もっと広い家に住みたい、立地の良い家に住みたいなど、将来的に家の買い替えを考えている人も多いですよね。
しかし実際にはどのタイミングで買い替えたらいいのかよくわからない、と思う人も多いでしょう。
この記事では、家の買い替えを考えるタイミングやおすすめの時期、注意点などを詳しく紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
家の買い替えを考えるタイミング
家の買い替えを考えるタイミングは、大きく分けると次の2つが一般的です。
- ライフステージの変化
- 建物や設備の劣化
それぞれ詳しく解説していきます。
ライフステージの変化
ライフステージが変化するタイミングで、より間取りや立地条件の合う家に買い替えたいと考えるケースはよくあります。
出産や子供の成長、親との同居といったタイミングでは、より広い家や部屋数が多い家に買い替えたいというケースが多いです。子供が転校しなくてもいいように、入学前に買い替えを済ませておきたいと考えてタイミングを合わせる人もいます。
逆に退職や子供が独立するタイミングでは、よりコンパクトな家や、通院や買い物がしやすい立地の家に買い替えたいというケースが多いです。
建物や設備の劣化
築年数が古くなって建物や設備が劣化してくると、全面的なリフォームをするよりは買い替えたいと考えるケースも多いです。
築20年、30年と古くなるにつれて、雨漏りやサビ、亀裂など建物の劣化が気になってきます。さらに水回りの設備なども長く使うにつれて故障や不具合があったり、最新のものと比べると使いにくかったりと、不便に感じてしまうケースが増えます。
家の買い替えにおすすめの時期
より効率的でお得に家を買い替えるためには、買い替えに適した時期を意識することが大切です。家の買い替えにおすすめの時期は、主に次の2つです。
- 築10年以内
- 不動産売買シーズンの春と秋
それぞれ詳しく解説していきます。
築10年以内
今住んでいる家をなるべく高く売りたい場合、築10年以内に売却するのがおすすめです。
家は築年数が経過するにつれて買い手がつきにくくなり、売却価格もどんどん下がっていきます。木造の戸建ての場合は築10年で新築の半分程度まで価格が下がり、築20年を超える物件はなかなか買い手がつかないため、築10年以内に売却を検討するのがおすすめです。
ただし戸建ての場合は築3年まで、マンションの場合は築5年までは固定資産税の軽減措置があるため、売却するのは軽減措置が終わってからにするのがよいでしょう。
不動産売買シーズンの春と秋
家の買い替えに適したタイミングは、不動産売買が盛んに行われる春と秋といわれています。
春と秋は、進学や転勤などのタイミングで家を売りたい、または買いたいという人が増える時期です。不動産売買が盛んな時期に買い替えを検討することで、今住んでいる家の売却がスムーズにいったり、新居探しの選択肢が広がったりすることが期待できます。
売却と購入のどちらを先にするか
今住んでいる家を売却してから新居を購入するのを「売り先行」、新居を購入してから今住んでいる家を売却するのを「買い先行」といいます。
家の買い替えを検討する際、「売り先行」と「買い先行」のどちらがいいのか実際のところよくわからないという人も多いですよね。
ここではそれぞれのメリット・デメリットと向いている人について、詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください。
売り先行のメリット・デメリット
売り先行のメリットは、希望価格で売却しやすい点と、売却代金を新居の購入資金に充てられる点です。
売却が先の場合は急いで売らなくてもいいため、焦って希望価格よりも安く売却してしまうことなく販売活動に時間をかけられます。売却金額によって新居の予算が明確になり、無駄のない資金計画を立てられます。
売り先行のデメリットは、新居がすぐに決まらない場合は仮住まいが必要になる点です。
売却してすぐに新居が決まらない場合は、賃貸物件など仮住まいへの引っ越しが必要になります。さらに引っ越しの費用や仮住まいの家賃による出費を抑えるために、新居選びで妥協して後悔するケースも考えられます。
売り先行が向いている人
売り先行が向いているのは、買い替えの資金に余裕がない人です。
新居の購入資金に余裕がない場合でも、先に今住んでいる家を売却してしまえば、売却代金を新居の購入資金に充てられます。住宅ローンの残債がある場合は、売却代金を返済に充てて完済してから新居を購入することが可能です。
買い先行のメリット・デメリット
買い先行のメリットは、新居選びに時間をかけられる点と、仮住まいが必要ない点です。
買い先行は先に新居を決めるため、じっくりと時間をかけて物件選びができます。先に新居が決まれば仮住まいも必要なく、引っ越しや家賃などにかかる出費を抑えられます。
買い先行のデメリットは、売却に時間がかかると二重ローンになる可能性がある点です。
今住んでいる家の住宅ローンが残っている場合、新居の購入後もローンを払い続けなければならず、二重ローンになってしまいます。売却代金を新居の購入資金に充てられないため、資金繰りが難しくなってしまいます。
買い先行が向いている人
買い先行が向いているのは、住宅ローンが完済している人、まとまった資金を用意できる人です。
住宅ローンを完済していて、まとまった資金が用意できていれば、先に新居を選んでから売却活動ができます。仮住まいの必要がなく物件選びに時間をかけられるため、ゆとりをもったスケジュールで買い替えができます。
家の買い替えを考える際の注意点
家の買い替えを考える際の注意点は、主に次の2つです。
- 住宅ローン残債と売却価格を確認する
- スケジュールを細かく確認する
それぞれ詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
住宅ローン残債と売却価格を確認する
住宅ローンを完済していない場合は、まず最初に住宅ローンの残債を確認してください。さらに不動産買取業者の無料査定で、おおよその売却価格を確認しておきましょう。
住宅ローン残債と売却価格を比べたときに、売却価格が上回っていれば売却代金で住宅ローンを完済できるため、問題なく家の買い替えが可能です。
しかし売却価格よりも住宅ローン残債が上回っている場合は、売却代金を住宅ローンの返済に充てたとしても完済できません。自己資金もなく住宅ローンが残ってしまった状態では家を売ることができないため、「つなぎ融資」や「住み替えローン」を検討しましょう。
スケジュールを細かく確認する
家の売却や購入には時間がかかります。家の買い替えを考える際は、売却と購入にかかる期間や引っ越しのタイミングなどを細かく確認しておきましょう。
家の住み替えを考える際、売りたいと思ったときにすぐ売れたり、新居を探し始めてすぐに理想の家に出会えたりするとは限りません。
家の売却にかかる期間は3ヶ月〜半年程度、場合によってはそれ以上の時間を要することがあります。いつまでに買い替えを完了したいのかが決まっている場合は、逆算して余裕をもったスケジュールを計画しましょう。
後悔しないために家の買い替えのタイミングを見極めよう
この記事では、家の買い替えにおすすめのタイミングや注意点について紹介しました。
家の買い替えで後悔しないためには、ライフステージや築年数、資金計画など、さまざまな視点から適切なタイミングを考えることが大切です。ぜひこの記事を参考に、家の買い替えのタイミングを見極めてみてくださいね。
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