家の売却を考えているけれど、「何をどうしていいのか分からない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、家を売却する方法や手順について分かりやすく説明していきます。家を売却する際のコツや注意点もお伝えしていくので、ぜひ参考にしてみてください。
家の売却の流れとは?
家の売却の流れは、以下の8つに分けられます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
①家を売却する方法を選ぶ
まずは、売却方法を選びます。売却には、不動産会社に買主を探してもらう「仲介」と、不動産会社に直接買い取ってもらう「買取」という2つの方法があります。
「仲介」は、買主を探す必要があるので売却期間が長くなる可能性もありますが、高値で売りやすいとされています。一方、「買取」はすぐに売却ができますが、売却金額は「仲介」に比べて7~8割程度となることが多くなっています。
双方のメリット・デメリットを比べて、どちらの売却方法にするのかを選びましょう。
②売却価格を調べる
次に、家の売却価格を調べます。不動産会社のポータルサイトで似た条件の家を探すことにより、ある程度の売買価格を知ることができます。
事前に売買価格の相場を知ることにより、不動産会社が出した査定金額が適正であるかを判断することができるので、査定前に必ず自分でも調べておきましょう。
③査定を依頼する
ある程度の家の売却価格が分かったら、次は不動産会社に査定を依頼しましょう。査定は必ず複数社に依頼することが重要です。不動産会社により査定の仕方は違うので、場合によっては大きな差がでることもあります。複数社からの査定結果と事前に調べた相場を比べて、なぜその金額に至ったのか理由を聞いたうえで、査定金額を参考にして売り出し価格を決めましょう。
④不動産会社と媒介契約を結ぶ
仲介により家を売る場合は、不動産会社と媒介契約を結びます。媒介契約には「専任」「専属専任」「一般」の3種類があります。
「専任」「専属専任」は1社の不動産会社としか契約できないことに比べ、「一般」は複数社との契約が可能となっています。
それぞれのメリット・デメリットを比べて、どの媒介契約がいいのかを選択しましょう。
⑤売却活動を始める
不動産会社と媒介契約を結んだら、いよいよ売却活動が始まります。不動産会社のポータルサイトやチラシなどに掲載されるので、興味を持った人がいれば随時内覧対応を行うことになります。
売却活動が始まったら、良い印象を持ってもらえるよう、内覧に備えて家の中を片付けておきましょう。
⑥売買契約を結ぶ
内覧などと経て購入希望者が現れたら、売買契約を結ぶことになります。
売買契約前に値引き交渉などがある場合も多いので、どこまで値引きできるのかなど、事前に決めておくとスムーズです。
交渉がまとまり次第、売買契約を交わします。売買契約時には、手付金として売却金額の一部を受け取ることになります。
⑦家を引き渡す
売買契約で取り決めた日にちに家の引き渡しを行います。
同日に手付金を除いた売却代金を受け取り、決済が完了次第、家の引き渡しとなります。
⑧確定申告をする
家を売却した翌年の2月16日から3月15日の間に確定申告を行います。
確定申告は、家を売却して利益が出た場合は必ず行う必要があります。また、利益が出なかった場合でも、税制の特例を使うためには確定申告が必要となるので、家を売却したら確定申告は行うものだと考えておくと良いでしょう。
一般的に売却期間はどのくらい?
仲介の場合、売却期間は半年ほどかかるといわれています。
しかし、物件により売却にかかる期間は全く異なるので、3か月未満の場合もあれば、1年以上経ってもまだ売れないということもあり得ます。
もしも、半年ほど経過しても売れないという場合は、売り出し価格や媒介契約の見直しも考えてみると良いでしょう。
家を売却する時の必要書類
家の売却には、査定時、契約時、引き渡し時、そして確定申告時とさまざまなタイミングで書類を用意しなくてはなりません。
以下の表を見て、いつ、何が必要なのかを確認しておきましょう。
項目 |
内容 |
利用タイミング |
---|---|---|
土地・建物登記済証 登記識別情報 |
土地・建物が登記名義人であることを確認するため |
査定時 契約時 引き渡し時 |
固定資産税・都市計画税納税通知書 |
年税額の確認のため |
契約時 |
身分証明書 |
マイナンバー、運転免許証など |
契約時 引き渡し時 |
印鑑証明書 |
発行から3か月以内のもの |
契約時 引き渡し時 |
固定資産税評価証明書 |
移転登記の登録免許税算出のため |
引き渡し時 |
住民票 |
所有者の移転登記のため |
引き渡し時 |
確定申告書 |
税務署や国税庁のHPから入手 |
確定申告時 |
譲渡所得計算証明書 |
売却益が出た場合、税務署や国税庁のHPから入手 |
確定申告時 |
売買契約書の写し |
譲渡価格の証明のため |
確定申告時 |
家の売却に必要なお金は?
