家を売却したいけれど売れないとどうなるのか心配、という方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では家が売れないとどうなるのか解説します。
合わせて売れない理由や売れない時の対処法も紹介しますので、家が売れない時の参考にしてください。
家が売れないと最終的にどうなる?
家が売れないと最終的にはどうなるのかご存知でしょうか?家が売れないとどうなるかというと、大きく3つに分けることができます。
- 値下げをして再度売り出すことになる
- 長期間売れ残ると避けられてしまう
- 競売にかけられてしまう
売れ残ってしまわないためにも対策は必要ですが、まずは家が売れないとどうなるのか知っておきましょう。これら3つについて、それぞれ詳しく解説します。
値下げをして再度売り出すことになる
家が売れない場合まず考えられるのが、値下げをして再度売り出すことです。
家が売れない原因として、売り出し価格が高すぎることが一因に挙げられます。そこで、家が売れないのであれば売り出し価格を下げて再度売り出すことで、家が売れる可能性が高まるのです。
なるべく高い金額で売りたいという気持ちもあるかもしれませんが、家が売れないと意味がありません。思い切って値下げすることも検討しましょう。
長期間売れ残ると避けられてしまう
家が長期間売れないと買主に避けられてしまう可能性があります。買主も決して安い買い物ではないため、長い間売れ残っていると何か理由があるのでは?と慎重になってしまうのです。
もし値下げをするのであれば、タイミングを見極めることが大切になります。時間が経てば経つほど売れにくくなってしまうため、決断が遅いと値下げをしても売れないかもしれません。
競売にかけられてしまう
住宅ローンを完済していない家の場合、家が売れないと競売にかけられてしまうかもしれません。
住宅ローンの返済が滞っているのであれば、家は差し押さえられてしまいます。そして、司法機関によって競売にかけられるのです。
確かに競売でも家を売却することはできます。しかし、ほとんどの場合通常より安い価格での売却となるのです。そのため、多少売り出し価格を下げても不動産会社を通して売却した方がよいと言えるでしょう。
家が売れない理由5選
家が売れない理由には、主に以下の5つが挙げられます。
- 内覧件数が少ないから
- 不動産会社のサポート不足しているから
- 不動産に問題があるから
- 売り出し価格が高すぎるから
- 不動産の需要が少ないから
家が売れないと悩んでいるのであれば、原因はこの中にあるかもしれません。1つずつ確認してあてはまるものはないかチェックしましょう。
家が売れない理由がわかれば、解決策も見えてきます。
内覧件数が少ないから
家が売れない1つめの理由は、内覧件数が少ないからです。
内覧とは購入を考えている物件を実際に見てみることで、購入意欲が高まり購入に繋がります。そもそも内覧の件数が少ないということは、購入を検討する人どころか興味を持ってくれている人が少ないということです。そのため、内覧件数が少ないと家が売れません。
内覧件数が少ない場合には、内覧件数を増やすように対策を取る必要があります。内覧件数は2〜3ヶ月で6〜10件ほどが平均です。少ない場合は価格や広告を見直しましょう。
不動産会社のサポートが不足しているから
家が売れない2つめの理由は、不動産会社のサポートが不足しているからです。
不動産会社は買い主と売り主を仲介する、大切な役割を担っています。その不動産会社がしっかりサポートしてくれなければ、家を売りたくても買い主がなかなか見つかりません。その結果、家が売れないのです。
こちらから尋ねなければ情報を共有してくれないなど、不動産会社のサポートが消極的であると感じるのであれば、どのように販売活動しているのか連絡を取って確認してみましょう。
不動産に問題があるから
家が売れない3つめの理由は、不動産に問題があるからです。
そもそも売りたい家自体に欠陥があると、なかなか売れません。建物に魅力がなければ、購入を検討する人が少なくなるのです。
致命的な欠陥がなかったとしても、田舎や郊外などの利便性が悪いところに立地しているだけでも、売れにくくなります。ほかにも建物が古かったり、ハザードマップで確認した時に災害が起こりやすい地域であったりしても売れない理由につながることもあるのです。
売り出し価格が高すぎるから
家が売れない4つめの理由は、売り出し価格が高すぎるからです。
売り出し価格は売り主が自由に決められますが、あまりにも高すぎると買い主が見つかりません。相場よりも大幅に売り出し価格が高い場合には、特に注意が必要です。
どのくらいの価格にすればいいかわからない場合は、不動産会社にアドバイスを貰う方法もあります。売り出し価格を決める時には相場もチェックし、慎重に決めましょう。
内覧が少ないときの対処法
先ほどお伝えしましたが、家が売れない理由のひとつとして、内覧が少ないことが挙げられます。そこで、内覧が少ないときの対処法を以下の3つ紹介します。
- 広告の見直しをする
- 囲い込みのチェックをする
- 売り出し価格の見直しをする
内覧が少ないということは、売りたい物件に興味を持っている人が少ないということです。内覧が少ない場合は興味を持ってもらえるよう、対処法を1つずつ試して見てください。
広告の見直しをする
内覧が少ないときの対処法として1つめに挙げられるのは、広告の見直しをすることです。
売りたい家の広告が目にとまらなければ、興味を持って内覧をしてくれる人もいません。そこで、インターネット広告や広告チラシを確認しましょう。広告がわかりやすいかどうか、物件の魅力が伝わる写真を使っているかどうかをチェックしてください。
広告の量も少なすぎると買い主へ届きません。掲載サイトを増やしたり、チラシを配るエリアや量を再確認しましょう。
囲い込みのチェックをする
内覧が少ないときの対処法として2つめに挙げられるのは、囲い込みのチェックをすることです。
囲い込みとは簡単にいうと、売却をお願いした不動産会社以外の不動産会社のお客さんが申し込み依頼をしても、契約させないことを指します。なぜなら、不動産会社は自社のお客さんが購入すれば買い主と売り主の両方から仲介手数料をもらえるからです。
複数社と一般媒介契約を結んでいれば囲い込みは起こりません。1社と専属専任媒介契約や専任媒介契約を結んだ場合は注意が必要です。
専任媒介契約では物件を「レインズ」に掲載する義務があるので、レインズでステータスを確認してみましょう。聞いている状況とステータスが異なる場合は、囲い込みが発生しているかもしれません。
売り出し価格の見直しをする
内覧が少ないときの対処法として3つめに挙げられるのは、売り出し価格の見直しをすることです。
広告や囲い込みをチェックしても問題がない場合、最終手段として考えられる対処法が売り出し価格の見直しです。不動産の相場は日々変化するため、今の相場に合っているか確認しましょう。
また、近くで似たような物件が売りに出ているのであれば、価格や動向をチェックしておく必要があります。
内覧はあるけど家が売れないときの対処法
ここまで、内覧がなくて家が売れないときの対処法を確認してきました。では、内覧はあるけど家が売れないときはどうすればよいのでしょうか?
