マンション選びで必ず誰しも悩むであろう間取り。お子さんのいるご家庭は子ども部屋や寝室をどう分けるのか、将来のことも考える必要があり悩みは尽きません。
この記事では4人家族で暮らすのにおすすめの間取りについてご紹介します!実際の間取りを参考に、1LDKから4 LDKまでそれぞれのメリットとデメリットをみていきます。
お子さんの年齢や共働き世帯かどうかなど、最適な間取りはライフスタイルによって変わっていきます。4人家族が快適に過ごせる間取りを、ご家庭にあわせて考えてみましょう。
4人家族に理想の間取りは?使い方とメリット・デメリット
夫婦2人と子ども2人の4人家族の場合、3LDKを選ぶ家庭は多いです。しかし、人気があるからといって、4人家族ならどの家庭にとっても3LDKが理想の間取りであるとはいえません。間取りについては、実際に生活するうえでの部屋の使い方をイメージしながら考える必要があります。
ここでは、実際の間取り図を参考に、1LDK〜4LDKまでそれぞれのメリットとデメリットをみていきましょう。
1LDKで暮らす場合
4人家族で1LDKに暮らす場合、1部屋を寝室にして、団らんの時間はリビングで過ごすことになるでしょう。
■1LDKのメリット
- 家族で過ごす時間が増える
- 子どもに目が行き届く
- 予算を抑えられる
狭いのでは?と感じられる方も多いかと思いますが、荷物が少なく、上記の間取り図の物件のように収納の充実したお部屋であれば快適に暮らせます。
基本的にリビングで過ごすことになるため、家族の時間が増えること、家事をしながらでも子どもに目が届くことがメリットです。また、コンパクトな分、予算を抑えられるため、利便性の高い立地を選べるのも大きなポイント。
■1LDKのデメリット
- 部屋を分けられない
- 単身者世帯が多い
デメリットは家族の体調不良時に部屋を分けたくても分けられないことが挙げられます。また、住戸の多くが1LDKで構成されたマンションでは単身者や子どものいない世帯も多く、子どもの声や足音に気をつかう…ということもあります。
2LDKで暮らす場合
4人家族で2LDKの場合はどうでしょうか。
この場合、考えられる部屋割りは、以下2パターンが一般的でしょう。
- 1部屋を夫婦の寝室に、1部屋を子どもたち2人の部屋に
- 第2子が小さいうちは両親と一緒に就寝する
■2LDKのメリット
- リビングが広い
- 予算が抑えられる
2LDKのメリットは、リビングが広い物件が多いこと。
例えば、上記間取り図物件の間取りは、およそ19.1帖と、ゆとりのある作りです。
■2LDKのデメリット
- 部屋が足りなくなる可能性
2LDKのデメリットとしては、部屋数が限られている分、状況の変化に対応しづらい点が挙げられます。
以下のような状況が想定される場合は、将来的な住み替えも視野に入れておく必要があります。
- 子ども部屋が2つ必要になった
- 仕事用の個室が必要になった
3LDKで暮らす場合
ファミリー層に一番人気のある3LDK。4人家族の場合の部屋の使い方としては、
- 夫婦の寝室と、子どもたちにそれぞれ1部屋
- 1部屋を夫婦の寝室、1部屋を子ども部屋、もう1部屋は客間や書斎として利用
というパターンが考えられます。
■3LDKのメリット
- 間取りに余裕がある
- 物件の選択肢が多い
3LDK以上の間取りでは、部屋数に余裕がでてきます。
上記物件の場合、1室は和室になっているので
- 子どもが小さいうちは洋室2つを夫婦の寝室と子ども部屋に。
- 子どもが成長したら和室を夫婦の寝室にして、洋室2つを子ども部屋に。
というように、状況やライフステージにあわせてフレキシブルに対応できるのが最大のポイントです。また、需要が高い分、物件数も多いので、選択肢が広がることも3LDKのメリットといえるでしょう。
■3LDKのデメリット
- 光熱費がかかる
- 掃除が大変
3LDKのデメリットとして、入居前に見落としがちなのが光熱費の問題です。
各部屋にエアコンを取り付ける場合はエアコン本体と設置費用がかかるほか、電気代が想像以上にかさんでしまうことも。また、広さの分、掃除の手間も増えてしまいます。ロボット掃除機などを活用する、子どもたちには自分の部屋を自分で掃除する習慣をつけさせるなど、対策がとれるとよいでしょう。
4LDKで暮らす場合
広々とした4LDKは予算に余裕があればみておきたい間取りです。
4部屋のうち1部屋は和室となっていることが多いため、4人家族の場合は夫婦の寝室と子どもたちに各1部屋。和室は客間やくつろぎのスペースとして利用するのが一般的でしょうか。
■4LDKのメリット
- プライベートが確保できる
- 来客や、将来的な親との同居にも対応できる
4LDKのメリットは何といっても部屋数の多さです。
4人家族なら子どもたちに1部屋ずつ与えたうえで、夫婦で部屋を分けたり、1部屋を趣味の部屋として使うことも可能です。家族が体調を崩した際に感染対策として部屋を分けることもできます。
■4LDKのデメリット
- 価格が高い
- 需要も供給も少ない
デメリットとしては、3LDKのデメリットとして挙げた光熱費や掃除の問題のほか、広い分、物件価格が高額になっててしまうという点が大きいでしょう。
また、3LDKに比べ需要が少ないため、物件数自体が少ないです。また、売ったり賃貸に出すのも難しいというのも考えておきたいポイントです。
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4人家族で過ごすのにおすすめの平米数は?
