人生最大の買い物とも言われるマイホーム。マイホームの購入を考える際、まず何をすべきなのでしょうか。この記事では家を買うときの注意点を、計画時から購入時まで3つのステップに分けて、ポイントを解説していきます。後悔しない家選びのために、ぜひ参考にしてみてください。
【ステップ①】計画・準備の注意点
まずは家を買おうと思った際に最初に気をつけるべきポイントを4つ紹介します。
- ライフプランに合ったタイミングを検討する
- 無理のない資金計画を立てる
- 「戸建て」か「マンション」か検討する
- 「新築」か「中古」か検討する
それぞれ解説していきます。
1.ライフプランに合ったタイミングを検討する
家を購入するのは一生のうちで何回もあることではないため、ライフプランに合ったタイミングを検討しましょう。転勤や退職、子どもの進学、親の介護などの時期を考慮し、立地や間取りなども含めて考えることが大切です。
一般的には収入が安定し始める30〜40代は住宅ローンを利用しやすいこともあり、家を購入するタイミングとしては最も多い年代です。
2.無理のない資金計画を立てる
無理なく家を購入するための目安は、一般的には年収の5〜7倍程度といわれています。例えば年収が600万円の場合、3,000〜4,200万円が目安となります。
しかし、あと何年働けるのか、自己資金はどのくらい用意できるのかといった点は人によって異なるため、「年収の何倍まで」というのはあくまでも目安として、無理なく返済を続けられるような資金計画を立てることが大切です。
3.「戸建て」か「マンション」か検討する
戸建てとマンションの特徴を理解した上で、家族構成や生活スタイルに応じて選択することが大切です。
戸建てはマンションに比べて多少騒がしくても問題がないため、小さい子どもがいてもあまり神経質にならずに済みます。ペットも比較的自由に飼えるのもメリットのひとつです。
マンションの場合は駅の近くなど立地が良い物件が多く、売却するときにも高く売れやすい傾向にあります。管理やセキュリティの面でも安心できる点もメリットといえます。
4.「新築」か「中古」か検討する
新築と中古の物件の特徴を理解した上で、予算や立地などを総合的に判断して選択することが大切です。
新築物件の場合は価格が高い傾向にありますが、建物が新しく綺麗な状態で、新しい設備が揃っている点が魅力です。
中古物件の場合は価格が割安で、新築よりも早く建てられている分、立地の良い物件も豊富にあります。
【ステップ②】物件探しの注意点
ここでは物件を探す際に気をつけるべきポイントを5つ紹介します。
- 周辺環境を確認する
- ライフスタイルに合った間取りか確認する
- 部屋数や間取りは将来的にも問題がないか検討する
- 維持管理面を考慮する
- 資産価値が下がらないかも考慮する
それぞれ詳しく解説します。
1.周辺環境を確認する
物件を探す際は近所の様子はもちろん、周辺の環境や地域の様子をチェックしておきましょう。
具体的には商業施設や病院などの施設、お子さんがいる場合は学区の範囲や通学路の様子、交通アクセスなど、実際の生活をイメージして確認することが大切です。
万が一のことを考え、ハザードマップも確認しておきましょう。危険な箇所や避難場所、避難経路なども事前に確認しておくと安心です。
2.自分のライフスタイルに合った間取りか確認する
家族構成やライフスタイルによって、暮らしやすい間取りは異なります。特に子供部屋は、子どもの年齢や人数に応じて何部屋必要になるのかをよく考えましょう。
実際に住んでから不便だと後悔しないよう、家事動線や生活動線も具体的にイメージしておくことも大切です。
3.部屋数や間取りは将来的にも問題がないか検討する
部屋数や間取りは、将来的にも問題がないかをよく検討しておきましょう。子供が産まれたり、独立して家を出たりとライフスタイルが変化したときのことも具体的に考えましょう。また、老後も暮らしやすいかも考えておきたいポイントです。トイレや浴室などへの動線、階段や段差は問題がないかなどをチェックしておきましょう。
4.維持管理面も考慮する
家は購入して終わりではなく、定期的なメンテナンスが不可欠です。目先のことだけでなく長期的に考えるようにしましょう。
マンションの場合は修繕積立金の金額や大規模修繕の予定などをきちんと確認しておきましょう。
5.資産価値が下がらないかも考慮する
将来的に売却の可能性がある場合は、資産価値を考慮して物件を選ぶことも大切です。
購入時に重要になってくるのは土地です。立地が良い物件は価格が下がりにくいため、資産価値を維持しやすくなります。
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【ステップ③】購入の注意点
ここでは家を購入する際に気をつけるべき3つのポイントを紹介します。
- 必要な費用を細かく把握しておく
- 書類の確認を怠らない
- 内覧や引き渡し時のチェックは入念に行う
それぞれ詳しく解説します。
1.必要な費用を細かく把握しておく
家を買う際に必要なのは、住宅や土地の購入費用だけではありません。契約するためには手付金や仲介手数料などが必要になる場合が多く、購入の際にも不動産取得税や印紙税などさまざまな納税が必要になります。
住宅ローンだけではなく、細かい費用も忘れずに把握して準備をしておきましょう。
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2.書類の確認を怠らない
契約の際には、必ず書類に目を通して内容を確認することが大切です。
特に重要事項説明書は内容が難しいと感じる人も多いですが、土地や建物の権利や法令上の制限、取引条件、インフラなどに関する説明、特約条項についてはきちんと目を通しましょう。
マンションの場合はマンションの規約も確認しましょう。
3.内覧や引き渡し時のチェックは入念に行う
内覧や引き渡しの際は、施工不良や不具合がないか、担当者立ち会いのもと自分の目で見てしっかり確認しましょう。引き渡し後に不備に気づいても修繕の要求が通りにくく、自己負担での修繕になってしまうことがあるため注意が必要です。
具体的には建具やドアのたてつけの不具合、壁紙のはがれ、床の凸凹など、細かいところまで入念にチェックしておきましょう。
理想の住まいを
家を購入するのはほとんどの人にとって初めての経験であるため、わからないことや不安も多いと思います。考えるべきことも多いため、悩むこともあるかと思いますが、各ステップでの注意点に気をつけて、理想の住まいを手に入れてくださいね。
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