4LDKの購入を検討する際、部屋数も多いし憧れはあるものの、実際のところは使い勝手はどうなのか?掃除が大変なのでは?と気になる方もいるのではないでしょうか。4LDKは子どもが巣立った後に部屋が余る可能性があることや物件の価格自体が高いので、3LDKと4LDKで購入を迷う人は多いです。
ここでは、4LDKの間取りを選ぶ際に知っておきたい注意点について紹介します。
4LDKってどんな間取り?
4LDKは部屋数が4つあり、夫婦と子ども、親との同居など3~5人くらいで暮らすファミリー世帯に人気の間取りです。最近では、働き方改革やコロナの影響もあり、在宅勤務が増えたため、自宅に仕事スペースを確保する方も増えました。二人暮らしでも仕事用・プライベート用で分けたり余裕をもった部屋の使い方をしている人も増えています。
4LDKは前提として部屋が4つあるのでそれに伴い、広さも必要になります。戸建ての4LDKの坪数は車庫を除いて30~35坪前後、4LDKのマンションで25~27坪が目安です。
LDK(リビングダイニングキッチン)+4部屋
4LDKとは、リビング(L)・ダイニング(D)・キッチン(K)に加えて4つの部屋があるタイプの間取りのことを指します。
アパートやマンションでは角部屋が4LDKになっていることも多くあり、二方向から光が入ってくることがメリットです。
4人家族であれば一室をゲストルームや客間などを予備室として活用することもできますし、片親と同居することが決まっても予備室を使えば困ることはありません。
平米数でいうと約80平米以上
4LDKの目安となる占有面積は80~95平米のものが一般的に多くあります。
「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」において1畳あたりが1.62平米と決められており、80平米の物件は約49畳分という計算になります。また、専有面積の中にお風呂やトイレ、玄関はもちろん、キッチン・収納スペース・廊下なもスペースも含まれています。これらの面積は80平米の家では大体12畳ほどになるので、実質の居住スペースは畳37畳分くらいの広さになることが多いです。
80平米もあればゆとりがあり、4人家族であればスペースや広さに窮屈さを感じることはほとんどありません。荷物や衣類が多くても、収納できるスペースが多いので整理整頓がしやすく、部屋が片付きます。
間取り図付き!4LDKのおすすめのレイアウトをご紹介
4LDKを選ぶ際、「何人で暮らすのか?」ということを明確にすることが大切です。4LDKは部屋数が多いことは特徴でもある半面、部屋のタイプや配置によっては暮らせる人数が異なります。現在だけではなく将来の家族構成も考えて間取りを選択するようにしましょう。
主寝室のほかは書斎に使ったり和室は居間として使う
LDKに半和室がついているタイプの間取りが特徴的です。和室がついていることで居間としても使えますし、急な来客時でも客間としての対応ができます。寝室の他に、書斎や仕事部屋を設けられるので在宅ワークが多い方にはオススメの間取りです。
寝室に2部屋、子どものプレイルームに1部屋
寝室が2つあるので、子どもが増えて将来的に個室が必要となった場合や在宅ワークが増えて仕事部屋が必要になったときにも対応可能な間取りになっています。寝室の横にシューズボックスがあるのでそこを収納スペースとして使えることは部屋を片づける際にも便利です。
また、廊下も短く、水回りもまとまっているので家事や掃除をする際の負担が抑えられます。
しかし、玄関アクセス型の間取りなので、子どもが自室を持ったときに部屋にこもりがちになると家族でのコミュニケーションが減る可能性もあるので注意が必要でしょう。
「4LDK」は「4DK」や「3LDK」の間取りとどう違う?
LDKはリビング・ダイニング・キッチンがついており、DKはダイニングとキッチンがついているということを意味します。頭につく4や3は居室の数になるので、4DKの場合は4つの居室とダイニング・キッチン、3LDKだと3つの居室とリビング・ダイニング・キッチンがついているということになります。
4DKの間取りと比べた場合
4DKの特徴は、6畳以上10畳未満のダイニング・キッチン・居室(4つ)がある間取りになっており、子どもがいる4~5人家族向けに向いています。
居室を優先した設計になっていることが多く、マンションなどは採光がない中部屋に位置されることが多くあります。また、4つの居室があることは魅力的ですが、リビングを通って出入りをしなくてはならない間取りが多いことも特徴の一つです。
3LDKの間取りと比べた場合
3LDKは、リビング・ダイニングキッチンの他に3つの居室があることが一般的で多く採用されている間取りです。ただ、リビングの一角に「中和室」がある間取りだと独立した部屋としては使いにくいといった難点もあります。
子ども2人と両親での4人を想定した間取りになっているため、子どもが3人に増えたり、5人以上で暮らすことになることを考えると4LDKに比べて部屋数が足りず、いずれ窮屈に感じる可能性もあります。
4LDKの間取りのメリットとは?
