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家を買うなら新築?中古? 家を買う4つのメリットとは?

2022.02.09
2023.01.24
おしゃれなリビングルーム

家を買うならマンション?戸建て?さらに、新築物件なのか中古物件なのか、など考えることはたくさんあります。新築の場合は、外壁も内装も綺麗で快適に住みやすいですが、購入費用は中古よりもかかってきます。中古物件の場合はマンションも戸建ても新築物件よりも安く購入することができますが、築年数によっては住居のリフォームが必要になってくるので、費用もそれなりにかかります。

家は人生において最も高額な買い物になりますので、なかなか踏ん切りがつかない人も多いと思います。家を買うメリット・デメリットを正しく理解した上で、マイホームを持ちたいですよね。家の購入に悩んでいる方は必見です。

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家を買う4つのメリット

「たくさんの住宅が立ち並ぶ画像」

賃貸マンションでずっと暮らすよりも、自分のマイホームを持つと、毎月の支払いもローンになり最終的には資産として残すことができます。

そこで、家を買うメリットについていくつか紹介していきます。家を買うメリットのポイントは以下4点です。

・資産になる
・ローン完済後支払う住居費が少なくなる
・自由にリノベーションできる
・社会的信用を得ることができる

以上の4点を参考にしてみましょう。

 

①将来資産になる

マンションや戸建てを購入すると、住宅ローンを毎月支払うようになり、物件価格を全て支払い終えると、自分の資産として残すことができます。

賃貸の場合では、物件を借りている間は家賃の支払いが必要ですが、マンションや戸建ての物件を購入すると、家賃を支払う必要がなくなります。

住宅ローンは、契約する方の年収や物件の購入価格によっても、借りられる限度額が異なります。そのため、購入時には無理のない返済ができることが望ましいです。物件を購入した後は、住宅ローンの支払いが毎月ありますが、完済すると月々の支払いがなくなります。賃貸物件と比較しても、マンションや戸建てを購入すると最終的には資産となる魅力があります。

②ローン完済後、支払う住居費が少なくなる

マンションや戸建ての物件を購入する際には、購入価格が多額なため基本的には住宅ローンの申込みをして契約します。その契約した住宅ローンを全て完済することで、毎月のローンとして支払っていた金額を貯蓄へとまわすことができるようになります。

そのため、返済期間を短くして住宅ローンを早く完済することができれば、さらに貯蓄を増やせたり、自分の趣味や投資などの資金として運用することもできます。賃貸では、住んでいる期間支払い続ける住居費を、家を購入することでローン完済後には支払う住居費を最小限に抑えることができるメリットがあります。

関連記事:
老後のマンション住まいは後悔する?一戸建てのほうがいい?持ち家か賃貸も考えよう

③自由にリノベーションできる

自分の家を持つことで、室内を好きなようにリノベーションすることができます。賃貸の物件では、住居を借りているので、引払う際にも入居時と同じように綺麗な状態で退去することが望ましいです。万が一、室内に損傷があると後で修繕費を管理会社やオーナーから請求されるケースもあります。

ですが、物件を購入すると自分の資産となるため、傷などつけてしまっても修理費の請求がなく、マンションでも自由にリフォームやリノベーションができるので、大幅に間取りを変えたり、部屋のレイアウトを楽しみたい方にはおすすめです。

中でも注文住宅では、キッチンをはじめダイニングやリビングの広さ、間取りを自分の好みに設計することが可能です。そのため、これから家族が増える予定のファミリー層を中心に、家族向けとして人気があります。

④社会的信用を得ることができる

自分の持ち家があるということは、安定的な収入を得ていると思われるため、プライベートや会社などでも、社会的信用を得やすいとされています。もちろん、中には安定的な収入を得ていながら、あえて賃貸の物件に長く住んでいる方もいます。

ですが、年齢が上がるにつれて、比較的自分の家を持っている方の割合が多くなります。中でも、家族層の方が家を持っているケースがとても多く、周囲から見ても社会的信用を得ています。周りに信用されることは、私生活をはじめ社会の中でもとても大切なことです。

家を買う5つのデメリット

「家を購入するのにお金が掛かるイメージの画像」

戸建てを購入すると、マンションとは違い隣室の方々へ気を遣う必要がなく、自分のマイホームとして周囲を気にせず快適に住むことができます。

しかし一方で、戸建てを購入する際には注意することもあります。そこで、家を買うデメリットについていくつか紹介していきます。家を買うデメリットのポイントは以下の5点です。

