生きて行く上で一番大切とも言える住まい。家庭を築いていくためにも住環境は重要です。そのためには「買ってよかった」と思えるような住まいを選ぶ必要があるでしょう。
この記事では「買ってよかった」と思えるマンション選びのポイントと注意点を厳選してご紹介。読み終わる頃には着眼点が変わっているはずです。ぜひご一読ください。
「買ってよかった」と思うためのマンション選びのポイント8選
「買ってよかった」と思えるための、マンション選びのポイントを8つご紹介していきます。
一般的に今の住環境に不満があり、それを解消できるマンションに住むことで「買ってよかった」と思えることでしょう。
順番に紹介していく見出しは以下のとおりです。
- 住みたい立地にする
- 住みたい部屋の広さを把握する
- 外観と共用部をチェックする
- 生活音などの防音性をチェックする
- 周辺環境をチェックする
- キッチンなどの生活設備をチェックする
- アスベストをチェックする
- 修繕履歴などの書類をチェックする
それぞれわかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
1.住みたい立地にする
まずは住みたい立地に住むことです。
住みたい立地は人によって異なると思いますが、一般的に利便性の高い立地は人気があります。たとえば、駅から近いマンションや人気のショッピングモールから近いマンションなどがそれにあたるでしょう。
金銭面は別として駅に近い物件は便利です。通勤通学にも、大型ショッピングセンターや商業施設への買い物にも便利な立地なら、それだけで「買ってよかった」と思えるかもしれません。
また、駅にもよりますが、マンションの資産価値が下がりにくい点もポイント。中古でマンションを買い替えする際は、一番考慮されるポイントは立地です。
立地の良いマンションは多少古くても売れるため、売却時を考えて検討するのもポイントといえます。
2.住みたい部屋の広さを把握する
次に住みたい部屋の広さについてです。
家族構成などによっても変わってきますが、住みたい部屋の広さは快適な暮らしを満喫するには重要なポイントです。
特にリビングルームや寝室の広さは住環境そのものといってもよいでしょう。くつろぎの時間や睡眠の質などに影響があるため、しっかりと事前に把握しておきましょう。
ちなみに、家族3人で暮らすとなると、ゆとりとなる広さの目安は都心のマンションなら65㎡~75㎡ほど必要とみてよいでしょう。
3.外観と共用部をチェックする
「買ってよかった」と思えるには、見た目の綺麗さも重要です。
新築なら問題ないでしょうが、中古マンションなら必要なポイントになります。外観を見てヒビや欠けている箇所が目立つようなら、点検やメンテナンス意識が低いということがわかるでしょう。
修繕予算や修繕計画、積立金などはどうなっているかを判断する材料のひとつでもあります。
また、マンションの住人が使う自転車置き場やエントランス、廊下、ゴミ置き場などもチェックしましょう。
散らかっていたり、清掃されていなかったりと雑然とした印象を受けたら注意が必要です。毎日の生活をおくる上でストレスになってしまい、「買ってよかった」とはならないかもしれません。
4.生活音などの防音性をチェックする
生活音などが聞こえすぎるのもストレスとなるでしょう。
内覧時に音をチェックする際は、窓を開けて周辺の音がどのように聞こえるかをチェックしたいところです。
加えて、駅が近くで電車が地上を走るのなら、電車が通るのを待ってから音を聞きましょう。時間帯によって騒音がひどいケースもあるからです。
また、年中工事をやっている箇所、大通り沿いの道路の通行音、夜の繫華街の音などもあります。
さらに、両隣の部屋、上下階の部屋から聞こえてくる生活音もあるため、マンションの防音性は最も重視したいポイントのひとつといって間違いないでしょう。
5.周辺環境をチェックする
周辺環境をチェックすることも忘れてはいけません。
自分が住んでいる周りに問題となるようなトラブルメーカーがいないかはあらかじめチェックしておきたいもの。個人情報になってしまうので、あまり深くは聞けないと思いますが、売主さんが居住中なら売主さんにそれとなく聞いてみましょう。
また、不動産会社の担当者にも聞いておくのもひとつの手です。後々、トラブルになるのを防ぐために、意外と本当のところを教えてくれる場合もあります。
6.キッチンなどの生活設備をチェックする
キッチンなどの生活設備もチェックしておきたいところです。
たとえば、キッチンが充実していれば、料理を作る過程を通して家族とコミュニケーションがとれます。食洗器や広いコンロがいくつもついているキッチンなら、料理の時短にもなり、他の家事に時間を割くこともできるでしょう。
また、キッチンの型にも注目したいところ。アイランドキッチンなら周りを家族で囲みながら料理ができるほか、ペニンシュラキッチンであれば、より限られたスペースでも設置が可能です。
対面式のキッチンで子供の様子を伺いながら家事ができることで、より満足度が上がるでしょう。
7.アスベストをチェックする
中古マンションを買うなら、アスベストチェックもしておいた方がよいでしょう。
アスベストとは天然の鉱物繊維です。変化しにくい物質のため、吸いこむと肺の中で組織に刺さり、15〜40 年ほどの潜伏期間を経て肺がんや悪性腫瘍などの病気の原因になります。
アスベストを使った住まいを回避するなら、2006年以前に建てられた重量鉄骨造のマンションは回避した方が無難といえるでしょう。
