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家を買うタイミングのおすすめはいつ?子どもの成長がカギ?7つのケースをご紹介!

2022.01.29
2022.11.01
子供たちとリビングルームで過ごす人

家族で暮らすマイホームに憧れを持っているけど、いつ買うべきか分からない…そんな悩みを抱えていませんか?
家は人生で一番大きな買い物となるだけに、購入するタイミングについても迷ってしまいますよね。

結婚や出産、子どもの進学と、ライフステージが変わるタイミングは家を買う時期ともされています。今回は、それぞれのタイミングで家を購入した場合、どのようなメリット・デメリットが考えられるのかまとめました。併せて、子どもがいる家庭の家選びの注意点もご紹介しますので、家を買うベストなタイミングについて検討してみましょう。

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家を買うタイミングはいつがベスト?

マイホームの購入を考える夫婦の手元の画像

家を買うタイミングについては、一概にどの時期がベストであるとはいえません。

しかし、特に子どものいる家庭において、ライフステージの変化を機に家の購入に踏み切る方が多いのは事実です。
家を買う時期としては、具体的には次のようなタイミングが挙げられます。

  • 結婚したタイミング
  • 妊娠したタイミング
  • 出産したタイミング
  • 子どもが幼稚園/保育園に通うタイミング
  • 子どもが小学校に通うタイミング
  • 子どもが中学校に通うタイミング
  • 子どもが独り立ちするタイミング


子どもが産まれる前や後、または子どもがいくつのタイミングで家を買うべきなのか、これら7つのケースを想定しながら考えてみましょう。

 

結婚したタイミング

夫婦の新居として、結婚を機に家を建てるというケースはよく聞かれます。

早い段階で家を買うことで余裕をもってローン返済できるほか、夫婦でペアローンを組めるなど、金銭的なメリットを感じられる部分は大きいでしょう。

また、建築業者と何度も打ち合わせをしたり、引越し作業に追われたりと、家を建てるとなるとなにかと慌ただしくなるもの。妊娠中や子育て中と比べると、夫婦二人だけのほうがスムーズに物事を進めることができるという側面もあります。

ただし、将来的な家族構成がまだ不透明であることから、家の間取りや周辺環境などについては充分検討しておきたいです。具体的な将来設計を夫婦で話し合ったうえで、家の購入に臨むべきでしょう。

 

妊娠したタイミング

妊娠したタイミングで家を購入するというのもひとつの選択肢です。

体調にもよりますが、小さな赤ちゃんを抱えて打ち合わせや引越し作業を行うよりは、まだ妊娠中のほうが動きやすいといえます。仕事をしている方でも、産休に入れば引越し作業や各手続きに専念することができるでしょう。新居での生活を落ち着いた状態で子育てをスタートできるのもメリットです。

しかし、お腹の赤ちゃんのことを考えると過度に負担がかかるようなことは禁物です。場合によっては、夫一人で動かなければならないことも想定しておかなければなりません。

また、出産までに家の引渡しを終えられるよう、余裕を持ってスケジュールを組む必要もあります

さらに考えておきたいのが、妊娠中のローン審査についてです。共働き夫婦の場合、妊娠中はペアローンの審査が厳しくなることもあると心得ておいてください

 

出産したタイミング

家を買うタイミングとして、出産したタイミングも挙げられます。

産後であれば、子どもがいる暮らしもイメージしやすく、間取りについても考えやすくなります。「部屋の数が足りなかった」「リビングが手狭になってしまった」といった失敗も少なくなるでしょう。

子どもの月齢が低いうちに引越すことで、親子ともに地域のコミュニティに入りやすいというメリットもあります。また、マンションやアパートといった集合住宅では子どもの泣き声が周囲に迷惑をかけていないか心配になることもありますが、マイホームであればそうした悩みからも開放されるはずです。

心配な点としては、赤ちゃんのお世話をしながらの打ち合わせや引越し作業が大変になるということ。産後すぐの体はまだ回復しきっていないため、母体にとっても負担が大きくなってしまう可能性があることは考慮しておかなければなりません。



子どもが幼稚園/保育園に通うタイミング

子どもの入園を機に家を買うのもよいタイミングといえます。

幼稚園や保育園への入園のタイミングで家を購入すれば、途中で転園することもありません。よほど遠くの園に通っていない限りは、小さな頃から親しんだ友だちと一緒に地域の小学校へ進学することになるでしょう。いわゆる“幼なじみ”という存在ができることは、子どもにとって大きな意味を持つことになります。
通園を機に職場復帰すれば、ローンの返済にあてられるというメリットもあります。

ただし、特に保育園の場合、家の近くにある園に入園できるとは限りません。0歳児であれば比較的入園しやすいものの、年齢があがるにつれてハードルは高くなります。

また、入園するタイミングの子どもたちは遊びたい盛りです。建てたばかりの家の壁に落書きをしたり、おもちゃで床を傷つけてしまったりということもあるでしょう。やんちゃな子どもを持つ場合、ある程度の傷や汚れは覚悟しておく必要があります

 

