不動産買取を検討している方はどのような流れで売却するのかわからないと、不安ですよね。
この記事では不動産買取の詳しい流れはもちろん、向いている物件や注意点なども紹介します。
不動産買取を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
不動産買取を選ぶメリット
家を売却したいときに、不動産買取を選ぶメリットは主に次の3つです。
- スピーディーな売却が可能
- 仲介手数料がかからない
- プライバシーが守られる
それぞれ詳しく解説していきます。
スピーディーな売却が可能
不動産買取は仲介と比べて必要な手順が少なく、短期間での売却が可能です。
不動産会社に物件を直接買い取ってもらうため、買主を探すための時間と手間が省けます。仲介の場合は売却までに半年〜1年程度かかるのが一般的ですが、不動産買取の場合は早ければ2週間程度、長くても1ヶ月程度で売却が完了するのが一般的です。
仲介手数料がかからない
仲介で物件を売却すると売主は不動産会社へ仲介手数料を支払う必要がありますが、不動産買取の場合は仲介手数料がかかりません。
たとえば2,000万円の物件を売却した場合の仲介手数料の上限額は、726,000円(売買金額×3%+6万円+消費税)です。それなりに大きな金額になるため、仲介手数料がかからないのはメリットのひとつです。
プライバシーが守られる
仲介で売りに出す場合は、不動産会社が広告などで宣伝をして買主を探すため、知り合いや近所の人に売り出し中であることが知られてしまいます。
不動産買取の場合は売主と不動産会社の間だけで取引が完結するため、周囲の目を気にせずに売却することが可能です。
不動産買取を選ぶデメリット
不動産買取を選んだ際のデメリットは主に次の2つです。
- 売却価格が安くなる
- 買取ができる不動産会社が少ない
それぞれ解説していきます。
売却価格が安くなる
不動産買取で物件を売却する場合、売却価格は相場の7〜8割程度になるのが一般的です。
買い取られた物件はリフォームをしてから売りに出されるため、不動産会社はリフォーム費用を上乗せすることを見越して安く買い取ります。確実に買い取ってもらえる代わりに、どうしても金額は相場より安くなってしまいます。
買取ができる不動産会社が少ない
物件を売却したいときに、すべての不動産会社が買取をしてくれるわけではありません。
不動産買取は不動産会社が直接現金で買い取るため、ある程度規模の大きい不動産会社でなければ買取自体が難しくなります。実際に不動産会社に買取の相談をしても、断られるケースもあることを理解しておきましょう。
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・今のお家がいくらで売れるか知りたい方
不動産買取の流れ
不動産買取で家を売却する場合の流れは次の通りです。
- 事前準備
- 買取査定の依頼
- 買取価格の提示
- 条件確認
- 売買契約の締結
- 決済・引き渡し
- 確定申告
それぞれのポイントを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
1.事前準備
まずは一括査定サイトなどを使って売却の価格相場をチェックしてみましょう。不動産買取の場合は仲介の7〜8割程度の価格になります。
価格相場を知っておくことで、実際の査定で提示された金額が妥当なのかどうかを判断するのに役立ちます。
2.買取査定の依頼
ある程度の相場価格を理解できたら、複数の不動産会社に買取査定を依頼します。
査定方法には、広さや築年数、場所などからオンライン上で簡易的に不動産価格を算出する「簡易査定」と、不動産業者が実際に物件を見て査定する「訪問査定」があります。
3.買取価格の提示
査定を依頼した不動産会社に買取金額を提示してもらい、どの不動産会社と契約をするのかを選びます。
不動産会社を選ぶ際は、査定価格だけで判断するのではなく、不動産会社の対応も含めて判断することが大切です。高すぎたり安すぎたりと相場からかけ離れた金額を提示する不動産会社は避け、査定価格について内容を丁寧に説明してくれるところを選ぶのが賢明です。
4.条件確認
