logo
HOME ノウハウ マンション購入 住環境・暮らし 床暖房がついてるマンションに住みたい!メリットとデメリットをご紹介

床暖房がついてるマンションに住みたい!メリットとデメリットをご紹介

2022.02.04
2023.01.24
床暖房のリビングで過ごす家族

近年では床暖房がついているマンションも増えており、寒い季節でも足元から部屋全体を暖めることができるとして注目されています。冷え性の方なら「一度は使ってみたい!」と考えたことがあるのではないでしょうか。

床暖房にはメリットだけでなくデメリットもあるため、導入前に把握しておくとよいでしょう。床暖房の仕組みや月々の費用についても説明しますので、マンションの床暖房を検討している方は参考にしてみてください。

 

cta-image-6  

床暖房とは?

床下の床暖房構造

床暖房とは、床の下にある熱源を使い床からお部屋全体を暖める暖房器具ですエアコンと異なり風が出ないため、風でほこりが舞ってしまうことも肌に温風が当たることもありません。

また石油ストーブやガスストーブのように燃焼するものがないので、きれいな空気のまま部屋を暖かくすることができます。肌の乾燥や空気の汚れが気になる方は床暖房を検討するとよいでしょう。

床暖房の仕組みはどうなっている?

床暖房(温水式)設置の様子

床暖房は文字通り床が暖かくなる暖房器具で、温水式と電気式の2種類があります。

大きな違いは床を何で暖めるかという点ですが、それぞれの特徴を知っておくとよいでしょう。

 

温水式の床暖房について

温水式床暖房とは床下に温水配管を設置して温水を循環させて部屋を暖める仕組みです

電気で温水を作る「温水式電気床暖房(ヒートポンプ式)」と、ガスで温水を作る「温水式ガス床暖房」が主流になっています。温水を作るボイラーを設置するため初期費用は高くなりますが、ランニングコストは比較的安めです。

また電気式よりも比較的早く部屋を暖めることができるというメリットがあります。

温水式床暖房はボイラー1台で複数の部屋を暖めることが可能なので、全館床暖房にする場合は温水式が向いているでしょう。

 

電気式の床暖房について

電気式床暖房とは床下に電熱線ヒーターなどの発熱体を設置し、そこに電気を流すことで部屋を暖める仕組みです

電気式床暖房には主に夜間電力で熱を蓄える「蓄電式床暖房」や、温度を自己抑制する機能のある「PTCヒーター式床暖房」などがあります。

ボイラーのような熱源機を設置する必要がないため初期費用は比較的安く、また定期的なメンテナンスの必要はありません。ただし、ランニングコストが高くなりやすい、部屋を暖めるのに時間がかかるといったデメリットがあります。

 

床暖房があることの4つのメリット

床暖房つきのタイルの部屋を裸足で歩く女性

床暖房があると、足元から部屋を暖めることができるなどのメリットがあります。
ここでは床暖房の代表的なメリット4つについてまとめましたので参考にしてみてください。

 

  1. 風が出ないので埃が舞うことがない
  2. 足元が暖かい
  3. 火災の危険性が低い
  4. 掃除しなくても問題ない

 

①風が出ないので埃が舞うことがない

床暖房はエアコンと異なり風が出ないため埃が舞うことはありませんまた風邪のウィルスなどが広がりにくいのもメリットといえるでしょう。

マンションでペットを飼っている場合はペットの毛や羽根が風で舞うこともないため、お部屋の空気を清浄に保ちやすいというメリットがあります。

 

②足元が暖かい

床暖房は床から暖める暖房器具なので、エアコンやストーブのように上の方は暖かいのに足元が寒いということはありません

冷たい空気が下の方にたまることなくお部屋全体を暖かくするため、床で過ごすことの多い方や小さい子どものいる家庭に向いているといえます。

 

③火災の危険性が低い

床暖房は火を使わない暖房器具なので、火災の危険性が低いです。電気ヒーターのように倒れて火災につながる恐れは少なく、火を使わないため空気が汚れる心配もありません。

火災の原因になりやすいのは火を使うタイプの暖房器具や電気式ヒーターなどですが、床暖房なら安心して使用できるといえるでしょう。

 

④掃除しなくても問題ない

床暖房は床下に温水配管や電熱線ヒーターを設置するため、掃除をしなくても問題ありません。床を掃除する時に暖房器具を動かす必要もないので、毎日の掃除が楽になるといえるでしょう。

 

admin-avt-23
宅地建物取引士
庄司優世
収納スペースを有効活用することもできます!
一般的な暖房器具は寒い時期以外は収納するため、それ用のスペースが必要ですよね。しかし床暖房は片付ける必要がないため、マンションの収納スペースを有効活用できますよ! >>プロフィールはこちら

 

床暖房の3つのデメリット

床暖房の設置

床暖房は風を出さずに足元から暖めるというようなメリットがありますが、次のようなデメリットもあります。

 

  1. コストがかかる
  2. 温水式の場合メンテナンスが必要になる
  3. スイッチONにしてから暖まるのが遅い

 

