新しい住まいを探すとき、マンションか一戸建てかで迷う方は多いのではないでしょうか?
今回は、一戸建てとマンションのメリット・デメリットをご紹介して、徹底比較します。自分の暮らしに合うのは果たしてどちらなのでしょうか?現在、引っ越しを考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
マンションに住む5つのメリットとは?
マンションとは、一般的に3階以上ある鉄筋コンクリート造の集合住宅を指します。また、マンションで暮らすということは、多くの世帯とともに暮らすということです。そのことを踏まえると、以下のようなメリットが考えられます。
・セキュリティがしっかりしているため安心できる
・基本的にワンフロアなので老後も住みやすい
・近隣との交流が活発に行われる
・24時間いつでもゴミ出しOKのところが多い
・気密性が高いため夏は涼しく冬は暖かい
それぞれのメリットについて、詳しくお伝えします。
①セキュリティがしっかりしているため安心できる
多くのマンションには、オートロックや監視カメラなどのセキュリティシステムが備わっています。一人暮らしの女性や小さな子どもがいる家庭でも安心して暮らせるでしょう。
また、管理人が常駐しているマンションや警備会社と提携しているマンションもあります。どの程度のセキュリティが備わっているかどうかはマンションによって違うため、防犯性を重視する人は必ず確認してくださいね。
②基本的にワンフロアなので老後も住みやすい
部屋内に階段があるメゾネットタイプの物件もありますが、基本的にマンションの部屋はワンフロアです。段差のないバリアフリーが採用されているマンションも多く、年を重ねてからも生活しやすいのがメリットといえます。
また、マンションは家事の動線がコンパクトになるよう設計がされています。洗濯物を干したり掃除機をかけたりするときも移動が最小限で済むのはうれしいですよね。
③近隣との交流が活発に行われる
最近は近所付き合いが希薄になっているともいわれますが、ファミリータイプのマンションの場合は年齢が近いことも多く、家族ぐるみの付き合いができることも。
住人同士で協力し合い、夏祭りなどのイベントを開催するマンションもあります。
子どもの友達やママ友をつくりたい人には、共用施設としてキッズルームのあるマンションがおすすめです。
④24時間いつでもゴミ出しOKのところが多い
一戸建ての場合、自治体にもよりますが、一般的にはゴミは決められた曜日・時間に集積場に出すというルールがあります。
マンションの場合、24時間いつでもゴミを出せるところが多いです。ゴミが溜まったらマンション内のゴミ置き場に持っていけばよいため、部屋を清潔に保てます。
⑤気密性が高いため夏は涼しく冬は暖かい
マンションは鉄筋コンクリート造のため、木造の一戸建てよりも気密性が高い建物です。室温を一定に保ちやすい性質があり、夏や涼しく、冬は暖かく過ごせるでしょう。冬場の温度差が引き起こすヒートショックを防げます。
マンションの広さにもよりますが、気密性が高いことでエアコンが効きやすいのもメリットの一つ。光熱費を節約したい人におすすめです。
一戸建てに住む5つのメリットとは?