不動産会社が決まったら、売買に関するスケジュールや引き渡しの際の条件などを確認していきます。
内容としては家財道具の処分方法や費用、契約日や決済時期の確認、引越しや引き渡しの日程などです。後々トラブルになることを防ぐためにも、細かいところまで決めて文書化しておくことが大切です。
5.売買契約の締結
買取価格に納得し細かな条件を確認できたら、売買契約を締結します。契約締結後は簡単に内容を変更できないため、契約書や契約約款を読み上げて隅々まで確認をしてから契約をするようにしましょう。
売買契約の際は、不動産会社から売買代金の一部である手付金も受け取ります。
6.決済・引き渡し
事前に決めた日程に合わせて決済と引き渡しを行います。手続きは銀行などの金融機関で行われるのが一般的です。
具体的には売買代金の受け取り、鍵や必要書類の引き渡し、司法書士への報酬の支払いなどが行われます。この日までに引き渡しの準備や必要な書類の準備を済ませておきましょう。
7.確定申告
不動産を売却したら、翌年の2〜3月に確定申告を行います。確定申告が必要になるのは、売却価格から購入時にかかった費用や売却時の諸経費を引いた際に、利益が出た場合です。
確定申告を忘れた場合は無申告加算税や延滞税などを支払う必要があるため、忘れないようにしましょう。
不動産買取に向いている物件
仲介では買い手が見つかりにくいような条件の悪い物件でも、不動産買取では買い取ってもらえるケースが多いです。また、思いがけず高値で買い取ってもらえるケースもあります。
築年数が古い物件
一般的には新築や築浅物件は売れやすく、古い物件は売れにくい傾向にあります。しかし不動産買取では築年数が古い物件でも買い取ってもらえる可能性が高いです。
さらに築年数が古いマンションで売却後に大きな欠陥が見つかった場合、修繕費は売主が負担することになってしまいます。修繕費を負担しなくてよいという契約にできる買取は、売却後のリスクを抑えることにもつながります。
内部の状態が良くない物件
家の内部の状態が良くない場合も、不動産買取を選ぶのがおすすめです。仲介の場合は購入希望者が内見に来るため、汚れや破損、臭いなど、状態の悪い部分が目立つような場合は印象が悪くなってしまいます。
不動産買取は不動産会社が買い取った後にリフォームをして売り出すため、大きなリフォーム工事が必要な状態の部屋でも問題なく買い取ってもらえる場合が多いです。
しかし、不動産買取であれば買い手がつきにくい物件でも買い取ってもらえることが多いため、立地や環境に不安がある場合は不動産買取が向いていますよ。
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不動産買取の注意点
不動産買取で後悔しないために気をつけるべき注意点は次の2点です。
- 買い取ってもらえないケースもある
- 信頼できる不動産買取業者を選ぶ
それぞれ解説していきます。
買い取ってもらえないケースもある
仲介では買い手がつかなような物件の場合に不動産買取を選ぶケースが多いですが、どのような物件でも買い取ってもらえるわけではありません。
不動産会社が再販が難しいと判断した場合には、買い取ってもらえないこともあります。
状態の悪い物件や、立地や環境の条件が悪い物件をどうしても売却したい場合、「どんな物件でも買い取ります」と謳っている不動産会社に相談してみてください。
信頼できる不動産買取業者を選ぶ
不動産会社との信頼関係は、スムーズな取引のためにも重要なポイントです。専門的な知識や豊富な実績、丁寧な対応など、安心して取引を行える業者を見極めましょう。
実際に契約する前に、不動産買取の実績が豊富かどうか、査定金額の根拠をしっかりと説明してくれるのか、といった点を必ず確認しておきましょう。
不動産買取の流れを正しく理解して上手に売却しよう
この記事では不動産買取の流れや、向いている物件や注意点などを詳しく紹介しました。
不動産買取は契約から決済までの期間が短いことが多いため、正しい知識をもって対応することが大切です。
後々トラブルになるリスクを抑えスムーズに売却するために、不動産買取の流れを正しく理解して上手に売却しましょう。
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