多くの人が日常的に使うトイレですが、物件によってはリビングと隣接している場合があります。すぐにトイレに行けるといったメリットはあるものの、デメリットもあり、リビングとトイレが近いことで後悔したという事例も多いです。
本記事ではリビングとトイレは近い方が良いのか、メリットやデメリット・おすすめの対策について解説していきます。
リビングとトイレが近いのはメリットやデメリットがある!
冒頭でも触れているように、リビングとトイレが近いのはメリットとデメリットどちらも存在します。特にトイレは老廃物を排出する場所でもあり、臭い問題や音問題は切っても切れません。
リビングとトイレが近い物件に住もうと考えている場合は、しっかりとメリット・デメリットを把握した上で住むようにしましょう。
リビングとトイレが近いメリット
リビングとトイレが近いメリットとしては、以下の5つがあげられます。
- トイレへ移動しやすい
- リビングとの温度差を感じなくて済む
- トイレトレーニングを実践しやすい
- 子供が使いやすい
- 高齢者も利用しやすい
それぞれのメリットについて解説していきますので、参考にしてみてください。
トイレへ移動しやすい
物件によってトイレの位置はさまざまで、住んでいる人の生活習慣にも影響を与えやすいです。
例えば2階建ての物件で、トイレが1階しかない場合は2階に居る時ついつい我慢してしまう人も少なくありません。
リビングは他の部屋へと行きやすい場所に設けている人も多く、トイレが近いと移動しやすいです。
尿意を我慢をしてしまう状態は身体に悪いため、ついつい我慢をしてしまう人や頻尿気味の人はトイレが近い物件に住むのがおすすめになります。
リビングとの温度差を感じなくて済む
暖かい部屋からトイレに行った際に、ひんやりすると感じた経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
長時間足を運ばない部屋はどうしても環境設定が不十分になりやすく、トイレまで床暖房を設置している人は少ないです。
ただ、リビングとトイレの温度差、お風呂に入る前と入浴中の体温の温度差は体に大きな負担を掛けています。
リビングは家族が過ごすことが多い部屋になるため、冷暖房を完備しているケースが多く、リビングに近いトイレの室温も、隣接していない時と比べて高くなっている場合がほとんどです。
そのため、身体に負担をあまりかけたくないという人にはおすすめになります。
子供のトイレトレーニングを実践しやすい
リビングとトイレが近ければ、子供が1人でトイレに行くことへの抵抗感も減ります。両親が近くにいてくれているという安心感からトイレトレーニングの成功率が上がりやすいでしょう。
トイレとリビングが近いのは、小さいお子さんがいる家庭にとって大きなメリットになります。
子供が使いやすい
トイレトレーニングが必要な子供だけでなく、小学生から中学生の子供もリビングとトイレが近いと利用しやすいと感じやすいです。
子供はついつい遊びに夢中になってしまう傾向があり、トイレに間に合わなかったという経験をしたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
リビングから近いと、移動までの距離が減るため、事件になってしまうのも防ぎやすいです。
お子さんがいるご家庭の場合はリビングとトイレが近い物件は住みやすい物件になります。
高齢者も利用しやすい
自分の長い人生を想像したときに、歳を取るにつれて足腰が悪くなる事や会社を退職して家の中でも特にリビングで過ごす事が増えてくるという事が想定できます。
さらに足腰が悪くなるだけでなく、筋肉が衰えてしまうため、トイレが近くなるケースも多いです。
そのため、リビングとトイレを近くに設置すれば、将来足腰が不安であっても安心してトイレを利用できます。
リビングとトイレが近いデメリット
リビングとトイレが近い場合のデメリットは以下の4つです。
- トイレの音が聞こえる場合がある
- 臭いが洩れてしまう場合もある
- リビングからトイレが丸見えになる場合もある
- 来客時に気を遣う
それぞれのデメリットについて解説をしていきますので、メリットと合わせてチェックしておきましょう。
トイレの音が聞こえる場合がある
トイレの用を足す音や紙を巻き取る音などトイレ使用時に発生する音は意外に多く存在します。
リビングで聞かないようにしていても、周りが静かだった場合はどうしても音が聞こえてしまい、不快に感じてしまうケースも少なくありません。