床暖房を検討するときはデメリットについても把握しておくと安心です。

①コストがかかる

床暖房のデメリットの1つめは設置コストがかかることです。
床下に温水パイプや電熱線ヒーターを設置する工事が必要となるため、エアコンや一般的な暖房器具に比べると初期費用が高くなります

たとえば、Panasonicの温水床暖房を14畳のリビング・ダイニング、6畳の洋室に設置する場合、部材費だけで1,269,500円かかり、その他に施工費などが必要です。
どのくらいの面積に床暖房を設置するのかなどにより異なりますが、初期費用が高いことを覚えておくとよいでしょう。

参考:パナソニック温水床暖房システムプラン例A

 

②温水式の場合メンテナンスが必要になる

床暖房のデメリットの2つめは、温水式の床暖房の場合は定期的なメンテナンスが必要になることです。基本的に、循環している温水が減ったときは水を補給する必要があります。

また寒冷地などの地域で水が凍らないようにするための不凍液が使われている場合は、不凍液の補充や交換も必要です。定期的なメンテナンスを怠ると床暖房の寿命を縮める可能性があるのでご注意ください。

 

③スイッチONにしてから温まるのが遅い

デメリットの3つめは、床暖房は他の暖房器具と比べてスイッチONにしてから温まるのに時間がかかりやすいことです。設置する面積にもよりますが、部屋全体が適温になるまで1時間以上かかることもあります。

朝起きた時や外出から戻った時に適温にしておきたい場合はタイマー機能を活用するなど工夫が必要といえるでしょう。

 

床暖房は月々どのくらいの費用がかかる?

コインの山と人の模型

床暖房の月々の費用がどのくらいかかるのかについても知っておきたいですね。

ここでは温水式・電気式それぞれの月にかかる費用について説明します。

温水式床暖房の費用

温水式床暖房のランニングコストの目安は、1日8時間利用したとして約3,000円~8,000円/月です。

ただし設置する部屋の面積や熱源により異なります。

例としてPanasonicの温水式床暖房のランニングコストを以下にまとめました。

部屋の広さ

ヒートポンプ式温水式床暖房

石油ボイラー式温水式床暖房

8畳

約2,800円/月

約3,900円/月

10畳

約3,900円/月

約4,900円/月

12畳

約4,900円/月

約6,100円/月

16畳

約6,500円/月

約8,200円/月

 

またガス式の温水式床暖房の場合は、8畳の部屋で1日8時間利用したとして約2,800円/月です。

同じ温水式床暖房でもヒートポンプ式やガス式のほうがリーズナブルであることがわかります。

 

参考:Panasonic温水式床暖房325ページ
参考:東京ガス床暖房のランニングコスト

 

電気式床暖房の費用

電気式床暖房のランニングコストの目安は、1日8時間利用したとして約3,000円~10,000円/月です。
電気式床暖房も温水式床暖房と同様に、設置する部屋の面積によりランニングコストが異なります。

例としてPanasonicの電気式床暖房のランニングコストを以下にまとめました。

 

部屋の広さ

電気式床暖房

6畳

約1,800円~3,900円/月

8畳

約2,800円~6,100円/月

10畳

約3,300円~7,300円/月

12畳

約3,900円~8,500円/月

16畳

約5,200円~11,500円/月

 

これを見ると電気式床暖房は温水式床暖房よりもランニングコストが高めであることがわかります。

参考:Panasonic電気式床暖房333ページ

 

床暖房は全部屋につける?一部の部屋のみ?どちらがおすすめ?

マンションの空室のリビング

床暖房はマンションの全部屋につけることも、リビングなど1部屋のみにつけることも可能です。

床暖房を導入する場合は、家族構成やライフスタイルなどに合わせて設置する面積を決めるとよいでしょう。

ここでは床暖房をマンション全部屋に設置した場合と、一部の部屋に設置した場合について説明します。

 

全部屋に床暖房を設置した場合

床暖房を全部屋につけると家の中に室温差ができないため、ヒートショックを防ぐことができます。
家族が別の部屋で過ごすことが多く、また家にいる時間が長いというような場合は全部屋に床暖房をつけるとよいでしょう。

 

一部の部屋に床暖房を設置した場合

床暖房を一部の部屋に設置すると、当然ですがその部屋のみ床が暖かくなります。

家全体の床を暖める必要はなく、トイレやキッチン、6畳1部屋など小スペースのみ足元を暖めたいという場合は床暖房を一部の部屋につけるとよいでしょう。

ただし、長時間使用するとランニングコストが高くなってしまうため、短時間の使用にするとよいでしょう。

 

admin-avt-23
宅地建物取引士
庄司優世
設置するスペースに合わせて温水式か電気式かを選びましょう
全部屋に床暖房をつける場合は、初期費用やランニングコストの面から考えて、温水式の方が割安になります。
一部の部屋など小スペースにつける場合は、電気式を選んだ方が費用が安くなりますよ。 >>プロフィールはこちら

 

床暖房はこんな人におすすめ!