・高額な初期費用がかかる
・税金がかかる
・管理費や修繕費がかかる
・急な引っ越しができない
・必ず売却先がいるとは限らない

以上の5点を参考にしてみましょう。

①高額な初期費用がかかる

マンションや戸建てを購入する際には、さまざまな手続きをするため、高額な初期費用が必要です。その初期費用の中には、購入時に支払う頭金をはじめ、住宅ローンの借入費用、水道負担金、固定資産税や火災保険料など、たくさんのことに支払いがあります。

また、購入予定の物件が中古物件の場合には、さらに仲介手数料も必要になってきます。そのため、家を購入することを検討する場合は、ある程度の貯蓄として、最低でも約100万円以上のお金を持っていることが大切です。

②税金がかかる

自分の家を持つと、賃貸では支払う必要の無かった、さまざまな税金を支払わなくてはなりません。支払う必要のある税金としては、住宅の固定資産税と都市計画税です。これらは家を保有している間はずっと支払い続ける必要があります。

家を購入することによって、多額の費用が掛かる一方で、各税金の軽減措置があります。そのため、軽減措置を利用して家の購入から数年〜数十年は税金対策をすることができます。

そこで、家の購入後に支払う税金である、固定資産税と都市計画税の計算方法を紹介します。簡単な計算式なので、物件の購入額が分かる場合には、自分で計算しておくとよいでしょう。

<固定資産税の計算方法>

固定資産税評価額(課税標準額)×税率(1.4%)
※一般的に税率は各自治体によって決められていますが、基本的に1.4%にしている自治体が多い


例:3,000万円の家を購入した場合

3,000万円 × 1.4 = 42万円

42万円が固定資産税となります。
また、固定資産税は3年おきに再度自治体によって見直しされます。

 

<都市計画税の計算方法>

固定資産税評価額(課税標準額)×税率(0.3%)
※税率は、各自治体によって異なります。


例:3,000万円の家を購入した場合

3,000万円 × 0.3 = 9万円

9万円が都市計画税となります。

③管理費や修繕費がかかる

マンションの物件を購入すると、賃貸マンションでは支払う必要がない、管理費と修繕費を毎月支払うことになります。

管理費はマンションの共用部分である、エレベーターや階段、エントランスやゴミ置き場などを安全で衛生的に使用できるよう管理するために使われる費用のことです。

また、修繕費としてはマンションの外壁などを数十年単位でメンテナンスするために使われる費用です。そのため、管理費や修繕費の金額が高いと、定期的に設備の手入れをしていることが分かります。

戸建ての場合には、管理費や修繕費の支払いがない一方で、自分で家の修繕費などを貯蓄しておく必要があります。

④急な引っ越しができない

マンションや戸建てを購入すると、住宅ローンの支払いが始まります。そのため、賃貸で暮らしていたときのように、引っ越ししたいと思ってもすぐに引っ越しをすることができません

基本的に、住居を購入した後は、住宅ローンを完済して家を売却するか、住宅ローンを残して家を売却、売れた金額の差額から住宅ローンの返済にあて、残りの金額を借金として支払っていくことになります。

家を買うということは、資産ができる一方で簡単には引っ越すことができないということを理解しておくことが大切です。また、購入で失敗しないためにも物件の周辺情報を調べたり、暮らしやすいのか実際に散策してみる方法がおすすめです。

⑤必ず売却先がいるとは限らない

家を購入してから、住宅ローンを完済した後に家を売却したいと思っていても、必ず売れるとは限りません。その物件の築年数をはじめ、土地の広さや立地条件など売却するときの資産価値により判断されます。

一般的に物件を探している方は、将来的に資産価値となる物件を探しています。マンションと戸建てを比較した際に、基本的に売れやすいのはマンションです。マンションは、比較的立地条件の良い所に建っていることや、鉄筋コンクリートで作られているので耐久年数の約50年〜約60年まで十分にあり、築年数が約30年前後でも場所によっては高めの金額で売却できます。

しかし戸建てでは、新築で物件を購入しても、木造の作りのため耐久年数が約20年〜約30年とされており、定期的にメンテナンスをしていない場合には資産価値が低く売却されにくいです。そのため、家を購入する際には将来的に売却をするのか、取り壊すまで住むつもりなのか先を見据えて考える必要があります。

貯金はいくらあったら安心?

