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家を買うぞ!と決めたらまずやることとは?流れとそれぞれのポイントを解説

2022.07.27
2022.12.29
家の模型と疑問符
admin-avt-23
宅地建物取引士
庄司優世
大学卒業後、大手戸建分譲会社に新卒入社し、自社の新築戸建の仲介を担当。 今までの実績と経験を活かしながら、住宅購入の最 ...続きを読む

家を買うことを決意した皆さん、この後何をどう準備すべきかイメージできていますか?

ただ闇雲に準備すると、時間的にもお金の面でもさまざまな失敗をしかねません

本記事では家を買うと決めたらまずやることを、3つのステップに分けてご紹介します。家の購入は最初が肝心!流れとそれぞれのポイントを押さえ、マイホームを購入しましょう。

 

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家を買う前には、やることがいっぱい?!

家について話し合う人たち

人生の一大イベントとも言える家の購入。決心から購入に至るまでには、様々なステップが待ち受けています。家を買う前の準備はワクワクするだけでなく、実は意外と苦労も多いのです。事前にある程度の知識がないと、途中で混乱して家の購入を諦めざるを得なくなる場合もあります。

まずは誰もが気を揉むお金の計画。お金をどうやって準備するか、何年で払うかなど、現在のお財布事情や未来予測も考慮しつつ、数字とにらめっこする必要があります。

また自分や家族の様々な状況や希望を考慮し、条件とすり合わせながら物件を吟味しなければなりません。

お金と物件の条件が煮詰まったら具体的に物件探しが始まります。しかしいろいろ見ているうちにまたお金や条件について再考せざるを得なくなり、スケジュール通りにいかなくなることも。100%希望条件に合う「これだ!」と思える物件に出会うのは、至難の業です。

では「お金」「希望条件」「物件探し」について、深掘りして見てみましょう。

 

ステップ1:最も重要な資金計画

家のミニチュアを前に通帳を見つめる人

家の購入で一番のハードルとなるのがお金です。せっかく家を買ったのは良いけれど、日々節約ばかりの生活になったり、ローンのせいで家族の雰囲気がどんどん険悪になってしまっては、元も子もありません。

もちろん人生は計画通りにいかないものです。現在の収入がこの先ずっと得られるかわかりませんし、病気で働けなくなることがあるかもしれません。家族が更に増えるかもしれないですし、親が途中から同居する可能性もあります。

そのような人生の変化も考慮に入れつつ、ある程度余裕を持った資金計画を事前に立てることが重要になります。

いくらの家を買うのか予算を決める

一般的に家の購入予算の目安と言われているのは「年収の5倍」とか、無理のない年間返済額は「年収の4分の1」などと言われています。これらを基準にした場合、仮に年収600万円の世帯の場合は3,000万円の家を買うことができ、年間150万円(月に均すと12万5,000円)ほど返済していくイメージです。

しかしこれらの目安を鵜呑みにしてはいけません。その家庭毎に家族構成や職種、他に発生する諸費用など、現在置かれている状況が多種多様だからです。

現在の年収よりも「現在の生活費」を基準に考え、生活費の他に毎月いくらなら住宅ローンを払えるかという視点で考えたほうが現実的です。

 

頭金を用意しよう

家の予算がおおよそイメージできたら、次は頭金について考えましょう。

不動産会社のセールストークでは「頭金ゼロでも購入できます!」と言われることもあります。しかし差し当たって直近で大きな出費の予定がないなら、後々の負担を減らすためにも現在の貯金から頭金を支払うと良いでしょう。

頭金の目安は一般的に不動産価格の10~20%と言われています。4,000万円の家を買いたいなら400~800万円の頭金を用意すると安心です。

 

admin-avt-23
宅地建物取引士
庄司優世
フルローンより頭金を準備するのをおすすめします
近年では頭金を用意せずにフルローンで住宅を購入する人も増えています。
しかし頭金をある程度用意していないと、金融機関によっては金利を優遇してくれない場合もあります。そのため、できるだけ計画的に頭金を準備しておいた方が良いでしょう。 >>プロフィールはこちら

 

住宅ローンを上手に活用しよう

家の購入金額や頭金の目安が決まったら、住宅ローン借り入れ額の検討に入ります。いくら借りる必要があるのか、どれくらいの借入なら問題なく返せそうなのか、金額を割り出します。

住宅ローンは金利や借入先、返済方法や返済期間など様々なパターンがあります。ご自身の現状や人生設計に合わせて、不利にならない選択をすることが重要です。

特に金利は重要ポイントで、市場金利にも大きく左右されるため予測が非常に難しいです。主に以下の3種類があります。

種類 特徴 メリット デメリット
固定金利型 ずっと借入金利が固定される。フラット35が有名 今後市場金利が上がっても、返済額が増えずに済む 今後市場金利が下がっても、その恩恵を受けられない
変動金利型 市場金利に合わせて年に2回金利が変わる 市場金利が下がれば返済額が減って楽になる 金利が上がると負担が増える。常に市場金利の変動に左右されるため、返済プランが不確実になる
固定金利期間選択型 最初に固定金利の期間を選択し、その期間が終わると変動金利に切り替わる 市場金利が下がったら恩恵がある 市場金利が上がると負担が増え、返済プランが立てづらくなる

返し方も様々で、ペアローン(夫婦で返済)や親子リレー(親子で返済)、ボーナス併用(ボーナス時期に多く返済)などがあります。

 

ステップ2:物件の希望条件と優先順位を考える

いろいろな形の家の模型と虫メガネ

金銭面の概要が見えたところで、具体的な物件の希望条件や優先順位を考え始めましょう。自分自身の希望だけでなく、家族の希望や人生設計、社会情勢など様々な要素を加味して熟考すべきところです。

