家を売却したいけれど、売却理由をどのように伝えればよいのかわからないと困っていませんか?
高額売却を実現したい場合、購入希望者に対して売却理由の伝え方が重要です!
そこでこの記事では、家を売却する際によくある理由や理由を伝えるときの注意点、上手に伝えるコツを解説します。家の売却を検討している方は、参考にしてください。
家を売却する理由
ここでは、よくある家の売却理由を全部で10個ご紹介します。
- 家を相続したため
- 新居へ住み替えるため
- 住宅ローンの支払いができなくなったため
- 転勤が決まったため
- 離婚することになったため
- 家族構成が変わったため
- 維持・管理が厳しいため
- 介護することになったため
- 通勤・通学しづらいため
- 結婚したため
売却理由を考える際に参考にしてください。
①家を相続したため
相続を理由に家を売却する方は多いです。相続した家には、維持・管理費用や固定資産税などの支払いがあり、決して安い金額ではありません。また、財産分与のために相続した家を売却して現金化する方もいます。
ただし、相続した家は「古い」「傷んでいる」という理由で、購入希望者が現れないことも珍しくありません。大規模な修繕やリフォームをおこなう可能性もあるため、費用面の対策が必要です。
②新居へ住み替えるため
住み替えを理由に家を売却する方も少なくありません。「親と同居することになった」「今よりも暮らしやすい家を見つけた」などの理由で、住み替える方はいます。
住み替えが理由であれば、購入希望者をそこまで不安にさせることはないでしょう。ただし、「隣人と揉めた」「設備が使いにくかった」などの売却理由は印象が悪いため、伝え方には注意が必要です。
③住宅ローンの支払いができなくなったため
住宅ローンの支払いが困難になり、家を売却する方もいます。家を高く売却できれば、住宅ローンを完済できる可能性があります。
住宅ローンの支払いを理由に売却する場合は、購入希望者に対して経済状況の詳細を伝える必要はありません。シンプルに「住み替えるため」という売却理由で問題ないでしょう。
④転勤が決まったため
転勤することになり、家を売却するケースもあります。転勤を会社から命じられた場合、断ることはほとんどできません。戻ってくる可能性がある場合は家を売却せずに残しておく方もいますが、戻らない予定の転勤であれば、すぐに売却する方も少なくありません。
転勤が売却理由の場合、購入希望者が問題を感じることはなく、すぐに売れる可能性があります。築浅物件になることが多いため、買手が見つからなくて困る心配は少ないでしょう。
⑤離婚することになったため
離婚もよくある家の売却理由です。住宅ローンの完済や財産分与のために夫婦で暮らしてきた家を売却します。また、離婚後も家に住み続け再婚によって売却を決めた方もいます。
離婚が売却理由の場合、購入希望者によっては縁起が悪いと感じるでしょう。購入希望者から売却理由の詳細を聞かれることがなければ、自ら伝える必要はありません。
⑥家族構成が変わったため
家族構成が変わることにより、今まで住んでいた家を売却するケースもよくあります。結婚や子供の誕生などによって、広い家に住み替える方は少なくありません。
家族構成の変化が売却理由の場合、購入希望者はネガティブな印象を持たないため、正直に売却理由を伝えても問題ないでしょう。
⑦維持・管理が厳しいため
家の維持や管理が難しくなり、売却している方もいます。特に空き家の場合、住んでいないにもかかわらず維持・管理費用がかかり続け、手放すことを決断するケースは多いです。
維持・管理が厳しい家は、老朽化が進んでいる可能性もあるため、購入希望者を見つけられないかもしれません。売却が難しそうな場合は、不動産会社に相談しましょう。
⑧介護することになったため
親の介護で家を売却する方も少なくありません。家を売却すれば介護に関連する費用を増やすことが可能です。
また、介護施設への入居や介護しやすい住宅に住み替えるために、家を売却するケースもあります。
⑨通勤・通学しづらいため
通勤や通学のために、家を売って新しい住まいで暮らす方もいます。転職や子供の進学によって、今まで住んでいた家だと交通の便が悪く、引っ越しを検討するのです。
通勤・通学時間が長いとストレスにもなるため、快適な暮らしのためには通勤・通学のしやすさは重要といえるでしょう。
⑩結婚したため
結婚したので家を売却することを検討する方もいるでしょう。結婚することでライフスタイルが大きく変わるため、これまで住んでいた家を夫婦で相談して売却することがあります。
家を高く売却できれば、大きなマイホームを購入することも不可能ではありません。高値売却を目指すためには、売却実績の豊富な不動産会社に依頼することがおすすめです。
家を売る理由によって売却活動に影響が出る?
