家を検討する際、間取りで悩む方も多いのではないでしょうか。広さや部屋数はもちろんのこと、導線や家族間でコミュニケーションがとりやすいかも重要です。
そこで今回は、5LDKの間取りを検討している方に向けて、選ぶポイントやメリット・デメリットを解説します。
価格は?風水的には?広さは坪数で言うとどのくらい?など気になるポイントをまとめてご紹介します。
5LDKってどんな間取り?
5LDKはリビングダイニングキッチンにプラス5部屋という意味になります。ここでは5LDKの部屋数とよくある5LDKの広さをご説明します。
LDK(リビングダイニングキッチン)+5部屋
5LDKとは、リビングダイニングキッチン(内LDは10畳以上必須)の他に5つの部屋がある間取りです。
建築基準法では、窓がなかったり、あっても充分な採光が取れない部屋は居室とはみなされません。そういった居室とみなされない部屋は、コンセント差し込み口がない、エアコンスリーブがないなど生活しにくいこともあるため、間取上は納戸やサービスルーム(S)と表記された部屋には注意が必要です。
平米数でいうと約90~100平米
5LDKの間取りにするには約90〜100平米ほどの広さが必要です。例えば、90平米でLDKが14畳ほどであれば他の5つの居室は5畳ほどになります。
部屋で考えると広くはありませんが、部屋数を重視するのであれば暮らしていける広さといえるでしょう。
もちろん、部屋によって広さを変えられるので使用用途を決めたうえで必要な畳数を考えてくださいね。
5LDKの間取りはマンションの最上階や角部屋に多い
5LDKの間取りは3LDKや4LDKに比べ、多くはありません。
しかし、マンションの最上階や角部屋など条件の良い区画を特別室として5LDKの間取りにしている物件もあるため、タイミングが合えば好条件の5LDKを見つけられるでしょう。
最上階は見晴らしが良い、日当たりがいい、上階の騒音に悩まされないなどの利点があります。角部屋も多面彩光になりやすく、階数や周辺の建物の高さによっては太陽光を取り入れやすいでしょう。
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5LDKの間取りの3つのメリット
5LDKの間取りには、部屋数が多いからこそ得られるメリットがあります。
漠然と部屋は少ないより多い方がいいと思っている方もいるかもしれませんが、部屋数が多いとどんなメリットがあるのか以下3つを一つずつご紹介します。
- 贅沢に部屋を使える
- 二世帯で住める
- 間取りを変更しやすい
1.贅沢に部屋を使える
5LDKの間取りの場合、夫婦と子ども3人で住んでも1人一部屋使えます。
夫婦で同じ部屋を使ったり子どもが3人未満だったりすると、残った部屋を仕事部屋や収納部屋、趣味の部屋などさまざま用途で利用可能です。
リモートワークが増えているこのご時世、周りを気にせず集中できる仕事部屋があれば仕事も捗るに違いありません。
2.部屋が広いので二世帯で住むことができる
5LDKだと二世帯でも暮らせるため、二世帯で住む場合や将来的に親や子ども世帯との同居を視野に入れているのであれば5LDKはおすすめです。
完全分離型とはいきませんが、何かあったときでもすぐ二世帯でも暮らせるという安心感が得られます。
同居するまでは客室としても利用できるため、部屋が多くても無駄になりません。
3.間取りを変更しやすい
建物の構造や規約にもよりますが、部屋数の多い5LDKは、壁を取って2部屋を広い1部屋にリフォームするなど間取りの変更をしやすい特徴があります。
子どもが自立して夫婦2人で暮らすことになるとそこまで部屋数を必要としないかもしれません。
そんな時でも部屋数を減らして広い部屋をつくれるので、ライフスタイルに合わせた暮らしができるでしょう。
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5LDKの間取りの3つのデメリット
メリットだけではなくデメリットにも目を向けておきましょう。前述した部屋数が多いというメリットが、人によってはデメリットになってしまうおそれもあります。
- 費用がかさむ
- 掃除が大変
- 家族が孤立しやすい
ここでは、5LDKの間取りのデメリットを3つご紹介します。
1.費用がかさむ
部屋が広いと当然ながら部屋の代金や土地・建物の費用がかさみます。また意外に見落としがちなのがカーテン・照明・家具などの費用や光熱費です。
部屋数が増えると当然、家具家電も増え、部屋が広くなると必然的に光熱費がかさみます。これらの費用を頭に入れておかないと、住んでから思わぬ出費に悩まされるでしょう。
