マンションのフローリングをリフォームしたいと思ったことはありませんか?フローリングのリフォームには、3つのメリットがあります。
今回は、マンションのフローリングをリフォームするメリットとともに、デメリットや注意点をご紹介します。フローリングをリフォームして、より快適な暮らしを手に入れましょう。
フローリングは大きく分けて2種類
フローリングの種類は、大きく分けて2種類あります。
- 無垢フローリング
- 複合フローリング
それぞれの特徴やメリットをご紹介しますので、選ぶときの参考にしてください。
【無垢フローリング】天然木100%使用のもの
天然木を100%使用してつくられるのが、無垢フローリングです。主な無垢フローリングの素材が、以下になります。
- ヒノキ
- パイン材
- オーク
- ウィルナット
- 桐
無垢フローリングの魅力は、天然木ならではの香りや、時間の経過とともに変わる表情です。天然だからこそ同じ柄は一つとして存在しないため、無垢フローリングを選べば、唯一無二の部屋が完成しますよ。
【複合フローリング】合板の上に化粧板を張り合わせたもの
合板などを基材とし、その上に化粧板などを張り合わせてつくるのが、複合フローリングです。複合フローリングは、膨張や伸縮が少ないというメリットがあるため、無垢フローリングよりも多くの家で使われています。
また、場所によって種類があるのが複合フローリングの特徴です。
- 床暖房用
- 水回り用
- マンション用
- 戸建て用
用途に合わせてつくられるため、どんな場面でも扱いやすいのが魅力。とくに床暖房の導入を検討している人には、複合フローリングがおすすめです。
フリーリングが人気の理由は2つ!
日本の住宅では昔から、畳が使用されてきました。しかし、近年の住宅ではフローリング敷きの部屋が人気です。その理由は2つあります。
- インテリアと合わせやすいから
- 管理しやすいから
以下からそれぞれ詳しく解説します。
さまざまなインテリアと合わせやすいから
フローリングが人気を集めるもっとも大きな理由が、さまざまなインテリアと合わせやすいという点です。
足元が畳のままだと、部屋がどうしても和風テイストになってしまいますが、フローリングにすることで洋風にも和風にもなります。
他にも北欧スタイルやモダンスタイルなど、自分の好きなテイストで部屋を飾りやすくなるのも魅力の1つです。
衛生的なので管理しやすいから
フローリングが人気を集めるもう一つの理由が、掃除・管理のしやすさです。表面がツルツルしていて凹凸の少ないフローリングは、ゴミやホコリがあってもサッと掃除できるでしょう。
フローリングだと掃除ロボットも使うことができるので、掃除の手間を軽減させることもできます。
フローリングにリフォームする3つのメリット
フローリングにリフォームすると、さまざまなメリットがあります。主なメリットが、以下の3つです。
- 掃除がしやすい
- ダニなどが発生しづらい
- どんなインテリアにも合わせやすい
①掃除がしやすい
掃除がしやすいという点は、フローリングにリフォームする大きなメリットです。前述したように、フローリングは凹凸が少ないため、ゴミやホコリが取り除きやすいという特徴があります。
常に部屋をきれいに保ちたい・掃除の手間を省きたいと考えている人は、フローリングがおすすめです。
②ダニなどが発生しづらい
足元が畳やカーペットだと、ダニなどの害虫が発生しやすいという特徴があります。い草や毛の間に虫が発生しやすいため、管理を怠ると大量発生してしまう可能性があるのです。
その点、フローリングは虫が入り込む隙間がないため、発生する可能性がグッと下がります。ダニなどの害虫は、アレルギーや体調不良の原因になることもあるので、心配な人はフローリングにしましょう。
③どんなインテリアにも合わせやすい
フローリングはシンプルでインテリアを選ばないので、どんな部屋にも合わせやすいのもメリットの一つです。
モダンテイスト・和風・洋風・アジアンテイスト・ゴシック調など、畳やカーペットでは合わせづらいインテリアも、フローリングにすれば合わせられること間違いなしですよ。
フローリングの3つのデメリットも知っておこう
フローリングにリフォームすると、デメリットもあります。デメリットを知っておくことで、リフォーム後に後悔することも少ないでしょう。主なデメリットは、以下になります。
- 足元が冷えやすい
- キズに弱い
- リフォームに手間がかかる
①熱伝導が低いため足元が冷えやすい
冬場など、フローリングを歩いたときにヒヤッと感じた経験はありませんか?