電気ヒーターで暖をとる女性

最後に床暖房が向いている人の特徴をまとめました。

次のような人は床暖房の設置を検討してみてはいかがでしょうか。

 

  1. 小さい子どもがいる方
  2. 空気の乾燥が気になる方
  3. 寒冷地に住んでいる方

 

ひとつずつ説明していきます。

①小さい子どもがいる方

小さい子どもがいる家庭では、床の冷たさを気にせず遊ばせてあげることができます。

床暖房なら設置してある床全体が暖かくなるので、暖房器具の近くに座る必要もなく安心できるといえるでしょう。

ただし、低温火傷の恐れがあるため、設定温度や使用時間には注意が必要です。

マンションの部屋で床に座っている時間が長い人は床暖房が向いているといえます。

 

②空気の乾燥が気になる方

床暖房は他の暖房器具に比べて空気が乾燥しにくいため、暖房器具による空気の乾燥が気になる人に向いています。

暖房器具を使うと肌が乾燥したり喉が痛くなったりするという方は床暖房を試してみるとよいでしょう。

 

③寒冷地に住んでいる方

北海道や東北地方など、冬の寒さが厳しい寒冷地のマンションに住んでいる人は床暖房が向いているといえます。

全部屋に床暖房をつけることでヒートショック防止にもなるため、設置を検討してみてはいかがでしょうか。

 

床暖房を設置して冬を乗り越えよう

今回は床暖房の種類やメリット・デメリットについてご紹介しました。
床暖房には、空気を乾燥させずに部屋全体を暖めることができるなどのメリットがあります。

床暖房つきのマンションではなくても、リフォームで床暖房を後付けすることも可能です。
ただしその場合はマンションの管理規約をしっかり確認することをおすすめします。

関連記事:
リフォームでマンションに床暖房を取り付けたい!メリットとデメリットをご紹介

 

不動産に関するお悩みを解決!

中古マンション・リノベーションを得意とする「wednesday」。物件の購入や売却、リノベーションのサービスを提供しています。

不動産の売買は人生において、とても大きなイベントです。だからこそ、「よくわからない」を無くして、安心して理想の暮らしを手に入れていただくためにセミナーや個別相談を実施しています。

不動産のプロであるwednesdayのコンシェルジュにお気軽にご相談ください。

cta-image-6  

不動産の購入や売却、リノベーションに関することなどを個別でご相談いただけます。

こんな方におすすめ:

・住み替えを検討中の方
・理想の物件・間取りが見つからない方
・リノベーションに興味がある方

▶︎【参加費無料】個別相談の申込はこちら

■LINEで気軽に相談

WednesdayのLINEアカウントを友だち追加していただくと、コンシェルジュにLINEのメッセージ上でいつでも気軽にご相談いただけます。

▶︎LINEの友だち追加はこちら

中古マンション購入時に知っておきたいポイントや、住みやすい地域など、住まいに関わる情報を執筆しています。 理想の暮らしを手に入れられるよう、全力でお手伝いをいたします。お困りのことがありましたら、ご気軽にご相談ください!

その他のお役立ち情報

【2023年最新】マンションに暮らすとNHK受信料はどうなる?割増金制度についても解説!
NHKの受信契約はマンション単位で結ぶのか世帯ごとに結ぶのかなどと疑問に思う方も多いのではないでしょうか?また、4月に導入される割増金制度について詳しく知りたい方もいるでしょう。本記事では、NHKの受信契約や受信料の支払い方法、不払い時の割増金制度について解説します。ぜひ参考にしてみてください。
2022/01/27
マンションで子供の騒音を抑える方法とは?苦情を言われたときはどうする?物件探しの注意点もご紹介!
マンショントラブルで多いのが騒音問題。特に子供の笑い声や鳴き声、足音などは騒音トラブル原因になりやすいもの。今回は、そんな騒音に困った時の対処法をご紹介します!トラブルにならないためにはどうしたらいいの?何か自分でできる騒音対策はあるかな?などマンションで暮らしている方は必見の記事になります。
2022/01/28
マンションの排水管清掃は必要?当日恥ずかしい思いをしないために準備する5つのこと
マンションの排水管清掃は定期的に実施すると衛生的にも良く、排水管の老朽化を防ぐことにもつながります。そして、新型コロナウイルスの観点から清掃は行うべきとされています。本記事ではマンションの排水管清掃の準備や費用、排水管が詰まった時の自分で行う対処法についても解説します!ぜひ参考にしてみてください。
2022/01/30
マンションで住んではいけない階とは?1階〜最上階の特徴をご紹介!
マンションに住む場合「何階」を選べばよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。同じ間取りでも階が違えば、住み心地が変わるため慎重に選ぶべき条件の一つといえるでしょう。本記事では、「1階」「低層階」「高層階」「最上階」それぞれのメリット・デメリットなどについて解説します。今後マンションに引っ越す予定がある方は、ぜひ参考にしてください。