家を売却したいけど、何に注意すればいいのか分からない方もいるでしょう。
古い家を売るときにはリフォームしないことがポイントです。
この記事では、家の売却でやってはいけないことや注意点を解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
相場を調べてから不動産会社を選ぶまでの5つの注意点
相場を調べてから不動産会社を選ぶまでには、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。ここからは、相場を調べてから不動産会社を選ぶまでの5つの注意点を解説します。
売り出し時期を考える
家を売却するときは、売り出し時期をよく考えましょう。新生活が始まる前の1~3月は不動産市場が活発に動きます。
この時期に合わせて売却できるように12月までに不動産会社と媒介契約まで結びましょう。
売却までのスケジュールを考えながら、不動産会社に査定を依頼することをおすすめします。
家の瑕疵を正直に伝える
不動産会社に査定を依頼したときには、家の瑕疵(かし)を正直に伝えましょう。
わざと瑕疵を隠していて、買主と契約した後に瑕疵が見つかった場合には、契約不適合責任を問われる可能性があります。
契約不適合責任とは、契約解除や損害賠償を求められることです。トラブルにならないためにも、家の瑕疵を正直に伝えましょう。
複数の不動産会社に査定依頼をする
査定依頼をするときには、複数の不動産会社に依頼することが大切です。
不動産会社によっては得意な地域やマンションや一戸建てなどの家の種類が異なります。担当する営業マンの実力がないと、売却までに時間がかかってしまうことも少なくありません。
複数の会社に依頼して、安心して売却活動を任せられる会社を探しましょう。
査定金額だけで不動産会社を選ばない
査定金額だけで不動産会社を選ばないことも大切です。査定の金額通りに売却できるとは限りません。
査定金額を高くして契約を結ばせようとする会社もあります。売却実績や担当者の対応なども確認してから、契約を結ぶようにしましょう。
不動産会社からの囲い込みに注意する
不動産会社の担当者に任せているだけでは、囲い込みを知らない間に受けている可能性があります。
依頼者としては、できるだけ外部に家の情報を公開して、購入希望者を集めてほしいものです。しかし、囲い込みをする会社は仲介手数料を多く手に入れるために、自社の顧客にしか紹介していないことがあります。
囲い込みされないための対策として、不動産会社から登録証明書を受け取って、REINSで公開中となっているか確認しましょう。
不動産会社と契約してから内覧までの4つの注意点
不動産会社と契約してからどのようなことを注意すればいいのか、悩む方もいらっしゃいますよね。ここでは、不動産会社と契約してから内覧までの4つの注意点を解説します。
媒介契約の種類をよく考える
媒介契約は一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約の3種類あり、複数の不動産会社と契約できるかどうかなどが異なります。
売却目的や計画に合わせて、自分に合った契約を結ぶことがポイントです。不動産会社選びに迷ったときは、他の不動産会社も契約でき、自分で見つけた買主と契約できる一般媒介契約をまず検討しましょう。
売り出し価格を相場より少し高い金額に設定する
売り出し価格を相場よりも少し高い金額に設定すると、売却しやすいでしょう。
相場よりもかなり高い金額で売り出してしまうと、購入希望者が減ってしまいます。
中古の家は条件交渉のときに値引きを求められることが多いため、相場より少し高い金額に設定して売り出しましょう。
内覧前に掃除をする
内覧前に掃除をすることで、内覧者の印象を良くすることにつながります。
家がキレイに保たれていないと、内覧者の購買意欲が下がってしまうでしょう。特にキッチンやトイレなどの水回りは内覧者がよく見ることが多いため、念入りに掃除することをおすすめします。
人が住んでいない家は、匂いがこもりやすいため必ず換気をしてから、内覧の案内をしましょう。
内覧者と口約束はしない
内覧を案内しているときに、直接値下げの要望などを受けることがあります。
その場で口約束はせずに、不動産会社を通して条件交渉しましょう。売主と買主の同士の口約束は「言った、言わなかった」の水掛け論になってしまい、トラブルになることも少なくありません。
スムーズに売却するために不動産会社を通じて、値下げなどの条件を話し合うことをおすすめします。
売買契約を結んでから確定申告までの3つの注意点
売買契約を結んだあとも、次の年の確定申告までには気を付けることがあります。ここからは、売買契約を結んでから確定申告までの3つの注意点を紹介します。
契約書の内容をよく確認する
買主との条件交渉が終わると、売買契約を結んで、決済された日に家を引き渡します。
売買契約のときには、契約書の内容をよく確認することが大切です。買主と口約束した内容が契約書に書かれていないと、トラブルになったときに証拠になりません。
契約書に印鑑を押してしまうと契約を変えることは難しいため、内容をよくチェックすることがポイントです。
契約解除になった場合の対応をチェックする
売買契約した後に、契約解除になるケースもあります。買主と売主の同意があれば、契約解除できます。
万が一に備えて、契約解除となる場合の対応を事前に確認しましょう。売買契約を解除するときに違約金が発生することもあります。
確定申告をする
家を売却した次の年の2月~3月に確定申告を必ずしましょう。
確定申告とは1年間の所得を税務署に報告して、所得に応じた税金を決めて納税する手続きです。確定申告をすることで、節税になる特例控除の申告もできます。
確定申告を忘れてしまうと、延滞税など余計な税金がかかってしまうので、必ず申告しましょう。
【ケース別】家の売却でやってはいけないこと
ケースによっては、今まで説明した注意点のほかにも気を付けておきたいことがあります。ここからは、家の売却でやってはいけないことをケース別で紹介しますので、参考にしてください。
古い家を売るときにリフォームをすること
古い家を売るときにはリフォームを勝手にしないようにしましょう。売却してもリフォーム代金が回収できないこともあります。
またリノベーションがトレンドになっているため、購入希望者が減ってしまうことがあります。不動産会社と相談しながら、売り出し方法などを決定しましょう。
住宅ローン中の家を売るときに残債を確認しないこと
住宅ローン中の家を売るときは、ローンの残額を確認しましょう。
売り出し中は、ローンが残っていても問題はありませんが、引き渡しのときには住宅ローンを完済することが必要です。
また、「ローンが残っている限りは家を勝手に売却できない」と住宅ローンを借りている金融機関との契約書に書かれているケースが大半です。売却活動を始める前に、金融機関に相談しましょう。
相続した家を売るときに所有者を確認しないこと
相続した家を売るときには、家の所有者を確認しましょう。
売りたい家の名義が亡くなった方のままだと、売却できません。所有者を変更するためには、相続登記をする必要があります。
相続登記には、3ヶ月~半年程度の期間が必要です。亡くなった方の家をすぐに売却するためには、相続登記を早めにしましょう。
離婚して家を売るときに不動産会社に相談しないこと
離婚したときは「家を売却して売却して手に入れた金額を折半する」方法を取るケースが一般的です。
ただし住宅ローンが残っている場合には、売り出すときに金融機関に相談しておきましょう。
売却してローンが完済できないときには、誰が払うのかなどの問題が発生します。状況によって対応が変わるので、事前に不動産会社と相談しましょう。
家を売却するときの注意点を理解して、トラブルなく売却しよう!
不動産会社と契約をする前には、売り出し時期を考えることや家の瑕疵を伝えることが大切です。
不動産会社と契約を結んでからは、内覧前の掃除や内覧者と口約束をしないようにしましょう。
売買契約を結んだ後には、確定申告を忘れずにすることがポイントです。家を売却するときの注意点を理解して、トラブルなく売却しましょう。
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