南向きに次いで人気のある東向きの部屋の住み心地について実際どうなのだろうと疑問をお持ちでしょうか?部屋の方角については住む前も、住み始めてからも、気になっている方も多いのではないでしょうか。今回は東向きの部屋に着目して、住み心地から細かいところまで追求してみました。またデメリットの解消法として簡単に取り入れることのできる風水をご紹介していますので、参考にしてください。
東向きの部屋の特徴【3選】
住み心地で重視されるのが日当たりについてです。南向きが良しとされているのも、ここが基準となっています。
では、東向きの部屋の日当たりはどうなのか?また日当たりによって変動が大きい室内の気温やカビ問題についてみていきましょう。
日当たり良好
東向きの部屋は日当たりが良好です。ただし、日が当たる時間帯が朝となるため、午前中に活動をしたいという人には向いているといえます。洗濯なども午前中がおすすめとなります。
生活リズムを「朝型」に変えたいと思っている方や、お子様の生活習慣を整えたいとお考えの方は、東向きの部屋を選択するのも一つの手かもしれません。朝日が差し込むことで自然と目が覚め、前向きな気持ちになると言われています。
夏場の午後は涼しく、冬場の午後は寒い
東向きの部屋は、午後になると日差しが入らなくなり、外の気温が最も高くなる時間帯に直射日光が入らないため、夏場は涼しいとされています。
一方、冬場になると午前中の日の当たる時間は暖かく、午後は寒いと感じる可能性が高くなります。
夏の暑さが苦手という方には東向きの部屋が向いています。
湿気が溜まりやすくカビ発生率が高い
カビは色んな病気の原因になるとも言われているので気になるところです。
東向きの部屋に午後や夜間に洗濯物を干すと乾きにくくなり、湿気がたまりやすくなるので、カビの原因になる可能性が高くなります。
また、冬場は寒いため結露が発生しやすいとも言えますが、必ずカビが生えるということではありません。
カビの原因は結露が発生し湿気がこもりやすいことにあるので、風通しの良さを意識して対策することをおすすめします。
東向きの部屋のメリット
東向きの部屋の代表的なメリットは以下の3点です。
- 朝日が差し込む
- 南向きに比べて家賃が少し安い
- 子供部屋に最適
それぞれ詳しくみていきましょう。
朝日が差し込む
朝日によって体内時計が整い、午前中の洗濯物が乾きやすいので東向きの1番のメリットと言えます。東向きのサッシの日当たりを丁度よくするためには、大きいサッシが向いているので、窓のチェックをしっかりしておきましょう。
南向きに比べて物件が少し安い
一番人気の南向きに比べて2番人気の東向きは、新築の場合において物件の相場が300万程度低くなっていることがあります。ただし、条件が東向きの方がいいという場合には、価格は変わらないという場合もあります。
また、中古の場合はほぼ変わりません。東向きの部屋で困ることがなく、新築物件で価格を少しでも抑えたい場合は検討してみる価値があります。
子供部屋に最適
風水では、東向きの部屋は子供部屋に最適で文武両道のできる活発な子供に育つと言われています。朝日が当たることで自然と目覚めることができる環境が整い、午前中からスムーズに活動ができることから、生活リズムも崩しにくいです。生活リズムの崩れによる寝かしつけなどの苦労が減るでしょう。
東向きの部屋のデメリット
東向きの部屋のデメリットは以下の2点です。
- 朝日が眩しい
- 冬場が寒い
朝日が眩しい
夜型生活の方には特にですが、朝日が眩しくて起きてしまうということがデメリットになりえます。こちらはカーテンなどでの工夫が必要となります。
対策法としては、カーテン選びが重要な部分となってきます。遮光カーテンや眩しさを軽減してくれる厚手の素材のものがおすすめです。レースカーテンなどをつけて2重にするのも良いでしょう。
また、ベッドの位置も朝日が差し込まない位置に設置するだけで、眩しさはかなり軽減されます。
冬場が寒い
午後に日が当たらないため、午後や夜間は寒く、結露がしやすい可能性があります二重サッシや複層ガラスにすることをお勧めします。
結露は風通しをよくすることが一番ですが、寒い季節は暖かい空気を回せるようにサーキューレーターなどを使用すると寒さ対策にもなるのでおすすめです。
東向きの部屋は風水的にどう?
