キッチンは毎日使う場所なので自分に合った形・種類を選びたいですよね。キッチンの種類は沢山ありますが、それぞれのメリットやデメリットを知っておくことで自分に合ったキッチンを選ぶことができます。
本記事ではキッチンの種類ごとのポイントや特徴をご紹介。キッチンの間取りに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
キッチンは大きく分けると2種類
キッチンは、大きく分けてオープン型とクローズ型の2種類があります。
オープン型
オープン型キッチンとは、リビング・ダイニングとキッチンの境目がないオープンな間取りのことです。
リビング・ダイニングとの間に壁がないので、家族とコミュニケーションが取りやすいことが特徴です。
オープン型には対面と壁付けとオープンの3種類があります。
対面キッチン
対面キッチンのメリットとデメリットはこちら。
メリット | デメリット |
①リビングが見渡せる ②壁がないので開放感がある ③コミュニケーションがとりやすい ④配膳がしやすい |
①油はね・水はねが気になる ②通路が狭い場合がある ③料理中の手元が見える
|
対面キッチンだと油はね・水はねが気になるため、ガードを設置することをお勧めします。また、キッチンの通路の幅ついて、1人が余裕をもって通れる幅は80cm、人がすれ違うことのできる幅は120cmが目安とされています。対面キッチンの場合は4.5畳以上の広さのキッチンが一般的です。
対面キッチンについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:
対面キッチンとは?メリット・デメリットや種類、注意点を解説
壁付けキッチン
壁付けキッチンのメリットとデメリットはこちら。
メリット |
デメリット |
①リビングダイニングを広く使うことができる ②料理に集中しやすい ③キッチン専用スペースが不要 ④油汚れやにおいが広がりにくい |
①動線が横一直線になる ②キッチンの様子が丸見え ③家族とコミュニケーションが取りづらい ④対面式より作業スペースが狭い |
壁付けキッチンは、横の移動が多くなるので必要なキッチン道具などは作業する近くに置くことをお勧めします。作業スペースが狭い場合は、壁側に棚などを設置してスペースを増やしましょう。
壁付けキッチンについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:
壁付けキッチンがある間取りのポイントをご紹介!対面キッチンとの比較も解説します
クローズ型
クローズ型キッチンとは、リビング・ダイニングとの間に壁がある独立したキッチンのこと。
完全に独立したスペースなため、料理に集中することができ、大量の収納場所を確保することもできます。
独立型キッチン
独立型キッチンのメリットとデメリットはこちら。
メリット |
デメリット |
①においが他の部屋に広がりにくい ②料理に集中できる ③収納スペースを確保できる ④子供やペットがキッチンに入りにくい |
①閉塞感がある ②他の部屋の様子がわかりづらい ③配膳などの移動が手間 ④熱気や蒸気がこもる |
独立型キッチンは、閉塞感を感じやすいので窓をつけて外の光を取り入れることをお勧めします。また、小さな子供がいる家庭の場合は、食事中のコミュニケーションを意識しましょう。料理中に話すことができない分、それ以外の時間に会話することを心がけることが大切です。
独立型キッチンについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:
独立型キッチンとは?種類やメリット・デメリットなどを紹介
アイランドキッチンとペニンシュラキッチン
最近流行りのアイランドキッチンとペニンシュラキッチンには、どのような特徴があるのでしょうか?
アイランドキッチン
アイランドキッチンのメリットとデメリットはこちら。
メリット |
デメリット |
①開放感がある ②家族とコミュニケーションがとりやすい ③家族で料理を楽しむことができる ④レイアウトの自由度が高い |
①他のキッチンより価格が高い ②広いスペースが必要 ③手入れの頻度が多くなる ④においが広がりやすい |
アイランドキッチンは料理のにおいが他の部屋に広がりやすいので、機能性の良い換気扇を選び、近くに窓をつけることをお勧めします。また、アイランドキッチンは壁付けキッチンと比べると収納スペースが少ないので、収納棚を設置することを忘れないようにしましょう。
アイランドキッチンについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:
憧れのアイランドキッチン!メリット・デメリットは?実際の間取り図も紹介!