子どもが小学校に通うタイミング

子どもが小学校に通うタイミングで家を購入するケースも少なくありません。

小学生ともなると転居にともなう転校を嫌がるようになります。子どものストレスを最小限にするためにも、「家を買うなら子どもが小学校に入るまでに」と考える方が多いのです
小学校入学時では、クラスでもまだコミュニティができあがっていないため、転居先の学校で子どもが疎外感を感じてしまうこともないでしょう。

また、家族構成にもある程度見通しが立っているため、家族のライフスタイルに沿った家を買うことができます。「小学校に入学したら自分の部屋が欲しい!」という子どもの要望も叶えてあげられるかもしれませんね。

この時期に家を買うデメリットとしては、入学準備と引越し準備で慌ただしくなってしまうことが挙げられます。また、工期の遅れなどで新居の引き渡しが4月以降になれば、一時的に引越し前の学区の小学校に入学させることにもなるため、余裕をもってスケジュールを組むことが望ましいでしょう。

 

子どもが中学校に通うタイミング

子どもが中学校に通うタイミングで家を買う場合について考えてみましょう。

子どもが思春期に入ると、本格的に自分の部屋を欲しがるようになります。勉強に集中させたいという意味でも、中学校に通うタイミングで家の購入に踏み切る家庭もあるでしょう。
昇進や出世などで収入が上がれば、家の購入資金としてまとまったお金も用意しやすくなります

問題となるのはやはり、転校の可能性があるということ。中学生という多感な時期に環境が大きく変わることは、子どもの精神面に少なからず影響します。転校しなくてすむような場所に家を買うなら、選択肢が狭まることも考えておかなければなりません

また、自身もそれなりに歳を重ねていることを考えると、定年までの年数も短くなります。老後の生活を圧迫することのないよう、住宅ローンの早期返済プランも視野に入れる必要があるでしょう

 

子どもが独り立ちするタイミング

子どもの独り立ちを機に、夫婦二人で住む家を買うというケースもあります。

このタイミングで家を買うメリットとしては、夫婦二人に合わせた住まいを選べるということ。部屋数を減らしたコンパクトな家であれば、その分価格も抑えられます。定年後であれば、職場や学校までの距離なども気にすることなく、居住エリアの選択肢も広くなるでしょう

ただし、住宅ローンの返済期間に制約が生じることは考慮しておかなければなりません。この時期にマイホームを購入しようと計画するのであれば、現役のうちにある程度の資金を貯蓄しておくことが求められます

また、将来的に親との同居なども考えるのであれば、間取りが制限される可能性も考えておかなければなりません。

 

それぞれの時期のメリット

新居でくつろぐ若い夫婦と赤ちゃんの画像

家を買うタイミングについて、前項にて説明しました。

それぞれの時期においてどのようなメリットがあるのか、下の表をもとに今一度振り返ってみましょう。

 

時期

メリット

結婚時

・余裕を持ってローンの返済ができる

・夫婦二人だけなので、打ち合わせや引越し作業が進めやすい

妊娠時

・産休に入れば、打ち合わせや引越し作業に専念できる

・新居での生活はある程度落ち着いた状態で子育てをスタートできる

出産時

・子どもがいる生活をイメージしやすく、間取りについての失敗が少ない

・親子ともに地域のコミュニティに入りやすい

幼稚園/保育園への入園時

・転園の心配がなくなる

・子どもの通園により職場復帰できればローンの返済にあてられる

小学校への入学時

・転校の心配がなくなる

・家族構成の見通しが立ち、家族のライフスタイルに沿った家を購入できる

中学校への入学時

・多感な時期の子どもに一人部屋を用意できる

・世帯収入があがり家の購入資金を用意しやすい

独り立ち時

・夫婦二人の生活に合わせたコンパクトな家を選べる

・定年後であれば居住エリアの選択肢も広がる

 

結婚や出産など早い段階で家を購入することには、余裕を持ってローン返済できたり、親子ともに地域になじみやすいというメリットがあります。
子どもが成長してから家を買う場合は、家族構成が定まっているため間取りの失敗が少ないでしょう。また、世帯収入が上がっていれば、家の購入資金も用意しやすくなります。

 

それぞれの時期のデメリット

電卓を使って住宅ローンの計算をしている男性の画像

家を買うタイミングごとに、注意しておきたい点もあります。それぞれの時期のデメリットについても下の表にまとめてみました。

 

時期

デメリット

結婚時

・将来的な家族構成が不透明であるため間取りや居住エリアを決めにくい

妊娠時

・つわりの程度によっては夫一人で動くことになる

・出産までに家の引き渡しを終えておく必要がある

・共働きの場合、ペアローンの審査が厳しくなる

出産時

・赤ちゃんのお世話と打ち合わせや引越し作業の両立は大変になる

・産後の体に負担がかかる

幼稚園/保育園への入園時

・保育園の場合、希望する園に入園できるとは限らない

・買ったばかりの家を子どもに汚されることが考えられる

小学校への入学時

・入学準備と並行して打ち合わせや引越し作業を進めるため慌ただしくなる

・新居の引き渡しが4月以降にずれ込めば、一時的に引越し前のエリアの小学校に入学させることになる

中学校への入学時

・多感な時期の転校を避けようと思うと、家さがしのエリアが限られる

・定年までの期間が短くなることから、ローンの早期返済プランを検討する必要がある

独り立ち時

・現役のうちに家の購入資金を用意しておくことが求められる

・親との同居も考えるのであれば間取りが制限される


子どもが産まれる前や子どもが小さいうちは、家族構成が定まらないまま家を購入することになるという点が不安要素になるでしょう。
子どもが成長してからの家の購入は、転校の可能性があったり、ローンの返済期間が短くなったりといったデメリットが考えられます。