2.部屋数があるので掃除が大変
5LDKの広さがあると掃除に時間がかかり大変なのは仕方ありません。
家族1人の負担を増やさないためには自分の部屋は自分で掃除するなど家族みんなの協力が不可欠なので事前に徹底しておきましょう。
また、掃除する時間をあまりとれない方や苦手な方は、あまり床に物を置かずにロボット掃除機を使うなどの工夫も必要です。
3.家族が孤立しやすい
5LDKの各居室の配置によっては家族で顔を合わせる機会が減ってしまうことがあります。可能な限り廊下を減らしリビングを通る配置にしたり、リビングが広い間取りにすることで、家族みんながくつろげる空間を作りましょう。
子どもが幼いうちはあまり心配ないかもしれませんが、間取りを考える時点で対策が必要です。
5LDKの間取りで気になる3つのポイント
5LDKの間取りを選ぶときに気になるポイントを3つご紹介します。これらのポイントをおさえておくと5LDKの間取りをスムーズに選べるでしょう。悩んでいる方はぜひ判断基準として参考にしてください。
①価格はどのくらい?
5LDKは約90平米〜100平米ほどとお伝えしていました。これを坪数に変換すると5LDKは約27坪〜30坪です。
一戸建てを検討している場合、坪単価は40万〜100万円程度とハウスメーカーによって大きく異なりますので、希望のハウスメーカーに確認してください。
さらにオプションなどを追加し料金がプラスになるケースがほとんどなので予算は多めに見繕っておきましょう。
②風水的にはどう?
5LDKの場合、仕事部屋を設けるケースが多いですが、仕事部屋がある家は金運がアップすると言われています。風水では西が金運の方角とされているため、西向きに仕事部屋を設けるとなおいいでしょう。
また間取りに関係なく、昔から鬼門(北東)と裏鬼門(南西)は昔から不吉な方角といわれているため、玄関・キッチン・トイレやお風呂は鬼門と裏鬼門の方角は避けてください。
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③子育てはしやすい?
5LDKは子育てがしやすい間取りといえます。
5LDKの場合、リビングとつながる居室があるケースが多く見受けられます。リビングとつながる居室は、リビングから目が届きやすかったりリビングに子どものおもちゃが散乱しにくかったりするため子どもの遊び場に最適です。
また、赤ちゃんの夜泣きが激しい場合も部屋を分けられます。
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5LDK・平屋の間取りを選ぶときのポイントとは?
5LDKの平屋の場合、広い土地が必要なため多大な費用がかかります。
間取り選びで失敗すると、広い土地を購入したのに「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまうかもしれません。
後悔しないためにも以下3つのポイントをご説明します。
①実際に住んでいるイメージはできるか
平屋の場合はとくに図面上では問題点を感じないかもしれませんが、実際に住んでいるイメージをすると注意点もみえてきます。
平屋の場合、マンションの1階と同じイメージのため、日当たりが悪くなりやすいでしょう。また、通行人の視線が気になるなどプライバシーの確保する対策や防犯対策もしなければなりません。
どんなに完ぺきな間取り図面であっても実際に住んでいるイメージをすることが重要です。
②生活動線はよいか
平屋の5LDKの場合、間取りによってはリビングからトイレが遠かったり、よく利用する居室同士の距離が遠かったりと生活動線がよくないケースも多く見受けられます。
間取りを選ぶ段階で生活動線をよく考え、ライフスタイルに合った間取りを選びましょう。
リビングとつながる部屋があるなど廊下が少ないと生活動線は良くなりやすいです。
③充分な土地の広さか
5LDKの間取りに必要な土地の広さは、その地域の建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)や容積率(敷地面積に対する延べ床面積の割合)によって異なります。
2階建ての5LDKと延べ床面積が同じであっても、法規制では、2階建てよりも平屋のほうがより広い土地が必要とされているため、土地選びは慎重にしなくてはなりません。
5LDKを選ぶ際は、各部屋の使用用途をはっきりさせ、本当に5部屋必要なのかよき考えたうえで判断してみてくださいね。 >>プロフィールはこちら
5LDK・2階建ての間取りを選ぶときのポイントとは?