マンションか一戸建てかで迷っているのなら、どちらのメリットも理解しておくと選びやすくなりますよ。一戸建てには、以下のようなメリットがあります。
・土地部分に対しての資産価値が残る
・管理費や修繕費などのコストがかからない
・騒音トラブルが少ない
・駐車場代がかからない
・ペットや楽器などの制限が少ない
一戸建てのメリットについて、一つずつご説明します。
①土地部分に対しての資産価値が残る
建物の資産価値は、古くなればなるほど下がります。一方で、土地の価値は時間の経過では変わりません。人が住んでも建物が建て替えられても変わらないため、資産価値を保ち続けられるのがメリットです。
特に都心に近いほど土地価格が高くなるため、都心部であれば大きなメリットとなるでしょう。
②管理費や修繕費などのコストがかからない
マンションを購入すると、管理費や修繕費を毎月支払うことになります。一戸建ての場合、管理も修繕も担当するのは自分たち家族だけです。修繕が必要になったらそのときにお金がかかることになりますが、毎月の出費を減らすことができます。
一戸建てではマンションほど高額な修繕が必要になることはほとんどありませんが、定期的に点検してもらうと急な出費に慌てずに済みますよ。
③騒音トラブルが少ない
一戸建てはマンションと違い、上下に他の住人がいません。壁一枚隔てたところに人が住んでいるというわけでもないため、騒音トラブルが少ないといえます。
子どもやペットが走り回る、早朝や深夜帯に家事をしても近隣トラブルに巻き込まれることは少ないでしょう。もちろん、大きな音を出すときは窓を閉めるなどの配慮は必要ですよ。
④駐車場代がかからない
マンションの場合、分譲でも賃貸でも駐車場代がかかるところが多いです。都心なら月に2〜3万円、郊外でも2〜5千円ほど支払わなければいけません。
一戸建てなら駐車場代がかからず、敷地に余裕があれば大型車を停めたり2台停めたりすることも可能です。
車を降りてすぐに家に入れるのも魅力ですね。
⑤ペットや楽器などの制限が少ない
マンションの場合、ペットや楽器は「不可」としている物件や、OKでも「種類による」などの条件のある物件が多いですよね。
一戸建てなら基本的にペットや楽器の制限はありません。近隣に迷惑をかけないことが前提のため、ペットのしつけや楽器を使う際の防音対策は必要です。
モラルを守れば、好きなことをしやすい環境をつくれます。
マンションの資産価値が高い理由とは?
マンションに住むか一戸建てに住むか迷う場合は、資産価値の面から検討するのも一つの方法です。
一般的にマンションの資産価値が高いといわれているのは、以下のような理由があるからです。
・売却や賃貸がしやすいから
・管理組合が物件を綺麗に保つから
・木造住宅より耐用年数が長いから
それぞれの理由について具体的に解説します。
①売却や賃貸がしやすいから
マンションは多くの人が暮らしやすいと感じる間取りが多いため、売ったり貸したりしやすいのが特徴です。引っ越す可能性がある場合は、買い手がつきやすいマンションが安心でしょう。
マンションを貸すとなると、大きな収入源になります。そのため、資産として活用する人も多いですよね。
②管理組合が物件を綺麗に保つから
マンションの場合、エントランスや廊下、ゴミ置き場などの掃除は管理組合が請け負っています。落ち葉の撤去や植え込みの管理もしてくれるため、綺麗な状態をキープできるのです。
また、エレベーターやセキュリティシステムのメンテナンスも、管理組合が管理してくれます。
掃除やメンテナンスがきちんと行われていれば、建物の寿命が伸びるといわれています。築年数が経っても綺麗な状態が保てるため、資産価値が下がりにくいのです。
③木造住宅より耐用年数が長いから
木造住宅の法定耐用年数(その資産が使用可能と見込まれる期間)は、22年。一方で、鉄筋コンクリート造住宅は47年です。
木造の一戸建てが20年ほどで価値がなくなってしまう一方で、鉄筋コンクリート造のマンションなら30年、40年経っても立地と管理状態が良ければ売却できる可能性が高いといえます。
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子育てするならマンションがおすすめ!
ファミリータイプのマンションなら、同世代の子どもが住んでいる可能性が高く、友達がつくりやすいのがメリットです。
その他、セキュリティがしっかりしているため安心して留守番させられること、学校や塾、習い事、公園など子どもに必要な施設が近くにあることが多いこと、そしてワンフロアのため赤ちゃんを見守りながら家事がしやすいこともメリットといえます。
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老後はマンションか一戸建てどちらがおすすめ?
