家を売却したいけど、売却する方法や税金がわからないとお悩みの方もいるでしょう。
家を売却する方法は、仲介と買取の2つの方法があります。売却する費用は、仲介手数料、譲渡所得税や印紙税などの税金です。
売却する手順や相場の調べ方、早く・高く売るコツを解説します。売却の疑問が少なくなりますので、ぜひ最後までお読みください。
家を売却する方法
家を売却する方法は、仲介と買取の2つのパターンがあります。それぞれ売却までの費用と期間が異なり、それぞれ詳しく解説していきます。
仲介
仲介とは、不動産会社が売主の代わりに、広告を掲載して購入希望者を探す方法です。相場に合わせて売却価格を設定するため、買取より高く売れます。
ただし、売り出し価格やタイミングによっては、売却までにかかる期間が長引くことも。時間に余裕があり、高く売りたい方は仲介がおすすめです。
買取
買取とは、不動産会社が直接家を買い取る方法です。購入希望者を探す期間が省かれるため、短い期間で売却できます。
不動産会社が購入後にリフォームをして販売し、買主を探す手間がないため仲介手数料もかかりません。そのため相場の7~8割程度の価格で買い取られます。早く売却したい方は、買取を依頼しましょう。
家を売却する手順
家を売却するには、相場を調べてから不動産会社に査定依頼をします。査定金額や、担当者の対応に納得できる不動産会社を選びましょう。買取の場合は、不動産会社と売買契約を結ぶと、売買が完了となります。
仲介の場合は、不動産会社に売買活動を依頼します。定期的に売買活動の進捗の連絡が来るため、確認しましょう。購入希望者が現れたら、内覧を行います。不動産会社を通して買主からの購入申込書が届いたら、売買契約を締結。契約で決めた日時に引き渡しと決済をすれば、売却が完了となります。
■Wednesdayの簡易査定
不動産の売却を検討中の方は、簡易査定にお申し込みください。Wednesdayの簡易査定は、面倒な訪問は不要でオンラインのみで売却まで完了します。
こんな方におすすめ:
・売却・住み替えを検討中の方
・今のお家がいくらで売れるか知りたい方
家を売却する相場はどれくらい?
家を売却する相場は、おおまかには築年数によって分かります。詳しい金額を調べたい場合は、「REINS Market Information」を利用しましょう。築年数別の相場から解説していきます。
築年数別の相場
家の売却相場は、築年数が経つほど下がっていきます。どのくらい下がっていくのか下記の表を参考にしてください。
築年数 | 下落率 | 新築で3,000万円で購入した物件の価格変化 |
築5年未満 | 100%※ | 3,000万円 |
築5年~10年未満 | 94% | 2,820万円 |
築10年~15年未満 | 92% | 2,760万円 |
築15年~20年未満 | 85% | 2,550万円 |
築20年~25年未満 | 83% | 2,490万円 |
築25年~30年未満 | 68% | 2,040万円 |
築30年~ | 49% | 1,470万円 |
ただし、家の売却相場は築年数以外にも、立地やリフォームの状況などによって変わります。あくまでも目安として考えましょう。
※新築でも入居したときから、価値は下がります。今回は、築年数を比較するときの基準として、100%と仮定しています。
参照:
公益財団法人 東日本不動産流通機構 首都圏中古マンション・中古戸建住宅
売却相場の調べ方
売却相場は、「REINS Market Information」で調べられます。「REINS Market Information」は、国土交通大臣が指定した不動産流通機構が運営・管理しているサイトです。このサイトでは、実際に購入された金額を検索できます。
不動産会社は、売買価格をREINSに物件情報を登録しなければならないため、データ量が多く、信頼性が高いサイトです。築年数や最寄り駅、面積や間取りなどの条件を絞れるため、売却したい家と条件が近い物件の売却価格が調べられます。
参照:不動産流通機構 REINS Market Information
売却するための費用はどれくらいかかる?