東向きの部屋と相性良しな色や素材
風水では東向きは「木の成長」との関連性があると言われているので、木と相性のいい物や色がいいでしょう。
よく目にはいる色を暖色系にしておくことは、かなり大切な部分となってきます。色はベージュや緑がおすすめです。
緑 |
観葉植物はもちろんのこと、やはり木との同系色は間違いなし。 |
ベージュ色 |
木とのコンビネーションが良く、アイボリーもおすすめです。 |
青 |
青は水を連想させ、木は水で育つことから相性は言うことなし。 |
【注意点】
相性のよくない色として挙げられているのが、「金色」や「銀色」です。これもやはり木と関連しており、斧などを連想させる金属の色はNGとされています。
東向きの部屋と相性良しなカーテン色と素材
部屋の大きな面積をしめ、イメージを決めるカーテンについても、相性の良い色があります。
赤 |
パッと見た目が明るくなる色合いは相性く運気アップ |
ピンク |
女性らしさを思わせる白木などの雑貨との相性が良し |
アイボリー |
部屋の色は2色にまとまっていると良いとされるのでアイボリーは使い勝手が良く木と色合いの相性も抜群。 |
淡い青 |
青は代表的な東の方向の色と言われている。 |
【注意点】
風水においては、東向きからは良い運気が入ってくると考えられていることから、光を遮ってしまう遮光カーテンは良くないとされています。柔らかくふわふわと風の動きを感じられるものが良いでしょう。
東向きの部屋と相性良しな雑貨
部屋の大部分のコーデの決め手となる色やカーテンのつぎに、気になるのが雑貨や家具の配置です。風水にもとても関連のあることになってきます。
観葉植物 |
東向き=木の成長となるのでベストです。 |
音の鳴るもの |
音は風に乗ってやってくるので、テレビやステレオ、パソコンや音のなる時計などを配置するのもおすすめ。 |
青や白の花 |
健康運をよくしてくれます |
【注意点】
色が多すぎるのは、風水以前に落ち着かない部屋となってしまうので、色の統一感を保ちながら、風水を活用していきましょう。
東向きの部屋vs西向きの部屋
東向きの部屋の反対側は西向きの部屋となります。当然ながら東から太陽がのぼり、西へと沈むので、朝日は東向きの部屋、夕日は西向きの部屋に当たることになります。どちらがより自分に合っているのかを見極めましょう。
東向きの部屋の特徴 |
西向きの部屋の特徴 |
朝日が差し込む |
夕日が差し込む |
冬場は午前中が暖かく、午後は寒い |
冬場は午前中が寒く、夕方は暖かい |
夏場は午前中が暑く、午後が涼しい |
夏場は午前中が涼しく、夕方は暑い |
ベランダでのガーデニングには向かない |
壁紙や床材が日焼けしやすい |
南に比べての家賃相場が3~7%安い |
南に比べての家賃相場が5~9%安い |
夏が苦手な方や午後の時間帯に在宅していない方は東向きの部屋、家賃をとにかく抑えたい、朝はゆっくり眠りたい方は西向きの部屋が向いています。
日当たりが良い方角ランキング
日当たりが良い方角について、なんとなく分かってはいるものの、今一度確かめておくと、東向きの部屋の良さが見えてきます。
1位:南東
2位:南
3位:南西
4位:東
5位:西
圧倒的に南向きの部屋が日当たりがよく人気ということが分かります。南を一つのくくりとして考えれば、東向きの部屋は2位となります。
注意点としては、窓の大きさを確認しておくこと。これによって実際は大きく、日照時間というのは変わってきます。
東西南北のそれぞれの特徴
ランキングでは南向きが一番良いとされていますが、それぞれの特徴を知っておくと部屋選びをしやすくなります。こんな方にはこの方角がおすすめという特徴を風水的にもみながら、まとめました。
1.東向きの部屋
おすすめの人の特徴:体内リズムを整え、午前中から活動したい人
風水:明るく友人に恵まれ運気あり
2.西向きの部屋
おすすめの人の特徴:夜勤の人
風水:コミュニケーションなど大人スキルを高める運気あり
3.南向きの部屋
おすすめの人の特徴:日当たりを最も重要視する方、家に長くいる方
風水:人気運、ビューティー運、知性、直感、芸術などを高める運気あり
4.北向きの部屋
おすすめの人の特徴:部屋からの景色を楽しみたい方・兄弟部屋に最適
風水:子どもに「落ち着き」や「冷静さ」が高まると言われてので、喧嘩が少なくなるかもしれません。
東向きの部屋が生活リズムと合うのかを見極めよう!
東向きの部屋を検討中の方は、生活リズムを朝型にしたいのか、または今現在も朝型なので特に負担がないのかというところをしっかりと見極めましょう。またどの方角だとしても、住んだところを風水などで工夫して暮らしを楽しむことも大切ですね。