マンションの売却を検討しているけれど、何から始めれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、マンションの売却手続きの流れや、必要な書類について解説します。
マンションの売却手続きにかかる期間や必要な書類も紹介しているので、参考にしてください。
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マンションの売却にかかる期間は?
マンションの売却を検討している方は、マンションの売却にどれくらいの期間かかるのか把握しておかなければなりません。
マンションの売却には、4~6ヶ月程かかります。余裕を持ってマンションを売却したい場合は、6ヶ月以上前から準備を始めましょう。
売却手続きの事前準備
マンションの売却手続きを進める際、事前準備をしておくことが大切です。ここからは、マンションの売却手続きに必要な事前準備について解説します。
事前準備①物件の状態確認
マンションの設備が壊れていたり、室内がひどく汚れている場合は、マンションの売却をスムーズに進められません。必要に応じてハウスクリーニングやリフォームを行わなければならないため、売却前に物件の状態を確認しておきましょう。
ハウスクリーニングやリフォームが必要か判断できない場合は、不動産会社に相談しながら売却手続きを進めてください。
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事前準備②必要書類の準備
マンションの売却には、さまざまな書類が必要です。売却活動をスムーズに進めるためにも、事前に必要な書類を揃えておきましょう。
- 本人確認書類
- 権利証
- 間取り図
- 固定資産税納付通知書
- マンションの管理規約
- 印鑑証明書
- 通帳
- 管理に係る重要事項調査報告書
マンションの売却手続きの必要書類は、取得場所や保管場所もさまざまです。本人確認書類や権利証、間取り図などはマンションの査定時までに準備しなければなりません。
固定資産税納付通知書やマンションの管理規約は、媒介契約時までに用意しましょう。印鑑証明書や通帳、管理に係る重要事項調査報告書は引き渡しまでに必要です。
事前準備③住宅ローン残高の確認
住宅ローンを利用して購入したマンションを売却する場合、住宅ローンの残高を確認する必要があります。
住宅ローンを利用している場合、抵当権を抹消しなければ売却手続きを進められません。住宅ローンを完済し、抵当権抹消手続きを行いましょう。
7つの売却手続き
マンションの売却手続きの流れを把握しておくことで、売却活動をスムーズに進められます。ここからは、マンションの売却手続きの流れを解説しましょう。
①マンションの査定を受ける
マンションの売却手続きの準備ができたら、マンションの査定を受けましょう。マンションの査定とは、不動産会社がマンションをいくらで売れるのか算出する作業です。マンションの査定には、書類から査定額を算出する机上査定と、売却予定のマンションの設備などを確認して査定額を算出する訪問査定があります。
マンションの査定は、複数の不動産会社に依頼しましょう。複数の不動産会社に依頼することで、信頼できる不動産会社を選べるだけでなく、マンションの売却価格の相場も把握できます。
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②不動産会社と媒介契約を結ぶ
条件の合う不動産会社が見つかったら、不動産会社と媒介契約を結びましょう。不動産会社との媒介契約は、一般媒介契約と専任媒介契約、専属専任媒介契約の3種類です。契約の種類によって、契約できる不動産会社の数が異なります。
手厚いサポートを受けたい場合は、頻繁に売却活動の状況報告を受けられる専属専任媒介契約がおすすめです。
③売却活動を開始する
不動産会社と媒介契約を結んだら、売却活動を始めましょう。基本的にマンションの売り出し価格は、売主が決められます。
買主から値引き交渉をされるケースも多いため、売り出し価格は相場よりも1割程度高値に設定しておきましょう。あまりにも高すぎる価格をつけると、売れ残ってしまう可能性があるため注意が必要です。
④内覧に対応する
購入希望者が現れたら、マンションの内覧が行われます。内覧は購入希望者の決断に大きな影響を及ぼすので、マンションの売却活動においてとても大切です。
内覧では、購入希望者がマンションの室内を見学し、設備などを確認します。売主は内覧までに、室内の整理整頓を行わなければなりません。
汚れの目立ちやすい水回りやバルコニーなどはしっかりと掃除しておきましょう。
⑤売買契約を結ぶ
買主が決定したら、買主と売買契約を結びましょう。売買契約では、売買契約書の確認とマンションの売却価格や引き渡し日を決めます。
一度、売買契約書に署名捺印してしまうと、契約内容の変更ができません。不動産会社が作成した売買契約書の内容は、しっかりと確認しましょう
⑥マンションを引き渡す
売買契約で決めた日程までに、マンションを引き渡します。売買契約から引き渡しまで1〜3ヶ月ほどの期間がありますが、期間中に引っ越し手続きやローン残債の精算を行いましょう。
売買契約後にトラブルを避けるためにも、最後まで慎重に売却活動を進めてください。
⑦確定申告を行う
マンションを売却した翌年の2月16日~1月15日の間に確定申告を行いましょう。マンションを売却して利益が出た場合は、譲渡所得税が発生するため、確定申告後に納税しなければなりません。確定申告はオンラインでも手続きできます。
売却手続きに必要な費用と税金
マンションの売却手続きには、さまざまな費用や税金が必要です。ここからは、マンションの売却手続きに必要な費用と税金について解説します。
①仲介手数料
マンション売却の仲介を不動産会社に依頼した場合、仲介手数料が必要です。マンションの売買手続きの過程で必要な広告費用や書類の作成などは、仲介手数料に含まれています。
マンション売却が成立しなかった場合、仲介手数料を支払う必要はありません。
仲介手数料は、マンションの売却金額によって上限が定められているため、不当な請求を受けないためにも上限額を確認しておきましょう。
②印紙税
印紙税とは、売買契約書などの一定の課税文書を作成した際に課せられる税金です。売買契約書に印紙を貼り付けることで、納税したとみなされます。
印紙税は契約金額によって異なり、1,000万円超え5,000万円以下の場合は10,000円、5,000万円超え1億円以下の場合は30,000円の印紙税を支払わなければなりません。
③登記費用
マンションを売却するためには、登録免許税や司法書士報酬などを含む登記費用が必要です。
登録免許税は不動産1件につき、1,000円かかります。司法書士報酬は、事務所によって異なりますが、1万円前後必要になることを覚えておきましょう。
④譲渡所得税
マンションを売却して利益が出た場合、譲渡所得税を支払う必要があります。譲渡所得税は、譲渡所得に税率を掛けて計算可能です。
譲渡所得は、売却価格-取得費-譲渡費用で計算します。税率はマンションの所有期間によって異なり、所有期間が5年以下の場合の税率は39.63%、5年超えの場合の税率は20.315%です。
マンションの売却手続きの流れを覚えておこう!
マンションの売却手続きの流れについて、詳しく解説しましたがいかがでしたでしょうか。マンションの売却手続きをスムーズに進めるためには、マンションの設備の確認や書類の準備が必要です。
マンションの売却手続きの流れを確認し、売却活動をスムーズに進めましょう。
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