気になる人も多いでしょう。
この記事ではリビ充とはなにか、リビ充にするためのアイデア、家族にとってどのような意味があるかなどをご紹介します。リビ充をとりいれて、快適な住まいにしていきましょう。
リビ充とは?
リビ充は、「リビング充実」という言葉の略語で、最近トレンドになっているワードです。リビ充は、リビングに家族が集まってそれぞれ自分の好きなことをする、多機能空間という考え方になります。
家族と一緒にご飯を食べる、テレビを見るといった、必要なときはリビングに集まるけど、それ以外の時間は部屋に戻るといった、従来の過ごし方ではありません。お父さんがテレビを観ている横で、お母さんが家計簿をつけ、その近くで宿題やゲームをやっている子供がいるといったカタチです。
家族がリビングにいながら、それぞれのやりたいことをやる。充実した時間を過ごすための空間づくりがリビ充です。
リビ充が受け入れられる背景
次にリビ充が受け入れられる背景はどのようなものがあるでしょうか。それは、家族との時間をより多くとりたいという人や、スマホの普及などがあげられます。共働き家族が増えているため、家族で一緒に過ごす時間を多くとりたい家庭が増えていることも、背景のひとつでしょう。
また、テレワークやオンライン授業など、家で仕事をする機会が多くなり、リビングにいながらコミュニケーションをとれることもあります。
スマホの普及によりイヤホンをつければ、リビングでも動画や音楽を楽しむことが可能です。そのため、リビングにいながらにして自分のことができる環境が構築されていることは、受け入れられる背景といえるでしょう。
リビ充にするためのアイデア
次にリビ充にするためのアイデアです。
リビ充はリビングを中心に家族が充実した時間を過ごすための価値観です。そのため、リビングをどうやって家族が過ごしやすいスペースにしていくかが重要になります。
- リビングを通って各部屋へ行く間取りにする
- リビングにワークスペースや勉強スペースを置く
- 小さな小上がり畳スペースをリビングに設置する
- リビングの収納を充実させる
リビングに変化をもたせ、リビ充にしていくためのアイデアを紹介していきます。
リビングを通って各部屋へ行く間取りにする
リビングを通らないと自分の部屋にたどり着けない間取りにすることで、家族のコミュニケーションを活性化するアイデアです。
たとえば、2階の部屋へ行くとき、階段をリビングに設置する「リビング階段」にすると、家族の交流が生まれやすくなります。子供が部屋へ行くときに様子を確認することができるほか、リビングで過ごすことも促せるでしょう。
また、平屋建てなら、リビングの先に部屋を配置するアイデアも。部屋に入る前にリビングを通ることで、同じように家族間のコミュニケーションにつながります。
リビングにワークスペースや勉強スペースを置く
リビングの一角にテレワーク用のちょっとしたワークスペースを設置したり、カウンターを置いて勉強スペースにしたりと、スペースを活用するアイデアです。
特にカウンターやスタディデスクなどがあれば、どこでも作業ができるため、簡易的な書斎や作業コーナーにも活用可能です。親が子供に勉強を教えやすく、子供の成長を実感しやすくもなります。また、子供の育児をしながらの家事など家族が多い場合でも、リビングが中心だとフレキシブルに動きやすくなるでしょう。
小さな小上がり畳スペースをリビングに設置する
2、3畳ほどの小上がり、畳のスペースがリビングにあると、ゆったりとした空間になります。リビングで寝転んでくつろいだり、子供の育児に利用したりと、いろいろな活用方法が考えられるでしょう。
畳の小上がりの扉を普段は解放してリビングの一部にすれば、家族がリビングに集まりやすくなります。畳であれば子供のケガを心配せずに遊ばせやすく、食事をしたりゲームをしたりと一家団らんの時間を過ごしやすくなるでしょう。
リビングの収納を充実させる
リビングが物で散らかっていると、スペースが狭く感じ、過ごしにくいと感じてしまうこともあるかもしれません。そのようなときは、リビングの収納スペースを充実させるとリビ充につながるでしょう。
たとえば、壁面収納があります。面積の関係であまり広いリビングにできなかった場合でも、縦に長い収納スペースを確保できるため、家族のものが増えても対処できます。収納付きのデスクなどもスペース確保に最適です。テレワークやオンライン授業などのちょっとした教材を置いておくのにはおすすめです。
そして一番手頃なアイテムとしては、収納ボックスがあります。リビングの雰囲気に合わせたボックスを見つければ、あとからでも設置しやすく手に入れやすいのが特徴です。リビングの収納を充実させて整理整頓をすると、家族もリビングが快適だと思いやすくなるでしょう。
リビ充のデメリットは?
それでは、リビ充のデメリットはどのようなものがあるでしょうか。
家族が一緒にいることで充足感を味わうことのできるリビ充。リビングでの家族との時間はお互いの状態を知るメリットがありますが、子供が成長するにしたがって、個人の部屋を欲しがることは無視できません。子供が小学校高学年までならリビングで過ごす時間が多いと思いますが、思春期や受験といった時期にさしかかれば、完全にひとりになれる空間があると間違いないでしょう。
あらかじめ子供部屋を用意しておき、時期を見て与えるなど考えておきましょう。リビ充と家族のプライバシーのバランスが大切になります。
家族にとってリビ充の意味
家族にとってリビ充とはどのような意味があるでしょうか。リビングで過ごすことに重点を置くことで、家族同士にどんな影響が出るのか、ここでは家族の会話が増えること、家計に優しいことの2点にしぼって、紹介していきます。
家族の会話が増える
家族それぞれがリビングで違うことをしていても、いつでも存在が確認できる上、話したいと思えばいつでも話かけられる安心感もあります。小上がりでリラックスしながら、ワークスペースや勉強スペースで宿題や課題をこなしながら、家族の一体感を感じることができるため、自然と家族間の会話が増えていくでしょう。
家族との距離感が無理なく保てるからこそ、家族のお互いの行動に対して余裕のある態度で接することもできるはずです。
家計に優しい
家族がそれぞれの部屋で過ごし、エアコンや照明、テレビなどを使用すれば、その分の電気代がかかります。リビ充の考え方なら、家族が集まっているリビングのエアコンや照明費用のみで済みます。電気料金が上がっている昨今の情勢をふまえれば、このような省エネも経済的といえるでしょう。
家族同士のコミュニケーションをはかれる上、家計のことも考えられるリビ充は家族に優しいライフスタイルといえます。
リビ充をとりいれるのに家族の反対があった際は、経済面でも助かるといったことを伝えると、理解してくれる可能性が高まるかもしれません。
リビ充で新しいライフスタイルを家族と手に入れよう
リビ充は現代の新しいライフスタイルといえるでしょう。リビングで家族と一緒に過ごす安心感と快適性がありながら、自由に時間を過ごすことができるため、個の空間にもできます。
リビングを充実させることで家族とのコミュニケーションがつながりやすくなるメリットがありますが、子供の成長やライフプランを見越したリビ充で、快適な暮らしにしていきましょう。
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