不動産買取を利用したいけれど、どの業者に依頼すれば良いか分からないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
本記事では、不動産買取業者を選ぶ時のポイントや、不動産買取の流れを解説します。
不動産買取をおすすめするケースもまとめているので、参考にしてください。
不動産買取とは?
不動産買取とは、不動産会社が直接不動産を買い取る方法です。不動産会社が買い取った不動産は、リフォームやリノベーションした上で再販されます。
買取よりも仲介での売却の方が、売却価格が高くなるため、仲介で不動産を売却する方が多いです。
不動産買取の種類
不動産買取には、即時買取と買取保証の2種類があります。ここでは、不動産買取の種類を解説していきましょう。
種類①即時買取
即時買取とは、不動産会社との価格交渉がまとまり次第、即時に不動産を買い取ってもらう方法です。
長くても1週間以内に売却が完了します。
種類②買取保証
買取保証とは、仲介と買取の良いとこ取りの売却方法です。
仲介で一定期間不動産を売り出し、購入希望者が現れなければ、あらかじめ決めていた価格で不動産会社が不動産を買い取ります。
不動産買取の流れと必要な期間
ここでは、不動産買取の流れと必要な期間について解説します。
流れ①情報収集
不動産買取をスムーズに進めるために、買取相場の確認や必要書類を準備しておきましょう。不動産買取に必要な書類は、以下の通りです。
- 身分証明書
- 実印
- 印鑑証明書
- 住民票
- 登記権利証
- 固定資産納税通知書
取得や再発行に時間がかかる書類もあるため、しっかりと準備しておきましょう。買取相場は、不動産の成約価格を調べられるサイトや折り込みチラシで確認できます。
流れ②不動産会社に査定依頼
買取相場の確認や必要書類が準備できたら、不動産会社に査定依頼しましょう。不動産会社の査定は、過去のデータや築年数から査定額を算出する簡易査定と、不動産会社が物件を確認して査定額を算出する訪問査定の2種類です。
流れ③買取プランの確認
買取を依頼する不動産会社が決定したら、買取プランを確認します。不動産会社によって買取プランは異なりますが、即時買取と買取保証の2種類から選択するケースが多いです。
流れ④契約を結ぶ
必要書類やスケジュールの確認ができたら、不動産会社と契約を結びます。契約書には、物件の引き渡し日や入金日が記載されているため、細部まで確認しなければなりません。
後から不動産会社とトラブルにならないように、少しでも疑問に感じたことがあれば質問しておきましょう。
流れ⑤引き渡し・決済
引き渡し・決済当日には、司法書士が書類の確認や必要書類への押印を行います。売買代金の残金や司法書士報酬も、引き渡し日に支払われることが多いです。
流れ⑥確定申告
不動産の売却で利益が出た場合は、確定申告が必要です。確定申告を忘れた場合は、延滞税や無申告加算税などの税金が発生します。
不動産買取に必要な期間
不動産買取では、最短1週間程で不動産を売却できます。不動産買取は、スケジュールが決まれば、スケジュール通りに売却活動が進むケースが多いです。
不動産買取業者を選ぶときのポイント
不動産買取で不動産を高値で売却したい場合は、不動産買取業者選びが大切です。ここでは、不動産買取業者を選ぶ時のポイントを解説します。
①買取価格の高い業者を選ぶ
不動産買取業者を選ぶ時は、買取価格が最も高い業者を選ぶことが大切です。
買取価格の高い業者を見つけるために、複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。少なくとも、4~5社に査定を依頼して、高い査定価格の買取業者を探してください。
②価格交渉に応じてくれる業者を選ぶ
買取査定と実際の買取価格が異なるケースも少なくありません。実際の買取価格が査定額よりも低くなることを加味して、価格交渉に応じてくれる業者であるか確認しておきましょう。
過去の買取実績などを提示して買取価格の根拠を説明してくれる業者や、親身に相談にのってくれる業者は、価格交渉に応じてくれる可能性があります。
③得意とする物件種別を確認する
不動産買取業者が得意とする物件種別を確認することも大切です。都心部の買取業者や大手の不動産会社の場合、マンションのみを扱っているケースも少なくありません。
また、戸建てはマンションに比べると価格予想が難しいため、戸建てに対応している買取業者は、マンションを扱う業者に比べると少なくなります。戸建てを買取で売却したい場合は、戸建ての買取に対応しているか確認しておきましょう。
④売却する不動産のある地域から業者を選ぶ
不動産買取は、地域の相場に精通していなければ適正価格で買取を行えないため、地域密着型の業者を選ぶことが大切です。
マンションであれば、大手の不動産会社も買取を行っていますが、戸建ての場合は地域密着型の不動産会社のみが買取に対応しているケースも少なくありません。
⑤サービスが充実している業者を選ぶ
希望価格で売却するためにも、サービスが充実している業者を選びましょう。不動産買取に関する主なサービスは、以下のようなサービスが挙げられます。
- 即時買取
- 買取保証
- つなぎ融資
- リースバック
- 不用品の買取・処分
つなぎ融資とは、物件を買い替えする際に一次的な資金不足を銀行が立て替えるサービスです。不動産の買取額が担保となるため、買取保証とセットで利用しなければなりません。
リースバックとは、売却した不動産に賃料を支払って住み続ける方法です。自分が利用したいサービスが提供されているか確認しておきましょう。
不動産買取の利用をおすすめするケース
すべての方に不動産買取が適しているわけではありません。ここでは、不動産買取の利用をおすすめするケースをまとめました。
①物件の解体が必要な場合
解体が必要な物件も不動産買取で売却できます。解体が必要な物件は、買主の負担で解体しなければならないため、仲介で購入希望者を見つけることが困難です。
しかし、不動産買取業者は解体費用を負担してでも、物件を購入してくれます。
②相続税の納税が必要な場合
相続税で現金納付が必要になった場合に、不動産買取を利用する方も多いです。相続税は、相続の開始を知った日の翌日から10か月以内に納付しなければなりません。
すぐに売却活動を始められれば、仲介で売却して現金を手にすることも可能です。しかし、遺産分割の話し合いがまとまらなければ、売却活動の開始時期も遅れてしまいます。納付期限が2~3ヶ月まで迫っている場合は、買取を利用しましょう。
③事故物件の場合
殺人事件や忌まわしい事件があった事故物件は、仲介での売却が困難です。大幅に値下げや購入希望者に事故や事件について告知しなければならないため、スムーズに売却活動を進められないケースも多いでしょう。
不動産買取を利用することで、事故物件もすぐに売却できる可能性があります。
④離婚する場合
住宅ローンを夫婦で組んでいる場合や配偶者の連帯保証人になっている方が離婚する場合は、不動産買取での売却がおすすめです。
連帯保証や住宅ローンは離婚したからといって、自動で解消されるものではありません。不動産買取では、最短5日程で不動産の売却が完了します。即現金化できるため、離婚後に元パートナーと連絡を取り続ける必要もありません。
不動産買取は業者選びが大切!
不動産買取業者の選び方について、詳しく解説していきましたが、いかがでしたでしょうか。
不動産買取業者を選ぶ時は、得意とする物件種別や精通エリアの確認が大切です。信頼できる不動産買取業者を選んで、希望額で不動産を売却しましょう。
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