一般的に4LDKのほとんどの間取りがファミリー向けになっているものが多くあります。ここでは、子育て世帯が住むことを前提に4LDKにおけるメリットについて説明していきます。
①一人一部屋を確保できるため、プライベート空間を作れる
今は小さい子どもであっても成長に伴って、1人で過ごすプライベートな空間が欲しくなる年齢が訪れます。自分の部屋が必要になったときでも部屋数が多ければ子ども部屋として確保することができます。兄弟が3人でも夫婦の寝室の他に3部屋をそれぞれ子どもたちの部屋にすることも可能です。
②書斎や収納スペースといった使い方ができる
リモートワークが増えていることで、自宅で仕事をする方も増えていますよね。リビングは他の家族もいるので仕事には向きません。しかし、書斎があれば仕事に集中できることはもちろん、雑音が入りづらくオンラインの会議にも参加しやすくなります。
また、収納スペースとしての利用も衣類や大きいものなどをしまっておけるため非常に有効です。
③ゲストルームとなる予備室がつくれる
友人や親族など人が泊まりに来ることが多ければ「ゲストルーム(客間)」となる予備室があると大変便利です。リビング・ダイニングで寝てもらうことも出来なくはないですが、お客様が寝ている時に食事の準備をするのは難しいですよね。予備室があればお客様の就寝部屋としても活用できる他、一時的な親族の同居などにも対応できることは魅力のひとつです。
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4LDKの間取りのデメリットとは?
部屋数が多いことで必要になる敷地も広く、それに伴って3LDKや4DKに比べると値段も高くなります。部屋数が多いことで一人ひとりに部屋があることは魅力でもありますが、反対にコミュニケーションが減る要因にもなります。ここでは、4LDKの間取りのデメリットについて解説していきます。
①家族のコミュニケーションが減る可能性もある
子ども一人ひとりが部屋を持つことで、子どもが部屋にこもってしまうことがよくあります。そうすると家族でコミュニケーションを取る時間が減少することが懸念されます。親子でのコミュニケーションを取ることを優先に考えたい場合には、リビングを通らないと自室に行けない「リビングアクセス型」がおすすめです。
②老後に部屋の管理や掃除が大変になる
子どもが成長し、巣立って行くとそれまで子どもが使っていた部屋が不要になります。子供部屋を掃除しないという訳にもいかないため、管理することが難しくなります。しかし、最初から将来を見据えて子どもが巣立っていった後の各個室の使い方についても事前に考えておくことで収納スペースや書斎として活用することも出来ます。掃除に関しては、ロボット掃除機や収納場所を作って対応すれば負担を減らすことも可能です。
4LDKの間取りで気になるポイント
4LDKは部屋の数も多いので間取りをどう選ぶべきなのか悩む方も多いのではないでしょうか。広さや部屋数がある分、掃除の負担が大きいことや家事・育児はしやすいのか?風水的にどういった間取りが良いのか?といったことも気になりますよね。ここでは、4LDKの購入時に気になるポイントについて説明していきます。
4LDKの価格はどのくらい?
同じ4LDKでも、住んでいる地域によって値段が異なることはもちろん、戸建てとマンション、広さやタイプによっても相場は変わってきます。
一般的な4LDK(95㎡〜110㎡)の相場は次のようになっています。
- 都心のマンション:55,000,000円前後
- 地方の二階建て(建売):25,000,000円前後
- 郊外の新築二階建て(建売):35,000,000円~45,000,000円
- ローコスト住宅:9,000,000円〜17,500,000円
- 平屋の戸建て:25,000,000円~30,000,000円
戸建ての場合、平屋の方が二階建てより安いのでは?と考える方もいるかもしれませんが、一概にはそうではありません。平屋は二階部分が横に広がるので、面積が増えて基礎工事や屋根工事が倍になるため金額も割高になります。
風水的にはどう?