場合によっては精神的に病んでしまう事や身体に何らかの異常が生じてしまう事もありますので、自分の性格としっかり話し合って決めることが大切になってきます。
臭いが洩れてしまう場合もある
音を不快に感じる人も多いですが、音だけでなく避けて通れないのが臭い問題です。
特にリビングでは食事を取る人も多く、臭いがしてしまうと吐き気や嫌悪感を抱く人がほとんどになります。
リビングで食事をする場合は、精神面を考えてもリビングとトイレが近い状況は避けるのが好ましいです。
リビングからトイレが丸見えになる場合もある
トイレを開けて行う人はほとんどいませんが、中には一人でトイレをするのが不安で、扉を開けて行う人もいます。
他にもトイレの扉が故障している状況で風が吹いた場合、扉が全開になってしまってトイレ中の姿が見えてしまうケースも多いです。
トイレ姿がリビングから丸見えになってしまうのが嫌だと感じる場合はトイレとリビングが近い物件は避けるのがおすすめになります。
来客時に気を遣う
用を足す音や紙を巻き取る音、排泄物を流す音などがリビングにまで聞こえる仕様だった場合、旦那・嫁の知人や上司が家に来客した時、ものすごく気を遣ってしまいます。
逆に、住居人だけでなく来客者がトイレを使いづらいと感じる原因にもなりかねません。
来客が多いご家庭は気を遣わなくてもいいように、トイレとリビングが離れた物件にするか、リビングの位置を変えるのが好ましいです。
リビングとトイレが近い場合のおすすめ対策
リビングとトイレが近い場合は、以下の5つが対策としておすすめです。
- トイレの機種・トイレットペーパーホルダーを厳選する
- 隙間テープで埋める
- ドアクローザーを活用
- 暖簾(のれん)やパーテーションを使う
- 常に換気をして、マメに掃除をする
それぞれの方法について詳しく解説をしていきますので、リビングとトイレが近い物件に住む場合は対策をしてみてください。
トイレの機種・トイレットペーパーホルダーを厳選する
トイレ使用時に発生する様々な音を軽減するには、トイレの機種とトイレットペーパーホルダーをしっかりと選ぶ必要があります。
実際にリビングとトイレが近く、音が気になってしまう人向けの製品も開発されていますので、要チェックです。
隙間テープで埋める
隙間テープは音漏れを軽減するだけでなく、匂い洩れも軽減する優れものです。コスト面から見ても、今すぐにでも行える匂い・音漏れ対策の1つになります。
隙間テープでも「ドアに付けるタイプ」と「便座に付けるタイプ」の大きく2タイプに分けられます。
ドアに付けるタイプは主に音漏れ対策に、便座に付けるタイプは主に匂い洩れ対策に使用されるケースが多いです。
どちらも簡易的であることには違いないので、即日に試す価値があります。
ドアクローザーを活用
リビングからトイレが丸見えになる問題に終止符を打ってくれるのが「ドアクローザーの設置」です。
トイレの扉を自動的に閉めてくれる優れもので、子供がトイレのドアを開けっぱなしにしたままどこかへ行ってしまっても閉まってくれます。
ドアクローザー設置は業者に依頼する事もできますが、自分1人で設置もできますので、試してみる事をおすすめします。
暖簾(のれん)やパーテーションを使う
ドアクローザーを設置することに面倒臭さやコスト面での抵抗感がある方は、暖簾やパーテーションを用いて、トイレドアを見えないようにする対策をおすすめです。
現在では、モノトーン調の製品からカラフルでおしゃれな製品まで、幅広く販売されています。
家の雰囲気、様式に合わせて暖簾やパーテーションの種類を選んでみるとおしゃれな印象を作りながらトイレが目に入らなくなります。
常に換気をして、マメに掃除をする
常にトイレ空間内の換気をする事や3日に1回のペースでトイレの掃除をする事などを習慣化してしまえば、苦に感じる状況を少なくすることが可能です。
掃除を定期的に行うことで、物理的に菌・匂いを抑える事ができる他、掃除をした日は1日スッキリとした気持ちで過ごせます。
清潔な状態を作ることができるので、喚起や掃除はマメに行うようにしましょう。
リビングからトイレが近い場合は対策をしっかりとしよう
リビングとトイレが近い場合はさまざまな問題が発生するため、対策を把握しておくのが好ましいです。
日常生活を送る上でトレイ・リビングどちらも大切な場所になるため、家族の生活習慣を考えて対策や住む場所選びを行うようにしてください。
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