家にいるときに多くの時間を過ごすリビング。
縦長リビングの形状はレイアウトに悩んでしまうことはありませんか?
家に帰ってきてホッと一息つくリビングですが、特に縦長リビングの場合、メリットとデメリットを理解することが大切です。
縦長リビングのメリットとデメリットのバランスを考えた、おすすめレイアウトを紹介します。
縦長リビングの特徴は?
縦長リビングは通称「田の字型」と呼ばれ、玄関からまっすぐ廊下があり、左右に居室とリビングがある造りを指します。
リビングがバルコニーに面して縦長に配置されているタイプとなり、賃貸物件によく見られる造りです。
縦長リビングのメリット
縦長リビングはどの部屋にも窓があるため、外からの光を取り入れやすく、電気代の節約にもおすすめです。
縦長リビングは外からの光を取り入れるだけでなく、レイアウト次第で部屋の雰囲気を大きく左右するポイントとなり、多くのメリットがあります。
縦長リビングのメリットを知り、より快適に過ごすことができるレイアウトのヒントにしてみましょう。
横幅が広すぎず空間のバランスを取りやすい
横幅が広いとワイドな空間になり、まとまりのない印象になります。
しかし、縦長のリビングでは横幅が広すぎず奥行きがあるため、空間のバランスがとりやすいです。
横幅が広すぎないことでまとまりが出やすく、広さを感じやすいメリットもあります。
奥行きがあるため開放感を出しやすい
玄関から家の奥までが縦長の構造をしているため奥行きが生まれ、開放感を出しやすい構造になっています。
開放感が感じられやすいため、部屋に物が多い場合もすっきりした印象にまとまりやすく、快適に過ごせるのもメリットの1つです。
家具をレイアウトしやすい
縦長リビングはリビングやダイニングに壁が多く、家具の配置がしやすいメリットもあります。
部屋をすっきり見せるレイアウトとして、縦長の家は縦向きに、横長の家は横向きに家具を配置するポイントを押さえておくとよいでしょう。
縦長リビングのデメリット
縦長リビングに限らず、メリットがあればデメリットもあり、双方を理解することでより空間を生かしたレイアウトにできます。
メリットがある反面デメリットも存在するため、デメリットが許容範囲であるのかチェックしてみましょう。
窓面積が狭いため開放感が劣る
家具を置く前は開放感があり、部屋の中の動線もより安く見えますが、家具のレイアウト次第では窓面積が狭いため開放感に劣るケースもあります。
特にリビング奥の居室には窓がないため、いざ独立した部屋として使う場合、閉鎖的な空間となり、リビングと一体でなければ活用できない場合も考えておきましょう。
ダイニングやキッチンまで光が届かない
縦長リビングは窓が多く光を取り込みやすい造りがほとんどですが、実際に家具を置くとダイニングやキッチンまで光が届かないことも考えておきましょう。
「家具を減らせばいいのでは?」と思いがちですが、窓を優先すると家具の置き場がなくなるなど、生活に支障が出ることも考えられます。
ソファーとテレビの距離が近い
縦長リビングにソファーを設置する際、リビングの形に沿わせるとソファーとテレビの距離が近くなります。
テレビとの距離が近いことで臨場感溢れる画面を見ることができますが、視力低下や圧迫感を感じるなどデメリットも生じることもあるでしょう。
縦長リビングのレイアウトを考える際のポイント
縦長リビングのメリットを生かすには、レイアウトを考える際のポイントがあります。
ポイントを押さえずにレイアウトを考えてしまうと、まとまりのないレイアウトになりやすく、快適な生活空間になりません。
どのようなポイントに気を付けると、きれいな縦長リビングのレイアウトになるのかご紹介します。
家具の位置と数を考える
縦長リビングは奥行きがある分、つい家具や物をたくさん置いてしまいがちです。
「気が付いたら、どこから片づけていいかわからなくなっていた…」ということがしばしば起こります。
まずは最低限の家具の位置と数を考えるのがポイントです。
縦長リビングの特徴である奥行きを生かすために、背の高い家具はリビングの奥に持っていき、奥行きを出して広さを確保しましょう。
さらに窓からの光も確保するために、できるだけ壁際に家具をまとめるのもコツです。
収納をする目的で置いたはずの棚も、数が多くなると部屋を圧迫してしまいます。
