「マンションの駐車場トラブルに巻き込まれたくない。何か対策できることはないかな?」と悩んでいるのではないでしょうか。複数の人と共有して使っているマンション駐車場。いくら気をつけて利用していても、トラブルに巻き込まれることもあり得ます。
また、トラブルに巻き込まれてしまった際の対処法も紹介するので、「トラブルが起きたらどうしよう」と不安に感じる方は、ぜひ参考にしてください。
駐車場トラブルの6つの実例と対策
まずはどのような駐車場トラブルの種類があるか頭に入れておきましょう。マンションの駐車場を利用していると、少なからずトラブルに巻き込まれる可能性があります。
特に起こる頻度の高い駐車場トラブルは、以下の通りです。
<駐車場トラブルの種類>
- 無断駐車
- 機械式駐車場の操作ができなくなる
- 駐車場内の事故
- 車両被害
- はみ出し駐車
- 外部に駐車場を貸す
これらが具体的にどんなトラブルであるか、そして事前対策も紹介するので、参考にしてください。
①無断駐車された場合
無断駐車とは、自分の契約している枠内に他人の車が駐車されるトラブルを指します。もちろん、別の住民が誤って駐車していることもありますが、中には故意に駐車する人もいるでしょう。特に、マンションの敷地内に駐車場がない場合に、無断駐車が起こる可能性が高いです。
無断駐車の事前対策としては、車を駐車場から出す際にコーン標識を置くことが有効だと言えます。
とはいえ、契約内容によってはコーン標識の設置ができない場合もあるため、事前に確認しておくのがおすすめです。
②機械式駐車場の操作ができなってしまった場合
機械式駐車場とは、駐車スペースが2階建て、もしくは3階建てなどになっているものを指します。自分で2階まで運転するのではなく、1階で車を停車させ、機械が2階まで運んでくれる仕組みです。
機械式駐車場は、平置き駐車場と異なり、故障が起こったり修理をしたりすることが考えられます。もちろんその間には、車を出したくても出せません。
機械式駐車場が操作できなくなった場合には、自分で対処しようとせず、管理会社に連絡するようにしてください。機械式駐車場では事故が多く、中には命に関わる事故も発生します。そのため、むやみに操作しないようにしましょう。
車を日常的に利用しており、突発的に操作できなくなったら困るという方は、平置き駐車場を選ぶべきです。機械で動いている以上、いつ操作できなくなるかわからないので、公共交通機関での移動ルートを考えておくことも1つの手だと言えます。
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マンションの機械式駐車場のメリットとは?注意点もご紹介
③駐車場内で事故が起きた場合
駐車場での事故は起こりやすいです。駐車している車で人影に気づかず、突然人が飛び出してくることもあります。
また、駐車場内では、普通の道路よりも死角になる場所が多いです。歩行者用の道が用意されていないため、思いがけない場所から人が出てくることも。
そのため、いつも以上に気を配り、すぐに停車できるよう速度を出しすぎないようにしましょう。
④車両被害に遭う場合
車両被害は、車が荒らされたり、車の中の物が盗まれたりするトラブルを指します。住宅の敷地内とはいえ、外部の人が侵入できる場合もあるため注意が必要です。「忘れ物を取りに行く」という場合でも、車の鍵を忘れずに閉めてください。
車両被害を防ぐためには、駐車場に防犯カメラが設置されているマンションを選ぶのもおすすめです。また、外部の人が侵入できないようになっている駐車場があるマンションを選ぶといいでしょう。例えば、駐車場に入るためには専用のキーが必要なマンションなどが挙げられます。
⑤はみ出し駐車をされた場合
はみ出し駐車とは、隣に駐車している車が自分の枠内に侵入していて、自分の車を置くことができないトラブルを指します。特に、狭い敷地内の中に、多くの車を駐車しなくてはならない都市部の駐車場で起こるトラブルです。
はみ出し駐車を防ぐには、コーン標識などを設置して対策しましょう。
また、駐車場を選ぶ際に、「極端に狭すぎないか」「車を駐車するスペースが広々と確保されているか」など、事前にチェックしておくのもおすすめです。
⑥外部に駐車場を貸し仕出している方がいる場合
駐車場が埋まっていないマンションは、一部の駐車枠を外部の人に貸し出している場合も。外部の人に貸し出すと、マンションの住民以外が敷地内に立ち入ることができるようになります。
そのため、セキュリティが脆弱になる恐れもありますし、気遣いのできない外部の人であれば、事故やはみ出し駐車などトラブルを引き起こす元となるでしょう。
住民のみ利用する駐車場であれば、「同じマンションの居住者に迷惑をかけてはいけない」と自然と気遣いするようになるため、トラブルが起こりにくいです。そのため、外部に駐車場を貸していないマンションを選ぶことがおすすめだと言えます。
もしくは、外部の人に貸し出していても、長期間貸すのではなく、マンション訪問者用の一時的な駐車スペースのみを設けているマンションがいいでしょう。
実際にトラブルが起こったときの3つの対処法
前項では、駐車場トラブルの実例と、事前対策方法が分かりました。
しかし、念入りに事前対策をしていても、トラブルが起きる確率はゼロにはできません。そこで、トラブルが起こってしまった際の対処法を紹介します。
- 管理会社に連絡する
- 警察に連絡する
- 管理人に報告する
これらを知っておくことで、実際にトラブルが起きても落ち着いて行動できますよ。
①管理会社に連絡する
管理人が常駐していない場合には、管理会社に連絡しましょう。管理会社は、大家さんから
マンション経営の中には生活の中で起きたトラブル対処も含まれているので、気になることがあれば気軽に相談してください。
また、数々のマンション経営をしている中で、トラブル解決の実績もあるため信頼できます。同じトラブルが今後起きないように、新しい対策をしてくれることもありますよ。
②管理人に報告する
マンションによっては、管理人が常駐していることもあります。管理人がいる環境であれば、まずは管理人に報告してください。
管理人も管理会社と同じく、私たち住民が気持ちよく生活できるようサポートする役目を果たしているので、気軽に報告して問題ありません。場合によっては、管理人が管理会社に連絡し、対策を考えてくれることもあります。
③警察に連絡する
駐車場は私有地なので、警察は基本的に取り締まってくれません。そのため、まず管理会社や管理人に相談し、警察に連絡するのは「最終手段」として考えておくと良いでしょう。
とはいえ、車上荒らしや、長期間続く無断駐車などは、警察が対応してくれる可能性も高いです。「警察に連絡する手段もある」ということを頭に入れておいてください。
駐車場でのトラブルに気をつけよう
マンション駐車場トラブルの対策をしておくことで、トラブルに巻き込まれる確率はある程度低くなります。しかし、いくら注意していても、いつトラブルに巻き込まれるか分かりません。
そのような際は、自分で対処しようとせずに、まずは管理人や管理会社に相談するようにしてください。自分で対処してしまうと、相手の車を壊してしまったり、個人間のトラブルに発展したりしてしまいます。
また、マンションの駐車場環境も重視しつつマンション選びをすることも大切です。駐車場も含めて、気持ちよく生活できるマンションを見つけましょう。
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