家を購入する際、風水を全く気にしないという方は少ないのではないでしょうか。大きな買い物ですから、気にする程度に違いはあっても、誰しもが多少は気になりますよね。
基本的には、家主の本命掛けの方角を基準に風水を考えていきます。
- 玄関:
生気・天医・延年・伏位の吉方位 - リビング:
生気・伏位・天医(北の方角という選択肢は一般的にはあまりない) - 台所・風呂・トイレ(水まわり):
絶命、五鬼、六殺の(凶方位に位置する) - 寝室:
延年・天医(北枕でも風水的には子宝運や貯蓄運があるので良いとされている) - 子ども部屋:
生気・天医(但し、家主ではなく子どもの本命掛けを使う)
注意点としては、風水には日当たりの考慮はありません。そのため、風水を考えると日当たりが悪くなってしまう場合があります。また、家相と風水では異なるのでどちらを採用するかも事前に決めておくといいでしょう。
風水では南が名誉運・才能運にあたるため、その部分が中庭などで欠ける間取りだと仕事運が下がる原因にもなるので注意が必要です。
関連記事:
風水的に良い間取りとは?運気を呼び込む部屋を選ぼう!
子育てはしやすい?
4LDKは部屋数も多いため、子どもの成長に合わせて多種多様な部屋の使い方が可能です。子どもの専用部屋をつくれることで子どものプライバシーの確保にも繋がるメリットがある反面、子どもが自分の部屋を持つと部屋にこもりがちになるかもしれないデメリットもあります。しかし、リビングを通って自室に行くことになる「リビングアクセスタイプ」の間取りにすれば家族でコミュニケーションが取れるのでおすすめです。
また、子どもが小さなうちは、家事をしながら子どもとのコミュニケーションが取りやすい間取りを選ぶことでより子育てがしやすくなります。キッチンからの見通しも良く、子どもが遊んでいる様子を確認できる間取りにすれば負担も軽減できます。
4LDKは間取りや部屋の使い方を工夫すれば子育てしやすいと言えるでしょう。
近年ではリモートワーク用の部屋を確保するため、2人暮らしの方が4LDKを選ぶことも多くなっていますよ。 >>プロフィールはこちら
4LDKの間取りを選ぶときの注意点とは?
4LDKを選ぶ時の注意ポイントは、より快適に生活が出来るかを考えることが大切です。
- 将来を見据え、住む人数やライフスタイルを明確にして間取りを選ぶ
- コミュニケーションスペースの確保
- 家事導線を短くする
4LDKは面積も広いため導線が長くなり、間取りが好ましくないと生活がしづらくなり、ストレスの原因にもなります。可能な限り、風呂・洗濯機、トイレなどの水回りも一か所にまとめると家事の負担が少なくなります。また、各部屋に収納スペースを確保することでより生活がしやすくなります。
ちなみに、玄関アクセスタイプの物件は玄関の近くに個室が設置されていることが多く子どもが自室にこもりがちになってコミュニケーションを取る機会が減ります。それを防ぐためにもコミュニケーションスペースを確保するなど対策を取る間取りにすることは大切です。
こんな人が4LDKの間取りに向いている!
4LDKは部屋数が多く、住む人数が多くても割とストレスが少なく暮らすことができます。
子どもがいるファミリーはもちろん、ルームシェアをしたい人たちにも人気の物件です。また、2世帯住宅としても使いやすい他、在宅ワークが増えてプライベートルームとは別に書斎や仕事部屋を持ちたいと考えている人にも向いています。
マンションだと角部屋に4LDKが設置されることも多いのですが、事前に日当たりなどを考えて間取りを選ぶようにしましょう。また、ルームシェアをする際には光熱費や家賃を折半できるメリットがある反面、入居審査や入居条件についても事前に確認しておくことが大切です。
広々とした4LDKで快適な生活を
4LDKは部屋数も多く、広さもあるのでやはり4人以上で住むことがおすすめです。部屋数が多いので子どもが成長して自室が必要になった時や在宅ワークで書斎・仕事部屋として部屋を使うことができます。また、導線を短くすることや、水回りをまとめるなど間取りに工夫をすることで広い家でも家事の負担を減らすことは可能です。
将来のライフスタイルをしっかりと考え、より快適な生活を送れるような間取りを選ぶようにしましょう。
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