木材は熱伝導率が低いため、足元がフローリングだと冷えやすくなるというデメリットがあります。
ラグやシートを敷くことで軽減できますが、寒いのが苦手な人は注意しましょう。
今は床暖房の設備がついているところもあるので、気になる人は完備されている物件を選んでみてください。
②木材なのでキズに弱い
フローリングは木材なので、固いものや尖ったものを落とすと簡単にキズがついてしまいます。また、重いものをひきずったり家具を長時間置きっぱなしにしたりしても凹んでしまうので、注意が必要です。
重たいものを置く場所にはあらかじめ床にクッションシートを敷き、凹み対策を行うのがいいでしょう。
③リフォームに手間がかかる
畳の場合、張替えするときは新しいものを買ってきて1畳ずつはめ込むだけで完了します。しかし、フローリングのリフォームは簡単ではありません。
現存のフローリングの上から新しいフローリングを乗せていく「重ね貼り工法」というものもありますが、一般的には一度全てのフローリングをはがして、新しいフローリングに貼り替える「張替え工法」が主流です。
どちらの方法であっても、費用と手間がかかります。フローリングのリフォームを考えたときは、簡単ではないということを知っておきましょう。
フローリングにリフォームするときの3つの注意点
マンションの部屋をフローリングにリフォームするときは、どんな点に注意すればよいのでしょうか・リフォームを成功させるためには、注意点も合わせて知っておくのがおすすめです。代表的な注意点は、以下の3つになります。
- 家具とフローリングの色が合っているか
- 貼り替えのタイミングは把握しているか
- マンションの規約は守られているか
①家具に合うフローリングの色か
一口にフローリングといっても、フローリングの色にはさまざまなカラーリングが存在します。白に近い色からベージュ、濃いブラウンなど、フローリングの色を変えるだけで印象がガラッとかわるでしょう。
しかし、いくらフローリングの色が気に入ったとしても、家具との相性が悪いデザイン・色を選んでしまうと、おしゃれに見えなくなってしまいます。
家具やフローリングの色は、同色系で揃えるのがおすすめ。統一感を出すことで、インテリアがよりおしゃれに見えますよ。
②貼り替えのタイミングは15〜20年
フローリングは、一度貼れば永久的に使用できるわけではありません。15〜20年を目安に貼り替える必要があります。もしフローリングのリフォームをしたとしても、約20年後には再度リフォームが必要になるということを覚えておいてください。
③マンションの規約を守る範囲でリフォームする
マンションの場合、物件独自の規約を設けている場合があります。リフォームしてよい範囲が決められているなど、独自のルールがあることも多いので、リフォーム前には「マンション規約」を必ずチェックしておきましょう。
マンションごとの規約は、一般的に契約時に渡される「重要事項説明書」に記載されています。この中身をしっかりチェックし、規約に違反しない範囲でリフォームするようにしてください。
フローリングにすれば衛生的でおしゃれな暮らしが手に入る
マンションのフローリングをリフォームするときのメリットは、以下の3つです。
- 掃除・手入れが簡単
- ダニなどの害虫が発生しにくい
- いろいろなテイストのインテリアと合わせやすい
掃除しやすく害虫が発生しにくいフローリングは、衛生的に暮らしたい人にうってつけ。サッと掃除するだけでゴミが取れるので、掃除が億劫にならないでしょう。
また、足元をフローリングにすると、洋風・和風・モダン・ゴシック調など、どんなインテリアにも馴染みやすくなります。インテリアにこだわりたい人は、フローリングにリフォームしていろいろなインテリアを楽しんでください。
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