5LDKの2階建ての場合、平屋に比べて土地は小さくてもいいですが、2階建てだからこそ気を付けたい注意点もあります。
ここでは5LDKの2階建ての間取りを選ぶ時の4つのポイントをご紹介しますので参考にしてください。
①将来どんな暮らしをするかイメージする
今だけでなく将来の生活スタイルをイメージしましょう。例えば、子どもたちが独立したあと、夫婦2人で住むことになるとします。年齢を重ねるにつれて階段の上り下りが大変になるでしょう。
しかし1階にリビング以外にもう1部屋夫婦が寝られる広さの部屋をつくっておいたり、1階に収納スペースを多く設けておいたりすると、階段を使わず1階のみで生活できます。
②階段の位置は適切かどうか
リビング階段にするとリビングを通らなければ2階にあがれないため、家族同士顔を合わせる機会が多くなったり、寒い時期でも2階まで暖まりやすかったりするメリットがありますが、階段下収納をつくれません。
一方、ホール階段は階段下収納を作れたり幼い子どもが階段で遊ぶリスクはありませんが、家族が孤立しやすいデメリットがあります。どちらがいいのかよく考えましょう。
③変更しやすい間取りなのか
2階に子供部屋を設けるケースが多いですが、2人以上子どもがいる場合、将来的に部屋を仕切る前提で広い部屋にしておくのもおすすめです。
1階リビングの声が届きにくかったり、子どもを見てあげられなかったりするときでも、兄弟姉妹で遊べる広い部屋があると子どもたちだけでも楽しく遊べます。
子ども部屋に限らず、間取りで悩んだ場合は後から変更できる間取りにしておくといいでしょう。
④一世帯と二世帯の間取りはそれぞれの生活スタイルに合っているか
一世帯と二世帯で住む場合には1階と2階のおすすめな部屋数は異なります。
一世帯で住む場合、1階はリビングを広めにしてリビングにつながる部屋を1部屋つくるのがおすすめです。子どもの遊び場にしたり、リビングで使うものを収納する場所を増やせます。
二世帯で住む場合は、1階にリビングの他に2部屋あるといいでしょう。親世帯には階段を使わない1階の一部屋がおすすめです。
こんな人が5LDKの間取りに向いている!
5LDKに向いているのは5人家族・二世帯居住(将来的に可能性がある)・泊まりの来客が多い方・たくさん収納スペースがほしい方・仕事部屋や趣味部屋がほしい方に向いています。
ただし5LDKの場合、費用も多くかかるため、少しでも懸念点がある場合は納得するまで家族で話し合うことが重要です。
特に、将来どんな暮らしをしたいのかをイメージして、よく検討しましょう。
広い5LDKで快適に過ごそう!
5LDKの間取りについて、その特徴やメリットデメリット、そのほかたくさんのポイントを紹介してきました。
考えることがたくさんあると思った方もいるかもしれませんが、自分たちのライフスタイルにあった間取りを選ぶのが一番です。
実際にその部屋で長く住むイメージを大切にし、一緒に暮らす家族と検討してみてください。
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