内覧はあるけど家が売れないときの対処法は、以下の4つが挙げられます。
- 内覧準備の見直しをする
- 内覧当日の対応の見直しをする
- 不動産会社の見直しをする
家が売れないときの対処法は、原因によって異なります。1つずつ確認しましょう。
内覧準備の見直しをする
内覧をしたけど購入に至らなかったというときには、内覧での印象があまりよくなかった可能性があります。そのため、掃除をしたり物を減らしたりしてみましょう。
掃除をするなら第一印象を決める玄関は外せません。水回りの掃除は自分で行うには限界があるので、ハウスクリーニングにお願いする方法もあります。
また、物を減らすと部屋が広く見えるので、不要な物は処分しましょう。
内覧当日の対応の見直しをする
内覧は購入につなげるためにとても大切なので、準備だけでなく、当日の対応も見直しましょう。
まず、当日はあらかじめ換気しておくと臭い対策になります。また、照明をつけておくほうが明るい雰囲気になるでしょう。
内覧のときには物件のアピールポイントを伝えます。前もって魅力をまとめておくとスムーズです。
不動産会社の見直しをする
内覧はあるけど家が売れないときの対処法として3つめに挙げられるのは、不動産会社の見直しをすることです。
不動産会社のサポートが不足している場合、別の不動産会社に売却を依頼する方法もあります。不動産会社にも得手不得手があるため、時間がかかっても高い金額で売りたいのか、多少安くても早く売りたいのかで選ぶべき不動産会社も変わるのです。
もし担当者と合わないと感じるなら、不動産会社は変えずに担当者の変更をお願いしてもよいでしょう。
家が売れないときのNG行動
家がなかなか売れないと、心配になって何か行動を起こしたくなるかもしれません。しかし、家が売れないときにやってはいけない行動があるのです。
- 空き家にしてしまうこと
- リフォームを行うこと
- 一戸建ての取り壊しをすること
このうちのどれかを行おうとしているのであれば、一度考え直すことをおすすめします。
以下から、なぜこれらの行動をしてはいけないのかを解説します。
空き家にしてしまうこと
家が売れないときのNG行動として1つめに挙げられるのは、空き家にしてしまうことです。
居住している家を売りたいけれど売れないときには、早く引っ越して空き家にした方が売れるのでは、と考える人が多いのではないでしょうか。
空き家にすればいつでも内覧してもらえるというメリットがありますが、人が住んでいない家は手入れがされないため痛みやすくなり、床などの傷も目立ちます。空き家にすれば売れやすいというわけではないので、よく考えましょう。
リフォームを行うこと
家が売れないときのNG行動として2つめに挙げられるのは、リフォームを行うことです。
リフォームを行うと綺麗になるので、売れやすくなりそうですよね。しかし、中古の物件を購入する買い主は、できるだけ安く物件を購入し、自分の好みにリフォームする人も少なくありません。
リフォームをしてしまうと費用がかかるため、その分上乗せすることになり売りにくくなったり、損をしてしまったりするのです。
一戸建ての取り壊しをすること
築年数が古いからという理由だけで、一戸建てを取り壊してしまうのはよくありません。確かに、土地を探している人が多いエリアであれば取り壊した方が売却しやすいことも稀にあります。
しかし、土地の固定資産税は1月1日時点に住宅が建っている方が安くなります。そのため、売買が成立してからの取り壊しが一般的なのです。
家が売れないときも冷静に
家がなかなか売れないとき、まずは売れない理由を考えましょう。売れない理由がわかれば対処することができます。
家が売れないからといって、リフォームしたり一戸建てを取り壊してしまったりしては、さらに売れにくくなるかもしれません。
また、売り出し価格を下げるのは最終手段にとっておきましょう。先に広告や内覧を見直す必要があります。
家が売れないときも冷静に対処することが、売却へつながるでしょう。
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