ペニンシュラキッチン
ペニンシュラキッチンのメリットとデメリットはこちら。
メリット |
デメリット |
①アイランド型より選べる換気扇の種類が多い ②アイランド型より設置スペース不要 ③家族で料理を楽しむことができる ④レイアウトの自由度が高い |
①アイランド型より開放感がない ②広いスペースが必要 ③手入れの頻度が多くなる ④においが広がりやすい |
ペニンシュラキッチンもアイランドキッチンと同じくリビング・ダイニングの様子を見ながら料理できるので、子育て中のママに人気の型となっています。ペニンシュラキッチンは壁にキッチンの片側がついているので、アイランドキッチンよりも設置スペースの必要がなく、取り入れやすいでしょう。
キッチンの形状とそれぞれのメリット・デメリット
I型キッチン
I型キッチンのメリットとデメリットはこちら。
メリット |
デメリット |
①キッチンに使うスペースがコンパクト ②価格が安い |
①動線が悪い ②キッチンの中が見えてしまう |
I型キッチンは一直線上にコンロ、シンク、調理台があるので移動効率が悪いことがデメリットです。棚を設置して、必要なものはすぐに取り出せるように工夫しましょう。
I型キッチンは比較的価格が安く、種類も豊富なため、どんな家庭にもおすすめのキッチンとなっています。
L型キッチン
L型キッチンのメリットとデメリットはこちら。
メリット |
デメリット |
①あまり移動せず料理ができる ②作業スペースに奥行きがある ③収納スペースが多い |
①冷蔵庫や食器棚のスペースが取りにくい ②コンロとシンクが近いと使いにくい ③キッチンの中が狭く感じる ④コーナー部分がデッドスペースになってしまう |
L型キッチンは、冷蔵庫や食器棚のスペース確保や、奥行きのサイズ、扉が開閉できるかなどをきちんと確認しましょう。
キッチンが大きすぎると、テーブルが置けない可能性があります。キッチンとダイニングのバランスもしっかり確認しましょう。
L型キッチンについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:
L型キッチンの種類と特徴!おすすめと注意点とリフォーム費用の相場を紹介
II型キッチン
Ⅱ型キッチンのメリットとデメリットはこちら。
メリット |
デメリット |
①キッチン内での移動距離が短い ②作業スペースが広い ③収納スペースが多い |
①食材を移動させる時床が濡れやすい ②広い場所が必要となる ③振り向く動作が多くなる |
2つの作業台が平行に並んでいるキッチンのことをⅡ型キッチンといいます。Ⅱ型キッチンのスペースは広く複数人での料理がしやすいですが、その分後ろに振り返る動作が多くなったりします。通路のスペースは、床が濡れたり汚れたりしやすいので、キッチンマットを敷くなどして汚れ対策をしておきましょう。
種類別メリット・デメリットまとめ
メリット |
デメリット |
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対面キッチン |
①リビングが見渡せる ②壁がないので開放感がある ③コミュニケーションがとりやすい ④配膳がしやすい |
①油はね・水はねが気になる ②通路が狭い場合がある ③料理中の手元が見える |
壁付けキッチン |
①リビングダイニングを広く使うことができる ②料理に集中しやすい ③キッチン専用スペースが不要 ④油汚れやにおいが広がりにくい |
①動線が横一直線になる ②キッチンの様子が丸見え ③家族とコミュニケーションが取りづらい ④対面式より作業スペースが狭い |
独立型キッチン |
①においが他の部屋に広がりにくい ②料理に集中できる ③収納スペースを確保できる ④子供やペットがキッチンに入りにくい |
①閉塞感がある ②他の部屋の様子がわかりづらい ③配膳などの移動が手間 ④熱気や蒸気がこもる |
アイランドキッチン |
①開放感がある ②家族とコミュニケーションがとりやすい ③家族で料理を楽しむことができる ④レイアウトの自由度が高い |
①他のキッチンより価格が高い ②広いスペースが必要 ③手入れの頻度が多くなる ④においが広がりやすい |
ペニンシュラキッチン |
①アイランド型より選べる換気扇の種類が多い ②アイランド型より設置スペース不要 ③家族で料理を楽しむことができる ④レイアウトの自由度が高い |
①アイランド型より開放感がない ②広いスペースが必要 ③手入れの頻度が多くなる ④においが広がりやすい |
I型キッチン |
①キッチンに使うスペースがコンパクト ②価格が安い |
①動線が悪い ②キッチンの中が見えてしまう |
L型キッチン |
①あまり移動せず料理ができる ②作業スペースに奥行きがある ③収納スペースが多い |
①冷蔵庫や食器棚のスペースが取りにくい ②コンロとシンクが近いと使いにくい ③キッチンの中が狭く感じる ④コーナー部分がデッドスペースになってしまう |
II型キッチン |
①キッチン内での移動距離が短い ②作業スペースが広い ③収納スペースが多い |
①食材を移動させる時床が濡れやすい ②広い場所が必要となる ③振り向く動作が多くなる |
まとめ
今回はキッチンの種類ごとの特徴をご紹介しました。キッチンは毎日使用するので、自分に合ったタイプを選びましょう。
選び方としては、まずオープン型かクローズ型か決めて形状を選びましょう。家庭によって相応しいキッチンの型は異なります。自分だけではなく、家族のことも考えてキッチンの間取りを決めることが大切です。
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