ある程度妥協したり希望を貫き通したりとエネルギーが必要になりますが、理想の家に近づくための頑張りどころです。家族のチームワークがより高まるきっかけにもなるでしょう。ここでは主な検討ポイントとなる物件の種類、立地などについて考えてみましょう。

建物は戸建かマンションか

総務省統計局の『平成30年住宅・土地統計調査』によると、戸建に住むのは約3280世帯であるのに対し、マンションなどの共同住宅に住むのは570世帯で、おおよそ8:2の割合で戸建の方が多くなっています

それぞれにメリットとデメリットがあるので、表で確認してみましょう。

  メリット デメリット
戸建て
  • 土地も建物も完全に自分のものという満足度の高さ
  • コロナ禍における他人との接触頻度の低さ
  • 騒音トラブルが少ない
  • 駐車場代や管理費などを支払う必要がない
  • 修繕のための非常を自身で計画的に貯めておく必要がある
  • 階段の上り下りの頻度が高く、高齢者や足を怪我した人などは生活が不便になる
  • 玄関や窓などの鍵の閉め忘れは防犯上非常に危険になる
マンション
  • 建物の形状やエントランスのセキュリティーなどの観点から、防犯面の安心度が高い
  • 室内に階段がない物件がほとんどのため、高齢になっても安心
  • 駐車場代や管理費、積立修繕費が毎月かかる
  • 騒音やゴミ問題などのご近所トラブルが起きやすい

参照:平成30年住宅・土地統計調査 住宅の構造等に関する集計

 

新築か中古か

新築か中古かは、それぞれの人の価値観によって比較的すぐに決断できるポイントではないでしょうか。

最近では中古でもリノベーションによって新築のように綺麗な物件もありますが、誰かが住んでいた家に住むことに抵抗を感じる人も少なくありません。

それぞれのメリットとデメリットを見比べてみましょう。

  メリット デメリット
新築
  • 全て新品で綺麗なので、満足感が高い
  • 最新設備が付いており、快適で光熱費が割安
  • しばらくは修繕費がかからない
  • 条件を満たせば固定資産税の優遇や住宅ローン減税などがある
  • 新築のプレミアは最初だけで、住んだ瞬間から中古となって価値が下がる場合が多い
  • 不動産会社や住宅メーカーの販売経費が上乗せされているため、割高になっている
中古
  • 価格が安く手に入る
  • 費用はかかるがリノベーションすれば新築のように綺麗になる
  • 中古物件は溢れており、比較検討しやすい
  • リフォームやリノベーションに対する補助金制度が増えてきた
  • 築年数によっては耐震性が劣り、危険な物件もある
  • 修繕箇所がたくさんある場合が多く、修繕費用がかかる
  • 設備が古く、光熱費が割高になることも
  • 仲介会社を通す場合が多く、仲介手数料を取られる

 

立地について

いくら物件そのものが良くても、立地が悪いと後で必ず後悔することになります。立地について注意すべき点は、以下の通りです。

 

  • 子供の学校や親の職場から遠すぎないか
  • 病院やスーパーなどが遠すぎないか
  • 線路や高速道路など騒音が多いエリアから遠いか
  • 近所に問題行動を起こしている人や動物はいないか
  • 日当たりや地盤、海や川からの距離は問題ないか
  • 工場や工事現場などから遠く、空気は綺麗か

 

物件の中身だけでなく、これらの点についてもしっかりチェックするようにしましょう。

 

実際に物件探しを開始しよう!

物件情報をパソコンで見ている女性

資金計画と物件の希望条件が定まったら、いよいよ具体的に物件探しをスタートさせましょう。

理想の物件に巡り合えるかどうかは、さまざまなタイミングや運もあります。また、なかなか思うように物件探しが進まず、途中で諦めてしまう人もいます。

そうならないためにポイントになるのは「数」です。数多く見てたくさんの情報を得ること、ひとつの物件にこだわらずいろいろな物件を見ることが重要です。

物件探しに役立つ媒体や、内見の仕方についてご紹介しましょう。

物件探しに便利な媒体

最近はインターネットの普及により、不動産ポータルサイトで物件を探す人が非常に増えています。新築か中古か、戸建かマンションか、価格帯や間取り、設備や駅からの距離など、さまざまな条件で検索でき、非常に便利です。

週末になるとモデルルーム会場もにぎわっています。大手住宅メーカーが威信をかけて作った自慢の住宅が立ち並ぶので、一般的な住宅とは桁違いの豪華なものが多いですが、各メーカーの特徴や営業マンの雰囲気がよく分かります。

今住んでいる近隣エリアで物件を探したい人は、新聞や折込チラシ、地域情報誌にも最新の物件情報が載っています。

 

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庄司優世
数多くの物件を内見しましょう
探し始めてすぐに素敵な物件が見つかり、「これは運命だ!」と即決する人が稀にいます。しかし、たくさん見ずに決めてしまうのはおすすめしません。それぞれの物件にそれぞれの良さがあり、さまざまな角度で比較検討することで、より理想に近い物件が見つかるようになるからです。
なるべく多くの時間を作って数多くの物件を内見し、疑問点を見つけて不動産会社に質問しましょう。 >>プロフィールはこちら

 

事前の準備が未来を左右する!

いかがでしたか?購入した物件は、いかに事前準備を頑張ったかという結果そのものです。住んでみなきゃわからないという人もいますが、事前準備を怠らなければ殆どの失敗や後悔は防げます

両親や親戚、同僚、友人などで家を買った人にも、事前に体験談やアドバイスを聞いてみると良いでしょう。リアルな声から、注意点や取り入れたいアイディアが見えてきます。

じっくり時間をかけて準備と検討をし、素敵なマイホームを手に入れましょう。

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