家の売却理由によっては売却価格が落ちたり、売却する期間が長くなったりします。ここでは、家の売却理由によって売却活動に影響が出るのか解説します。
理由によっては売却価格が落ちる
家の売却理由がネガティブな場合、売却価格が下落することは珍しくありません。ネガティブな理由によって購入希望者が現れず、相場よりも価格を下げることが一般的です。特に以下のような理由であれば、売却価格は下落します。
- 生活に不便な立地
- 日当たりがよくない
- 隣人と揉めた
- 家に欠陥があった
また、離婚や経済的な状況が売却理由でも、できるだけ早めに売却するために価格を落とすことがあります。少しでも高く家を売却したい場合は、売却実績が豊富な不動産会社に相談しましょう。
売却する期間が長くなる可能性もある
ネガティブな売却理由によって、通常よりも売却期間が延びてしまうケースもあります。先述したようにネガティブな売却理由は家の売却価格を落とし、相場よりも低い場合、購入希望者は不信感を抱きます。その結果、売却する期間が長くなる可能性があるでしょう。
仲介による売却ができず、不動産会社に買い取ってもらおうとしても、ネガティブな売却理由では断られてしまうことも少なくありません。特に事故物件や訳あり物件の売却は難しいです。
家の売却理由を伝えるときの注意ポイント
家の売却理由を伝えるときは、以下の点に注意しましょう。
- 事件や事故は隠してはいけない
- プライベートな事情は伝えなくてよい
ポイント①:事件や事故は隠してはいけない
事件や事故などの瑕疵があった場合、買手に伝える必要があります。告知義務のある瑕疵は、以下の4つです。
- 事件や事故などの「心理的瑕疵」
- 雨漏りやシロアリ被害などの「物理的瑕疵」
- 家の周辺環境に問題がある「環境的瑕疵」
- 法律違反している「法律的瑕疵」
これらは、購入希望者に対して正直に伝えることが法律で定められています。ただし、売主から直接伝える必要はなく、不動産会社が対応してくれます。家の売却活動では、事件や事故があった事実を隠さないようにしましょう。
ポイント②:プライベートな事情は伝えなくてよい
購入希望者には、プライベートな事情を売却理由として伝える必要はありません。購入希望者は不安を払拭するために売却理由を気にしているため、個人的な事情の詳細まで聞こうと思っていません。
しかしながら、売却活動を依頼する不動産会社にはプライベートな事情の詳細を話すことが賢明です。しっかりと売却理由を伝えることで、高額売却のために動いてくれるでしょう。
家の売却理由を上手に伝えるコツ
家の売却理由を伝えるときは、以下の方法を参考にしましょう。
コツ①:ポジティブな理由に変換する
売却理由がネガティブであっても、ポジティブな理由に変換することで印象を変えられます。たとえば、「繁華街付近でいつも騒がしいから」という売却理由であれば、「年を重ねて静かな場所で暮らしたい」と変換することで、ネガティブな印象が薄まります。
人によっては、ネガティブな理由でも気にしない可能性はありますが、ポジティブな理由に変換して、購入希望者に不安を与えないようにしましょう。
コツ②:不動産会社に頼る
家の売却理由を上手に伝えられそうにない場合は、不動産会社に相談しましょう。売却のプロフェッショナルである不動産会社は、購入希望者にどのように伝えればよいのか把握しています。購入希望者にネガティブな印象を与えない理由を一緒に考えてくれるでしょう。
売却実績が豊富にある不動産会社であれば、確かなノウハウにより、高額売却も夢ではありません。売却実績は、公式サイトで調べたり直接担当者に聞いたりして確認しましょう。
家を売る際は不動産会社に相談するのがおすすめ!
家の売却理由によって、売却価格や売却期間に影響があるため、伝え方が重要です。転勤や家族構成の変化が理由であればそのまま伝えても問題ありませんが、離婚や住宅環境などが理由の場合、購入希望者にわるい印象を与えてしまいます。
家の売却理由の伝え方がわからないときは、売却実績が豊富にある不動産会社に相談しましょう。家の売却理由を工夫して、高額売却を目指しませんか。
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