どのタイミングで家を買うにしても、それぞれメリット・デメリットがあります。
金銭的なこと、子どもの通学に関すること、家の間取りに関すること、なにを優先するか考えながら、家を買う時期を検討してみてください。

 

子どもがいる場合の家を買うときの4つの注意点

虫眼鏡を使って家の模型をチェックする女の子の画像

子どもがいる場合、家を買う際にも4つの注意点があります。

  1. 金銭面について
  2. 立地について
  3. 周辺環境について
  4. 間取りや設備について


それぞれ詳しくみていきましょう。

 

①金銭面について

まず気にしておきたいのが、金銭面についてです。
「家を買うなら金銭面は気にして当然!」と思うかもしれませんが、子どもがいるならば家の価格だけではなく教育資金についても考えておく必要があります

将来的に子どもが何人ほしいのか、私立・公立どちらの学校に通わせるのか、習い事はどうするかなど、家庭によって子どもにかかる費用は変わってきます。子どものためにより多くのお金を使いたいのであれば、家の購入予算を抑える必要もでてくるでしょう。

また、家族が増えた場合や想定外の教育資金がかかるようになった場合でも生活レベルを維持していくために、無理のない返済プランを組んでおくことも求められます。

家族で快適に暮らしていくために家を購入したのに、ローン返済のために生活が苦しくなってしまったら元も子もありませんよね。子どもにかかる費用についても念入りにシュミレーションしたうえで、家の予算を決めるようにしましょう

 

②立地について

子どもと暮らすことを考えるなら、立地にも注意しておきましょう。

幼稚園や小学校に近いのも魅力的ではありますが、見過ごせないのは駅やバス停までの距離です。子どもがのちに高校まで電車やバスで進学することになっても、駅やバス停が近ければ安心して送り出せるでしょう。

また、親の職場までの距離や通勤しやすさも軽視できません。通勤に時間がかかれば、その分は子どもと過ごす時間も減ってしまいます。新居で家族団らんの時間を持ちたいと思うのなら、通勤に適した立地を選ぶべきであるといえるのです


▶︎アクセス情報を調べる

 

③周辺環境について

特に子どもがまだ小さい場合、周辺環境についても充分配慮しなければなりません。

交通の便や利便性に優れていたとしても、治安がよくなければ子どもを安心して育てていくことはできないでしょう。また、学校や保育園、幼稚園だけでなく、公園や病院といった施設の充実具合もチェックしておくべきです。

子育てに適した環境か判断するには、同じような子育て世帯が多く住んでいるかどうかが重要なポイントとなります。周辺を歩いて住民の年齢層をみてみたり、不動産会社に聞いてみたりなどして、快適に子育てしていけるか判断しましょう。

▶︎エリアの周辺環境・住みやすさを調べる

④間取りや設備について

子育て世帯にとって、家の間取りについても慎重に考えるべき項目です。

子どもから見て住みやすいことはもちろんですが、気にしておきたいのは親の目が行き届く間取りかどうか。キッチンからリビングダイニング、和室が見渡せるなど、家事をしながらでも子どもの様子を確認しやすい間取りであれば、室内での事故も防ぐことができます。

また、個室にいくために必ずリビングを通るような間取りならば、子どもが思春期に入ってからでも親子でコミュニケーションをとりやすいでしょう。

階段の傾斜は急ではないか、バルコニーの手すりには充分な高さがあるかなど、事故につながるような設計がないか設備についてもしっかりと確認しておくことが必要です。小さな子どもにとって暮らしやすい設計は、シニア世代にも適しているはず。歳を重ねてからも生活しやすい家であるといえるのです。

 

家族にとってベストなタイミングで家を買おう

結婚や出産、子どもの進学といったライフイベントは、家の購入を検討するきっかけになります。

子どもの転園や転校を避けたいのなら、子どもが小さい頃までに定住先となる家を購入しておくほうがよいでしょう。その場合、子どもを抱えての引越し作業が大変になることや、家族構成が不透明なまま間取りを決めなければならないというデメリットについても考慮する必要があります。

ある程度子どもが大きくなってからの家の購入は、子どもも一緒に家選びに参加できたり、家族構成に適した家を選べたりといったメリットがある一方、ローン返済期間が短くなるという課題があります。また、校区を変えないエリアに限定して家を探すと、選択肢が少なくなることも考えておかなければなりません。

家を買うベストなタイミングは各家庭の家族構成やライフプランにもよります。金銭的なことや将来の計画も含めて夫婦や家族で話し合い、最適なタイミングを見つけてくださいね。

 

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