不動産を売却する際の選択肢として、買取売却を検討している方も多いのではないでしょうか?
本記事では、不動産買取と仲介の違いや、買取に向いている物件を紹介します。
不動産買取のメリットとデメリットもまとめているので、不動産買取を検討している方は参考にしてください。
不動産買取とは?
不動産買取とは、不動産を直接不動産会社に買い取ってもらう方法です。不動産会社との条件が合えば、短期間で不動産を売却できます。
買い取った不動産は、不動産会社がリフォームやリノベーションした上で再販するケースが多いです。また、不動産買取では、広告活動や内見対応の必要はありません。
仲介と買取の違い
不動産買取は不動産会社が不動産を直接買取しますが、仲介では不動産会社が売買の仲介を行い、買主を見つけます。仲介での買取は、不動産会社に仲介手数料を支払わなければいけません。
また、買取で売却する場合は最短で5日で買取が完了しますが、仲介で売却する場合は買主を見つけるまでに平均3ヵ月ほどかかります。
不動産買取の種類
不動産買取には、即時買取と買取保証の2種類があります。ここでは、不動産買取の種類について解説していきましょう。
種類①即時買取
即時買取とは、不動産会社との買取価格の交渉が終わり次第、すぐに不動産を買い取ってもらう方法です。最短で5日、長くても1週間以内に売却が完了します。
即時買取では、市場での売却活動は一切行われません。すぐにローンを返済しなければならない場合や、すぐに現金が必要な場合は即時買取がおすすめです。
種類②買取保証
買取保証とは、仲介と即時買取を組み合わせた売却方法です。一定期間中に不動産を仲介で売出し、購入希望者があらわれなければ不動産会社が不動産を買い取ります。
買取保証の仲介期間は、3ヵ月程に設定することが多いです。一定期間仲介で売却活動を行うため、高値で売却できる可能性があります。買取保証は、仲介と買取の良いとこどりの売却方法です。
不動産買取のメリット
ここからは、不動産買取のメリットについて解説します。
メリット①すぐに現金化できる
すぐに現金化できるところも、不動産買取の最大のメリットです。査定額が売却価格になることが多く、売却後の資金計画も立てやすくなります。
転勤や離婚など生活スタイルが変わり、期限が決まっている方は不動産買取がおすすめです。
メリット②周囲に知られずに売却できる
仲介での売却は、周辺地域にチラシがポスティングされます。チラシには不動産の詳細情報や売却価格が掲載されているため、近隣の人や知り合いに売却を知られてしまうケースも少なくありません。
不動産買取は、チラシなどを作成して広告活動を行う必要がないため、周囲に知られずに売却できるでしょう。
メリット③契約不適合責任が免除される
契約不適合責任とは、契約内容と異なる不動産を売却した際に、売主が債務不履行の責任を負わなければなりません。
雨漏りや白アリ被害など契約書に書かれていないトラブルが起こった場合、契約を解除される可能性もあるため注意が必要です。不動産会社に直接売却する不動産買取では、プロに売却するため契約不適合責任が免責されます。
メリット④仲介手数料がかからない
仲介で不動産を売却した場合、仲介手数料を支払う必要があります。売却価格が400万円以上の場合、売却価格×3%×6万円の仲介手数料が必要です。しかし、不動産買取では、仲介手数料を支払う必要はありません。
メリット⑤内覧の必要がない
仲介で売却する場合、購入希望者と契約を締結するまでに内覧対応しなければなりません。内覧では、部屋を掃除するだけではなく、スケジュールの調整が必要です。
不動産買取では、不動産会社が1度のみ室内を確認します。その後、査定額が算出されれば内覧対応を行う必要はありません。
不動産買取のデメリット
不動産買取はメリットだけではありません。
ここでは、不動産買取のデメリットを解説します。
デメリット①売却価格が安くなる
不動産買取は、仲介での売却に比べると売却価格が安くなるケースが多いです。不動産買取では、不動産会社が買い取った不動産をリフォームやリノベーションして再販します。
再販で利益を得るために、仲介での売却価格の7~8割程度が買取相場です。
デメリット②買取できない不動産がある
物件の状況やエリアによっては、不動産を買取できない可能性があります。買い取った不動産を再販して利益を得るため、需要が低いエリアやリフォームやリノベーションができない構造の不動産は買取が困難です。
デメリット③高値で買取してくれる不動産会社が見つからない
売買や賃貸を仲介する不動産会社に比べ、買取に対応している不動産会社は少ないです。また、仲介よりも売却価格が安いため、高値で買取してくれる不動産会社を見つけられず、売却活動が進められないこともあるでしょう。
デメリット④値段を自由に設定できない
買取では買主に競争原理が働かず、価格の決定権も不動産会社が持っています。不動産会社が査定した金額で買取されるため、売主の希望価格で不動産を売却することはできません。
不動産買取に向いている物件
すべての不動産が買取に適しているわけではありません。ここでは、不動産買取に向いている物件を紹介します。
①築年数が古い物件
築年数が古ければ古いほど、不動産の仲介売却が難しくなることが多いです。
新築や築年数の浅い不動産の方が人気があり、高値で仲介売却できる傾向にあります。築年数が古く、仲介で売却できない場合は不動産買取を利用しましょう。
②リフォームやリノベーションが必要な物件
不動産の状態が悪く、リフォームやリノベーションが必要な場合も不動産買取を検討しましょう。仲介で売却する場合は、買主が内覧を行うため、室内の状態が悪ければ購入を拒否される可能性があります。
また、自分でリフォームやリノベーションを行う場合にも多額の費用が必要です。不動産買取では、不動産の状態が悪い場合でも、現状のまま買取してくれる可能性があります。
③事故物件
室内で事件が起こった事故物件は、仲介で売却できない可能性があります。事故物件は売却相場から大幅に値下げされるだけではなく、室内で起こったことを購入希望者に告知しなければなりません。
事故物件は仲介で売却しにくくなるため、不動産買取を利用して売却しましょう。
仲介で売れない場合は不動産買取を検討しよう
不動産買取について詳しく解説していきましたが、いかがでしたでしょうか。不動産買取では、仲介での売却が難しい築年数が古い物件や事故物件の売却が可能です。
不動産買取は、仲介での売却に比べると買取価格が安くなりますが、即現金化できるため、売却後の資産計画も立てやすくなります。仲介で不動産を売却できない場合は、不動産買取を検討しましょう。
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