また、マンションを購入したあと、リノベーションやリフォームを考えている人ももちろんいるはずです。
そのような場合、不動産会社の担当者と内見した際、しっかりと質問し、場合によっては調査してもらうことが大切です。
健康に関することなので、自分で判断しないことが大事になります。子供がいる家庭の方は特に注意したいポイントです。
8.修繕履歴などの書類をチェックする
最後は修繕記録などの書面チェックです。
「買ってよかった」と思えるマンション購入にするには、不備があってはいけません。これまでにマンション老朽化対策のための修繕をしているかどうかを確認しましょう。
修繕履歴や修繕計画、積立金などの不足がないかを書面でチェックしていきます。修繕をするための積立金がもし不足していれば、いざというときに入居者で負担分を補わなければならなくなります。
また、同時に議事録も確認しておきたいところです。耐震補強工事など、マンションの工事計画や費用の徴収などが記されているもので、管理組合が記録しています。
さらに、管理規約のチェックも重要です。細かなマンション独自のルールが書かれていることもあるので、しっかりと確認して入居してからのトラブルを減らす工夫をしておきましょう。
マンションを買うときの注意点【5選】
次にマンションを「買ってよかった」と思うための注意点を5つ紹介します。
順番に紹介していく見出しは以下のとおりです。
- 既存のマンションを見てイメージを膨らませる
- 優先順位をつける
- 安心な不動産会社を見つける
- ベストな購入時期か確認する
- 資金計画を確認する
それぞれ、マンションを購入する際には極めて重要なものばかりです。これらを注意しなければ、満足のいくマンション購入にはならないでしょう。
1.既存のマンションを見てイメージを膨らませる
中古マンションには当てはまらないのですが、新築の場合はマンション自体がまだ建っていません。実物を確認できないため、思っていたイメージと違うと思うことがあるかもしれないのです。
そのため、設計図面や、似たような間取りや外観のモデルルーム、周辺の住宅を見てまわり、イメージを膨らませてみましょう。
また、マンションなら比較的似た間取りのものが多いため、中古マンションを内覧するのも手です。
似たような立地、駅から徒歩でかかる時間、購入予定のフロアなど、似ている物件を見学してシミュレーションをしてみると後悔のない購入につながるでしょう。
2.優先順位をつける
「買ってよかった」と思えるかどうかは、家族のライフスタイルも関わってきます。どの条件を優先して物件を決めるかはその家庭により違ってくるでしょう。
たとえば、夫婦共働きで子供がいる場合は、通勤通学にアクセスの良い立地を最優先にされるかもしれません。また、在宅ワークをしている家族がいる場合は、防音性の優先順位が高くなるでしょう。
休日に家にいることが多ければ、日当たりやリビングの広さを重視する、眺望なども優先順位の上位にくるかもしれません。いずれも、家族と話し合って優先順位を決めることが必要です。
3.信頼できる不動産会社を見つける
信頼できる不動産会社を見つけることも大切です。
たとえば、中古マンション購入を考えているとき、自分たちが行いたいリノベーションに対する考えやプランに対して、調査や交渉を誠実に実施してくれる会社は信頼できます。
また、内覧時のチェックするポイント、書類のチェックするポイントを事前に知りたいと伝えた際に、不動産会社の担当者に知識があるかどうかも重要です。
さらに、物件探しから相談できるリノベーション会社が不動産仲介部門とリノベーション部門のセクションを持っていると、社内でのやり取りが期待でき、スムーズに管理組合との交渉をしてくれる可能性が高まります。
マンションに関するノウハウや交渉力のある不動産会社は安心して任せることができるでしょう。
4.ベストな購入時期か確認する
慎重すぎても買い時を失いますが、勢いだけで購入すれば後で後悔することになります。子供がいれば、子供の学区が変わらない時期、仕事における転勤有無のタイミング、貯蓄など、さまざまな条件によって家庭によってベストな時期が異なります。
不動産価格が上がり目だったり、低金利だったりと、まわりの状況に合わせるよりも、家族のタイミングがかみ合ったときがベストといえるでしょう。
今がその時期かどうか確認しながら、購入を検討すると「買ってよかった」と思える確率が高まるはずです。
5.資金計画を確認する
マンションを購入するには頭金だけでなく、諸経費もかかります。そのほか、毎月の管理費なども計算する必要があるため、勢いだけで購入しないように注意が必要です。
また、住宅ローンが返済可能な額かどうか、マンション自体の価格のほかに、リノベーションをするならリノベーション費用が当然、かかります。
余裕をもった資金計画でマンションを「買ってよかった」と思いたいものです。
「買ってよかった」と思うマンションで快適な暮らしを
マンションを後悔なく購入するには、家族ごとのライフスタイルに合った物件かどうかが重要です。立地や部屋の広さ、周辺環境や防音性から書面チェックに至るまで、確認するべきポイントはたくさんあります。
「買ってよかった」と思うためにも、物件選びを慎重に行いながら、自分たちにとってベストなマンションを買うようにしましょう。
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