売却するためにかかる費用は、以下の5つです。
- 仲介手数料
- 譲渡所得税
- 登録免許税
- 印紙税
- その他の費用
順番に解説していきます。
仲介手数料
仲介手数料は、不動産会社に売却が決まったときに支払う手数料です。仲介手数料の上限は決められていて、以下の計算式で求められます。
仲介手数料の上限金額(税込)=(売却価格×3%+6)+消費税 |
3,000万円の家を売却するときの仲介手数料の上限額は以下です。
仲介手数料の上限金額:3000万×3%+6=96万
仲介手数料の消費税額:96万×10%=9.6万
消費税を含めた仲介手数料の上限金額:96万+9.6万=105.6万
3,000万円の家を売却するときには、105.6万円(税込)の仲介手数料がかかります。ただし、この金額は仲介手数料の上限のため、目安として計算しましょう。
譲渡所得税
家を売却するときには、譲渡所得税、登録免許税、印紙税がかかります。
譲渡所得税は、不動産を売却して利益が発生した場合にかかる税金です。譲渡所得は、以下の式で計算します。
譲渡所得=収入金額ー取得費ー譲渡費用(ー特別控除額) |
収入金額とは、家の売却金額を指します。取得費とは家を購入したときの費用で、家の購入代金の税金などです。譲渡費用とは、家を売却するための費用を指します。たとえば、売るときの仲介手数料や税金です。
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登録免許税
登録免許税は、土地の場合は評価額×2.0%、建物の場合は評価額×2.0%で計算します。
ただし、令和4年3月31日までの所有権移転登記は軽減措置が適用され、築後25年以内または、一定の耐震基準に適合する中古住宅は、0.3%です。
印紙税
印紙税は売買の契約書に貼る印紙代のことで、家の売却価格によって異なります。平成26年4月1日から令和6年3月31日までに作成された契約書には、印紙税が軽減されます。
契約書の売却価格 | 基本となる税率 | 軽減された税率 |
50万円を超え100万円以下 | 1,000円 | 500円 |
100万円を超え500万円以下 | 2,000円 | 1,000円 |
500万円を超え1,000万円以下 | 10,000円 | 5,000円 |
1,000万円を超え5,000万円以下 | 20,000円 | 10,000円 |
その他の費用
その他の費用として、司法書士への報酬や必要書類の発行費用がかかります。司法書士会のアンケートによると登記を依頼する費用は、関東地区の平均で41,219円です。住民票や、登記簿謄本などの書類を発行するために、300~600円程度かかります。
家を早く・高く売却するコツ
家を早く・高く売るコツは4つあります。
- 早く売る:1月から3月に売却時期を合わせる
- 早く売る:価格にこだわりすぎない
- 高く売る:売り出し価格を少し高めに設定する
- 高く売る:複数の不動産会社に査定を依頼する
早く売るコツから解説します。
早く売る:1月から3月に売却時期を合わせる
不動産市場が活発な1月から3月に売却時期を合わせて、売却活動をしましょう。2月と3月は新生活に向けて、最も不動産市場が活発な時期です。
4月が始まる前まで購入すると期限を決めている買主もいます。期限を決めているため、購入条件のハードルが低く、売れやすい傾向です。早く売るために、売却時期を新生活の前に合わせて活動をしましょう。
早く売る:価格にこだわりすぎない
早く売るためには、売り出し価格にこだわらないようにしましょう。周りの物件よりも価格を下げることで、買主には魅力的に映り、購入希望者が増えるためです。早く売るために、周りの物件よりも価格を少し下げましょう。
高く売る:売り出し価格を少し高めに設定する
売り出し価格を少し高く設定することで、希望価格で売却できるようにしましょう。中古住宅を売買するときは、多くの買主が値引き交渉するためです。
売り出してから価格を上げることは、印象が悪いため避けることをおすすめします。希望価格で売るためには、値引き分を含めた金額で売り出しましょう。
高く売る:複数の不動産会社に査定を依頼する
相場より安く売り出されないように、複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。不動産会社によって査定基準が異なり、査定金額も変わるためです。3社以上に査定を出し、1番条件がいい不動産会社を契約しましょう。
■Wednesdayの簡易査定
不動産の売却を検討中の方は、簡易査定にお申し込みください。Wednesdayの簡易査定は、面倒な訪問は不要でオンラインのみで売却まで完了します。
こんな方におすすめ:
・売却・住み替えを検討中の方
・今のお家がいくらで売れるか知りたい方
不動産会社を選ぶときの2つのポイント
不動産会社を選ぶときには、2つのポイントがあります。
- 家の売却実績が豊富な会社を選ぶ
- 担当者の対応をチェックする
不動産会社を選ぶまでの流れに沿って解説します。
家の売却実績が豊富な会社を選ぶ
家の売却実績が豊富な会社を選びましょう。店舗や投資用マンションに特化している不動産会社もあるためです。不動産会社により抱えている顧客層や得意な地域も違うため、売りたい家の地域で売却実績があるか、確認することをおすすめします。査定依頼をする前に、家の売却実績をHPなどで確認してから依頼しましょう。
担当者の対応をチェックする
担当者の対応をチェックすることも大切です。対応によって、買主にどのように対応しているかわかるためです。対応が悪い担当者の場合、買主に対する対応も悪く、購入を避けられる可能性があります。家の売却には時間もかかるため、対応が悪い担当者だとストレスになることも。安心して売却を任せられる担当者どうか、対応をチェックしましょう。
家の売却でやってはいけないこととは?
家の売却でやってはいけないことは、売却前のリフォームと内覧の前に掃除をしないことです。売却前にリフォームしてしまうと、売却してリフォーム費用を回収できないことも。また内装のデザインは、好みが異なります。売却前のリフォームはせずに、売り出しましょう。
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家を売却する相場や費用を知って、高い金額で売ろう!
家を売却する方法は、仲介と買取の2つです。家を売却する相場は、築年数によっておおよその相場が分かります。詳しい相場を知りたいときは、REINS Market Informationを使って調べましょう。
売却までには、仲介手数料や譲渡所得税などの税金がかかります。家を早く・高く売るには、価格にこだわりすぎず、複数の不動産会社に査定依頼をすることがポイントです。不動産会社を選ぶときは、売却実績が豊富で、担当者の対応がいいところを選びましょう。
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