「住宅購入で貯金を使うイメージの画像」

住宅購入には、初期費用として多額の金額が必要です。そのため、平均的な物件の相場である約2,000万円台〜約4,000万円台の家を購入したいと思っている場合は、約300万円〜500万円の貯金があると望ましいです。貯金があると、頭金を多く支払うことで、住宅ローンの負担を減らせるため、家を買う前にはあらかじめ貯金しておくことがおすすめです。

そして、物件購入の契約時には、初期費用としてさまざまなことにお金が掛かかります。また、不動産を通して物件を選ぶと仲介手数料も発生します。物件購入は、賃貸契約とは異なり、最低でも約100万円前後の金額が契約時に必要です。

 

購入するなら新築?中古?

「新築か中古で悩んでいるイメージの画像」

戸建ての購入には、中古物件から注文住宅まで、さまざまなタイプがあります。中古であれば、物件の築年数をはじめ土地の広さによっても価格に差があり、新築物件でも注文住宅よりかは建売住宅の方が比較的安く購入ができます。

そこで、戸建て購入を検討する際に新築にするのか、中古にするのかそれぞれのおすすめのポイントを含めて紹介していきます。

 

新築はおすすめ?

新築で家を購入する場合には、注文住宅で自分の好きなように家をカスタマイズする方法と、すでに家が完成しており新築の状態で購入する方法の2パターンがあります。

注文住宅では、キッチンをはじめダイニングやリビング、各居室など自分の好きなように配置やデザインをしたいと思っている方におすすめです。

また、新築の戸建てに住みたいけれども、部屋の間取りに特別なこだわりがなく、購入費用をできるだけ抑えたいと思っている方には、建売住宅が買いやすいです。新築の物件は、室内が綺麗で家中に木の香りが漂い、気持ちの良い空間の中で生活することができるので、おすすめです。

中古はおすすめ?

中古の物件は、築年数をはじめ間取りや土地の広さ、立地場所にもよりますが、比較的新築よりも安く購入することができます。そのため、貯蓄や収入が少ない方や低予算で家を買いたいと思っている方におすすめです。
また、近年ではあえて安い中古物件を購入してから、外壁や内装をリフォームする方も増えています。中には、中古物件をリノベーションしてから販売する不動産もあります。

現在では、時代と共に住居における価値観の在り方が変わりはじめています。そこで、中古物件でも工夫することで、おしゃれで綺麗な家に仕上がり新築同様新しく作り上げることができます。

 

関連記事:
リノベーションのメリット・デメリットは?費用はどのくらい?リフォームとの違いなど徹底解説!

リノベーションマンションのデメリットって?物件選びで後悔しないためのコツ4選
 

家を買う踏ん切りがつかない人へ

「購入するか相談しているイメージの画像」

家を買うには、多額の費用が必要になってくるため慎重に購入を検討する必要があります。

そこで、家を買う踏ん切りがつかない方へ、購入するのか購入しないのかを決めるポイントをいくつか紹介していきます。決断を決めるポイントは以下の3点です。

・家を購入する決断ができない理由を明確にしよう
・対処法を考えよう
・現在のことだけではなく、将来のことを考えよう

以上の3点を参考に、家を買うのか買わないのかはっきりと決めましょう。

 

①家を購入する決断ができない理由を明確にしよう

まずは、家を購入する決断ができない理由を明確にしましょう。決断ができない理由の予想としては、金銭面の問題が挙げられます。家を購入する際には、多額の初期費用が必要になりますよね。

貯蓄が少ないと頭金の支払いをはじめ、購入手続きの際に掛かる費用が払えない場合があります。また、現在の年収が約300万円以下や、正規雇用ではない場合、住宅ローンを組むことが難しいです。

例えば、夫婦の収入を合算し、共同で住宅ローンを組むこともできますが、将来的に子どもができたり、親の介護など生活状況が変化することもありえます。その場合は、一時的に収入が大幅に減少して、住宅ローンが生活費を圧迫させてしまう状況になりかねません。

