中古物件の内覧時には、売主に実際の住心地などの物件に関する情報を聞くことが大切です。しかし、いざ内覧に行っても何を聞けばよいのか分からないという方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は中古物件の内覧時に売主に聞くことをまとめました。是非参考にしてみてください。
中古物件の内覧で売主に聞くこと6つ!
中古物件の内覧に行く際には、売主に以下の6つの情報を聞くことをおすすめします。
- 近隣住民やご近所付き合い
- 周辺環境について
- 生活の利便性
- 売却理由
- リフォーム履歴や設備に関する内容
- 過去の災害時の実際の被害状況
それぞれ詳しくご紹介していきます。
近隣住民やご近所付き合い
中古物件の内覧の際、売主に聞くことの1つに近隣住民やご近所付き合いなどの人間関係があります。近隣住民は生活の上で関わることが多く、場合によってはストレスやトラブルの原因になることもあるからです。
また、町内会の行事や集まりなどの活動状況やルールを事前に聞いて自分のライフスタイルに合っているかを把握しておくことも大切です。
快適に生活ができるように、近隣住民、ご近所付き合いについて確認しておきましょう。
周辺環境について
物件の周辺にどのような施設があるかは地図で確認することができますが、物件周辺の学校や病院の評判、治安の良し悪しなどの周辺環境は、地理を把握しただけでは分からないことがあります。実際に住んでいる売主に、暮らしの感想や周辺環境の情報を聞くことで細かく理解できるでしょう。お子様がいるご家庭では、治安はもちろんのこと、通学路が安全に舗装されているか、近所の公園の様子なども事前に把握しておくことをおすすめします。
生活の利便性
周辺の環境と同じく、売主に生活の利便性も聞いて確認しておきましょう。通勤ラッシュ時の渋滞具合や電車の混み具合などの情報も、物件比較の際の判断材料になります。実際に住んでいる売主に利便性を聞くことで、地元の人しか知らない抜け道など有益な情報を教えてもらえるかもしれません。
また、スーパーやコンビニの品揃えや価格帯も地域によって差があります。生活に支障をきたさないよう、事前に売主に聞いて把握しておくと良いでしょう。
売却理由
売主がなぜこの物件を手放すことにしたのか、売却理由は必ず確認しておきたいポイントの1つです。治安が悪い、ご近所トラブルがあったなど、住環境の悪さが原因の場合、購入前に聞いておけば「こんなはずじゃなかった」と買ってから後悔することを防げます。売主の売却理由が自分にとって問題ない理由かどうか判断しましょう。
ただし、売却理由には住宅ローンの返済が困難、離婚などデリケートな問題の場合もあるので事前に不動産会社の営業担当者に聞くと良いでしょう。
リフォーム履歴や設備に関する内容
中古物件の築年数によっては過去にリフォームをしていたり、現在設備の不具合がある可能性もあります。今後の物件のメンテナンスのためにもリフォームをした時期と箇所を、売主に忘れずに聞いておきましょう。また、設備に不具合がある場合、物件購入後に修繕をし修繕費を負担しなければならない可能性もあります。設備の不具合を理由に物件価格の値下げ交渉も可能なため、内覧時に売主に聞くことを忘れないようにしましょう。
過去の災害時の実際の被害状況
自然災害の多い日本では、安心して暮らすために災害リスクに備える必要があります。
中古物件の内覧時には、過去の災害時の状況も売主に聞くことが望ましいです。
各市町村が公表しているハザードマップで災害リスクを確認することはもちろんのこと、実際に住んでいた売主に聞くことで、被害状況をより詳しく把握しておくことができます。ハザードマップと実際の被害状況が異なる可能性もあるので、過去の被害状況をもとにして災害リスクに備えましょう。
売主だけでなく営業の担当者に聞くべきことは?
これまで中古物件の内覧で売主に聞くことをお伝えしましたが、売主だけでなく営業担当者にも聞くべきことをまとめました。
- 物件の引渡し時期
- 隣地との境界線が明確かどうか
- 設備の状況や物件の不具合があるかどうか
それぞれ詳しくご説明していきます。
物件の引渡し時期
中古物件の内覧の際には、営業担当者に物件の引き渡し時期を聞くようにしましょう。売主が居住中の中古物件では、売主の転居先が決まっていない、売主の転居先がまだ建設中などの理由で、引き渡し時期が延びてしまうことがあります。中古物件を購入し、引っ越しの予定をたててもスケジュール通りにいかなくなってしまうことがあるかもしれません。そのようなトラブルを防ぐためにも内覧時には物件の引き渡し時期を営業担当者に聞くことが大切です。
隣地との境界線が明確かどうか
中古物件のなかでも、一戸建ての購入を検討している場合には、隣地との境界線も営業担当者に忘れずに聞くことが大切です。実際に境界線が不明な土地は多く存在します。境界線が不明確のままだと、将来隣人とトラブルに発展してしまう可能性があるため注意が必要です。現状、境界線が決まっていない物件でも、引き渡しまでに境界線が決められれば問題ありません。トラブルを防ぐためにも、隣地との境界線は営業担当者に聞くようにましょう。
設備の状況や物件の不具合があるかどうか
設備の状況や物件自体の不具合については、売主だけでなく営業の担当者にも聞くことの1つとして覚えておきましょう。売主の居住中には、家具が置かれていて物件の不具合に気づけないことがあります。また、売主は、中古物件をいい条件で売却するために物件のネガティブな部分を隠している可能性もあるかもしれません。営業担当者はプロの目線で、中古物件に不具合が出やすい部分を知っていることが多いです。売主だけでなく営業担当者にも設備の状況や物件の不具合があるかどうか、聞くようにしましょう。
中古物件の内覧時のマナー
中古物件の内覧をする際には、売主へのマナーを心がけましょう。まず、中古物件の内覧は、大人数で内覧すると不動産の営業担当が管理しきれず迷惑になるため、必要最低限の人数で訪問するのが望ましいです。また、小さな子どもは家の中の物を勝手に触ったり、走り回ったりする恐れがあるので、可能な限り連れて行かないほうがよいでしょう。まれに、売主に気を遣って手土産を持参する方がいますが、困惑させてしまう可能性もあるので内覧時に手土産は不要です。内覧にスリッパを持参するのは問題ないですが、畳の上をスリッパで歩くと畳を傷めてしまうので注意しましょう。
中古物件の内覧チェックポイント
中古物件を内覧をする際、売主と営業担当者に聞くことをご紹介してきましたが、その他にもチェックすべきポイントがいくつかあります。
- 部屋の向きは希望の方角か
- 間取りはライフスタイルに合っているか
- 収納スペースが十分にあるか
- 眺望・風通し・騒音に問題はないか
- 壁紙などの内装が汚れていないか
- 床や柱が歪んでいないか
- 水回りに不具合がないか
- ガスや排水の種類
上記のポイントを細かくチェックし、気になったところは都度、担当者に確認するようにしましょう。また、内覧にはカメラ(スマートフォン)、メジャー、方位磁石、メモ帳とペン、物件の間取り図を持っていくと、中古物件を細かく調べるのに役立ちます。
中古物件は売主に聞くことを忘れず後悔のない購入を!
中古物件の購入は大きな買い物です。中古物件を買った後に後悔することが無いよう、内覧時に気になる点は売主と営業担当者に聞くことが大切です。中古物件の内覧時には売主に聞くことをリストアップしチェックもれがないようにしましょう。マナーやポイントを
守ってスムーズに内覧できるよう、是非今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。
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