家を売却する際にかかるお金についても、以下の表を見て確認しておきましょう。
項目 |
内容 |
---|---|
仲介手数料 |
(上限)取引額✕0.03+6万円 |
印紙税 |
1,000円~60,000円 |
抵当権抹消費用 |
1,000円 |
司法書士報酬 |
10,000円~20,000円 |
譲渡所得税 |
(短期譲渡所得)譲渡所得✕39.63% (長期譲渡所得)譲渡所得✕20.315% |
家を売却するコツは?
家をできるだけ早く売却するにはどうすれば良いのでしょうか。以下から家を売却するコツをお伝えしていきます。
複数の不動産会社に査定を依頼する
相場から離れた売り出し価格にしてしまわないように、査定は複数の不動産会社に依頼することが重要です。1社だけでは、その査定結果が相場と合致しているのかが分かりません。
査定は最低でも3社以上の不動産会社に依頼し、結果を比べたうえで売り出し価格を決めましょう。
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実績のある不動産会社を選ぶ
不動産会社にはそれぞれに得意な分野があります。買取よりも売却を得意という不動産会社もあれば、戸建てよりもマンションの方が得意とする会社もあります。
売りたい物件の売却実績のある不動産会社を選ぶことにより、売却活動は上手く進めやすいでしょう。
売却時期を2~3月に合わせる
不動産の動きが一番活発なのは、2月、3月といわれています。これは、4月からの新生活に向けて住居を購入したいと考える人が多いからです。この時期に購入を考えている人は、3月までには引っ越しを終えたいという思いから、購入の決断も早くなります。
早く、良い条件で売却したいと考えている場合は、期間を2〜3月に合わせられるよう調整しましょう。
特に、水回りが汚いと不潔な印象を与えてしまいます。水回りの掃除はしっかりとおこないましょう。
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家を売却する際にやってはいけないこととは?
家を売却する際にやってはいけないことはあるのでしょうか。
こちらでは、家を売却する際に注意するべきポイントを状況別に解説していきます。
古い家を売る場合の注意点
古いマンションを売却する際は、あえてリフォームをせずにそのまま売りに出す方が売れやすい場合もあります。リフォームをすると、その分価格も高くなってしまいます。古い物件を安く購入して自分の好きなようにリノベーションしたいと考える購入希望者も多いので、売却前に自己判断でリフォームをしないようにしましょう。
住宅ローンが残っている家を売る場合の注意点
住宅ローンが残っている家の売却を考えている場合は、まずはローン残債と家の価値を調べ、売却額でローンが返済できるのかを確認しましょう。ローンが完済できれば問題ありませんが、できない場合は自己資金で残債を返済する必要があります。もしもそれが不可能ならば、住み替えローンや任意売却も検討しなくてはなりません。
住宅ローンが残っている場合は、まずは現状把握し、どのようにローンを返済するのかを考えてから売却活動を始めるようにしましょう。
空き家を売却する場合は、定期的に手入れをして、家の状態を劣化させないように気をつけましょう。
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家の売却は不動産会社選びが重要!
家を仲介にて売却する場合は、不動産会社が営業をかけ買主を探します。どのくらい熱心に営業してくれるかによって売却のスピードは大きく変わるので、家の売却の成功は不動産会社にかかっているといっても過言ではありません。
家を売却する際はしっかりと不動産会社を探し、自分が「信頼できる」と感じた会社を選びましょう。
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