マンションも一戸建ても、ライフステージによって住みやすさが変わります。住宅を購入する際は、老後も住みやすいかどうかも考慮しましょう。老後の暮らしを、マンションの場合と一戸建ての場合に分けてお伝えします。
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マンションで老後を過ごす場合
基本的には部屋内に階段がないため、高齢者にとっては上り下りの苦労も転倒のリスクも少ないといえます。
家事の動線がコンパクト、そして外壁や屋根の掃除・修理は管理組合が請け負ってくれるため、楽に生活が送れるはずです。
エレベーター付きのマンションなら、高層階に住めるのもメリットです。
一戸建てで老後を過ごす場合
一戸建ては近隣の騒音に悩まされることが少ないため、老後は静かな環境で暮らしたい方におすすめです。
また、土地の価値は下がらないため、土地だけを子どもに相続できるのもメリット。子ども世代が暮らしやすい住宅に建て替えて住んでもらえます。将来的に二世帯住宅にしたいと考えている人にもおすすめですよ。
都心と田舎でどちらがいいか変わる?
マンションの住み心地やメリットは、都心で暮らすか田舎で暮らすかによっても変わります。それぞれのメリットやデメリットをお伝えしますので、どちらが自分や家族に合っているかチェックしてみてくださいね。
都心のマンションで暮らす場合
都心のマンションで暮らすと、駅に近い、スーパーやコンビニ、病院が多いなど利便性に優れていることが多いです。電車や車に乗らなくても買い物がしやすいため、不便を感じることは少ないでしょう。
勤務先に近ければ、移動時間が短く済むのもメリットです。
ただし、都心のマンションは価格が高いことがデメリット。しっかり返済プランを立てることが大切です。
田舎のマンションで暮らす場合
田舎のマンションで暮らした場合、公園や川が近くにあれば自然を感じながら過ごせます。
都心のマンションよりも一部屋が広く設計されていることが多く、それでいて価格が安いのがメリットです。
勤務先が遠くても、リモートワークなら仕事に影響はありません。
ただし、車がなければ買い物もできないところも多いです。運転が好きな人はよいですが、苦手な人にはデメリットになるでしょう。
戸建てと悩んだら!マンションはこんな人におすすめ
マンションと一戸建ては、住み心地も資産価値も違います。どちらを選んでもメリットもデメリットもあるため、迷う人も多いでしょう。
マンションがおすすめの人は、以下のようなタイプです。
・家事の動線をコンパクトにしたい人
・利便性を優先したい人
・セキュリティを重視する人
一つでも当てはまる方は、マンションを検討してみることをおすすめします。
①家事の動線をコンパクトにしたい人
マンションは部屋のつくりがコンパクトで、家事がしやすい動線になっています。できるだけ家事にかける時間を短くしたい人、家事のための移動を最小限にしたい人にぴったりです。
仕事で帰りが遅い人、子育て中で家事の負担を減らしたい人は、一戸建てよりもマンションのほうが暮らしやすいでしょう。
②利便性を優先したい人
通勤に時間をかけたくない人、短時間で買い物を済ませたい人、定期的な通院が必要な人には、都心にある利便性の高いマンションがおすすめです。
都心部のマンションは価格が高いですが、それに見合うメリットがあります。特に時間を有効に使いたい人は、中古マンションも選択肢に入れ検討してみてくださいね。
③セキュリティを重視する人
一人暮らしの人や小さな子どもがいる家庭で防犯性が心配な方にも、マンションがおすすめです。オートロックだけでなく、監視カメラが備わっているマンションを選びましょう。
管理人が常駐しているマンションなら、人の目があるということから部外者が立ち入るリスクが減ります。必要なセキュリティが備わったマンションを探してみてくださいね。
マンションにはたくさんの魅力がある!
家族構成やライフステージ、都心か田舎かによってマンションの住み心地は変わります。マンションには防犯性が高い、ワンフロアで家事が楽、夏は涼しく冬は暖かい、近隣住人との交流があるなどのメリットがあり、いずれかに魅力を感じる場合はおすすめです。
管理状態が良ければ綺麗な状態をキープできる上にマンションなら老後の負担も少ないため、長く住みたい方もぜひ検討してみてくださいね。
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