平米数で見た場合、4人家族であればどのくらいの広さが必要なのでしょうか。
1つの基準として目安になるのが、国の制定した「住生活基本法」にもとづく面積水準です。
世帯人数に応じてどの程度の居住面積(床面積)が必要かを計算式で示したもので、以下水準が定められています。
- 最低居住面積水準:
健康に暮らすために最低限必要な水準 - 誘導居住面積水準:
豊かで多様なライフスタイルの実現に必要な水準
2人以上の世帯の場合の計算式は、以下の通りです。
- 最低居住面積水準:
10平方メートル × 世帯人数 + 10平方メートル - 誘導居住面積水準:
20平方メートル × 世帯人数 + 15平方メートル
上記計算式に当てはめると、4人家族の場合は50平米~95平米となり、最低でも50平米程度の広さは必要で、95平米あれば十分豊かに暮らせるということになります。
50平米というのはあくまでも最低水準ですので、不自由なく生活するにはもう少し広さが必要でしょう。
ファミリー世帯向けの物件の多くは70~80平米ですので、4人家族の場合は70~95平米程度の広さがおすすめといえます。
4人家族の部屋に和室は必要?
マンションの間取りで多いのが、3LDK~4LDKのうち1部屋が和室になっているものです。
和室のメリットは以下の点が挙げられます。
- 収納(押し入れ)が広い
- 使い方は様々
子どもがいる家庭ではおむつや日用品の買いだめ、寝具の予備、災害時用の備蓄など、なにかと収納スペースが必要なもの。そんなとき、押し入れは貴重な保管場所となります。
和室自体も子どもの遊び場やお昼寝の部屋として、状況によっては客間や書斎として、用途を定めずに活用できますので、1部屋あると暮らしが便利になります。
関連記事:
和室はどう活用する?最適な間取りの選び方と基礎知識について
ライフスタイルや子どもの年齢を考慮しよう
4人家族なら、という人数のくくりだけでなく、各家庭のライフスタイルや子どもの年齢によっても間取りで考慮するべき点は変わっていきます。
ここでは、以下3パターンで、それぞれのポイントについてご説明します。
- 子どもが幼児の場合
- 子どもが小学生になったら
- 夫婦が共働き
1.子どもが幼児2人の場合
子どもが小さいうちは、広い物件では「目がいき届かない」というデメリットがあります。部屋数が多いと家のなかを探し回ることも。
目を離した際の思わぬ事故を防ぐためにも、子どもが幼児の場合はリビングの広い2LDKや1LDKを選び、将来的には住み替えを考える、という選択肢もあります。
廊下へのドアを閉めておくことや、使っていない部屋は開かないようにしておきましょう。 >>プロフィールはこちら
2.子どもが小学生になったら
子どもが小学生になったら考えたいのが子ども部屋の問題です。3LDK以上の間取りであれば、子どもひとりにつき1部屋を割り当てることができます。
「子ども部屋は作らず、遊びや勉強は広めのリビングで」という方針の家庭であれば2LDKで夫婦の寝室と子どもの寝室として1部屋ずつ、というかたちでも対応が可能です。
3.夫婦が共働きの家庭なら
夫婦が共働きの世帯で考えたいのが、家事の負担です。広い家ではその分、掃除の手間や、ゴミの回収など煩雑な家事が増えてしまいます。面積が広すぎないことにくわえ、以下ポイントも確認するようにしましょう。
- キッチンや洗面所などの水回りがまとまっていて動線が良いこと
- ドラム式洗濯機や食洗機、大型の冷蔵庫が置けるかどうか
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家事動線がいい間取りで快適に暮らそう!5つのポイントをご紹介!
4人家族で快適に過ごせる間取りに住もう
部屋数や和室の有無、各部屋の広さなど、どの間取りにも特長があるため、家庭の教育方針やライフスタイルについて考え、想像してみることが大切です。
これを機に理想とする暮らしはどんなものか、それを実現するためにはどのくらいの広さや部屋数が必要か、家族で話し合うのもよいですね。
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