リビングに出しておくと不都合なものを収納する分だけ棚を確保し、余分な数の棚は置かないようにしましょう。
視線を意識したレイアウトにする
人の視線は高い物に集中する傾向があります。
そのため、高い家具はできるだけ部屋の奥に配置して、視線を奥に持っていく配置がおすすめです。
視線が奥に行くことで手前のスペースが空間に感じやすく、生活動線も確保しやすくなります。
もし家具を壁際にまとめるなら、入り口側から見て背の低い物から背の高いものと階段状になるように配置していきましょう。
そうすることでまとまりのあるリビングに見せやすく、視線が自然と奥に行きおしゃれなレイアウトに早変わりします。
収納も併せて考える
リビングが狭く見えてしまう原因の1つに、リビングに物があふれてしまうことが挙げられます。
リビングに物があふれてしまう場合、収納を増やすことで解消されるため、収納も併せて考えるとよりよいでしょう。
使用頻度の高いものは手の届きやすいところに収納し、長期間保管するものに関しては背の高い位置に収納し視線に入りにくくすると、空間を生かせます。
目の届くところに物を置かないことで、よりリビングを広く使うことが可能です。
生活動線の確保
縦長リビングの場合、奥行きがあるため生活動線がやや長くなりがちです。
そのため、収納は生活動線を考えることが重要なポイントになります。
使いたいものが遠くにあるとつい使いっぱなしにしてしまい、部屋が散らかってしまった…という経験はありませんか?
部屋が散らかってしまうのは、生活動線から離れたところに物があるからです。
頻度高く使うものは手の届くところに置くことができ、ほとんど使わない物は見えないところにしまいやすいのも縦長リビングの特徴ですので、ぜひ特徴を生かしましょう。
縦長リビングをおしゃれに見せる!4つのレイアウト術
最後に縦長リビングをおしゃれに見せる4つのレイアウト術をご紹介します。
縦長リビングは家具を配置しやすいメリットがある分、狭く見えるデメリットがあるため、レイアウト術を知ることがとても大切です。
縦長リビングのメリットを最大限に生かし、おしゃれに見せるレイアウトを見ていきましょう。
ライフスタイルに合わせてテーブル・ソファの位置を考える
縦長リビングの場合、テーブルやソファを縦長に配置すると部屋がすっきり見えて奥行きも生かせます。
出入り口から一直線上に、ソファ、テーブル、テレビを置くことで奥行きも含めてリビングの空間として生かすことができ、部屋を広く見せることも可能です。
デッドスペースを活用する
狭く見えやすい縦長リビングだからこそ、デッドスペースを利用するのは必須になります。
特に縦長リビングの場合、狭く天井に近いスペースが余ってしまうこともあるでしょう。
背の高いラックを使うとデッドスペースを有効活用できるので、おすすめです。
高さがあっても収納で部屋をすっきり見せることができ、すっきりした印象も演出できます。
物の数を少なくして開放感を出す
部屋が散らかってしまう場合、物の数を少なくして開放感を出してみましょう。
物が多くなると収納アイデアを考えたとしても、リビングが物で溢れやすくなります。
ショッピングで「かわいい」「何だか使えそう」と、目的がないにも関わらず買ってしまった物はありませんか?
目的がない買い物をすると、実は使っていない…と放置されてしまうものであふれてしまいます。
背が高い家具と低い家具のバランスをとる
奥行きを生かしたい縦長リビングでは、背が高い家具と低い家具のバランスをとることが大切です。
背が高い家具とセットで低い家具を置くことで、まとまり感を出すことができ、さらに奥行きも生かすことができます。
生活動線を意識して家具を設置することもありますが、家具を散らばすことでまとまりがなくなることもあるでしょう。
さらに、収納力を重視して背の高い家具でまとめてしまうと、せっかくの奥行きが台無しになってしまいます。
縦長を活かしたレイアウトを
縦長リビングの特徴、メリットとデメリットを知ることで、メリットを生かすレイアウトを実現することができます。
何となくレイアウトすると狭く感じがちな縦長リビングですが、ちょっとしたコツだけで快適な空間に早変わり!
ぜひ縦長リビングを生かして、リラックスできるリビングを作ってみましょう。
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