そのため、将来的な金銭面の不安があると購入する決断ができなくなってしまいます。そこで、家を購入するのかはっきりと決断ができない場合には、無理に購入をしようと考えないことです。

このように決断できない理由が明確になれば、対処法を考えることができます。まず最初に、購入に踏み切れない理由や漠然と不安に感じていることなどを洗い出してみましょう。

②対処法を考えよう

購入を決断できない理由が明確に分かったら、ノートや紙にその理由をしっかり書きましょう。その際には、1つだけの理由ではなく少しでも気になる理由などがあれば、細かく書くことが大切です。

そして、購入を決断できない理由を明確にノートに書いた後は、各理由について対処法を考えます。

①の家を購入する判断ができない理由としての対処法としては、

・家を購入する際に多額の費用が必要 → 貯蓄がない → 貯金が増えてから購入する

・物件価格が約2,000万円〜3,000万円する → 今の年収で借りられる住宅ローンを調べる → 将来的に無理なく完済できるのか

・年収が少なく家を購入するか迷っている → 今急いで買う必要はあるのか → 転職して年収をあげることは可能か


そんな風に、矢印でどんどん細かく対処法を書いていくことで、
具体的に物事を考えることができるようになります。

③現在のことだけではなく、将来のことを考えよう

家を購入することは、人生の中でも大きな決断のひとつです。今は賃貸のマンションやアパートで暮らしていても、家族が増えることや子どもの成長によっては住み続けることが難しい場合もあります。

また、年齢によっては住宅ローンを組める年数が減ったり、金額も少なくなってしまいます。そこで、現在の生活を基準とするのではなく、3年後、5年後、10年後など将来のことを見据えて、住宅購入を検討することが大切です。


関連記事:
なかなか家を買う踏ん切りがつかない!決断できない方の不安要素を解消します!

 

家を購入するときの流れ

「家を購入するイメージの画像」

家を購入したいと思った場合には、物件をはじめ住む土地を探したりなど、さまざまな手続きが必要になってきます。
そのため、多額の費用だけではなくたくさんの時間が掛かることも理解しておく必要があります。そこで、家を購入するときに必要な流れについて紹介していきます。

家を購入する際の流れとしてポイントは以下の3点です。

・物件や土地の購入申し込み
・住宅ローンを申し込む
・売買契約の締結をする

以上の3点を参考に、購入の手順を追っていきましょう。

①物件や土地の購入申し込み

家を買う手順としては、まずは購入予算や立地場所、土地の広さなどを参考に物件を決めることです。ネットで検索したり、不動産会社に行って物件を探すことから始まります。

気に入った物件が見つかったら、必ず物件の見学をしに行くことが大切です。土地を購入する場合には、あらかじめ周辺情報について調べておきましょう。購入したい物件や土地が決まったら、それらを所有しているオーナーや不動産会社に購入意思を伝え、申し込みが始まります。

②住宅ローンを申し込む

次に、物件や土地の購入申し込みをしている間に、今後支払っていく住宅ローンの契約を申し込みます。住宅ローンを組む会社は、基本的には自分の好みで選ぶことができます。

各会社によって金利も全然違ってくるので、自分に合ったプランで申し込むことが大切です。住宅ローンの審査には、仮審査をはじめ本審査があるので、必ず審査が通るためにも期日内までに必要書類を揃えて提出しましょう。

③売買契約の締結をする

物件や土地の購入申し込みが完了し、住宅ローンの仮審査が通ったら、その物件を所有している売主と売買契約を締結します。この締結を行う前には、物件の価格交渉もできるため、少しでも安く購入するためにも、相談してみることもおすすめです。場合によっては、安くしたり良い条件を出してくれることもあります。

売買契約を締結したら、契約時に決めた日程に、購入した物件や土地の引き渡しが行われます。中古物件や建物物件であれば、住居への引越し作業になりますが、注文住宅の場合には、住宅メーカーと打合せや住居の建設に入るので、さらに時間と手間が掛かります。

 

家を買うメリットはたくさんある

今回は、家を買うメリットについて新築と中古を比較しながら紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。夢のマイホームを持つことは自分の資産になる一方で、購入時には多額の初期費用が掛かることや、購入後には固定資産税などさまざまな税金の支払いが始まります。そこで、メリットとデメリットを考慮しながら、家を買うのかしっかりと検討してみましょう。

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